auじぶん銀行の住宅ローン

住宅ローンの金利推移(変動・固定)は? 最新の動向や金利タイプの選び方も解説【2024年7月】

2024年7月25日公開(2024年7月25日更新)
淡河範明:住宅ローンアドバイザー

2024年7月の住宅ローンの金利推移・動向は、変動型は据え置きで、10年固定、35年固定はいずれもやや引き上げとなっています。フラット35(買取型)は1.840%に引き下げとなりました。なお、変動型は史上最低金利を維持しています。本記事では、住宅ローンの金利推移を中心に、ランキングなども解説します。

編集部注:7月25日に「変動金利の動向」「10年固定金利の動向」「全期間固定金利の動向」の内容を更新しました。

住宅ローンの金利推移(変動金利、フラット35)

 まずは住宅ローン金利の、過去約40年分の長期的推移を見てみましょう。

 1990年代前半のバブル崩壊以降、住宅ローン金利はほぼ一貫して下落してきました。当時は変動金利が8.0%以上という時期もありますが、現在は0.5%を切る低金利になっています。

 全期間固定金利の「フラット35(2003年以前は住宅金融公庫)」の金利もほぼ一貫して下落してきましたが、日銀による異次元金融緩和の終了に伴って、近年は上昇傾向にあります。とはいえ、長期的に見ればなお低金利といえます。

住宅ローン金利の長期推移(1986年〜現在)
※転載フリー。転載時は出典の明記を。変動金利は、大手銀行の代表的な金利。店頭金利は、日本銀行「金融経済統計月報」などを参考に作成。表面金利は銀行関係者から独自に入手。表面金利の点線部分は資料がないため、編集部の推測。フラット35の金利は、2003年以前は住宅金融公庫の基準金利で、2017年10月以降は団信保険料込みの金利

住宅ローン金利の長期推移(1986年〜現在)

年月 変動金利
(基準金利)
変動金利
(表面金利)
フラット35
金利
2024年7月 2.475 % 0.375 % 1.840 %
2024年6月 2.475 % 0.375 % 1.850 %
2024年1月 2.475 % 0.375 % 1.870 %
2023年1月 2.475 % 0.375 % 1.680 %
2022年1月 2.475 % 0.375 % 1.300 %
2021年1月 2.475 % 0.525 % 1.290 %
2020年1月 2.475 % 0.525 % 1.270 %
2019年1月 2.475 % 0.525 % 1.330 %
2018年1月 2.475 % 0.600 % 1.360 %
2017年1月 2.475 % 0.600 % 1.120 %
2016年1月 2.475 % 0.625 % 1.540 %
2015年1月 2.475 % 0.775 % 1.470 %
2014年1月 2.475 % 0.775 % 1.800 %
2013年1月 2.475 % 0.875 % 1.990 %
2012年1月 2.475 % 0.875 % 2.140 %
2011年1月 2.475 % 1.275 % 2.410 %
2010年1月 2.475 % 1.475 % 2.570 %
2009年1月 2.675 % 1.475 % 2.880 %
2008年1月 2.875 % 1.875 % 2.820 %
2007年1月 2.625 % 1.625 % 2.750 %
2006年1月 2.375 % 1.375 % 2.520 %
2005年1月 2.375 % 0.875 % 2.230 %
2004年1月 2.375 % 2.375 % 2.890 %
2003年1月 2.375 % 2.375 % 2.300 %
2002年1月 2.375 % 2.375 % 2.600 %
2001年1月 2.500 % 2.500 % 2.550 %
2000年1月 2.375 % 2.375 % 2.800 %
1999年1月 2.500 % 2.500 % 2.200 %
1998年1月 2.625 % 2.625 % 3.000 %
1997年1月 2.625 % 2.625 % 3.100 %
1996年1月 2.625 % 2.625 % 3.100 %
1995年1月 4.000 % 4.000 % 4.350 %
1994年1月 3.800 % 3.800 % 3.600 %
1993年1月 5.700 % 5.700 % 4.300 %
1992年1月 6.900 % 6.900 % 4.900 %
1991年1月 8.500 % 8.500 % 5.500 %
1990年1月 6.500 % 6.500 % 4.550 %
1989年1月 5.700 % 5.700 % 4.400 %
1988年1月 5.700 % 5.700 % 4.500 %
1987年1月 6.200 % 6.200 % 4.700 %
1986年1月 7.200 % 7.200 % 5.400 %

 

【関連記事】>>住宅ローンの10年後の変動金利は1.2%〜2.6%を予想

 それでは、変動金利、10年固定金利35年固定金利それぞれの金利推移や動向、最新のランキングを見ていきましょう。

住宅ローン「変動金利」推移、動向、最新のランキングは?

 では、諸費用などを加味した「実質金利」ベースで、本当に割安な住宅ローンを見ていきましょう(表面金利が低くても、諸費用が高ければ意味がありません。両者を合計したのが実質金利です)。

 最新の変動金利ランキングは以下のような結果となりました。

新規借入2024年7月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.308%
総返済額 3161万円
表面金利
年0.179%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,694円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/7/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.399%
総返済額 3210万円
表面金利
年0.270%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
74,864円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【定額型】5万5000円~
【定率型】借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

変動金利ランキング完全版はこちら

 2024年7月の「変動金利(新規・借り換え)」の実質金利ランキングについては、auじぶん銀行がトップとなりました。

 auじぶん銀行は、「住宅ローン金利優遇割」として、新規借入が0.179%、借り換えが0.169%という超低金利のキャンペーンを打ち出しており、表面金利においては他行の追随を許しません。

 注意点としては、ランキングの金利の安さだけを見るのではなく、各銀行の条件や適用される優遇について詳しく理解することが重要です。

auじぶん銀行
ランキングで1位のauじぶん銀行の最低金利は、「住宅ローン金利優遇割」が適用された場合のものです。詳細は各社のホームページを確認する必要があります。この優遇割引には以下のような条件があります。

・「auモバイル優遇割」を適用すると0.07%の金利引き下げが可能
・ただし優遇割引は場所や時期により新規申し込みが停止していることがある
・回線が2回線以上必要で「家族割プラス」の契約が必須
・povo2.0やUQ mobileは対象外
・電話契約を解除すると優遇も終了

SBI新生銀行
3位のSBI新生銀行は、の住宅ローン金利優遇プログラムがあります。一定のZEH基準を満たした住宅であれば、0.01%の金利引き下げが適用されます。これにより、キャンペーン金利の0.29%がさらに引き下げられ、0.28%となります。

 以上、各銀行の詳細な条件はホームページに記載されていますが、見つけるのが難しいこともあります。契約前にしっかりと確認するようにしましょう。

上位銀行の変動金利の推移

 以下は、新規借入の上位銀行の変動金利(表面金利)推移(前月比)です。

1位、auじぶん銀行 年0.179%(前月比+0.010%)住宅ローン 全期間引下げプラン(新規借入、住宅ローン金利優遇割)
2位、PayPay銀行 年0.270%(前月比▼0.045%)住宅ローン 全期間引下げ(新規借入)頭金10%以上
3位、SBI新生銀行 年0.290%(前月比±0.000%)住宅ローン 変動金利半年型タイプ 手数料定率型(新規借入)金利優遇キャンペーン
4位、住信SBIネット銀行 年0.298%(前月比±0.000%)住宅ローン 通期引下げプラン(新規借入、WEB申込コース)
4位、SBIマネープラザ 年0.298%(前月比±0.000%)住宅ローン・通期引下げプラン(住信SBIネット銀行の対面専用商品、新規借入)

 2024年7月の「変動金利(新規借入)」は、調査した主要14行の住宅ローン金利について、auじぶん銀行が金利を引き上げ、PayPay銀行は金利を引き下げました。

 変動金利はもっとも利用者が多く、金利競争の主戦場となっています。各銀行による金利の引き下げが続いており、現在も過去最低水準のままです。

変動金利の推移(主要銀行)

 以下は、主要銀行の変動金利の推移(2018年1月〜現在まで)です。

住宅ローン・変動金利の推移(主要銀行)

変動金利の推移(主要銀行)

年月 auじぶん銀行 SBI新生銀行 住信SBIネット銀行 三菱UFJ銀行 ソニー銀行 三井住友銀行
2024/07 0.179% 0.290% 0.298% 0.345% 0.397% 0.475%
2024/06 0.169% 0.290% 0.298% 0.345% 0.397% 0.475%
2024/05 0.169% 0.290% 0.298% 0.345% 0.397% 0.475%
2024/04 0.169% 0.290% 0.298% 0.345% 0.397% 0.475%
2024/03 0.169% 0.420% 0.298% 0.345% 0.397% 0.475%
2024/02 0.169% 0.420% 0.298% 0.345% 0.397% 0.475%
2024/01 0.169% 0.420% 0.298% 0.345% 0.397% 0.475%
2023/12 0.169% 0.290% 0.298% 0.345% 0.397% 0.475%
2023/11 0.169% 0.290% 0.298% 0.345% 0.397% 0.475%
2023/10 0.169% 0.290% 0.320% 0.345% 0.397% 0.475%
2023/09 0.319% 0.290% 0.320% 0.345% 0.397% 0.475%
2023/08 0.319% 0.290% 0.320% 0.345% 0.397% 0.475%
2023/07 0.219% 0.420% 0.320% 0.345% 0.397% 0.475%
2023/06 0.219% 0.420% 0.320% 0.345% 0.397% 0.475%
2023/05 0.219% 0.370% 0.320% 0.475% 0.397% 0.475%
2023/04 0.289% 0.320% 0.320% 0.475% 0.397% 0.475%
2023/03 0.289% 0.320% 0.410% 0.475% 0.397% 0.475%
2023/02 0.289% 0.320% 0.410% 0.475% 0.397% 0.475%
2023/01 0.289% 0.320% 0.440% 0.475% 0.397% 0.475%
2022/12 0.289% 0.350% 0.440% 0.475% 0.397% 0.475%
2022/11 0.289% 0.350% 0.440% 0.475% 0.397% 0.475%
2022/10 0.289% 0.450% 0.440% 0.475% 0.397% 0.475%
2022/09 0.289% 0.450% 0.440% 0.475% 0.397% 0.475%
2022/08 0.289% 0.450% 0.440% 0.475% 0.397% 0.475%
2022/07 0.289% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2022/06 0.289% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2022/05 0.310% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2022/04 0.310% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2022/03 0.310% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2022/02 0.289% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2022/01 0.289% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2021/12 0.310% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2021/11 0.380% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2021/10 0.380% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2021/09 0.380% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2021/08 0.380% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2021/07 0.380% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2021/06 0.380% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2021/05 0.380% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2021/04 0.380% 0.450% 0.440% 0.475% 0.457% 0.475%
2021/03 0.380% 0.450% 0.440% 0.575% 0.457% 0.475%
2021/02 0.380% 0.450% 0.440% 0.575% 0.457% 0.475%
2021/01 0.380% 0.450% 0.440% 0.575% 0.457% 0.475%
2020/12 0.380% 0.450% 0.440% 0.575% 0.457% 0.475%
2020/11 0.380% 0.450% 0.440% 0.575% 0.457% 0.475%
2020/10 0.380% 0.450% 0.440% 0.575% 0.457% 0.475%
2020/09 0.380% 0.450% 0.410% 0.625% 0.457% 0.475%
2020/08 0.410% 0.450% 0.410% 0.625% 0.457% 0.475%
2020/07 0.410% 0.450% 0.410% 0.625% 0.457% 0.475%
2020/06 0.410% 0.450% 0.457% 0.625% 0.457% 0.475%
2020/05 0.410% 0.450% 0.457% 0.625% 0.457% 0.475%
2020/04 0.410% 0.450% 0.457% 0.625% 0.457% 0.475%
2020/03 0.410% 0.450% 0.415% 0.625% 0.457% 0.500%
2020/02 0.410% 0.450% 0.415% 0.625% 0.457% 0.500%
2020/01 0.457% 0.450% 0.415% 0.625% 0.457% 0.500%
2019/12 0.457% 0.450% 0.457% 0.625% 0.457% 0.500%
2019/11 0.457% 0.450% 0.457% 0.625% 0.457% 0.500%
2019/10 0.457% 0.450% 0.457% 0.625% 0.457% 0.500%
2019/09 0.457% 0.450% 0.457% 0.625% 0.457% 0.500%
2019/08 0.457% 0.450% 0.457% 0.625% 0.457% 0.500%
2019/07 0.457% 0.450% 0.457% 0.625% 0.457% 0.525%
2019/06 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.525%
2019/05 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.525%
2019/04 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.525%
2019/03 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.525%
2019/02 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.525%
2019/01 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.525%
2018/12 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.525%
2018/11 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.525%
2018/10 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.625%
2018/09 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.625%
2018/08 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.625%
2018/07 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.625%
2018/06 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.625%
2018/05 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.625%
2018/04 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.625%
2018/03 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.625%
2018/02 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.457% 0.625%
2018/01 0.457% 0.550% 0.457% 0.625% 0.479% 0.625%
※全て新規借入。auじぶん銀行「住宅ローン 全期間引下げプラン」、SBI新生銀行「住宅ローン 変動金利半年型タイプ・手数料定率型」、住信SBIネット銀行「住宅ローン 通期引下げプラン(WEB申込コース)」、三菱UFJ銀行「住宅ローン(事務手数料型)」、三井住友銀行「住宅ローン 最後までずーっと引き下げプラン(WEB申込専用)」。※auじぶん銀行は、2023年9月以降の金利は「住宅ローン金利優遇割」を最大適用。同割はau回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。本金利プランに住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利。審査の結果によっては、本金利プランをご利用いただけない場合がある


変動金利の動向:年末までに0.5~0.8%を目指して上昇か(7月25日更新)

 2024年3月の日銀の金融政策決定会合で、マイナス金利政策が解除されました。これを受けて、一部の銀行は預金金利を引き上げており、とうとう住信SBIネット銀行、イオン銀行が短期プライムレートを引き上げると発表。ようやく住宅ローンの金利が上昇する準備が整いつつあるようです。

 今月(2024年7月)は、引き続き様子見の金融機関が多い中、auじぶん銀行と楽天銀行が金利を上げました。楽天銀行はここ4カ月連続で金利を上げているため平常運転だと思われますが、auじぶん銀行が金利を上げたのは、個人的には大事件です。

 auじぶん銀行の田中社長は「日銀が金利を上げたら住宅ローンの金利を上げる」と取材で答えていたのですが、まさか日銀の利上げ前に動くとは。採算割れの住宅ローンを最前線で推進していたauじぶん銀行が、超低金利をやめる日も近づいてるようです

 なお、4月に短期プライムレートの利上げを発表した住信SBIネット銀行については、短期プライムレートを0.1%利上げし、住宅ローンの基準金利も同じく0.1%利上げしました。しかし、引き下げ幅を0.1%拡大したことで、新規取引の場合の適用金利は0.298%と変わりませんでした。

 これだけを見ると、利上げの影響がないように見えますが、それはこれから住宅ローン借りる人だけの話です。すでに住信SBIネット銀行にて住宅ローンを変動金利で借りている人は、引下げ幅は契約時に決まった金利のままなので、適用金利が上昇する可能性があるのです。

 つまり、新規のお客様は利上げがなかったのですが、既存のお客様は利上げとなるのです。このようなステルス利上げが始まっているのです。

 そもそも変動金利は、0.2〜0.3%台の低金利が常態化しつつあります。今後は各社とも、行き過ぎた低金利を修正するという、地ならしのような動きがあるのではないでしょうか。

 その上昇幅ですが、預金金利の上昇幅と連動する可能性が高いため、ここ数カ月においては、上昇しても0.1~0.2%程度に収まると考えています

 ただし、2024年末に向けて、日銀の利上げのペースにもよりますが、変動金利は0.5~0.8%を目指して上昇していくものと予想しています。

【関連記事】>>住宅ローンの10年後の変動金利は1.2%〜2.6%を予想

住宅ローン「10年固定金利」推移、動向、最新のランキングは?

新規借入2024年7月最新 主要銀行版

住宅ローン10年固定金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

実質金利(手数料込)
0.988%
総返済額 3545万円
表面金利
年1.100%
手数料(税込)
55000円
保証料
0円
毎月返済額
86,091円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【定額型】5万5000円~
【定率型】借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
みずほ銀行ならではのお得なプランが充実
実質金利(手数料込)
1.069%
総返済額 3565万円
表面金利
年1.450%
手数料(税込)
借入額×2.2%+44000円
保証料
0円
毎月返済額
91,122円
おすすめポイント

①注文住宅なら、分割融資に対応でお得
将来の住み替えも安心。短期借入なら保証料がもどってくる
中古物件でもリフォーム資金含めて借り入れが可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 3大メガバンクで安心感あり
  • ネット専用商品は金利が低い
  • 返済期間は変えずに、一定期間返済額を増減額したり、借り入れ期間を延長したりできる「ライフステージ応援プラン」も用意する
  • AI事前診断は、最短1分で借入可能性が分かる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

最近、住宅ローンに「超」がつくほど力を入れています。ネット銀行を上回るような低金利で、取り扱いを店舗からネットへと移行させようとしています。

 

審査は意外と時間がかかり、本審査で1カ月から1カ月半かかってしまうこともあります。本審査を通ってから、融資実行までさらに3週間必要です。合計2カ月程度かかると見ておくと無難でしょう。

 

「AI事前診断」は目新しい仕組みですが、不動産業者がうまく対応できていないケースがあります。例えば「60%〜80%の確率で審査を通るでしょう」などと表示されるのですが、これだと不動産業者が事前審査に通過したと認めてくれないことがあるため今後、みずほ銀行がどう扱っていくのか注目されるところです。

 

審査はやや固い印象です。他に借入金がないか、延滞がないかと厳しくチェックします。

関連記事 みずほ銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
①保証料を一部前払いする方式
事務手数料:33,000円、保証料:融資額×2.06%(借入期間35年)
②保証料を前払いしない方式(金利上乗せ型)
事務手数料:33,000円、保証料:金利+0.2%
③保証料を前払いしない方式(ローン取扱手数料型)
事務手数料:融資額×2.20%+33,000円
④固定金利手数料:11,000円
※新規ご融資時に、固定金利選択方式または全期間固定金利方式を選択する場合にかかります
※変動金利を選択する場合は無料です
保証料
上記を参照
繰上返済手数料(一部)
みずほダイレクト[インターネットバンキング]:無料(1万円以上1億円以内1万円単位)
店頭:33,000 円
繰上返済手数料(全額)
店頭のみ:33,000 円
借入額
50万円以上3億円以内(1万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
(1)本人居住用の土地・住宅の購入、住宅の新築、底地の買取資金
(2)火災保険料、保証会社手数料・保証料、ローン取扱手数料、電子契約手数料、固定金利手数料、仲介手数料、担保関連費用、印紙税、引越費用、修繕積立金、付帯工事費用、管理準備金、水道加入金、リフォーム費用(住宅の購入資金と同時申込の場合)
年収
(給与所得者)
安定した収入がある人
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
安定した収入がある人
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上71歳未満
年齢
(完済時)
81歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:71歳の誕生日まで)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
8大疾病補償プラスがんサポートプラン(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料4,806円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
がん以外の全傷病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、がん・7大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償がんサポートプラン(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料4,474円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
7大疾病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、がん・7大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償プラス(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料1,489円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
全傷病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、8大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料1,156円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
8大疾病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、8大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
がん団信(借入時年齢:46歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、はじめてがんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
1.161%
総返済額 3633万円
表面金利
年1.165%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
87,012円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。固定期間終了後は変動金利を選択(現在の水準が継続と仮定)。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。10年固定金利ランキング完全版はこちら

 2024年7月の「10年固定金利(新規借入)」は、調査した主要13行の住宅ローン金利について、3行が金利を引き上げ、SBI新生銀行とイオン銀行は金利を据え置きました。

 一方、「10年固定金利(借り換え)」は、長い間りそな銀行とみずほ銀行が低金利を争っている状態が続いていましたが、半年以上もの間、SBI新生銀行がトップを独占し続けています。PayPay銀行が台頭し三菱UFJ銀行は4位に。りそな銀行は5位以下に転落してしまいました。

上位銀行の10年固定金利推移

 以下は新規借り入れの上位銀行の10年固定金利の推移です。

1位、SBI新生銀行 年1.100%(前月比±0.000%)住宅ローン 当初固定金利タイプ 手数料定額型(新規借入)
2位、みずほ銀行 年1.450%(前月比▼0.100%)みずほネット住宅ローン(固定金利選択、ローン取扱手数料型、新規借入)
3位、PayPay銀行 年1.165%(前月比▼0.050%)住宅ローン 全期間引下げ(新規借入)頭金10%以上
4位、三菱UFJ銀行 年1.250%(前月比+0.050%)住宅ローン(事務手数料型)
4位、三菱UFJ信託銀行 年1.250%(前月比+0.050%)三菱UFJネット住宅ローン・三菱UFJ信託銀行専用・固定10年
※三菱UFJ銀行の適用金利や引下幅は、申込内容や審査結果等により決定する。

 銀行は「10年固定金利」を固定金利選択型の中核に据えていることが多く、激戦区となっています。

 ですが、2024年7月は、上位5銀行については、SBI新生銀行は金利を据え置き、みずほ銀行とPayPay銀行が引き下げ、三菱UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行は金利を引き上げました。

10年固定金利の推移(主要銀行)

 以下は、主要銀行の10年固定金利の推移(2018年1月〜現在まで)です。

住宅ローン・10年固定金利の推移(主要銀行)

10年固定金利の推移(主要銀行)

年月 SBI新生銀行 みずほ銀行 三菱UFJ銀行 イオン銀行 ソニー銀行 りそな銀行
2024/07 1.100% 1.450% 1.250% 1.410% 1.723% 1.815%
2024/06 1.100% 1.550% 1.200% 1.410% 1.766% 1.895%
2024/05 1.100% 1.500% 1.060% 1.410% 1.640% 1.845%
2024/04 1.100% 1.400% 0.980% 1.410% 1.590% 1.705%
2024/03 1.100% 1.400% 0.980% 1.490% 1.460% 1.705%
2024/02 1.100% 1.450% 0.990% 1.490% 1.260% 1.725%
2024/01 1.050% 1.350% 1.020% 1.490% 1.410% 1.585%
2023/12 1.050% 1.400% 1.120% 1.390% 1.440% 1.705%
2023/11 1.050% 1.550% 1.040% 1.390% 1.390% 1.865%
2023/10 1.050% 1.450% 0.940% 1.390% 1.450% 1.715%
2023/09 1.050% 1.350% 0.880% 1.210% 1.375% 1.665%
2023/08 1.050% 1.200% 0.780% 1.210% 1.295% 1.485%
2023/07 1.050% 1.150% 0.690% 1.210% 1.195% 1.435%
2023/06 1.050% 1.200% 0.680% 1.450% 1.195% 1.475%
2023/05 1.050% 1.250% 0.880% 1.450% 1.295% 1.545%
2023/04 1.050% 1.200% 0.950% 1.450% 1.295% 1.485%
2023/03 1.050% 1.450% 1.080% 1.440% 1.388% 1.875%
2023/02 1.050% 1.400% 1.150% 1.440% 1.463% 1.835%
2023/01 1.050% 1.400% 1.050% 1.440% 1.245% 1.775%
2022/12 1.050% 1.100% 0.870% 0.990% 1.200% 1.675%
2022/11 1.200% 1.200% 0.830% 0.990% 1.200% 1.675%
2022/10 1.000% 1.050% 0.830% 0.990% 1.100% 1.645%
2022/09 0.950% 0.950% 0.890% 0.930% 1.050% 1.495%
2022/08 1.000% 0.950% 0.990% 0.930% 1.100% 1.545%
2022/07 1.050% 1.050% 1.040% 0.930% 1.100% 1.645%
2022/06 0.950% 0.900% 0.990% 0.870% 1.050% 1.595%
2022/05 0.950% 0.950% 1.040% 0.870% 1.050% 1.595%
2022/04 0.900% 0.850% 0.890% 0.870% 0.950% 1.445%
2022/03 0.900% 0.850% 0.890% 0.670% 1.000% 1.445%
2022/02 0.850% 0.700% 0.840% 0.670% 0.950% 1.345%
2022/01 0.850% 0.650% 0.740% 0.670% 0.900% 1.295%
2021/12 0.850% 0.650% 0.740% 0.670% 0.900% 1.295%
2021/11 0.800% 0.650% 0.740% 0.670% 0.900% 1.295%
2021/10 0.750% 0.550% 0.690% 0.670% 0.850% 1.245%
2021/09 0.650% 0.500% 0.690% 0.670% 0.850% 1.245%
2021/08 0.650% 0.500% 0.690% 0.670% 0.850% 1.245%
2021/07 0.700% 0.550% 0.690% 0.670% 0.850% 1.245%
2021/06 0.700% 0.600% 0.740% 0.670% 0.850% 1.295%
2021/05 0.700% 0.600% 0.740% 0.670% 0.850% 1.295%
2021/04 0.850% 0.650% 0.740% 0.670% 0.850% 1.345%
2021/03 0.750% 0.700% 0.740% 0.620% 0.850% 1.295%
2021/02 0.700% 0.650% 0.740% 0.620% 0.850% 1.245%
2021/01 0.700% 0.600% 0.740% 0.620% 0.850% 1.245%
2020/12 0.700% 0.650% 0.740% 0.620% 0.850% 1.245%
2020/11 0.700% 0.700% 0.740% 0.620% 0.850% 1.245%
2020/10 0.700% 0.650% 0.790% 0.620% 0.850% 1.245%
2020/09 0.700% - 0.840% 0.620% 0.850% 1.295%
2020/08 0.700% - 0.840% 0.620% 0.850% 1.295%
2020/07 0.750% - 0.840% 0.620% 0.850% 1.295%
2020/06 0.750% - 0.790% 0.620% 0.850% 1.295%
2020/05 0.750% - 0.790% 0.620% 0.850% 1.295%
2020/04 0.750% - 0.650% 0.620% 0.850% 1.295%
2020/03 0.800% - 0.650% 0.690% 0.870% 1.195%
2020/02 0.800% - 0.690% 0.690% 0.880% 1.245%
2020/01 0.800% - 0.790% 0.690% 0.870% 1.295%
2019/12 0.800% - 0.790% 0.690% 0.870% 1.245%
2019/11 0.750% - 0.690% 0.690% 0.870% 1.195%
2019/10 0.750% - 0.690% 0.690% 0.880% 1.195%
2019/09 0.750% - 0.690% 0.690% 0.880% 1.145%
2019/08 0.750% - 0.690% 0.690% 0.880% 1.195%
2019/07 0.750% - 0.690% 0.690% 0.880% 1.195%
2019/06 0.850% - 0.790% 0.740% 0.890% 1.245%
2019/05 0.950% - 0.790% 0.740% 0.890% 1.245%
2019/04 0.950% - 0.790% 0.740% 0.890% 1.195%
2019/03 0.950% - 0.790% 0.740% 0.890% 1.195%
2019/02 0.950% - 0.790% 0.740% 0.890% 1.245%
2019/01 0.950% - 0.800% 0.740% 0.930% 1.295%
2018/12 1.000% - 0.900% 0.740% 0.980% 1.345%
2018/11 1.050% - 0.950% 0.740% 0.980% 1.345%
2018/10 1.050% - 0.900% 0.740% 0.960% 1.345%
2018/09 1.050% - 0.900% 0.690% 0.970% 1.345%
2018/08 1.050% - 0.850% 0.690% 0.866% 1.345%
2018/07 1.050% - 0.850% 0.690% 0.890% 1.295%
2018/06 1.050% - 0.850% 0.690% 0.897% 1.295%
2018/05 1.100% - 0.800% 0.690% 0.869% 1.295%
2018/04 1.050% - 0.800% 0.690% 0.884% 1.295%
2018/03 1.050% - 0.800% 0.690% 0.911% 1.345%
2018/02 1.000% - 0.800% 0.690% 0.894% 1.345%
2018/01 0.950% - 0.750% 0.690% 0.864% 1.295%
※全て新規借入。SBI新生銀行「住宅ローン 当初固定金利タイプ 手数料定額型」、みずほ銀行「みずほネット住宅ローン(固定金利選択、ローン取扱手数料型)」、三菱UFJ銀行「住宅ローン(事務手数料型)」、イオン銀行「住宅ローン 当初固定金利プラン・定率型」、ソニー銀行「住宅ローン」、りそな銀行「住宅ローン ずーっとお得!全期間型・融資手数料型」


10年固定金利の動向(7月25日更新)

 10年固定金利については、10年国債金利をベースにしている銀行が多いと考えられます。2024年3月に日銀が金融緩和政策を解除し、長期金利をコントロールするYCC(イールドカーブコントロール)政策についても撤廃しました。

 今月(2024年7月)は、米国の金利引下げに連動するかのように、10年国債だけでなく、短期から長期まで満遍なく金利が下がりました。それを受けたかのように、10年固定金利もこれまで上昇傾向であったのですが、調整を入れた金融機関が多く見受けられました。

 ただ、この動きも一時的なものであると考えていて、住宅ローン金利も細かい上下動を繰り返すものと予想しております。

住宅ローン「全期間固定金利」推移、動向、最新のランキングは?

新規借入2024年7月最新 主要銀行版

全期間固定・35年固定金利
住宅ローン金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

頭金が多いほど、金利を割引
実質金利(手数料込)
1.533%
総返済額 3877万円
表面金利
年0.680%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
80,285円
おすすめポイント

フラット35でトップ級の低金利
②ネット申込なら手数料が半額に(一部商品)
③本審査を含めても最短4日で審査できる

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • SBIモーゲージから社名変更した住宅ローン専門の金融機関で、フラット35の実行件数ナンバーワン
  • 頭金なしを希望する人向けに追加融資してくれる「フラットα」を用意

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住宅ローンの専門らしく、商品の品揃えが斬新で豊富。モーゲージバンク(住宅ローンを専門に取り扱う金融機関)のトップとして、保証型をいち早く導入した点でも意欲的ですし、一定の評価はできますね。

※保証型とは、金利、商品設計を独自に決めた低金利の住宅ローン

 

金利が低いのも魅力です。

 

ただし、商品の入れ替えが激しく、分かりにくいところがあります。金利は低いですが、手数料は安くないですね。

 

フラット35を取り扱う中では、審査がもの凄く早いです。例えば、事前審査の結果は最短で1日。朝に申し込めば、夕方にはわかるというのがウリです。スムーズにいけば、本審査を含めても4日で審査が通ります。急ぎたい人にはいいでしょう。

 

契約は必ず店舗で行うので、時間が取られます。それと担当者のレベルがバラバラで、当たり外れもあります。

関連記事 アルヒの金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入額×2.2%(消費税込)
(最低22万円)
(ウェブ申し込みで、借り換え及びスーパーフラットを除く新規借入は、1.1%(消費税込))
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
インターネット:0円(1万円以上1万円単位)
電話・郵送(期間短縮型):1.1万円
電話・郵送(返済額軽減型):3.3万円
繰上返済手数料(全額)
電話・郵送:5.5万円(税込)
借入額
100万円以上8,000万円以下(1万円単位)
借入期間
10年以上35年以内
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または親族が住む、以下の資金。
(1)新築住宅の建設・購入資金
(2)中古住宅の購入資金
(3)セカンドハウスの建設・購入資金
(4)中古住宅購入資金及び併せて行なうリフォーム工事資金
年収
(給与所得者)
■ARUHIスーパーフラット5、6、6.5、7、7.5、8、借換、通常のフラット35
年収400万円未満は総返済負担率30%以下
年収400万円以上は総返済負担率35%以下
■ARUHIスーパーフラット8.5、9
総返済負担率20%以下
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
■ARUHIスーパーフラット5、6、6.5、7、7.5、8、借換、通常のフラット35
年収400万円未満は総返済負担率30%以下
年収400万円以上は総返済負担率35%以下
■ARUHIスーパーフラット8.5、9
総返済負担率20%以下
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
70歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
スーパーフラットの数値は、住宅購入価額に対する融資の割合となる。スーパー例えば、フラット8は、融資比率8割以下(頭金2割以上)となる。
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
がん団信(50%保障、借入時年齢:50歳以下)
※スーパーフラットが対象
金利+0.05%
死亡・高度障害と判断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分
がん団信プラス(100%保障、借入時年齢:50歳以下)
※スーパーフラットが対象
金利+0.15%
死亡・高度障害、がんと判断された場合、ローン残高が0円)
生活習慣病団信(借入時年齢:50歳以下)
※スーパーフラットが対象
金利+0.25%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:65歳以下)
※スーパーフラットが対象
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
実質金利(手数料込)
1.536%
総返済額 3864万円
表面金利
年1.700%
手数料(税込)
55000円
保証料
0円
毎月返済額
94,822円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【定額型】5万5000円~
【定率型】借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
自社商品は、3大疾病50%保障が無料付帯
実質金利(手数料込)
1.623%
総返済額 3933万円
表面金利
年0.770%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
81,508円
おすすめポイント

3大疾病50%保障+全疾病保障が無料
先進医療特約も無料で付帯
③無料団信でも、急性心筋梗塞・脳卒中の手術をすれば、ローン残高の50%を保障するなど手厚い対応

※同社または保証会社の審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.3%上乗せ。借入期間が35年超の場合は、住宅ローン金利に年0.15%を上乗せ
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
  • 通常の団信に加えて、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障(40歳未満)と、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯
  • フラット35も取り扱う

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住信SBIネット銀行の強みは業界トップクラスの金利の低さでしょう。ネット銀行なのですが、何故か店舗の方が金利や団信サービスで魅力的なことがあるのもユニークです。

 

住宅ローンの品揃えもバラエティで充実しています。利用するなら、金利の低い変動型がいいですね。

 

審査はとても厳格です。提出書類は、一切の代筆を許さない厳格さがありますね。もちろん書類に不備があればいちいち取り直しになったりし、意外と手間が発生することもあります。書類をしっかり用意することがポイントですね。

 

審査が通って融資実行までは3週間以上あけるのが原則なので、年末年始をまたいだりすると実際の融資実行がかなり遅れることがあるので注意です。

 

ただし、金利設定の細かな条件を理解していないと後で「そんなつもりじゃなかった」ということになりかねません。例えば、「固定金利特約タイプ」は、特約期間中に金利タイプを変更することはできません。その上、固定金利期間終了後は、何もしないと変動金利になりますが、その場合の変動金利はかなり高くなる(現在の金利設定の場合)ので、気をつける必要があります。

 

なお、給与振込銀行は別にしておきたい場合、住信SBIネット銀行は自動で毎月の返済分を他の銀行の口座から無料で吸い上げてくれる仕組みがあって便利です。

関連記事 住信SBIネット銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.2%
■フラット35
【保証型】
融資額×2.2%
【買取型・新規借入】
融資額×1.1%
【買取型・借り換え】融資額×0.99%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は33,000円)
■フラット35
店頭のみ、無料
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限
※当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
全国
■フラット35
使い道
■自社商品
住宅に関する次の資金
・【新規住宅ローン】ご本人またはご家族がお住まいになるための住宅の新築・購入資金、これにかかわる諸費用、健全な個人消費資金
・【借換住宅ローン】ご本人のご自宅にかかわる現在お借入中の住宅ローンの借換資金、これにかかわる諸費用、借換えと同時に行う増改築資金、健全な個人消費資金
年収
(給与所得者)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満18歳以上満65歳以下
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
■自社商品
住信SBIネット銀行指定の団体信用生命保険への加入を認められる方、国内に住んでいる方
無料の団信
一般団信
+全疾病保障
+スゴ団信・3大疾病50プラン(借入時年齢:40歳以下)
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合)
全疾病保障(けが・病気により就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
3大疾病50プラン(がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が50%に)
オプション
(特約)の団信
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳未満)
金利+0.20%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳以上)
金利+0.40%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
ワイド団信
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、35年固定金利、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。35年固定金利ランキング完全版はこちら

 今月も、アルヒが「全期間固定金利(新規借入)」の実質金利ランキングで4カ月連続首位となりました。これは、2月13日から始まった「フラット35子育てプラス」による影響が大きいでしょう。

 「フラット35子育てプラス」は、子どもの人数に応じて金利を引き下げるというユニークな特徴があり、最大では年1.0%引き下げられるお得な制度です。

 今回のランキングで1位となったアルヒの「スーパーフラット5(4ポイント)」では、自己資金50%以上、かつ、一定の要件を4項目以上満たしていることが前提なので、簡単に達成できるわけではありませんが、当初5年間の金利は、10年固定金利よりもはるかに低い金利です。

 みずほ銀行やりそな銀行などメガバンクの全期間固定金利は以前とは異なり、金利が魅力的ではなくなっています。しかし、SBI新生銀行は変わらず魅力的な金利を提供しているので、確認しておいてください。

上位銀行の全期間固定金利推移

 以下は、上位銀行の全期間固定金利の推移です。

1位、アルヒ 年0.680%(前月比▼0.010%)住宅ローン スーパーフラット・4ポイント(新規借入・頭金50%以上)
2位、SBI新生銀行 年1.700%(前月比±0.000%)住宅ローン ステップダウン金利タイプ(新規借入)
3位、住信SBIネット銀行 年0.770%(前月比▼0.010%)フラット35S・保証型・ZEH・長期優良(4ポイント、頭金20%以上)
4位、優良住宅ローン 年1.340%(前月比▼0.010%)フラット35S・金利Aプラン(頭金10%以上)
5位、三井住友信託銀行 年1.340%(前月比▼0.010%)フラット35S・手数料定率・金利Aプラン(頭金10%以上)

 2024年7月の「全期間固定・35年固定金利(新規借入)」は、調査した主要7行の住宅ローン金利(フラット35除く)について、4行が金利を引き下げました。フラット35(買取型)の金利は引き下げて、1.840%でした。

35年全期間固定金利の推移(主要銀行)

 以下は、主要銀行の35年固定金利の推移(2018年1月〜現在まで)です。

住宅ローン・35年固定金利の推移(主要銀行)

35年固定金利の推移(主要銀行)

年月 SBI新生銀行 住信SBIネット銀行 三井住友銀行 auじぶん銀行 アルヒ
2024/07 1.700% 1.330% 2.670% 2.330% 1.330%
2024/06 1.700% 1.340% 2.660% 2.450% 1.340%
2024/05 1.700% 1.320% 2.580% 2.330% 1.320%
2024/04 1.700% 1.310% 2.430% 2.240% 1.310%
2024/03 1.700% 1.310% 2.170% 2.220% 1.330%
2024/02 1.700% 1.290% 2.190% 2.190% 1.310%
2024/01 1.700% 1.590% 2.090% 2.100% 1.610%
2023/12 1.700% 1.650% 2.190% 2.230% 1.650%
2023/11 1.700% 1.720% 2.250% 2.420% 1.700%
2023/10 1.700% 1.620% 1.990% 2.210% 1.620%
2023/09 1.700% 1.560% 2.080% 2.150% 1.540%
2023/08 1.700% 1.470% 1.800% 1.850% 1.460%
2023/07 1.700% 1.480% 1.740% 1.810% 1.470%
2023/06 1.700% 1.500% 1.810% 1.840% 1.500%
2023/05 1.700% 1.580% 1.810% 1.930% 1.570%
2023/04 1.700% 1.490% 1.790% 1.900% 1.500%
2023/03 1.700% 1.710% 2.490% 2.120% 1.700%
2023/02 1.700% 1.630% 2.490% 2.130% 1.620%
2023/01 1.700% 1.640% 2.490% 2.080% 1.420%
2022/12 1.700% 1.380% 2.220% 1.930% 1.350%
2022/11 1.700% 1.360% 2.210% 2.070% 1.280%
2022/10 1.600% 1.230% 2.190% 1.880% 1.180%
2022/09 1.500% 1.200% 2.030% 1.630% 1.220%
2022/08 1.500% 1.210% 1.990% 1.720% 1.230%
2022/07 1.500% 1.190% 1.990% 1.650% 1.210%
2022/06 1.400% 1.170% 1.760% 1.460% 1.190%
2022/05 1.400% 1.160% 1.760% 1.700% 1.180%
2022/04 1.400% 1.120% 1.760% 1.600% 1.140%
2022/03 1.400% 1.110% 1.570% 1.590% 1.130%
2022/02 1.400% 1.030% 1.490% 1.390% 1.050%
2022/01 1.400% 0.950% 1.430% 1.330% 1.000%
2021/12 1.400% 0.980% 1.430% 1.340% 1.030%
2021/11 1.400% 1.000% 1.430% 1.330% 1.030%
2021/10 1.400% 0.950% 1.390% 1.250% 1.000%
2021/09 1.400% 0.960% 1.300% 1.350% 0.980%
2021/08 1.400% 0.960% 1.300% 1.330% 0.980%
2021/07 1.400% 1.000% 1.320% 1.390% 1.030%
2021/06 1.400% 1.030% 1.370% 1.460% 1.050%
2021/05 1.500% 1.050% 1.380% 1.480% 1.060%
2021/04 1.500% 1.040% 1.390% 1.540% 1.070%
2021/03 1.500% 1.020% 1.450% 1.540% 1.050%
2021/02 1.500% 0.970% 1.390% 1.480% 1.020%
2021/01 1.400% 0.940% 1.280% 1.413% 0.990%
2020/12 1.400% 0.960% 1.280% 1.405% 1.010%
2020/11 1.400% 0.960% 1.280% 1.405% 1.010%
2020/10 1.400% 0.960% 1.280% 1.305% 1.000%
2020/09 1.400% 0.980% 1.280% 1.345% 1.020%
2020/08 1.400% 0.970% 1.280% 1.365% 1.010%
2020/07 1.400% 0.980% 1.280% 1.385% 1.000%
2020/06 1.400% 0.950% 1.250% 1.315% 0.990%
2020/05 1.400% 0.960% 1.250% 1.345% 1.000%
2020/04 1.300% 0.970% 1.250% 1.265% 1.000%
2020/03 1.300% 0.910% - 1.327% 0.940%
2020/02 1.300% 0.950% - 1.327% 0.980%
2020/01 1.300% 0.940% - 1.327% 0.970%
2019/12 1.300% 0.860% - 1.287% 0.910%
2019/11 1.300% 0.810% - 1.267% 0.870%
2019/10 1.300% 1.000% - 1.237% 1.060%
2019/09 1.200% 1.000% - 1.237% 1.060%
2019/08 1.300% 1.050% - 1.680% 1.120%
2019/07 1.300% 1.050% - 1.680% 1.130%
2019/06 1.500% - - 1.680% 1.220%
2019/05 1.850% - - 2.150% 1.240%
2019/04 1.850% - - 2.150% 1.220%
2019/03 1.850% - - 2.150% 1.220%
2019/02 1.850% - - 2.150% 1.260%
2019/01 1.900% - - 2.150% 1.280%
2018/12 2.000% - - 2.230% 1.360%
2018/11 2.050% - - 2.280% 1.400%
2018/10 2.050% - - 2.270% 1.360%
2018/09 2.050% - - 2.250% 1.340%
2018/08 2.050% - - 2.220% 1.290%
2018/07 2.000% - - 2.160% 1.290%
2018/06 2.000% - - 2.180% 1.320%
2018/05 2.000% - - 2.180% 1.300%
2018/04 1.950% - - 2.150% 1.300%
2018/03 1.700% - - 2.200% 1.310%
2018/02 1.700% - - 2.230% 1.350%
2018/01 1.700% - - 2.200% 1.310%
※全て新規借入。SBI新生銀行「住宅ローン ステップダウン金利タイプ(新規借入)」、住信SBIネット銀行「フラット35S・保証型・金利Aプラン(頭金10%以上)」、三井住友銀行「住宅ローン 超長期固定金利型(新規借入、WEB申込専用)」、auじぶん銀行「住宅ローン 当初期間引下げプラン(新規借入)」、アルヒ「住宅ローン スーパーフラット9S・Aプラン(新規借入、頭金10%以上)」。フラット35の「Aプラン」は、最初の5年間、金利を1%引き下げるもので、表示は引き下げ前の金利。


35年全期間固定金利の動向(7月25日更新)

 超長期金利は、物価水準や今後の景気動向により上昇トレンドに入ったと考えています。したがって、住宅ローンの全期間固定金利は大半が2.0%超えとなるのも時間の問題と見ています。

 ただ、フラット35に関しては市場金利の動きとはやや乖離しているように感じます。おそらく、今年2月に導入した「フラット35子育てプラス」の勢いを落とさないように、身を削って金利を低くしていると見ています。

 これが長続きするかはわかりませんが、相対的にお得感があるように見えて仕方ありません。

頭金が多いほど、金利が低くなる!
住信SBIネット銀行の「フラット35(保証型)」の概要

金利 ⇒「住信SBIネット銀行」詳細ページを見る
無料団信の保障範囲 死亡・高度障害(団信なしだと金利▲0.2%)
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
団信保険料(税込) 金利に含む
【ポイント】 住信SBIネット銀行の「フラット35(保証型)」は、通常のフラット35よりも金利を低く設定しているのが特徴だ。頭金が大きほど金利は低くなる。新規借入(頭金が10%以上、または20%以上)、借り換えに対応しているのでぜひ検討してみよう。
住信SBIネット銀行の公式サイトはこちら

市場金利(長期金利)の動向と推移

 住宅ローン金利に影響を与える市場金利も見ておきましょう。

米国市場金利は、政策金利の利上げが終了か

 米国では、急速に進むインフレ対策として、FRB(連邦準備制度理事会)が2022年より継続的な利上げを実施し、金利は右肩上がりで上昇。そして2023年10月以降、インフレ率は徐々に低下しました。

 しかし、6月に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で、FRBは前回同様、政策金利を据え置き。インフレについては、想定より上振れしている状況を示したことから、市場の状態としても、利下げの時期はさらに遅くなると見られています。また、24年内の利下げ回数は1回に下方修正されました。

 なお、2024年7月1日の米国長期金利は4.410%です。

日本は、国債買い入れ額の減額で長期金利は上昇に向かうか

 2024年3月に開かれた金融政策決定会合では、マイナス金利政策と長期金利をコントロールするYCC政策が、ともに撤廃されました。ただし、長期金利が急激に上昇する場合は、機動的に国債の買入れ額の増額などで対応するとしており、金融緩和的な立場は継続していました。

 しかし、6月の金融政策決定会合では、今後1~2年程度の国債買い入れを減額し、保有している国債残高の縮小に手をつけることを発表。具体的な金額などは7月会合で発表となる予定です。

 国債買い入れの減額となると、長期金利は上昇すると考えられます。住宅ローンの固定金利は長期金利に連動するため、今後は固定金利のさらなる上昇が予想されます。

【関連記事】>>7月の日銀会合で追加利上げはあるか?

 2024年7月1日の10年国債金利は1.069%です。10年国債金利が1.0%を超えるのは2013年5月以来およそ11年ぶりとなるため、今後の動向に注視する必要があります。

10年国債金利推移(2021年1月〜2024年6月)

 世界的な金利高の中で、日銀は今なお低金利政策を継続しています。そのため円安が進んでいるのが現状です。円安はインフレを加速する可能性があり、今後の金利動向は予断を許しません。

 なお、市場金利が上昇することで、銀行の資産運用のスタンスが変更となる可能性があります。

 これまでは国債金利が0%近辺であったため運用の魅力が乏しく、住宅ローンを積極的に獲得してきましたが、国債金利が上昇してくれば、「安全な国債で資産運用しよう」という銀行が増える可能性があり、結果として住宅ローンを無理に低金利で獲得する必要がなくなります。

 こうした銀行の資産運用の面からも、住宅ローン金利が上昇する可能性があります。

市場金利と住宅ローンの関係は?

 住宅ローンの全期間固定(フラット35)、10年固定金利などは、この10年国債金利と連動性が高いと言われています。

 住宅ローンの変動金利は、日銀の政策金利(現在は0〜0.1%程度)との連動性が高いと言われています。

 どちらも、日銀の政策次第で、将来的には上昇していく可能性があります。

住宅ローンは「変動金利」が割安

 ここで、おとくな金利タイプについても確認しておきましょう。

 以下のグラフは、20社の金融機関について、金利タイプごとに最も低い金利をプロットしたものです。いわゆる「イールドカーブ」というもので、変動金利から、35年固定金利までを、折れ線グラフにしています(金利は、手数料込みの実質金利を採用)。

 直近1年間のイールドカーブの変化を見ると、イールドカーブの角度が徐々に急になっています。これは、長期金利を中心に金利が上昇しているためです。結果として、変動金利(グラフでは「0年固定」)が、割安という状態になっていることが分かります。

イールドカーブ(金利タイプ別) 新規借入

 将来の金利上昇を予想すれば、当然ながら「全期間固定金利」を選択するのがいいのですが、これだけ金利差があると、「全期間固定金利」を選びにくいという人もいるでしょう。

 そうしたケースでは、ミックスプランを選択すれば、当初の金利支払いを抑えつつ、将来の金利上昇リスクもある程度抑えることができます。

変動金利の推移は下落が続いている

 では、変動、10年固定、全期間固定の実質金利の推移も見てみましょう。

 ここでは、主要15金融機関の「実質金利」の平均値を見ていきます。実質金利とは、諸費用などを加味した金利で、住宅ローンを比較する時に信頼できる指標の一つです。

DH住宅ローン指数の推移(新規借入)
※DH住宅ローン指数は、ダイヤモンド社とホームローンドクター株式会社で作成した、諸費用込みの本当に信頼できる住宅ローン金利の指標です。主要15金融機関の実質金利の平均値を毎月計算。実質金利の計算の前提条件は、借入金額3,000万円、借入期間35年、元利均等返済、普通団信適用。諸費用については、融資手数料、保証料、団体信用生命保険料が対象。実質金利は、記事「『実質金利』で比較すれば、お得な住宅ローンが見つかる!」参照。転載する場合は出典の明記をお願いします。

 グラフの通り、変動金利は下落し続けています。日銀の金融政策が変更されて、今後どうなるか注目です。

 10年固定金利と全期間固定金利(フラット35を含む)の実質金利は、日銀の長期金利の引き上げ政策に伴い、すでに上昇局面にあります。
【金利の推移(月次)データはこちら】

住宅ローンの金利タイプの選び方は?

 住宅ローンを借りる際に悩むのが、どの「金利タイプ」を選ぶかということ。金利タイプは主に以下の4タイプがあります。

(1)変動金利型

 返済期間中に金利が変動する可能性のあるタイプが「変動金利型」です。現在、ネット銀行であればキャンペーン金利も含めれば0.1%台の住宅ローンも存在しており、半数以上の人が変動金利を選択しています。

 金利が最も低いのがメリットですが、一方で金利が上昇する可能性もあります。金利が上昇すれば毎月返済額も増えるので、家計が圧迫されます。

 なお、多くの銀行は半年ごとに金利を見直しており、もし金利が上昇しても毎月支払額が上昇するのは5年に1回、最大でも1.25倍までといった激変緩和措置を用意しています。

(2)固定期間選択型

 5年固定、10年固定などの商品で、「固定金利選択型」ともいいます。固定金利でスタートし、固定期間終了後は、固定金利選択型にするか、変動金利型にするかを選択します。一般に、固定期間が長いほど金利は高くなります。固定期間終了後の金利は、その時点における金利が適用されます。

 メリットは、それなりに低い金利が適用されることですが、一方で固定期間終了後は、金利が跳ね上がる可能性もあります。

(3)全期間固定金利型

 返済期間中に金利が変動しないタイプの商品です。借入時に総返済額と毎月返済額が確定するので、返済計画や将来設計が立てやすく安心です。フラット35が代表的な商品で、民間の銀行でも多数の商品を揃えています。

 メリットは金利上昇リスクがないことで、デメリットは変動金利などよりも金利が高いことです。なお、市場金利が下がった場合は借り換えることで金利を低くすることができます。

(4)金利ミックス型

 「変動金利+35年固定」など、金利タイプの異なる住宅ローン契約を2本以上契約するものです。違ったタイプの住宅ローンを利用することで、基本的には金利上昇リスクを分散しますが、各タイプのメリットも半減します。

どの金利タイプを選ぶべきか?

 どの金利タイプを選ぶべきかは、「金利リスクへの抵抗力」や「家族のライフスタイル」によって異なります。

 まずは、完済まで金利の変わらない「全期間固定金利型」を検討してみましょう。生活設計が立てやすいほか、現在の金利水準は非常に低いのでおすすめです。

 「金利が上昇しても返済に余裕がある」という人は、金利が低い変動金利を選ぶのもありです。しかし、金利上昇リスクがあるので、「現在の金利が最後まで継続」した場合と「借入から6年目以降に基準金利が4%に上昇」した場合の2パターンを試算するなど、返済に困らないか確認しておきたいところです。ダイヤモンド不動産研究所の「返済額シミュレーション」で簡単に調べられます。

 また、家族のライフスタイルから、将来の出費も検討しておきましょう。子供がいれば教育費が高額になることがあります。老後に備えた貯蓄もしておきたいところです。「当面は子供の教育費がかかるので、10年固定を選ぼう」「支払いにあまり余裕がないので、全期間固定にしよう」など、ライフスタイルに合った金利タイプを選びたいところです。

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DH住宅ローン指数の推移 (新規借入)

年月 変動金利 10年固定 35年固定
2024年7月 0.487% 1.288% 1.984%
2024年6月 0.489% 1.298% 1.994%
2024年5月 0.487% 1.259% 1.940%
2024年4月 0.482% 1.208% 1.896%
2024年3月 0.488% 1.209% 1.887%
2024年2月 0.488% 1.185% 1.873%
2024年1月 0.488% 1.188% 1.906%
2023年12月 0.478% 1.241% 1.978%
2023年11月 0.482% 1.260% 2.030%
2023年10月 0.490% 1.203% 1.930%
2023年9月 0.508% 1.174% 1.864%
2023年8月 0.504% 1.106% 1.723%
2023年7月 0.506% 1.078% 1.680%
2023年6月 0.506% 1.097% 1.705%
2023年5月 0.526% 1.130% 1.789%
2023年4月 0.527% 1.142% 1.776%
2023年3月 0.542% 1.247% 1.989%
2023年2月 0.541% 1.246% 1.981%
2023年1月 0.543% 1.214% 1.855%
年月 変動金利 10年固定 35年固定
2022年12月 0.556% 1.108% 1.785%
2022年11月 0.559% 1.121% 1.742%
2022年10月 0.568% 1.083% 1.652%
2022年9月 0.568% 1.041% 1.579%
2022年8月 0.566% 1.069% 1.632%
2022年7月 0.581% 1.101% 1.591%
2022年6月 0.581% 1.061% 1.525%
2022年5月 0.583% 1.078% 1.520%
2022年4月 0.583% 1.021% 1.450%
2022年3月 0.583% 1.011% 1.472%
2022年2月 0.581% 0.978% 1.394%
2022年1月 0.580% 0.956% 1.353%
年月 変動金利 10年固定 35年固定
2021年12月 0.582% 0.956% 1.376%
2021年11月 0.587% 0.955% 1.375%
2021年10月 0.587% 0.926% 1.329%
2021年9月 0.587% 0.919% 1.312%
2021年8月 0.587% 0.918% 1.309%
2021年7月 0.588% 0.924% 1.320%
2021年6月 0.588% 0.938% 1.387%
2021年5月 0.588% 0.943% 1.402%
2021年4月 0.578% 0.939% 1.429%
2021年3月 0.598% 0.945% 1.410%
2021年2月 0.598% 0.932% 1.366%
2021年1月 0.598% 0.930% 1.333%
年月 変動金利 10年固定 35年固定
2020年12月 0.598% 0.935% 1.353%
2020年11月 0.595% 0.937% 1.359%
2020年10月 0.594% 0.938% 1.338%
2020年9月 0.601% 0.952% 1.356%
2020年8月 0.603% 0.957% 1.354%
2020年7月 0.603% 0.961% 1.354%
2020年6月 0.607% 0.948% 1.333%
2020年5月 0.607% 0.960% 1.343%
2020年4月 0.602% 0.909% 1.306%
2020年3月 0.600% 0.907% 1.305%
2020年2月 0.600% 0.922% 1.348%
2020年1月 0.603% 0.947% 1.341%
年月 変動金利 10年固定 35年固定
2019年12月 0.609% 0.941% 1.296%
2019年11月 0.609% 0.913% 1.264%
2019年10月 0.609% 0.912% 1.223%
2019年9月 0.607% 0.906% 1.208%
2019年8月 0.607% 0.911% 1.289%
2019年7月 0.613% 0.923% 1.287%
2019年6月 0.634% 0.957% 1.371%
2019年5月 0.635% 0.965% 1.450%
2019年4月 0.635% 0.963% 1.440%
2019年3月 0.637% 0.958% 1.444%
2019年2月 0.679% 0.962% 1.472%
2019年1月 0.679% 0.971% 1.499%
年月 変動金利 10年固定 35年固定
2018年12月 0.677% 1.001% 1.586%
2018年11月 0.678% 1.019% 1.610%
2018年10月 0.669% 1.019% 1.588%
2018年9月 0.646% 1.017% 1.564%
2018年8月 0.647% 1.002% 1.513%
2018年7月 0.695% 1.008% 1.500%
2018年6月 0.699% 1.009% 1.516%
2018年5月 0.656% 0.999% 1.494%
2018年4月 0.656% 0.988% 1.491%
2018年3月 0.663% 1.019% 1.482%
2018年2月 0.705% 1.016% 1.513%
2018年1月 0.664% 0.997% 1.475%
年月 変動金利 10年固定 35年固定
2017年12月 0.670% 0.995% 1.474%
2017年11月 0.682% 1.000% 1.495%
2017年10月 0.681% 1.003% 1.489%
2017年9月 0.677% 0.990% 1.507%
2017年8月 0.690% 1.004% 1.533%
2017年7月 0.687% 0.996% 1.504%
2017年6月 0.689% 1.000% 1.511%
2017年5月 0.693% 0.983% 1.481%
2017年4月 0.689% 1.002% 1.539%
2017年3月 0.693% 0.973% 1.537%
2017年2月 0.693% 0.964% 1.506%
2017年1月 0.698% 0.982% 1.520%
年月 変動金利 10年固定 35年固定
2016年12月 0.698% 0.963% 1.460%
2016年11月 0.705% 0.947% 1.370%

※※DH住宅ローン指数は、ダイヤモンド社とホームローンドクター株式会社で作成した、諸費用込みの本当に信頼できる住宅ローン金利の指標です。主要15金融機関の実質金利の平均値を毎月計算。

 

住宅ローンの金利見通し FAQ

Q現在の住宅ローン金利は過去最低水準なの?
A

住宅ローン金利は、変動金利、全期間固定金利(フラット35)ともに、過去最低水準となっています。金利が低いため、借入可能額も過去よりも多くなっています。

Q住宅ローン金利の見通しは?(長期固定金利)
A

金利がどうなるかは誰もわかりませんが、日本においては日本銀行が2024年3月にマイナス金利政策を終了しました。といっても「金融緩和は継続する」ともしており、当面は大きく上昇する可能性は低いでしょう。
住宅ローンの長期固定金利については、長期金利(10年国債金利)の影響を大きく受けています。日銀は長期金利の誘導目標を撤廃しましたが、国債の買い入れは継続するとしており、やはり大きく上昇する可能性は低そうです。

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132銀行(主要銀行+地銀)の変動金利ランキングは?(1~40位)

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新規借入2024年7月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.308%
総返済額 3161万円
表面金利
年0.179%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,694円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/7/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.399%
総返済額 3210万円
表面金利
年0.270%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
74,864円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

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手数料(税込)
【定額型】5万5000円~
【定率型】借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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