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不動産屋さんの「お休み」は少ないの? 土日祝日や、定休日が多いという"水曜日"に内覧希望があったらどうなる?

【第38回】2019年12月31日公開(2020年6月26日更新)
梶本幸治

梶本幸治(かじもと・こうじ)氏:不動産売買の業界の裏の裏まで知りつくした不動産業専門コンサルタント。株式会社レコ 取締役・コンサルティング本部長。普段は不動産会社向けの集客&教育のコンサルティングを中心としていますが、ダイヤモンド不動産研究所では売主の側に立った「不動産を売却するときの注意点」シリーズなど、さまざまな読者に向けて解説します!

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不動産屋さんと言えば、お客さんにとって来店しやすい土日祝日でも営業しているイメージがありますが、はたして「お休み」は取れているのでしょうか? 今回は「不動産業界は、休日にちゃんと休めるのか」について、不動産会社向けの集客&教育コンサルも行う株式会社レコの私・梶本幸治がお答えいたします。

「水曜日=定休日」の不動産会社は
なぜ多いのか

 不動産会社の多くが、水曜日を定休日にしています。

 水曜日をお休みにしている理由は、不動産業界では「契約が水に流れること」を嫌うため、「水」という字が付いている水曜日を縁起が悪い曜日と考え、水曜日がお休みになっている……と、私が若いころ不動産業界の先輩に教えてもらいました(真偽のほどは定かではございませんが)。

 しかし「不動産会社の多くが」と書きましたが、正確には「実需居住用の不動産会社・住宅会社の多くが、水曜日を定休日にしています」と訂正すべきかも知れません。

 投資不動産や事業用不動産を取り扱っている不動産会社では、一般的な企業と同様に土曜日・日曜日を定休日にしている会社が多いからです。

 また、大手の不動産流通会社では、実需居住用の部署(リテール部隊)は水曜日定休。収益・事業用を扱う部署(ホール部隊)は土曜日・日曜日が定休日とするなど、同じ会社でも部署によってお休みが異なる場合もあります。

 まぁ、収益物件や事業用物件を取り扱っている不動産会社も「契約が水に流れること」は嫌いますので、前述の理屈から考えると水曜定休にすべきなのでしょうが、業務の利便性を考えて、世間並みのお休みにしているようです。

 ここからは「お客さんから、土日祝日や、定休日が多い水曜日に内覧希望があったらどうなるのか」について解説していきますので、不動産会社の中でも「水曜日がお休みで、実需居住用物件を取り扱っている不動産会社」を念頭に置きながら、お話を進めていきたいと思います。

定休日の内覧希望は
お断りしてもいいはずが……

土日祝日の内覧

 まず、土日祝日は不動産会社にとっては「平日」であり「かき入れ時」ですので、土日に内覧予約があるのは当たり前のことです。つまり、休みません。

 ここで問題となるのは定休日である「水曜日」の方です。定休日の水曜日に内覧希望があった場合、不動産の営業担当者はどのように対応しているのでしょうか?

 私の独断と偏見(?)で申し上げると次のようになります。

 営業として優秀で、常に十分な営業成績を上げている営業担当者は、定休日(水曜日)の内覧を断ることが多いです。

 それとは逆に、営業としてのセンスに乏しく、営業成績も不安定な営業担当者は、定休日だろうと何だろうと内覧を受け付けがちです。

 ここで間違えていただきたくないことは、「営業成績が好調だから、休みの日に内覧しなくていい(無理をしなくてもいい)」わけでもなく、「営業成績が低迷しているから、休みの日に内覧を受け付けなければならない(無理をしなければいけない)」わけでもございません。

 どういうことか、少し説明させて頂きます。

 営業として優秀で、常に十分な営業成績を上げている営業担当者は、仕事のオン・オフの使い分けもできており、水曜日に内覧を希望されるお客様に対しても「申し訳ございません。その日はお休みを頂戴いたしますので、他の日にしてください」とはっきり伝える傾向があります。

(このように普段から顧客に対して毅然とした応対をしているからこそ、お客様にも「頼りがいがある」という印象を与え、その結果として満足のいく業績を上げることができているのかもしれません。)

 これに対し、営業としてのセンスに乏しく、営業成績も不安定な営業担当者は「休みを返上してもお客様のために尽くす私は、なんて仕事熱心な営業担当者なのだろう」と、「間違った顧客第一主義」を信奉(?)しているケースが多く、水曜日に内覧を希望されるお客様に対して「ううん~水曜日は定休日なのですが……。いえ! 水曜日で結構です。ご案内させて頂きます」と、答えてしまいがちなのです。

(実際、休みが少なく、定休日にも内覧などの仕事がパンパンに入っている営業担当者ほど、自身の仕事のさばき方や、仕事に取り組む姿勢が間違っていることが多いため、結果的にお客様のリクエストにも的確に応えられず、営業成績も上がらない傾向にあります。)

休日返上での労働を強いる不動産会社は
長期的には成長しない

 確かに不動産会社の社長や、営業責任者に中には「成績が上がってないのだから、水曜日だろうが何だろうが仕事に出てきて、やる気を示せ!」と詰める方がいるのも事実ですが、このような方針は従業員を疲弊させ、長い目で見れば会社の成長を阻害するでしょう。

 働き方改革が叫ばれて久しいですが、パワハラだ、ブラックだ、と労働環境の悪さが指摘される不動産業界にあっても、休みの確保や労働時間の短縮は本気で取り組むべき時期に来ているのかも知れません。

 お客様のマイホームの夢を叶えるべき不動産・住宅営業担当者が、劣悪な労働環境により自らの家庭を顧みる余裕が無いようでは、笑い話にもなりません。

 今、不動産を探しておられる皆様も、「街の不動産屋さんは水曜日がお休みだったな」と覚えておいていただければうれしいです。
【関連記事はこちら】>>不動産屋から営業時間外の深夜にメールの返信があったのですが「残業ばかり」なのでしょうか?

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