2023年7月の住宅ローン金利(132銀行・1000商品)を実質金利ランキングで比較

2023年7月4日公開(2023年7月4日更新)
淡河範明:住宅ローンアドバイザー

2023年7月の住宅ローンの金利推移・相場(132銀行、1000商品)を解説しましょう。住宅ローンの変動金利の相場は、史上最低金利を維持。10年固定と35年固定は多くの金融機関が金利を引き下げました。フラット35は1.730%と、金利を引き下げています。では、各金利タイプの特徴と推移、選び方も合わせて紹介します(住宅ローンアドバイザー 淡河範明)。

変動金利は、auじぶん銀行が独走

 諸費用などを加味した「実質金利」ベースで、本当に割安な住宅ローンを見ていきましょう(表面金利が低くても、諸費用が高ければ意味がありません。両者を合計したのが実質金利です)。

 2023年7月の「変動金利(新規借入)」は、調査した主要14行の住宅ローン金利について、1行が金利を引き下げ、金利を引き上げた銀行はありませんでした。

 変動金利は、4月以降にいくつかの銀行が金利を大幅に引き下げており、市場最低水準を更新しています。なお、auじぶん銀行は2年10カ月間連続で首位を維持しました。

住宅ローン変動金利ランキング

※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。auじぶん銀行は、2023/7/1現在の金利にau金利優遇割を適用した金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となる。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定。au金利優遇割は、au回線とじぶんでんきをセットで契約された場合に適用されるプラン。審査によっては、割引が適用されない場合がある。金利はすべて年率で表示

 変動金利は、もっとも利用者が多く、金利競争の主戦場となっています。年度が変わってから各銀行とも金利を引き下げるという、大きな動きが見られます。

 以下は変動金利の上位銀行の金利の推移です。

・auじぶん銀行 0.219%(前月比±0.000%)全期間引下げプラン、au金利優遇割
・PayPay銀行 0.319%(前月比▲0.061%)変動金利 引き下げキャンペーン
・住信SBIネット銀行 0.320%(前月比±0.000%)通期引き下げプラン
・SBIマネープラザ 0.320%(前月比±0.000%)変動フォーカス、対面専用
・三菱UFJ銀行 0.345%(前月比±0.000%)住宅ローン(事務手数料型)
・三菱UFJ信託銀行 0.345%(前月比±0.000%)ネット住宅ローン・三菱UFJ信託銀行専用

 実質金利の低さにおいては、auじぶん銀行が独走状態です。表面金利についても。新規借入が0.219%※、借り換えを0.196%※となっており、他の追随を許しません。さらに、7月には、無料の団信を拡充。がん50%保障に加えて、4疾病(性心筋梗塞、脳卒中、肝疾患、腎疾患)50%保障も無料で付帯するようになりました。所定の状態となった場合に、住宅ローン残高が50%になるもので、無料の団信ではトップクラスの充実度です。※2023年7月現在の金利にau金利優遇割を適用した金利であり、実際の借入日の金利により変動する。

 住信SBIネット銀行は、4月に商品を刷新し、団信も拡充。金利も引き下げました。

 PayPay銀行は6月に新規借入・借り換えともに「変動金利引き下げキャンペーン」を開始。そのため、新規借入では2位、借り換えでは3位と順位を大きく伸ばしました。このキャンペーンは、どちらも8月までの申し込み者が対象となっているのには注意が必要です。

 メガバンクについては、みずほ銀行が5月の経営計画説明会で、住宅ローンの新規貸し出しの絞り込む方針を明らかにしています。それを受けてなのか、6月初めには三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行が大幅に金利を引き下げ、0.345%としたことで、大手銀行の半数以上が0.3%台にひしめき合う状況になっています。

 さて、日本銀行の金融政策が7月の政策決定会合で、YCCの一部解除を予想する向きもあるようですが、1年程度大きな動きがないとみている市場関係者のほうが多いようです。従って、当面は変動金利が上がるようなことはなさそうです。

主要地銀等の表面金利ランキング(変動金利、新規借入)※主要銀行除く、2023年7月

0.325 % 中国銀行
0.375 % 埼玉りそな銀行
0.395 % みなと銀行、JAバンク埼玉、紀陽銀行
0.400 % 横浜銀行
0.445 % 関西みらい銀行
0.455 % 広島銀行
0.470 % きらぼし銀行、北九州銀行
0.475 % 西日本シティ銀行、肥後銀行、南都銀行
0.500 % 九州ろうきん、山陰合同銀行、静岡銀行
0.518 % 愛媛銀行
0.525 % 滋賀銀行
0.550 % 西京銀行
0.555 % もみじ銀行
0.575 % 十六銀行、池田泉州銀行
0.590 % 福島銀行
0.600 % 筑波銀行、大東銀行

10年固定金利は、多くの銀行が引き下げ

 2023年7月の「10年固定金利(新規借入)」は、調査した主要13行の住宅ローン金利について、3行が金利を引き上げ、7行が金利を引き下げました。

住宅ローン10年固定金利ランキング

 銀行は「10年固定金利」を、固定金利選択型の中核に据えていることが多く、激戦区となっています。

 7月は、ほとんどの銀行が10年固定金利を引き下げました。なお、6月に大きく金利を引き下げていた三菱UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行が、ランキング上位に食い込んでいます。

 今年の3月までは、10年固定は1%を超える金利設定となっていましたが、現在は多くの銀行が1%を切る金利を設定してきました。金利は低下局面にあるような印象です。

 以下は上位銀行の金利の推移です。

・みずほ銀行 1.150%(前月比▲0.050%)全期間重視プラン
・三菱UFJ銀行 0.690%(前月比+0.010%)住宅ローン
・三菱UFJ信託銀行 0.690%(前月比+0.010%)固定10年プレミアム
・SBI新生銀行 1.050%(前月比±0.000%)当初固定金利タイプ、頭金10%以上、割引プログラム
・ソニー銀行 1.195%(前月比±0.000%)住宅ローン、頭金10%以上

 「新規借入ランキング」では、約2年間トップを維持していたみずほ銀行は、一時、金利を引き上げ、2位へと転落しましたが、6月には実質金利で1位に返り咲きました。さらに、大幅に金利を引き下げた三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行が、2位のSBI新生銀行を抑え、2位となっています。

 一方、「借り換えランキング」は、長い間りそな銀行とみずほ銀行が低金利を争っている状態が続いていましたが、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行が大幅に金利を引き下げたため、​借り換えランキング1位となりました。

 10年固定金利については、10年国債金利をベースにしています。世界的な金利上昇の中で先高感がありますが、日銀としては金融緩和を維持する方向で進んでいるために、すぐに金利が上昇することはなさそうです。とはいえ、今後も、日銀の動き次第で、金利が変化していくことが予想されます。

主要地銀等の表面金利ランキング(10年固定、新規借入)※主要銀行除く、2023年7月
※カッコ内は、固定期間終了後の基準金利からの優遇幅
0.650% 香川銀行(固定期間終了後の金利は未定)
0.750% 百十四銀行(固定期間終了後▲2.495%、保証料で金利+0.2%)、十六銀行(固定期間終了後▲1.55%)

0.800% 富山銀行(固定期間終了後▲1.00%)、中国銀行(固定期間終了後▲1.90%)、愛媛銀行(固定期間終了後▲2.495%、保証料で金利+0.2%)、北陸ろうきん(固定期間終了後▲1.35%)
0.870% 北洋銀行(固定期間終了後▲1.50%)
0.880% 四国ろうきん(固定期間終了後▲1.00%)
0.900% 池田泉州銀行(固定期間終了後▲2.10%)、鳥取銀行(固定期間終了後▲1.55%)
0.980% 西京銀行(固定期間終了後、選択した金利プランの利率)
1.000% 山陰合同銀行(固定期間終了後▲1.20%)、福邦銀行(固定期間終了後▲1.90%)、中京銀行(固定期間終了後▲1.60%)、トマト銀行(固定期間終了後▲1.50%)、新潟ろうきん(固定期間終了後1.60%)、九州ろうきん(固定期間終了後、選択した金利プランの利率)

全期間固定金利も引き下げ傾向
フラット35は、1.73%に引き下げ

 2023年7月の「全期間固定・35年固定金利(新規借入)」は、調査した主要10行の住宅ローン金利について、2行が金利を引き上げ、6行が金利を引き下げました。フラット35の金利は引き下げ、1.730%となりました。

全期間固定金利ランキング

 7月の全期間固定金利は、10年固定金利と同じく、多くの金融機関が金利を引き下げています。

 ただ、現在、ここ数カ月にわたって固定金利の絶対水準がそれなりに上昇してきて2%に近づいているために、全期間固定金利を選択することを躊躇する人が少なくないようです。

 以下は上位銀行の金利の推移です。

・りそな銀行 1.255%(前月比▲0.010%)住宅ローン超長期
​・三菱UFJ銀行 1.340%(前月比+0.020%)住宅ローン、事務手数料型
・三菱UFJ信託銀行 1.340%(前月比+0.020%)三菱UFJネット住宅ローン・三菱UFJ信託銀行専用・ずーっと固定金利コース
・住信SBIネット銀行 1.420%(前月比▲0.030%)フラット35S保証型 頭金20%以上
・みずほ銀行 1.390%(前月比−0.050%)みずほネット住宅ローン
※フラット35S・Aプランは、11年目に金利が0.25%上昇する

 りそな銀行が4カ月連続で金利を引き下げ、実質金利ランキングで1位を維持しました。りそな銀行は久しぶりに1.2%台をつけたために、金利の先高感が消えています。なお、35年固定でも、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行が大きく金利を引き下げ、2位にランクインしています。

 なお、金利上昇局面では本来、全期間固定を選択すべきですが、全期間固定は人気がありません。変動金利は横ばい、全期間固定は上昇という局面で、金利差が1%を超えてしまい、「全期間固定は高いので選択したくない」という人が多いのです。

 しかし、変動金利は借りた後の「金利上昇リスク」が気になる状態です。こうした人は「ミックスプラン」(例えば、全期間固定金利と変動金利で、半分ずつ借りるなど)が適していると考えます。

主要地銀等の表面金利ランキング(全期間固定、新規借入)※主要銀行除く、2023年7月※フラット35を除く
0.950% 中国銀行
1.130% みなと銀行
1.150% 紀陽銀行
1.200% 池田泉州銀行、常陽銀行
1.240% 百十四銀行
1.255% 埼玉りそな銀行
1.330% 十六銀行
1.350% 四国銀行
1.380% 常陽銀行
1.450% 千葉銀行
1.470% 阿波銀行
1.550% 京都銀行
1.600% 大垣共立銀行
1.750% 八十二銀行
1.800% 静岡銀行、京葉銀行
1.850% 北海道銀行、北洋銀行

 

住宅ローン金利は上昇始めるも、小康状態

 最後に住宅ローン金利の長期的な推移(18年分)を見てみましょう。

住宅ローン金利の推移

 グラフを見ればわかる通り、住宅ローン金利は、変動金利も、全期間固定金利(フラット35)も、非常に低い水準にあります。

 変動金利は今なお下落を続けています。かつては2%近い水準でしたが、現在は実質金利で0.4%程度まで下がっています。過去最低水準と言えます。

 一方で、全期間固定金利は、2004年ごろは3%台でしたが、2019年には1%台前半まで下落。その後、世界的な金利上昇などを受けて、足元では金利が上昇し始めています。全期間固定金利だけでなく、5年固定金利、10年固定金利も上昇しています。

 日銀は大規模な金融緩和政策、つまり低金利政策を打ち出してきましたが、世界的な金利上昇や、金融緩和による弊害が目立ってきたため、将来的には金利引き上げは不可避です。植田日銀総裁は早期の金融引締はないとしているものの、将来的には金利は上昇していく可能性が高く、住宅ローンを借りる場合は、将来の金利上昇についても考慮しておくべきでしょう。

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新規借入2023年9月最新 主要銀行版

住宅ローン
変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年

自己資金が少ない人、短期返済の人におすすめ
実質金利(手数料込)
0.419%
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
おすすめポイント

①手数料5.5万円〜で、初期費用が少ない
②がん団信が金利上乗せ0.1%

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【通常商品】5万5000円~
【変動フォーカス】借入残高×2.2%
【ステップダウン金利】16万5000円
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
au携帯&新電力契約で、金利▲0.1%
実質金利(手数料込)
0.449%
表面金利
年0.319%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
おすすめポイント

①「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②au金利優遇ならダントツの低金利

2023/9/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
※新団信は2023年7月1日以降借入れの人に適用
閉じる
自社商品は、3大疾病50%保障が無料付帯
実質金利(手数料込)
0.450%
表面金利
年0.320%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
おすすめポイント

①3大疾病50%保障+全疾病保障が無料
②先進医療特約も無料で付帯

※同社または保証会社の審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.75%上乗せ
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
  • 通常の団信に加えて、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障(40歳未満)と、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯
  • フラット35も取り扱う

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住信SBIネット銀行の強みは業界トップクラスの金利の低さでしょう。ネット銀行なのですが、何故か店舗の方が金利や団信サービスで魅力的なことがあるのもユニークです。

 

住宅ローンの品揃えもバラエティで充実しています。利用するなら、金利の低い変動型がいいですね。

 

審査はとても厳格です。提出書類は、一切の代筆を許さない厳格さがありますね。もちろん書類に不備があればいちいち取り直しになったりし、意外と手間が発生することもあります。書類をしっかり用意することがポイントですね。

 

審査が通って融資実行までは3週間以上あけるのが原則なので、年末年始をまたいだりすると実際の融資実行がかなり遅れることがあるので注意です。

 

ただし、金利設定の細かな条件を理解していないと後で「そんなつもりじゃなかった」ということになりかねません。例えば、「固定金利特約タイプ」は、特約期間中に金利タイプを変更することはできません。その上、固定金利期間終了後は、何もしないと変動金利になりますが、その場合の変動金利はかなり高くなる(現在の金利設定の場合)ので、気をつける必要があります。

 

なお、給与振込銀行は別にしておきたい場合、住信SBIネット銀行は自動で毎月の返済分を他の銀行の口座から無料で吸い上げてくれる仕組みがあって便利です。

関連記事 住信SBIネット銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.2%
■フラット35
【保証型】
融資額×2.2%
【買取型・新規借入】
融資額×1.1%
【買取型・借り換え】融資額×0.99%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は33,000円)
■フラット35
店頭のみ、無料
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限
※当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
全国
■フラット35
使い道
■自社商品
住宅に関する次の資金
・【新規住宅ローン】ご本人またはご家族がお住まいになるための住宅の新築・購入資金、これにかかわる諸費用、健全な個人消費資金
・【借換住宅ローン】ご本人のご自宅にかかわる現在お借入中の住宅ローンの借換資金、これにかかわる諸費用、借換えと同時に行う増改築資金、健全な個人消費資金
年収
(給与所得者)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満18歳以上満65歳以下
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
■自社商品
住信SBIネット銀行指定の団体信用生命保険への加入を認められる方、国内に住んでいる方
無料の団信
一般団信
+全疾病保障
+スゴ団信・3大疾病50プラン(借入時年齢:40歳以下)
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合)
全疾病保障(けが・病気により就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
3大疾病50プラン(がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が50%に)
オプション
(特約)の団信
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳未満)
金利+0.20%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳以上)
金利+0.40%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
ワイド団信
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。変動金利ランキング完全版はこちら

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