空き巣が侵入後、最初に物色する5つの場所とは? 「ここなら大丈夫」と思うところこそバレている!?

2025年12月19日公開(2025年12月19日更新)
京師美佳:女性防犯アドバイザー・犯罪予知アナリスト
空き巣が侵入して最初に見るところは

「空き巣が家に入った際、必ずチェックする場所がある」と話す防犯アドバイザーの京師美佳さん。ここなら大丈夫だろうと思って貴重品を置いておくのは危険です。YouTubeチャンネル「防犯チャンネル【防犯アドバイザー京師美佳公式】」で、空き巣が最初に物色する場所トップ5を解説しました。

空き巣が侵入後、最初に物色する5つの場所

 空き巣が家に侵入して最初に探す場所はどこなのか、5つお伝えします。今からお伝えする場所には、貴重品を置かないように気を付けてください。

1. キッチンの引き出し

 特に女性の方で「キッチンなら大丈夫」と考えて貴重品を隠すケースが多いです。

 例えば、米びつの中、冷凍庫のお肉の中、キッチンの引き出しの中などが該当します。こうした場所は、実は空き巣にとってはバレバレの定番スポットです。

2. リビングの棚や小物入れ

 一戸建ての場合、多くの空き巣は、掃き出し窓から侵入します。そのため、侵入してすぐにあるリビングが最初の物色ポイントになります。 リビングにある棚や小物入れは、間違いなく狙われます。高級時計を置いていたり、ちょっとした小物入れの中に貴重品を入れている方は、注意が必要です。

3. 寝室のクローゼット

 寝室のクローゼットには時計のコレクションといった大切にしているものを保管している方が多いため、空き巣は必ず寝室を物色します。

4. ベッドの下

 寝室の中ではベッドの下も要注意です。 ベッド下のスペースを収納として活用していて、その中に通帳、印鑑、現金などを保管しているケースがよくあります。空き巣は、ベッドの下に何かが隠されていることを想定して動いています。

5. 書斎の机の引き出し

 これは特に男性に多い傾向があります。自分の基地である書斎の引き出しであれば、家族にも見つからないし大丈夫だろうという心理が働きます。しかし、空き巣はここも見逃しません。

パスワードのメモは残さない

 家の中で「ここなら大丈夫だろう」と思っている場所は、空き巣には完全にバレているものです。気を付けるに越したことはありません。 

 もし通帳や印鑑が盗まれてしまうと、そこに記載されている個人情報が悪用され、勝手に送金されたりといった被害に発展することもあります。また、忘れないようにと家の中にパスワードをメモして残しておくこともやめた方がいいでしょう。

空き巣被害を最小限にするための4つの対策

空き巣の被害を防ぐには
貴重品を自宅に置くなら、どうすべき?

 空き巣被害を防ぐためには、どうしたらいいのでしょうか。4つの対策についてお話します。

1. 防盗金庫を設置する

 どうしても貴重品を自宅に置いておきたい場合は、防盗金庫を導入してください。 ポイントは、ただ置くだけではなく、床にしっかりと固定して簡単に持ち出せないようにすることです。

2. 取り出すのに時間がかかるようにする

 通帳と印鑑はできる限り分けて保管してください。また、それらを保管する際は、上手に隠すことよりも「取り出すのに時間がかかる」ようにすることが有効です。マトリョーシカのように、開けても開けてもたどり着けないような状態にしておくのもいいでしょう。

3.  寝室には貴重品を置かない

 寝室は、必ず物色される場所なので、現金や財布、大切なコレクションを寝室に置くのは避けてください。

4.「捨て金」以外の現金を置かない

 現金を置かないことが大事です。ただし、空き巣は、家の中に盗めるものが何もないと、腹いせに家に火をつけたり、ゴミをぶちまけたりするといった暴挙に出ることがあります。

 そうした事態を防ぐために、「これだけ持っていけ」という5,000円から3万円程度の現金を、捨て金として置いておくといいでしょう。この捨て金以外は現金を置かないようにします。

まとめ

 最近では、貸金庫なども安価に利用できるようになりました。大切な時計のコレクションや貴重品は、自宅ではなく貸金庫に預けてしまうのが安全かと思います。

 「どこに置くか」で犯罪被害に遭う確率は大きく変わります。 今回お話したリビング、キッチン、寝室、書斎といった狙われやすい場所から貴重品を移動させることから始めてみてください。

【↓動画はこちら↓】



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