テレビ番組のオファーが殺到する築48年のオンボロアパートの劇的大改造!
西調布ドローン大家さん第1回

2020年2月28日公開(2021年1月29日更新)
ザイ投資戦略メルマガ編集部

「780万円の激安で、自宅にも近い」という理由で、即買いした築47年のアパート。西調布駅から徒歩7分、と立地はいいものの、再建築不可で、空室のまま5年間放置されたボロボロ物件だった。そんな普通ならドン引きしてしまう築古オンボロ物件を890万円かけて大リフォーム。「王様のブランチ」など人気番組からオファー殺到の優良物件に大改造したのが、「西調布ドローン大家」さんだ。

ボロ物件を見事にリフォームし、ある仕掛けをしたことでテレビ番組の取材が殺到している西調布ドローン大家さん(記事の最後にプロフィールあり)

―――築48年の再建築不可とはいえ、西調布駅徒歩7分の駅近アパート(4戸)で780万円とは安いですね。どうやって見つけたんですか??

懇意にしている不動産屋の社長から連絡をもらいました。5年前には2500万円くらいで売りに出ていた物件だそうです。5年間、空室のまま放置され、1年前に980万円になり、それでも誰も手を出さず、780万円になったところで、私に連絡があったんです。「家の近くに激安物件が出てるよ」と。

―――レインズを見てすぐに連絡をくれるなんて、親切な不動産屋ですね。結構そこから買ってるんですか?

池袋のアパートや戸建、八王子の区分、杉並もアパートも購入していて常連ではありました。また年5、6回、菓子折りを送ったり海外のお土産を直接持参して「何か良い物件はありませんか?」と挨拶がてら聞いていました。そんなこともあって私のことを思い出してくれたのだと思います。

おかげでほかの不動産屋より早く物件に到着することができました。外観をぐるっと見て、特にクラック(ひび割れ)もなくきれいな状態でしたので、「これは買いだな」と。その後、室内を見て、誰も買いたがらない理由がすぐにわかりましたが。あまりの荒れように、みなさん事故物件だと思ったようです(笑)。

外観は築48年にしてはきれい
とても通常の損耗とは思えないお風呂場
フローリング部分も尋常ではない汚れ

―――確かにリフォーム前の写真を見ると、科捜研の沢口靖子が来てもおかしくないような惨状ですね(笑)。築48年にしては老朽が激しいような・・・

買ってからわかったんですが、2階のキッチンの水栓から水漏れし、壁と床が腐っていたんです。最初は最低限のリフォームで安く貸そうかと思っていたんですが、畳の部屋だったし、トイレは和式、風呂はバランス釜、その上、荒れ放題(笑)。いっそ全部取り換えようと、大規模リフォームをすることにしたんです。

和室はクロスタイルを敷いて洋室にし、押し入れもクローゼットに。洗濯機置き場も外だったんですが、室内に作り、防水パンを置きました。お風呂もユニットバスに取り換え、トイレも洋式にしてウオシュレットをつけました。キッチンはまだ使えたんですが、せっかくなので、ビルトインコンロのおしゃれなシステムキッチンに換えました。

築48年のボロ物件が見事にフルリフォームでよみがえった

―――しかも壁紙は濃いブルー。すごくシックでおしゃれですが、なかなか思い切れない色です。ドローン大家さんのアイデアですか?

大工さんのアイデアなんです。実は、リフォーム代を抑えるために、工事現場にきていた4人の大工さん、それぞれに、「好きなようにリフォームしていいですよ」とデザインごと託したんです。そのおかげでリフォームを担当する不動産会社への手数料や大工への管理費が浮き、50万円ほど安くなりました。最初に不動産会社から出された見積もり代は目玉が飛び出るほど高くって……。

少しでもリフォーム代を抑えようと、外壁や階段丸ごと、および2階の外廊下の手すりは自分でペンキを塗ったりしました。ガスはもともとプロパンでしたが、ガス供給会社を替えることでエアコンと給湯器代を浮かしたりしたんですが、それでもまだまだ予算オーバーだったので。大工さんが安い予算のなかでいろいろアイデアを出してくれたおかげで、最終的なリフォーム代は890万円に収まりました。不動産会社からは「本当に大工が勝手にやっていいのか」と何度も確認されましたよ。最後には「どんな部屋になっても、後で文句を言いません」と念書も取られました(笑)。

―――4人の大工さん、それぞれが自分の好みで部屋をリフォームしたってことですか?

はい。だから4部屋それぞれ内装が違うんです。この部屋は濃いブルーの壁紙ですが、この上の部屋はシンプルな白、その隣の部屋は壁紙も床もグレーです。濃いブルーの部屋は30代女性の大工さんのアイデアですが、若い方に一番人気です。予算を抑えるために床もフロアタイルにしたんですが、その柄を選んだのも大工さんです。濃いブルーに大柄の木目調の床、このセンスは私では思いつかないので、任せてよかったと思っています。

壁紙をシンプルに白でまとめて、床はフローニングにした部屋
全体的にグレーでまとめたオシャレな部屋
入口扉の左にある靴箱も部屋ごとに違うものに

―――よく見たら、靴箱も各部屋違うんですね。これも大工さんのアイデアですか?

はい。靴箱を選んだのも大工さんです。濃いブルーの部屋を担当した女性の大工さんは白い収納式の靴箱を選び、グレーの部屋を担当した男性の若い大工さんはあえて靴箱を置かず、壁に取り付けた棚に靴を置くようなつくりに。いわゆる「見せる収納」ですね。若い人の考えはおしゃれで斬新だなあと感心しました。

――― 「一部屋ごとに内装が違うアパート」。なるほど!これがテレビ番組から取材が殺到する理由ですか。

いえ、実は違うんです。このアパートには、もう一つ大きな特徴がありまして。それは・・・・・・次回に続く。

(取材・文/タカチホ  撮影/和田佳久)

西調布ドローン大家プロフィール
大手電機メーカー在職中の1991年から物件を購入し、現在、国内に区分4戸、アパート4棟 、ビル1棟、戸建1戸を所有する大家に。ほかに太陽光発電やホテル分譲、海外のコンドミニアム、土地、駐車場など様々な投資をしており、家賃収入は年間約2300万円。現在は大家業のかたわら、海外を飛び回り、ドローンで風景や人物の撮影をしている。

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