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沖縄県の中古マンション価格ランキング・ベスト5!
マンションの相場、最も高く売れる物件は?

2020年11月6日公開(2020年11月2日更新)
櫻井幸雄

櫻井幸雄(さくらい・ゆきお)氏:新築マンションに詳しい住宅ジャーナリスト。櫻井幸雄氏が新築マンションの最新の価格動向、人気物件について解説します。

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沖縄県で「最も高く売れるマンション」はどこなのか。沖縄県の中古マンションの″売却価格″の高い順に作成したランキング・ベスト100をもとに、全国のマンションに精通する住宅評論家の櫻井幸雄氏が解説。今回は上位5物件を紹介する。(執筆:住宅評論家・櫻井幸雄、データ提供:マンション情報サイト『マンションレビュー』

2011年以降、セカンドハウス需要の高まりで
マンション価格の上昇が著しい

 まずは、沖縄県の中古マンションで、売却価格が高い上位10物件を見てほしい。

沖縄県の中古マンション
「価格」ランキング・ベスト5

 沖縄では、2011年以降、マンション価格が大きく上昇し始めた。きっかけは、2011年3月11日に起きた東日本大震災。その当時、地震の怖さ、津波の怖さを改めて知り、地震が少ない場所への移住を考えた人たちがいた。

 地震が少なくて、安心できる場所のひとつが沖縄。同時に原子力発電所がないし、花粉症もない……3つの心配がないことで、沖縄の注目度が上がった。

 この動きに刺激されて、沖縄にセカンドハウスを求める動きも生じた。沖縄に移住まではしないが、気軽に沖縄生活を楽しむことができるようにしたい……これらの動きで、沖縄の分譲マンション価格は大きく上がることになった。

 ウチナンチュと呼ばれる地元在住者の需要だけであれば、沖縄の不動産価格は値上がりにくい。

 毎年内閣府が発表している「県民経済計算」によると、沖縄県の「1人当たり県民所得」は、2019年まで28年連続で全国最下位。2019年でみると、1位の東京が534万8000円であるのに対し、沖縄は227万3000円という水準。それでも、物価や地価が抑えられているので、生活は東京よりも楽かもしれない。

 沖縄は、年収水準が低くても、マイホームを安く購入できる場所だった。ところが、マンション価格の上昇が起きたことで、ウチナンチュのマンション購入、特に那覇中心部のマンション購入がむずかしくなった。

 しかし、東京、大阪から「沖縄にセカンドハウスを持ちたい」と考えてやってくる人たちの感覚は違う。沖縄で「3LDKが3000万円」だと高額マンションと考えられるが、東京、大阪の人間からしたら「安いねえ」となる。

 沖縄の人が「高い」と判定するマンションが次から次に売れてしまい、新築マンション価格が上がり続けたのである。

那覇のフラッグシップマンションといえば
「リュークスタワー」

 沖縄のマンションで、セカンドハウス需要=つまり、東京や大阪からの購入者が盛んに購入したので、価格が上がった場所は、那覇の中心エリア。その中でも、「リュークスタワー」(上の表ではランク外の6位)は、価格が上がったマンションの象徴となった。

 「リュークスタワー」(下のストリートビュー画像参照)は2012年から分譲が始まった、30階建て2棟で構成される超高層マンションだ。2棟で全674戸の規模となり、先行して販売されたWEST棟337戸はほぼ1年で販売終了。「沖縄でこれだけの戸数規模なら、販売終了まで4年はかかる」「いや、7年がかりだ」といわれた大規模が、2棟ともあっという間に販売終了となった。

 建設地は、那覇新都心のエリア内「おもろまち一丁目」だ。

 沖縄でセカンドハウスを持つなら、市街地から離れた海のきれいな場所がよい、と思うかもしれない。しかし、何度も沖縄に旅行するリピーターであれば、市街地から離れた場所は生活のしにくさもあることを知っている。

 ホテル内だけで生活する分には問題ない。が、セカンドハウスで暮らし、日々の買い物や銀行に行くことなどを考えれば、「市街地に近い方が便利」ということになる。

 その点、那覇のおもろまちは、日本銀行やNHKなどが沖縄の拠点を置く場所で、那覇空港からも近い。東京と同様の買物ができる大型スーパーマーケット「サンエー那覇メインプレイス」があり、学区の小学校として東京、大阪からの転勤族が子どもを通わせる那覇市立泊小学校がある。現実的に生活しやすい要素が多く、転勤族に貸すことで、賃貸運用もしやすい……それが、「リュークスタワー」の立地評価だった。

 そして、「リュークスタワー」には、ウチナンチュも憧れるつくりのよさがある。窓のサッシは風速約90mにも耐え、雨漏りの心配もまずないオリジナル製品。おもろまちのある新街区は、電線の地中化が行われているので、台風のときも停電の心配が少ない。

 徹底した台風対策が羨望の的となったわけだ。

 キッチンにはディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)が備えられ、24時間ゴミ出しもOK。これはいつでもゴミを処理して出かけられることを意味し、セカンドハウス利用者にうれしい工夫となる。さらに、1カ月約1万円で利用できる「空室管理」サービスもある。

 那覇中心地のマンションを拠点に、マリンスポーツやゴルフ、サイクリングを楽しむ……そんな生活を夢見る人たちにとって、「リュークスタワー」は使い勝手のいいマンションになっているわけだ。

 ちなみに、新築分譲時の価格は、2LDKが2800万円台から、80㎡を超える3LDKが3100万円台からの設定で、今から考えると安かった。値上がりするのも当然だろう。

沖縄県の中古マンション価格ランキング上位は
人気エリアの小規模マンションが席捲

 「リュークスタワー」は、地元で文句なしのナンバーワン・マンションである。しかし、今回の調査では、坪単価の高さで「リュークスタワー」を凌いだマンションが5つあった。1位から4位までは、総戸数が100戸未満の小規模マンションばかりだ。

 第1位の「シャールレーク首里城公園」(下のストリートビュー画像参照)は、首里エリアに建つ全80戸のマンション。那覇中心部の高台に位置する首里エリアは、もともと那覇を代表する高級住宅ゾーンである。憧れの住宅エリアで、2017年に完成したばかりの築浅マンションであるために、高額で売りに出されているものと考えられる。

 2位の「レーヴグランディ松山」(下のストリートビュー画像参照)は、飲食店が集まる松山エリアのマンション。国際通りにも近く、夜が楽しい場所のマンションだ。こちらも2018年の完成と新しいマンションであり、コンパクトな間取りが多いために、坪単価が高くなったのだろう。

 3位の「コートヴィレッジアラハ・オン ザ・ビーチ」(下のストリートビュー画像参照)は、那覇ではなく、北谷(ちゃたん)のマンション。那覇空港から車で30分程度の場所で、那覇から名護に向かうときの中間点に位置する。

 北谷には大型商業施設の「アメリカンビレッジ」があるので、賑わいがある。そのことを勘案しても、坪単価247万円というのは驚くべき金額だ。そこまで人気が上がっている、ということだろうか。

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 今回紹介した、中古マンションの「価格ランキング」「価格上昇率ランキング」は、集計を行った2019年9月時点のものだ。当然、その後も売り出し価格の相場は変化し続けている点、留意してほしい。

 もし、自分が所有するマンションの「現在の売却価格の相場」を知りたい場合は、「不動産一括査定サイト」という無料サービスを利用する手がある。

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【25サイト比較はこちら】>>不動産一括査定サイト&査定業者25社で比較! メリット・デメリット、掲載不動産会社、不動産の種類で評価しよう

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運営会社 株式会社リクルート住まいカンパニー(東証一部子会社)
紹介会社数 最大6社
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対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、ビル、アパート、店舗・事務所
掲載する不動産会社数 1500社 不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら
サービス開始 2001年
運営会社 NTTデータ・スマートソーシング(東証一部子会社)
紹介会社数 最大6社
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対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
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サービス開始 2014年
運営会社 Speee
紹介会社数 最大6社
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対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、倉庫・工場、投資用物件
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サービス開始 2008年
運営会社 LIFULL(東証一部)
紹介会社数 最大6社
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対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
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サービス開始 2007年
運営会社 セカイエ
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、サービス開始から10年以上という実績があるほか、対象となる不動産の種類も多い。「お断り代行」という他社にないサービスもある。弱点は、経営母体の規模が小さいこと。
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サービス開始 2011年
運営会社 マンションリサーチ
紹介会社数 最大9社(売却・買取6社、賃貸3社)
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対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、一棟マンション、一棟アパート、店舗、事務所
掲載する不動産会社数 9社 おうちダイレクトの一括査定依頼サービス「プロフェッショナル売却」の公式サイトはこちら
サービス開始 2015年
運営会社 ヤフー株式会社、SREホールディングス株式会社(ともに東証一部子会社)
紹介会社数 最大9社
【ポイント】ヤフーとソニーグループが共同運営する一括査定サイト。不動産会社に売却を依頼後も、ヤフーとおうちダイレクトのネットワークを使い、購入希望者への周知をサポートしてくれる。
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