福岡県の中古マンション価格ランキング・ベスト5!
マンションの相場、最も高く売れる物件は?

2020年10月2日公開(2020年9月29日更新)
櫻井幸雄

櫻井幸雄(さくらい・ゆきお)氏:新築マンションに詳しい住宅ジャーナリスト。櫻井幸雄氏が新築マンションの最新の価格動向、人気物件について解説します。

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福岡県で「最も高く売れるマンション」はどこなのか。福岡県の中古マンションの″売却価格″の高い順に作成したランキング・ベスト100をもとに、全国のマンションに精通する住宅評論家の櫻井幸雄氏が解説。今回は上位5物件を紹介する。(執筆:住宅評論家・櫻井幸雄、データ提供:マンション情報サイト『マンションレビュー』

大濠公園、赤坂、浄水通りなど、一等地の中古マンションが高騰する・福岡県

 現在、福岡県の中古マンション市場で、最も高い値段で取引されているマンションランキング・ベスト100の上位5物件は以下の通りだ。

福岡県の中古マンション
「価格」ランキング・ベスト5

 福岡県でマンション分譲が行われるとき、「値段が高くても人気物件となる場所」、つまり一等地と目される場所はいくつかに限定される。

 まず、大濠公園の周辺。そして、天神の中心エリアに位置する赤坂や大名、そして、大濠公園と天神の中間に位置する浄水通りエリア。浄水通りに近い西鉄天神大牟田線の薬院駅周辺や平尾駅周辺、そして大濠公園や浄水通りの外側に位置する西新や藤崎も近年は高級住宅ゾーンの仲間入りをしている。

 そのことを示すように、福岡の中古マンションで坪単価の高いマンションをリストアップすると、大濠、赤坂、浄水、薬院、西新という地名が付いた物件が並ぶ。

 同時に、福岡で高級マンションを分譲する不動産会社の社名も限られている。

 まず、「グランドメゾン」ブランドを展開する積水ハウス、「パークコート」や「パークホームズ」を展開する三井不動産レジデンシャル、「ザ・パークハウス(2011年以前はパークハウス)」を分譲する三菱地所レジデンス。そして、九州旅客鉄道(略称JR九州)、大和ハウス工業も積極的に新築マンションを展開している。

 このほか、地元の不動産会社である福岡地所も、以前は高級マンションを数多く展開していた。が、今はマンション分譲が途切れている。

福岡県の中古マンション価格ランキング1位は
希少な土地に建つ「パークコート大濠」

 今回、中古マンションとして最も高い価格を記録したのは、三井不動産(現・三井不動産レジデンシャル)の「パークコート大濠」(下のストリートビュー画像参照)。2002年に竣工した全35戸の小規模マンションだ。

 その建設地は、大濠公園の西側で、在福岡米国領事館の並び。この「在福岡米国領事館の並び」というのが、「大濠のなかの大濠」とされる場所。一等地の中の一等地だ。該当する場所の面積は小さく、新築分譲マンションが出ることはめったにない。この希少性から、「パークコート大濠」は約20年前の物件でも別格扱いされ、高価格で取引されているものと考えられる。

 2位の「パークホームズ大濠二丁目」も、大濠アドレス。残念ながら、大濠公園に面した在福岡米国領事館の並びではない。それでも在福岡米国領事館に近い場所なのが、高評価の理由だろう。

 3位の「MJR赤坂タワー」(下のストリートビュー画像参照)と4位の「グランドメゾン赤坂門」、6位の「プレミスト天神赤坂タワー」は、いずれも福岡市中央区の赤坂とそれに隣接する大名エリアのマンションだ。

 赤坂・大名は福岡駅の西側で、中洲とは反対側に位置する。近年、天神と呼ばれる場所は拡大しており、赤坂・大名も天神の一画と考えてよい。

 近年、天神のなかでも赤坂と大名エリアは活気が増している。福岡市営地下鉄赤坂駅が利用しやすい場所で、赤坂駅からは天神駅、博多駅、福岡空港駅に直結しており、フットワークがよい。

 そして、エリア内には「けやき通り」と呼ばれる場所がある。「けやき通り」は、最先端のブティックやレストランが集まる場所。そして、魅力ある場所である。

 東京、大阪よりも先に上陸する海外のショップ、レストランもあり、九州随一の高感度ゾーンといえる。ケヤキの並木は東京の表参道に似た風情があり、刺激を受けるし、心が弾む思いがする。住みたいと思う人が多く、マンション価格が高騰するのも当然だろう。

 思い返してみると、「けやき通り」に集まる人が増えはじめたのは平成に入ったあたりから。中央区に福岡ドームができ、香椎浜にはネクサスワールド(国内外の建築家が競作した集合団地)ができた頃で、そのあたりから福岡は一段と大都市の趣を強めるようになった。

 さらに、九州新幹線が開業した2011年以降、熊本や鹿児島から日帰りで福岡に遊びに来る人が増えて、福岡の活気はさらに増し、マンション価格の上昇が止まらなくなった。

 大都市・福岡の最先端ゾーンとして「勢い」が感じられる場所、それが天神であり、けやき坂のある大名・赤坂エリアである。

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あなたのマンションの最新価格を調べるには?
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 今回紹介した、中古マンションの「価格ランキング」「価格上昇率ランキング」は、集計を行った2019年9月時点のものだ。当然、その後も売り出し価格の相場は変化し続けている点、留意してほしい。

 もし、自分が所有するマンションの「現在の売却価格の相場」を知りたい場合は、「不動産一括査定サイト」という無料サービスを利用する手がある。

SUUMO(スーモ)売却査定
リクルートのSUUMO(スーモ)でも、無料で一括査定ができる

 売却価格を知りたいマンションの情報などを一度入力するだけで、複数社の不動産仲介会社から価格査定をしてもらうことができる。査定額を比較できるので、不動産の相場観が分かるのだ。

 ただし、「査定価格が高いから」という理由だけで、その不動産仲介会社を信用しないほうがいい。客をつかまえるために「あえて高値を提示している」ということもありえるからだ。(そうした不動産仲介会社の場合、売却を依頼した後に「なかなか売れません」などと言いながら、売り出し価格の値下げを勧めてくるだろう。)

「大手に頼んでおけば安心」という人も多いが、不動産業界は大手企業であっても、売主を無視した手数料稼ぎ(これを囲い込みという)に走りがちな企業がある。

 そういう意味でも、価格査定は複数社に依頼するのがおすすめだ。査定価格と見比べながら「価格の根拠」や「売却に向けたシナリオ」「対応は誠実かどうか」といったポイントをチェックするのがいいだろう。

 以下で主な「不動産一括査定サイト」を7つピックアップし、比較した。それぞれ特徴があるので、上手に活用してほしい。
【25サイト比較はこちら】>>不動産一括査定サイト&査定業者25社で比較! メリット・デメリット、掲載不動産会社、不動産の種類で評価しよう

■無料で価格査定してもらえる「不動産一括査定」7サイト徹底比較
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対応物件の種類 マンション、戸建て、土地
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サービス開始 2009年
運営会社 株式会社リクルート住まいカンパニー(東証一部子会社)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 不動産サイトとして圧倒的な知名度を誇るSUUMO(スーモ)による、無料の一括査定サービス。主要大手不動産会社から、地元に強い不動産会社まで参加しており、査定額を比較できる。
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◆HOME4U(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、ビル、アパート、店舗・事務所
掲載する不動産会社数 1500社 不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら
サービス開始 2001年
運営会社 NTTデータ・スマートソーシング(東証一部子会社)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、日本初の一括査定サービスであり、運営会社はNTTデータグループで安心感がある点提携会社数は競合サイトと比較するとトップではないが、厳選されている。
HOME4U無料査定はこちら
◆イエウール(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
掲載する不動産会社数 1600社以上 不動産一括査定サイト「イエウール」の公式サイトはこちら
サービス開始 2014年
運営会社 Speee
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、掲載する会社数が多く、掲載企業の一覧も掲載しており、各社のアピールポイントなども見られる点。弱点は、サービスを開始してまだ日が浅い点。
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◆LIFULL HOME'S(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、倉庫・工場、投資用物件
掲載する不動産会社数 1789社(2019年12月)
サービス開始 2008年
運営会社 LIFULL(東証一部)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】強みは、匿名査定も可能で安心であるほか、日本最大級の不動産ポータルサイト「LIFULL HOME'S」が運営している点。弱点は大手の不動産仲介会社が多くはないこと。
LIFULL HOME'S無料査定はこちら
◆イエイ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
掲載する不動産会社数 1000社 不動産一括査定サイト「イエイ」の公式サイトはこちら
サービス開始 2007年
運営会社 セカイエ
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、サービス開始から10年以上という実績があるほか、対象となる不動産の種類も多い。「お断り代行」という他社にないサービスもある。弱点は、経営母体の規模が小さいこと。
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◆マンションナビ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション
掲載する不動産会社数 900社超、2500店舗 不動産一括査定サイト「マンションナビ」の公式サイトはこちら
サービス開始 2011年
運営会社 マンションリサーチ
紹介会社数 最大9社(売却・買取6社、賃貸3社)
【ポイント】 強みは、マンションに特化しており、マンション売却査定は6社まで、賃貸に出す場合の査定3社まで対応している点。弱点は、比較的サービス開始から日が浅く、取扱い物件がマンションしかない点。
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◆おうちダイレクト「プロフェッショナル売却」(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、一棟マンション、一棟アパート、店舗、事務所
掲載する不動産会社数 9社 おうちダイレクトの一括査定依頼サービス「プロフェッショナル売却」の公式サイトはこちら
サービス開始 2015年
運営会社 ヤフー株式会社、SREホールディングス株式会社(ともに東証一部子会社)
紹介会社数 最大9社
【ポイント】ヤフーとソニーグループが共同運営する一括査定サイト。不動産会社に売却を依頼後も、ヤフーとおうちダイレクトのネットワークを使い、購入希望者への周知をサポートしてくれる。
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