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2020年2月5日公開(2020年2月12日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

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住宅ローンの変動金利が0.38%まで低下! 新規借入、借り換えともに史上最低金利に

住宅ローンの金利引下げ合戦が激しさを増している。2月の金利更新時に、auじぶん銀行が変動金利(新規借入)を引き下げ、0.410%としただけでなく、金利引下げプログラムを併用すれば、新規借入としては史上最低の0.380%という超低金利を打ち出した。そこで、各銀行の金利やキャンペーンは本当にお得なのかを調べてみた。

変動金利(新規借入)もキャンペーン込みで0.380%

じぶん銀行は、金利引下げキャンペーンについて、2月から新規借入にも適用することにした。
auじぶん銀行は、「じぶんでんきセット金利引き下げ」と、「金利引下げキャンペーン」の併用を認めている

 1月から3月という住宅ローン需要期を迎えて、銀行・金融機関による金利の引き下げ、キャンペーン合戦が激しくなっている。

 2月の金利更新では、ネット銀行の「auじぶん銀行」が変動金利を引き下げた。1月から変動金利(借り換え)については、「金利引下げキャンペーン」と銘打って、金利を0.457%から0.410%に引き下げていたが、変動金利(新規借入)についても、金利を0.410%に引き下げた。

 今回の「金利引下げキャンペーン(3月末までに融資実行)」については、他の割引プログラム「じぶんでんきセット金利引き下げ(金利を0.03%引き下げ、じぶんでんきに加入が条件)」とも併用が可能だ。じぶんでんきを利用可能な住宅であれば、結果として0.380%という、史上最低金利となる。重ねていうが、新規借入も、借り換えも対象だ。

 なお、「金利引下げキャンペーン」の注意書きには「本キャンペーンと同一の取引を対象とする他のキャンペーンとの併用はできません」との記述がある。ただし、「じぶんでんきセット金利引き下げ」はキャンペーンではなく、恒常的な割引という解釈で、金利引下げキャンペーンと併用は可能だ。

住信SBIネット銀行もキャンペーン金利

 ここで、主要ネット銀行の変動金利と、キャンペーン内容を確認しておこう。

■主要銀行の変動金利(新規借入、2月3日現在)

・0.380%:auじぶん銀行(じぶんでんき+金利引下げキャンペーン、〜3/31)
・0.399%:ジャパンネット銀行
・0.415%:住信SBIネット銀行(キャンペーン金利、〜3/31)
・0.450%:新生銀行

■主要銀行の変動金利(借り換え、2月3日現在)

・0.380%:auじぶん銀行(じぶんでんき+借り換えキャンペーン、〜3/31)
・0.399%:ジャパンネット銀行
・0.415%:住信SBIネット銀行(キャンペーン金利、〜3/31)
・0.429%:りそな銀行
・0.450%:新生銀行イオン銀行(キャンペーン金利、〜4/9)
※表面金利が0.450%以下の主な住宅ローンのみ掲載。全て最優遇金利で、審査の結果によって金利が上がることもある。すべてネット契約商品の金利。18銀行500商品から調査。諸費用は全商品一緒で、手数料として借入額×2.2%。りそな銀行のみ、諸費用は借入額×2.2%+3.3万円。

 以上のように、キャンペーンが利用できれば、新規借入、借り換えともに、auじぶん銀行が最も有利な商品となる。ここに記載した住宅ローンは全て、手数料が借入額×2.2%で横並びなので、単純に金利だけを比較すれば有利な商品がわかる(りそな銀行み、借入額×2.2%+3.3万円と若干高い)。

最優遇金利が適用なら、総支払額で10万円お得

 ここで、各住宅ローンの総支払額を試算してみよう。新規借入のケースで、借入額3000万円、借入期間35年、手数料込み、変動金利は変わらないものとして試算してみた。あくまで審査で最優遇金利を得られた場合のシミュレーションだ。

・0.380%auじぶん銀行、総支払額3270万円
・0.399%:ジャパンネット銀行、総支払額3280万円
・0.415%:住信SBIネット銀行、総支払額3289万円
※じぶんでんきの金利割引は、電力契約の3カ月後から適用となるが、今回の試算では考慮していない

 この3商品は手数料が一緒なので、金利が低いほど総支払額も少なくなる。auじぶん銀行は、2位のジャパンネット銀行よりも総支払額で10万円お得だった。

 なお、auじぶん銀行で「じぶんでんきセット金利引き下げ」が使えない場合は、「金利割引きキャンペーン」だけの利用となり、金利は0.410%だ。ただし、auじぶん銀行は無料の団信が充実しており、死亡・高度障害保障に加えて、がん50%保障、全疾病保障(180日以上の継続入院で住宅ローンがゼロに)も付帯しているので、団信の充実を検討するのであれば、auじぶん銀行も選択肢となるだろう。

変動金利は、まだ下がる?

 住宅ローンの変動金利は、市場金利よりも銀行間の競争による引き上げ圧力が強いと言われている。例年、需要期である3月末まではキャンペーンなどにより低いが、その後は若干、金利引き上げとなる事が多い。新規借入、借り換え、ともに今がチャンスといえる。

 今回のauじぶん銀行の動きを受けて、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行などがどう動くのか注目される。

 なお、変動金利は将来、金利が上昇すると、毎月支払額が増加するので、余裕を持った返済を心がけたい。

【関連記事はこちら】>>住宅ローンの変動金利は、ついに0.3%台の競争に突入!

 
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※借入金額2500万円、借り入れ期間35年(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1
◆ジャパンネット銀行 <住宅ローン 全期間引下げプラン(自営業、市街化調整区域は不可)>
0.529%
0.399%
0円
借入額×2.2%
【ジャパンネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
ネット銀行のジャパンネット銀行は2019年7月末に住宅ローンの貸し出しをスタート。最大の特徴は、業界最低水準という低い金利で、特に「変動金利」「10年固定金利」に強みがある。オプションの団体信用生命保険も豊富に取りそろえる。
2
◆auじぶん銀行 <住宅ローン 全期間引下げプラン(新規借入)>
0.540%
全疾病+がん50%
0.410%
0円
借入額×2.2%
【auじぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。変動金利の競争力が高く、業界トップクラスの低金利となっている。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯。ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短即日回答、契約は最短10日とい短期間での契約が可能だ。
【関連記事】auじぶん銀行の住宅ローンの金利、手数料、ポイント、注意点は?
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2
◆SBIマネープラザ <ミスター住宅ローンREAL・通期引下げプラン(新規借入)>
0.540%
全疾病保障付き
0.410%
0円
借入額×2.2%
【SBIマネープラザの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ。支店において対面で相談できるので、初心者でも安心だ。変動金利が低い「ミスター住宅ローンREAL」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「ARUHIのフラット35」を取り扱っているので、2種類の住宅ローンを比較して申し込みできる。
【関連記事】SBIマネープラザの住宅ローンの金利、手数料、ポイント、注意点は?
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4
◆新生銀行 <住宅ローン 変動金利半年型タイプ・変動フォーカス(新規借入)>
0.581%
0.450%
0円
借入額×2.2%
【新生銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
2019年7月の商品改訂に伴い、金利を大きく引き下げた。「変動フォーカス」は他の商品と違って、手数料は借入金額×2.2%と高めだが、金利が低いため、競争力がある。過去に繰り上げ返済で期間短縮した場合、入院時などにその期間だけ元本返済を止められるサービスもある。
【関連記事】新生銀行の住宅ローンの金利、手数料、ポイント、注意点は?
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※実質金利は、借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。固定期間終了後は変動金利を選択(現在の水準が継続と仮定)。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要18銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の協力で作成。

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