神奈川県の中古マンション価格ランキング・ベスト5!
あなたのマンションの相場、値上がり率は?

2019年10月28日公開(2019年12月6日更新)
櫻井幸雄

櫻井幸雄(さくらい・ゆきお)氏:新築マンションに詳しい住宅ジャーナリスト。櫻井幸雄氏が新築マンションの最新の価格動向、人気物件について解説します。

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神奈川県で「最も高く売れるマンション」「最も値上がりしたマンション」はどこなのか。神奈川県の中古マンションの″売却価格″と″値上がり率″の高い順に作成した2つのランキング・ベスト100をもとに、全国のマンションに精通する住宅評論家の櫻井幸雄氏が解説。今回はそれぞれ上位5物件を紹介する。(執筆:住宅評論家・櫻井幸雄、データ提供:マンション情報サイト『マンションレビュー』

神奈川県で最も高額の中古マンションは
「ナビューレ横浜タワーレジデンス」

 現在、神奈川県の中古マンション市場で、最も高い値段で取引されているマンションランキング・ベスト100の上位5物件は以下の通りだ。

神奈川県の中古マンション「価格」ランキング・ベスト5

 神奈川県で、高値で売り出される中古マンションは、横浜駅の周辺と武蔵小杉駅の周辺に集中している。各種の住みたい街ランキングで上位に位置することが多くなった「横浜」だが、ここでいう「横浜」は横浜駅を中心に半径2㎞くらいの場所を指すのだそうだ。すると「みなとみらい21地区」も含まれる。

 神奈川県の中古マンションの価格ランキングで1位になった「ナビューレ横浜タワーレジデンス」(下のストリートビュー画像参照)も、そんな「みなとみらい21地区」の超高層タワーマンションだ。

 「ナビューレ横浜タワーレジデンス」は2005年に分譲され、約49m2〜111m2の1LDK〜4LDKが1850万円〜1億5570万円で分譲された。4000万円台で購入できる3LDKが多く、当時でも割安感があった。それ以上に住戸のつくりが良く、上質な高級感があった。その後、多くのマンションが住戸の仕様を真似たほどだ。

 そのため、ナビューレ横浜タワーレジデンスは爆発的な人気を集め、販売センターの駐車場の入庫待ちで、渋滞が生じた。その混乱ぶりは今でも目に焼き付いている。

 そのような超人気物件は中古になっても人気が衰えず、完成後10年以上経っても高値で取引されている。そして、なかなか売り物が出ないマンションでもある。

横浜市民なら分かる
「ブランズ横浜」の立地の良さ

 第2位の「ブランズ横浜」(下のストリートビュー画像参照)は、みなとみらい21地区よりも横浜駅に近い立地のマンション。みなとみらい21地区が海側だとすると、陸側に位置し、駅からは平坦なアクセスで徒歩6分となる。横浜駅周辺において「ブランズ横浜」の立地は「陸側」「平坦なアクセス」「駅近」という3つの点で、高く評価される。

 しかし、このマンションは売り出し当時は、決して"売れ行き良好"というわけではなかった。実際、2018年1月の完成なのだが、完成後も販売を継続していた。その立地のよさが理解されず、「駅から徒歩6分で便利。資産価値も高い」程度の価値しか認められなかったのだろう。

 横浜駅近くには、松ヶ丘や高島台という住宅地があるが、いずれも横浜駅からは上り坂となり、しかも駅から徒歩10分以上となる場所が多い。そのことを知っている横浜市民ならば「ブランズ横浜」の立地を高く評価できたはずだ。

 滅多にマンションが出ない場所だけに、見過ごす人が多かったのは残念である。完成した建物は非常に美しく、中古マンションになってからのほうが人気は高まっているのかもしれない。

 続く第3位の「ブランズタワーみなとみらい」と第4位の「ブルーハーバータワーみなとみらい」は、ほぼ同時期に販売が行われた超高層マンション。「みなとみらい21地区」には計画人口があり、計画人口を超えてマンションを建設できないことになっている。その最後期にあたるマンションが、この二つ。つまり、みなとみらい21地区で、マンション暮らしをしたかったら、この二つを買うしかない、という物件だった。

 その希少価値から、「ブランズタワーみなとみらい」と「ブルーハーバータワーみなとみらい」の新築分譲価格は従来の"みなとみらい相場"より高くなっていた。中古になっても、新築時価格の水準を守っているのだろう。

新築分譲時に価格の手ごろさで人気だった物件が
価格「上昇率」ランキングの上位に

 一方、新築分譲時の価格と比較した価格上昇率をみると、一般的には知名度の低いマンション名が並ぶ。が、不動産業界では有名なマンションばかりだ。

神奈川県の中古マンション「価格上昇率」ランキング・ベスト5

 神奈川県の中古マンションの価格上昇率をみると、圧倒的な値上がり幅を示しているのが「ラゾーナ川崎レジデンス」(下のストリートビュー画像参照)。川崎駅と大型商業施設「ラゾーナ川崎」に隣接する超高層マンションだ。

 以下、価格ランキングでも1位の「パークタワー横浜ステーションプレミア」「ナビューレ横浜タワーレジデンス」と続く。いずれも、新築分譲時は価格の手ごろさもあって、抽選に当たらないと買うことができなかった。なにしろ1LDKタイプであれば、3000万円を切る価格、2800万円というような価格で購入できたのだから、人気も当然だろう。

 結果、抽選倍率も高く、5倍、10倍が当たり前。買いたくても買えない人が多かったのである。それくらい安く売られたので、1.5倍以上に値上がりしているケースも出ているものと考えられる。

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あなたのマンションの最新価格を調べるには?
7つの「無料サービス」を比較!

 今回紹介した、中古マンションの「価格ランキング」「価格上昇率ランキング」は、集計を行った2019年9月時点のものだ。当然、その後も売り出し価格の相場は変化し続けている点、留意してほしい。

 もし、自分が所有するマンションの「現在の売却価格の相場」を知りたい場合は、「不動産一括査定サイト」という無料サービスを利用する手がある。

SUUMO(スーモ)売却査定
リクルートのSUUMO(スーモ)でも、無料で一括査定ができる

 売却価格を知りたいマンションの情報などを一度入力するだけで、複数社の不動産仲介会社から価格査定をしてもらうことができる。査定額を比較できるので、不動産の相場観が分かるのだ。

 ただし、「査定価格が高いから」という理由だけで、その不動産仲介会社を信用しないほうがいい。客をつかまえるために「あえて高値を提示している」ということもありえるからだ。(そうした不動産仲介会社の場合、売却を依頼した後に「なかなか売れません」などと言いながら、売り出し価格の値下げを勧めてくるだろう。)

「大手に頼んでおけば安心」という人も多いが、不動産業界は大手企業であっても、売主を無視した手数料稼ぎ(これを囲い込みという)に走りがちな企業がある。

 そういう意味でも、価格査定は複数社に依頼するのがおすすめだ。査定価格と見比べながら「価格の根拠」や「売却に向けたシナリオ」「対応は誠実かどうか」といったポイントをチェックするのがいいだろう。

 以下で主な「不動産一括査定サイト」を7つピックアップし、比較した。それぞれ特徴があるので、上手に活用してほしい。
【25サイト比較はこちら】>>不動産一括査定サイト&査定業者25社で比較! メリット・デメリット、掲載不動産会社、不動産の種類で評価しよう

■無料で価格査定してもらえる「不動産一括査定」7サイト徹底比較
◆SUUMO(スーモ)売却査定(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地
掲載する不動産会社数 約2000店舗 不動産一括査定サイト「SUUMO(スーモ)売却査定」の公式サイトはこちら
サービス開始 2009年
運営会社 株式会社リクルート住まいカンパニー(東証一部子会社)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 不動産サイトとして圧倒的な知名度を誇るSUUMO(スーモ)による、無料の一括査定サービス。主要大手不動産会社から、地元に強い不動産会社まで参加しており、査定額を比較できる。
SUUMO(スーモ)売却査定はこちら
◆HOME4U(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、ビル、アパート、店舗・事務所
掲載する不動産会社数 900社 不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら
サービス開始 2001年
運営会社 NTTデータ・スマートソーシング(東証一部子会社)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、日本初の一括査定サービスであり、運営会社はNTTデータグループで安心感がある点。弱点は、提携会社数がやや少なめであること。
HOME4U無料査定はこちら
◆イエウール(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
掲載する不動産会社数 1400社以上 不動産一括査定サイト「イエウール」の公式サイトはこちら
サービス開始 2014年
運営会社 Speee
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、掲載する会社数が多く、掲載企業の一覧も掲載しており、各社のアピールポイントなども見られる点。弱点は、サービスを開始してまだ日が浅い点。
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◆LIFULL HOME'S(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、倉庫・工場、投資用物件
掲載する不動産会社数 1692社(2018年8月)
サービス開始 2008年
運営会社 LIFULL(東証一部)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】強みは、匿名査定も可能で安心であるほか、日本最大級の不動産ポータルサイト「LIFULL HOME'S」が運営している点。弱点は大手の不動産仲介会社が多くはないこと。
LIFULL HOME'S無料査定はこちら
◆イエイ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
掲載する不動産会社数 1000社 不動産一括査定サイト「イエイ」の公式サイトはこちら
サービス開始 2007年
運営会社 セカイエ
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、サービス開始から10年以上という実績があるほか、対象となる不動産の種類も多い。「お断り代行」という他社にないサービスもある。弱点は、経営母体の規模が小さいこと。
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◆マンションナビ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション
掲載する不動産会社数 900社超、2500店舗 不動産一括査定サイト「マンションナビ」の公式サイトはこちら
サービス開始 2011年
運営会社 マンションリサーチ
紹介会社数 最大9社(売却・買取6社、賃貸3社)
【ポイント】 強みは、マンションに特化しており、マンション売却査定は6社まで、賃貸に出す場合の査定3社まで対応している点。弱点は、比較的サービス開始から日が浅く、取扱い物件がマンションしかない点。
マンションナビ無料査定はこちら
◆おうちダイレクト「プロフェッショナル売却」(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、一棟マンション、一棟アパート、店舗、事務所
掲載する不動産会社数 9社 おうちダイレクトの一括査定依頼サービス「プロフェッショナル売却」の公式サイトはこちら
サービス開始 2015年
運営会社 ヤフー株式会社、SREホールディングス株式会社(ともに東証一部子会社)
紹介会社数 最大9社
【ポイント】ヤフーとソニーグループが共同運営する一括査定サイト。不動産会社に売却を依頼後も、ヤフーとおうちダイレクトのネットワークを使い、購入希望者への周知をサポートしてくれる。
おうちダイレクトの一括査定依頼サービス「プロフェッショナル売却」はこちら
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