小田急小田原線で住むべき駅ランキング・ベスト5!
登戸が上昇率17%でトップ!都心アクセス重視の参宮橋、代々木上原が人気

2020年5月30日公開(2020年5月28日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

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小田急小田原線でマンションを買うべき駅はどこ? こんな疑問に答えるために、資産価値が高い駅のランキングを作成した。マンション価格の騰落率と賃料を含めた総合利回りなどをもとに、魅力ある駅を探し出したので、マンション購入時の参考にしてほしい。(データ提供:マンション情報サイト「マンションレビュー」

都心から、都内・神奈川の主要住宅街を結ぶ
安定した人気の小田急小田原線

小田急小田原線
小田急小田原線(出所:PIXTA)

 小田急小田原線は、小田急電鉄が運営する、東京都内の新宿駅から神奈川県小田原市の小田原駅までの47駅、82.5kmを結ぶ鉄道路線である。新宿から小田原を経由し、箱根湯本まで1時間30分で行ける特急ロマンスカーが運行していることから、小田原・箱根方面への観光路線としてのイメージも強い。

 小田急小田原線は1927年に全線が開通。その後は、沿線各地における開発により、非常に混雑する路線として知られることになった。1960年には、最も混雑する区間(世田谷代田駅~下北沢駅)のラッシュ時平均混雑率は235%に上昇した。このため、複々線化や、ラッシュ時の運転本数の増加をはかり、2017年の平均混雑率は151%まで軽減した。(参照:神奈川県交通関係資料集 平成30年度版

 小田急小田原線には、新都心・新宿や、サブカルチャーの聖地として若者が集う下北沢、都内有数の高級住宅街である成城学園前・代々木上原といった、都市部の駅が揃う。

 そのほか、百合ヶ丘、町田といった大規模住宅街や、相模原市南部でマンション激戦区といわれる相模大野、横浜・東京のベッドタウンとして安定した人気を誇る座間・海老名・厚木・伊勢原・秦野など、主要な住宅街の最寄り駅がいくつもあるのが特徴だ。

 また、代々木上原駅にて東京メトロ千代田線へ乗り換えると、原宿、赤坂、大手町などの都心部にアクセスできることから、利便性は申し分ないといえるだろう。

上昇率が高いのは、登戸、代々木上原、豪徳寺

 まずは、小田急小田原線の中古マンション価格の騰落率(マンションの値上がり、値下がり率)ランキングを見てみよう。なお、中古マンションの取引が多かった駅に絞っているので、小田急小田原線の場合は新宿~相模大野をランキングの対象としている。

 小田急小田原線における中古マンション価格の上昇率は登戸駅(神奈川県川崎市多摩区)が頭抜けているが、代々木上原駅、豪徳寺駅など都内で、かつ他路線に乗り換え可能な駅が上位に多い。

中古マンション騰落率 小田原線

※「騰落率」は、2008年、2009年、2010年築のマンションについて、新築時分譲価格に対して、直近の中古マンション売り出し価格の騰落率を計算したもの(小数点第1位以下は四捨五入)。駅から徒歩15分以内の物件が対象で、ネット上の公開情報を元にマンション情報サイト「マンションレビュー」が調査した。「ー」は対象データなし。データは2019年9月時点。

騰落率トップは登戸駅で、17%の上昇!

 上昇率1位は+17%の登戸駅。住所は神奈川県川崎市多摩区登戸で、新宿駅へは17駅、乗車時間は快速急行利用で約20分。小田急小田原線のほか、JR南武線が乗り入れている。

登戸駅 駅表示
駅前周辺の区画整理が進む、登戸駅が人気に

(出所:PIXTA)

 2018年度の1日平均乗降人員は16万7,383人と多く(参照:小田急電鉄ホームページ)、年々微増傾向だ。駅前は「登戸土地区画整理事業」として区画整理が進んでいる

 登戸駅の周辺は、住宅街にかけて道路に沿ってマンションが整然と並び、戸建て住宅も多い。ファミリー層が多く、自治体住民主導による積極的な防犯活動で治安も安定している。

 駅周辺には藤子・F・不二雄ミュージアムがあり、北に進むと多摩川の緑豊かな河川敷が広がる。徒歩10分ほどで着く、隣駅の向ケ丘遊園駅周辺も含めると、かわさき宙(そら)と緑の科学館、川崎市岡本太郎美術館などの観光施設が点在している地域だ。ちなみに、向ケ丘遊園駅も+4%の上昇で、騰落率4位の人気エリアとなっている。

 登戸駅周辺のフラッグシップマンションとしては、
クリオ登戸新町(70㎡換算で5,484万円、登戸駅徒歩4分)
ミオカステーロ登戸(70㎡換算で3,917万円、登戸駅徒歩8分)
藤和シティホームズ登戸2(70㎡換算で3,896万円、登戸駅徒歩7分)
 などが挙げられる。

総合利回りも、都心部の駅が上位を占める

 次に小田急小田原線各駅の中古マンションの「総合利回り」を見ていこう。

 総合利回りは、10年間での騰落率だけでなく、現在の賃料利回りも加味している指標で、投資利回りでもある。総合利回りが高いということは、賃料が安定しており、自分で住む人だけでなく投資家も注目する根強い人気がある駅だ。資産価値が高く、値崩れしにくい傾向があるとみていいだろう。

 総合利回りの上位には、順位は若干異なるが、中古マンションの価格騰落率と同様、登戸と向ヶ丘遊園を除いては都内の主要住宅街が並んでおり、ここでも都心への乗車時間が短く、乗り入れなどの利便性の高い駅が上位を占めている。

中古マンション総合利回り 小田原線

※「賃料利回り」は、同じ広さのマンションを借りた場合の利回りを試算。「総合利回り」は、約10年前に購入し、現在の相場で売却し、さらにその間の周辺家賃相場の収入があったとして、実質利回り(年利、投資利回り)を試算したもの(小数点第2位以下は四捨五入)。駅から徒歩15分以内の物件が対象で、ネット上の公開情報を元にマンション情報サイト「マンションレビュー」が調査した。データは2019年9月時点。

各駅停車駅だが、都心までのアクセスが超便利な参宮橋駅が人気

 各駅停車駅でありながら、利回り6.0%と目立った動きを見せたのが参宮橋駅。東京都渋谷区代々木4丁目に位置する。急行停車駅ではないが新宿駅まで2駅、約5分で着く。2018年の1日平均乗降人員は15,423人(参照:小田急電鉄ホームページ)。

 参宮橋駅は1927年の開業。初詣の時期には、明治神宮への参拝客向けに臨時改札が設置される。駅周辺は起伏に富んだ地形で、高台に戸建てを中心とした住宅街が形成されている。また、明治神宮や代々木公園に隣接しており、閑静で緑が多く景観にすぐれたエリアである。駅前には商店街があり飲食店や小規模なスーパーが点在している。

 参宮橋のマンション平均価格(70㎡、築10年程度)は8,000万円近くだが、新宿駅まで電車で約5分、また、JR代々木駅、小田急線南新宿駅、京王線初台駅まで徒歩で10分前後といった利便性のよさが人気の高さに結びついているのであろう。

 参宮橋駅周辺のフラッグシップマンションとしては、
レフィール参宮橋ヒルズ(70㎡換算で8,110万円、参宮橋駅徒歩3分)
プラネスーペリア代々木参宮橋(70㎡換算で7,919万円、参宮橋駅徒歩4分)
プレシス代々木公園(70㎡換算で7,898万円、参宮橋駅徒歩7分)
 などが挙げられる。

 気になる駅はあっただろうか。マンションを購入する際の参考にしてほしい。

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