「HOME4U」は本当に信頼できるサイトなのか? 不動産を売却する際に非常に便利な不動産一括査定サイトだが、その中でもサービス歴が最も長いのは、NTTデータグループが運営している「HOME4U」だ。運営企業や掲載している不動産会社、対応している不動産の種類、メリット・デメリットなどについて調査するとともに、ライバルサイトと比較してみた。

上場会社の子会社の運営で、信頼感が高い

 不動産一括査定サイトでは、売却する予定の不動産情報を入力すれば、最大6社程度から価格を査定してもらうことができる。不動産の相場観が分かるだけでなく、きちんと売却してくれるパートナーになりうる不動産仲介会社を見つけるのに非常に便利なサービスだ。査定は無料なので、気軽に依頼できる。一気に複数の不動産会社と接点を持てる利便性から人気が高まっており、現在は数十サイトが乱立している。

 今回は、その中でも最も歴史が古い「HOME4U」について、ライバルサイトと比較しながら、徹底解説しよう。まず、運営会社について見ていこう。

HOME4Uの運営会社は?
運営会社 NTTデータ・スマートソーシング(NTTデータの子会社)
サービス開始 2001年
不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら

 「HOME4U」は、NTTデータ(東証一部上場)の子会社であるNTTデータスマートソーシングが運営している。NTTデータは、言わずと知れたNTTグループの主要企業であり、知名度や信頼性の面では申し分ないだろう。2015年度までは、NTTデータ本体で運営していたが、組織改編で現在の子会社に事業が移管されている。本社は東京都江東区にある。

 「HOME4U」は、知名度の点ではスーモなどの有名サイトに及ばないものの、不動産を「売る」「貸す」「買う」「借りる」という人を支援する不動産取引のポータルサイトだ。特に「不動産一括査定サービス」については、国内トップクラスのシェアを誇っているほか、地主向けの「HOME4U土地活用」、アパートオーナー向けの「賃貸経営HOME4U」などのサイトも運営している。

 サービス開始は2001年で、すでに17年の歴史を持っている。一括査定サイト業界で最も古いサービスであり、安定感もある。サイトとして個人情報保護のために「プライバシーマーク認定」を取っているだけでなく、官公庁との取引も多くセキュリティーのレベルが高いというのも、プラス材料だ。

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マンション、戸建てだけでなく、投資用物件も査定可能

 次に、対応している「不動産の種類」を見ていこう。入力画面を見ると、以下の不動産に対応していることが分かる。

HOME4U」で査定できる不動産の種類
・マンション一室
・一戸建て
・土地
・ビル一室
・店舗・事務所・倉庫
・マンション一棟
・アパート一棟
・ビル一棟
​・その他(自由記入欄あり)

 取引の多い居住用物件だけでなく、アパート一棟などの投資用物件があるほか、ビル一棟や店舗などどちらかといえば法人向けの物件にも対応している。また、その他欄には、自由に不動産の種類を記載できる。不動産の種類は比較的多い方と言えるだろう。

1300社の不動産仲介会社を掲載

 では 「一括査定」をすると、どんな不動産仲介会社を紹介してくれるのだろうか。以下がその詳細だ。

HOME4Uが掲載する不動産会社は?
営業エリア  全国
掲載する不動産会社数 1300社
掲載する主な不動産会社 野村不動産グループ、三菱UFJ不動産販売、センチュリー21グループ、三井住友トラスト不動産、みずほ不動産販売、大成有楽不動産販売グループ、住友林業ホームサービス、スターツグループ、東京建物不動産販売、ナイス、京王不動産
不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら

 「HOME4U」が対応するエリアは全国。掲載する不動産仲介会社は、1300社だ。

 1300社というと、比較的社数は多い方といえるだろう。ライバル他社の中には、1400社以上、1500社と提携していると謳っているサイトもあるなかでは、トップクラスの提携社数であるとは言えそうだ。

 なお、一括査定サイトの関係者に話を聞くと、「サイトによって提携している企業の定義はまちまち。過去に提携していた不動産会社を入れた『延べ社数』だったり、事実上稼働していない不動産会社までカウントしているサイトもある」としており、数字を鵜呑みにできないのが実態のようだ。

 その点、「HOME4U」は上場企業グループだけあって、1300社という数字には比較的根拠がある。サイト内に「提携している不動産会社一覧」を掲載しているので、実際の社数をカウントできるのだ。2019年2月現在では、約1100社・店舗が掲載されていた。掲載していない不動産会社もあるだろうから、1300社という数字が実態と大きくかけ離れているということはなさそうだ。提携している会社を全く表示していない一括査定サイトの方が多い中で、比較的誠実な対応だと言える。

 また、大手の不動産仲介会社も比較的多いのが特徴だ。他サイトではあまり掲載していない「野村不動産グループ」「三菱UFJ不動産販売」「東京建物不動産販売」なども掲載しているので、大手にも価格査定を依頼したいという人にマッチしたサイトだ。

信頼できる運営会社に頼みたい人向けのサイト

 ここで、「HOME4U」の「メリット」「デメリット」「どんな人に向いているサイトか」について、確認しておこう。やはり、上場企業グループであり、信頼感があるのが強みと言えるだろう。

HOME4Uのメリット、デメリットは? どんな人向けか?
メリット 日本初の一括査定サービスであり、運営会社はNTTデータグループで安心感がある
デメリット 提携会社数が1300社とトップではないが、社名はすべて記載
どんな人に向いているか 信頼できる運営会社が運営しており、掲載不動産会社も大手が欲しい人向け
不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら

入力項目は大きく分けて18項目と多くはない!

 では、HOME4Uのサイトは、どうやって利用し、どんな入力項目が必要なのか、実際のサイト画面を見ながら説明しよう。入力項目は大きく分けて18項目なので、それほど多くはない。

 まずはトップ画面は次のようになっている。これはスマホ画面だが、パソコンからアクセスしてもほぼ同じ内容だ。

HOME4Uのトップ画面(スマホ版)
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 「HOME4U」のトップ画面にも書いてあるように、査定は「無料」だ。HOME4Uは不動産仲介会社から紹介料を貰うことで経営しており、査定をする売り主候補の人からは料金を貰わないというビジネスモデルだ。

 この画面で、「都道府県」「市町村」を入れると、次の画面に移動し、以下の画像のように、「査定してほしい不動産の情報」を入力する。

HOME4Uは、様々な物件の種類について査定を依頼できる(物件情報入力画面、スマホ版)
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 物件情報は、不動産の種類、住所、建物名、専有面積などを入力する。この段階では、簡単な査定しかできないので、「おおよその数値」でも大丈夫だ。

 続いて、次の画像のように、間取りや築年数、不動産の状況、そして個人情報を入力する。

HOME4Uの物件情報、個人情報入力画面(スマホ版)
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 ここで気になるのは「机上査定」と「訪問査定」のどちらがいいかだろう。

 「机上査定」は、実際の物件を見ずに、築年数や床面積、周辺の類似物件の売り出し事例や成約事例などから査定価格を算出する方法。簡易な査定のため、30分から1時間程度、かかっても数日以内に査定価格が判明する。 「売却を考え始めたばかりで、とりあえずどれくらいで売れるものか知りたい人」にとって適した査定だ。

 一方で、「訪問査定」は、実際に査定者が物件を訪れ、室内の状況や日当たりなどを確認し、より正確な査定価格を算出する。現地での物件確認に数10分かかるほか、土地などの場合は役所や法務局で法規制やインフラ状況を確認することもあり、査定結果が出るまでに数日かかることもある。不動産会社の候補を2~3社に絞り込んでから利用するのに適しているだろう。

 また、「HOME4U」では個人情報も入力する必要がある。「名前」「年齢」「電話番号」は入力必須項目だ。「メールアドレス」は任意の入力項目となる。つまり、入力すると、不動産会社から電話またはメールで問い合わせが来たり、査定結果が送られてくることになる。ただし、ほとんどの一括査定サイトでは「電話番号」が入力必須項目となっているので、電話番号を入力するのは仕方がないことだ。

 ここまで入力すると以下の画像のように、一括査定に応じてくれる不動産仲介会社が表示される。

HOME4Uは、最大6社まで査定を申し込める(不動産会社選択画面、スマホ版)
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 「HOME4U」の場合、最大で6社の不動産会社を紹介してくれる。対象となる不動産のエリア、種類を得意とする不動産会社を中心に紹介してくれるので、自分で不動産会社を探すよりも大変効率的だ。複数の不動産会社に査定を依頼することで、不動産の相場も分かるので、なるべく多くの会社に査定を依頼するといいだろう。

多数の不動産会社に査定依頼するのが、売却成功のカギ

 不動産の価格は、一般の売り主にとっては情報が少なく、分かりにくい。それだけに、多数の不動産仲介会社の査定をもらい、話を聞くことが売却を成功させるカギになる。

 もし、HOME4Uの紹介してくれる不動産仲介会社が少なかったり、気になる会社が少なかったら、他の一括査定サイトを併用してもいいだろう。

 また、査定金額だけを見て、一喜一憂してはいけない。最近は売却の契約を取りたいがために、相場よりもかなり高めの査定価格を出す不動産会社もゼロではない。ある程度、候補となる不動産仲介会社を絞り込んだら、実際に訪問査定をしてもらって、「価格に根拠があるか」、「不動産の知識を持っているか」、「営業マンが誠実かどうか」などをチェックしたほうがいいだろう。いい不動産会社に出会うためにも、多くの不動産会社に査定してもらうことをお勧めする。
⇒無料で査定を依頼できる「HOME4U」の公式サイトはこちら

◆HOME4U (不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、ビル、アパート、店舗・事務所
掲載する不動産会社数 1300社
不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら
サービス開始 2001年
運営会社 NTTデータ・スマートソーシング(東証一部子会社)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、日本初の一括査定サービスであり、運営会社はNTTデータグループで安心感がある点。提携会社数が1300社とトップではないが、社名はすべて記載している。
不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら

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