注文住宅を建てるハウスメーカー・工務店、28社のおすすめポイントや特徴を解説！

理想の注文住宅を建ててくれる、おすすめのハウスメーカー・工務店はどこ？ そんな疑問に答えるため、注文住宅を扱う28社のおすすめポイントや特徴を徹底比較した。注文住宅を考えている人は、自分に合ったハウスメーカー・工務店選びの参考にしてほしい。

注文住宅を建てるおすすめのハウスメーカー・工務店28社

アキュラホーム

対応エリア	関東1都6県/関西2府2県/東海4県/中国2県
工法	木造
坪単価（目安）	55万～85万円
定期点検	10年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年、有償メンテナンスで最長35年保証

▽特徴・おすすめポイント
デザインに高評価。完全自由設計でオンリーワンな家づくりが可能

　アキュラホームは、完全自由設計に対応する木造住宅メーカーだ。将来の間取り変更シミュレーションなど、家族のライフプラン変更を想定した提案を行っている。全棟デザイナーが監修する注文住宅において、グッドデザイン賞やキッズデザイン賞を連続で受賞するなどデザインにも定評がある。

　昨今では、高耐力壁を用いて、30帖の柱や壁のない空間をつくる「超空間の家」を開発し、バリエーションを増やしている。高気密・高断熱施工に注力しており、光熱費差額保証という他社にはないサービスを提供しているのも特徴だ。

　また、アキュラホームは適正価格での販売にも注力しており、部材のコスト管理や現場の作業効率アップで、コストパフォーマンスの良い住宅を提供している。このようなノウハウや商品を、アキュラホームのFC加盟店に提供し、日本一のホームビルダーを目指しているのもポイントだ。

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（アキュラホーム公式サイト）

スウェーデンハウス

対応エリア	全国
工法	木造
坪単価（目安）	65万～100万円
定期点検	50年の無料定期検診システム
保証制度	初期保証10年（有償メンテナンス工事の実施で10年の延長保証）

▽特徴・おすすめポイント
北欧スタイルの高気密・高断熱。快適な住み心地が人気

　北欧の木造住宅を提供するスウェーデンハウス。寒さの厳しい北欧の住宅性能を取り入れており、木製サッシ3重ガラス窓が標準装備。高気密・高断熱で室内環境を快適に保つ家づくりに定評がある。

　強度のある木質壁パネルを接合して一体化させる工法により、地震の揺れを面で受け止め、分散させる耐震性の高さも特徴。50年間の無料定期点検を実施しており、世代を超えて長く住み続けられる頑丈な家づくりにこだわりを持つ。

　北欧スタイルならではの外観や木の質感を活かした室内デザインへの人気も高く、総合的に評価が高いハウスメーカーだ。

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（スウェーデンハウスを含む）

へーベルハウス

対応エリア	関東から西側
工法	鉄骨造
坪単価（目安）	70万～90万円
定期点検	60年間の無料点検
保証制度	初期保証30年、有償補修の実施で最長60年保証

▽特徴・おすすめポイント
60年以上の耐久性を誇る頑丈な鉄骨住宅が強み

　旭化成ホームズが展開するへーベルハウスは、都心の3階建ての2世帯住宅、賃貸併用住宅に強みがある注文住宅ブランド。

 「ALL for LONGLIFE」のコンセプトにあるように、耐久性能の高さが最大の特徴だ。ヨーロッパの住宅で実績のあるALCコンクリート・へーベルに鉄骨、連続布基礎を組み合わせることで、60年以上の耐久性を実現している。

　地震エネルギーを吸収して受け流す「制震」技術を、工業化住宅で初めて標準仕様とした歴史もある。60年間の無料点検などサポートが充実しているところもメリット。

　災害に強い頑丈な家に長く住み続けたい人にとっては、検討したいハウスメーカーと言えるだろう。鉄骨住宅ならではの上質でスタイリッシュなデザインも持ち味だ。

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（ヘーベルハウスを含む）

積水ハウス

対応エリア	全国
工法	木造、鉄骨造
坪単価（目安）	50万～80万円
定期点検	30年の無料定期点検
保証制度	初期保証30年。有償メンテナンス実施により永年保証

▽特徴・おすすめポイント
トップクリエイターによるハイグレードな自由設計が持ち味

　大手ハウスメーカー・積水ハウスの注文住宅は、自由設計が基本で、木造・鉄骨造どちらにも対応している。自社内に「チーフアーキテクト」と呼ばれるトップクリエーターや一級建築士が存在し、設計・デザインに力を入れている。

　また、約240万戸の建築戸数を誇る総合住宅メーカーとして、豊富な実績と安定した品質を維持する工場生産体制を持つのが強み。注文住宅でも、顧客の家ごとに工場生産を行っている。

　従来の木造住宅では難しかった開口部が大きく開放的で自由度の高い家づくりを実現した独自の「シャーウッド構法」が有名。初期保証30年経過後、有料点検・有償補修工事を行えば、その後10年ごとに再保証が受けられ、建物がある限り永年保証というアフターサポートが充実しているのもメリットだ。

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（積水ハウスを含む）
 

住友林業

対応エリア	全国
工法	木造
坪単価（目安）	70万～90万円
定期点検	60年間の無料定期点検
保証制度	初期保証30年、10年ごとの有償メンテナンスの実施で60年まで延長保証

▽特徴・おすすめポイント
木造住宅を代表するハウスメーカー。木の質感が決め手に

　住友林業といえばその社名の通り、木造住宅に特化した大手ハウスメーカーだ。顧客の約65％が「木の質感」を理由に住友林業を選んでいることからも、木へのこだわりが分かる。

　自由設計に対応しており、施主の希望を取り入れられるのも嬉しいポイント。専属のプロジェクトチームが家づくりをサポートする。

　社名から無垢の木材を使用するイメージがあるが、柱は木を張り合わせたBF構法※の合成材で耐震性と耐久性に優れる。そのほか耐熱、耐火性能を満たす高性能な家づくりの技術も高い。建築費用のボリュームゾーンは、3000万～3500万円（顧客全体の約30％）。また住友林業は、イノスの家を展開するイノスグループに木材供給も行っている。※BF構法とは、一般的な集成材の柱幅の5倍以上の柱幅（560mm）の大断面集成材を用いた構法のこと

　木に囲まれた上質な生活を望むなら、検討する価値があるハウスメーカーだ。

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（住友林業を含む）

一条工務店

対応エリア	全国
工法	木造
坪単価（目安）	45万～80万円
定期点検	20年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年。有償メンテナンス工事の実施で最長30年保証

▽特徴・おすすめポイント
ハイスペックな性能にこだわり。モデルルームが標準仕様

 「家は、性能。」をスローガンとする一条工務店。高性能なモデルルームを標準仕様としており、断熱性・気密性、耐震性など住宅性能へのこだわりは業界トップクラスといえるだろう。

　ハイスペック住宅を納得のいく価格で提供するコストパフォーマンスの良さも一条工務店の強み。断熱材や窓、住宅設備などの生産をフィリピンの自社グループで内製化したり、現場の施工工程を工場で行うことで施工精度を均質化するなど、性能と価格の両立を図っている。

　高性能な住宅を適正価格で建てたいなら、検討すべき工務店だ。

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（一条工務店を含む）

三井ホーム

対応エリア	全国
工法	木造（ツーバイフォー工法）
坪単価（目安）	55万～90万円
定期点検	30年の無料定期点検、30年以降は有料で60年まで点検
保証制度	初期保証10年、有償メンテナンスの実施で最長60年まで保証

▽特徴・おすすめポイント
国内で初めてツーバイフォー工法を導入。インテリアに高評価

　北米で生まれた耐久性の高いツーバイフォー工法を国内で初めて導入した三井ホーム。さらに、日本の風土に合わせて、地震・火災に強く、屋内で快適な空気環境を保つ独自技術「プレミアム・モノコック構法」を開発。最新の実験では震度7に連続60回耐え抜き、耐震性の高さを証明している。

　オーダーメイドを軸にしたデザイン力の高さも三井ホームの魅力だ。ヨーロッパ風の洗練された外観やインテリアデザインが特徴で、国内ハウスメーカーとしては、1970年代に初めてインテリアコーディネーター制度を導入。現在も約300名のインテリアコーディネーターが在籍し、空間づくりをアドバイスしている。

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（三井ホームを含む）

パナソニック ホームズ

対応エリア	全国（北海道・東北の一部を除く）
工法	鉄骨造
坪単価（目安）	60万～100万円
定期点検	40年まで無料定期点検、有料で60年まで点検（35年保証の場合）
保証制度	初期保証35年（20年目までに有料メンテナンス工事の実施が条件）。延長で最長60年保証

▽特徴・おすすめポイント
先進技術を取り入れた高性能なZEH住宅に注力

　パナソニック ホームズ（旧パナホーム）は、「強さ」と「暮らしやすさ」を打ち出した住宅総合メーカーで、鉄骨住宅の建築がメイン。超高層ビル建築用の技術を採用した制震フレームを使用し、倒壊防止に加え、ゆがみもしっかり抑えるところがポイントだ。

　パナソニックの先進技術を取り入れたZEH（ゼッチ）※にも力を注いでいる。太陽発電パネルとリチウムイオン蓄電池の連携システムや、自動で節電したり電気器具の遠隔操作ができるIoTツールを設置。

　また、全館空調システムや高性能換気フィルターなど、室内の空気を浄化し循環させる仕組みも整っているのは、子育て世帯にうれしいポイントだ。
※ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）とは、高い断熱性能や省エネ設備の導入、太陽光発電などによる創エネなどを取り入れ、1年間の消費エネルギーより住宅でつくったエネルギーの方が多い、またはゼロになる住宅のこと

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（パナソニック ホームズを含む）

セキスイハイム

対応エリア	全国（沖縄県を除く）
工法	鉄骨造・木造
坪単価（目安）	60万～80万円
定期点検	60年の無償定期診断（5年目から各5年ごと）
保証制度	初期保証20年。有償メンテナンスの実施で最長30年保証

▽特徴・おすすめポイント
間取りの自由度が高いユニット工法を採用。アフターサポートも充実

　積水化学グループの住宅ブランドであるセキスイハイム。柱と梁を溶接し一体化したユニットを積み重ねた独自の「ボックスラーメン構造」をベースに、頑丈な鉄骨住宅を作っている。88種のサイズバリエーションがあるユニットを組み合わせ、空間の間取りを自由に設計できる。このような構法を用いるため完成までの工期が早いのもポイント。

　住宅性能の技術と品質の高さにも定評がある。年間約1万棟の注文住宅を工場で一邸ごとに生産し、高品質な家づくりを行う。60年間の無償定期診断など、アフターサポートが充実しているのもうれしい点だ。

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（セキスイハイムを含む）

ダイワハウス

対応エリア	全国
工法	木造、鉄骨造
坪単価（目安）	60万～80万円
定期点検	20年間の無料定期点検、20年以降は60年目まで有料点検
保証制度	初期保証30年。有料メンテナンス工事の実施で最長60年まで延長

▽特徴・おすすめポイント
木造から鉄骨造、平屋から併用住宅までプランの多様さが特色

　ダイワハウスは、平屋、多層階、併用住宅など多種多様なプランに対応する大手ハウスメーカー。メインブランド「xevoシリーズ」には、木造から重量鉄骨造まで豊富なラインナップがそろう。

　自社でトップデザイナーの精鋭集団を持ち、デザイン力の優れた家づくりを専門チームでサポートするのも特徴。設計、インテリア、施工まで一貫した自社体制を築いている。

　昨今は全天候型3電池連携システムで雨天でも約10日分の電力、暖房・給湯を確保できる「電気を自給自足する家」に注力。省エネの先を行く「創エネ」に関心があるなら、要チェックだろう。

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（ダイワハウスを含む）

住友不動産の注文住宅

対応エリア	北海道、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、岡山、福岡、熊本
工法	木造
坪単価（目安）	50万～80万円
定期点検	10年目まで無料定期点検
保証制度	初期保証10年。2度の延長で最長30年保証（有償で最長60年保証）

▽特徴・おすすめポイント
高級住宅設備が標準仕様。デベロッパーの強みを活かした家づくり

　住友不動産の注文住宅は、総合デベロッパーの利点が活かされているのが特徴だ。高級マンションに使用される高級住宅設備が標準仕様であり、オフィスビルや分譲マンションのデザイン・部材を取り入れた斬新なデザインに強みを持つ。特に、都市型住宅「J・アーバン」シリーズは、グッドデザイン賞をシリーズ4連続で受賞した実績があり、モダンでスタイリッシュなデザインに定評がある。

　超高層ビルやタワーマンションの建設で培った地震対策技術を取り入れているのも注目すべきポイントだ。災害に強く、ハイグレードな家づくりを理想とするならば、検討する価値がある。

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（住友不動産を含む）

ミサワホーム

対応エリア	全国（沖縄県除く）
工法	木造
坪単価（目安）	60万～75万円
定期点検	30年目まで無料定期点検
保証制度	初期保証35年（有償で延長保証あり）

▽特徴・おすすめポイント
世界初の「ゼロ・エネルギー住宅」を開発。省エネ住宅にこだわり

　ミサワホームは、全国展開する大手ハウスメーカー。日本古来の木造軸組工法のほか、独自の木質パネル接着工法を採用している。木質パネル住宅は、耐震性や断熱性が高いのが特徴。最新のパネル工法では、「高耐震×大空間」「高断熱×大開口」の相反する要素を実現している。

　省エネにも力を入れており、世界初の「ゼロ・エネルギー住宅」である「HYBRID-Z」を開発。ゼロ・エネルギー評定制度の第1号を取得した。現在、環境技術を標準装備したCO2マイナス住宅を販売している。

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（ミサワホームを含む）

トヨタホーム

対応エリア	全国（北海道・東北の一部、沖縄県を除く）
工法	木造、鉄骨造
坪単価（目安）	40万～90万円
定期点検	25年の無料定期点検
保証制度	30年の初期保証（最長60年まで延長）

▽特徴・おすすめポイント
車とつないで蓄電できるZEH住宅を開発。自動車メーカー発の技術に強み

　トヨタ自動車が立ち上げたハウスメーカー、トヨタホーム。鉄骨造に特化し、地震に強い住まいづくりを行っている。独自に開発した鉄軸工法は、標準仕様で耐震等級3級をクリア。耐震性がありながらも、設計の自由度が高いのが特徴だ。

　また、全体の8割を工場で製造するなど、トヨタグループならではの工場生産の技術力が活かされている。車とつないだ蓄電・給電可能なZEH住宅を展開しているのも、自動車メーカーを母体に持つハウスメーカーらしいところだ。

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（トヨタホームを含む）

クレバリーホーム

対応エリア	全国
工法	木造
坪単価（目安）	30万～65万円
定期点検	30年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年（有償メンテナンスで最長30年まで保証）

▽特徴・おすすめポイント
外壁タイルが標準装備。コスパの高い木造住宅を提供

　新昭和FCパートナーズが展開するクレバリーホーム。ホームビルダーがFC（フランチャイズ）加盟店となり、本部が部材、営業ノウハウを提供して、クレバリーホームのブランドで木造住宅を建設する。大手住宅メーカーよりも安い価格で建設できるのがメリットだ。30～40年維持できる経年劣化の少ない外壁タイルを標準仕様にしているのが、魅力のひとつ。

　建物の性能・品質の高さとコストを両立しているところもポイント。グループ全体で年間3000棟以上を建てていることから、スケールメリットを活かしたさまざまなオリジナル部材を開発し、コストパフォーマンス向上につなげている。

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（クレバリーホームを含む）

ユニバーサルホーム

対応エリア	全国
工法	木造
坪単価（目安）	40万～70万円
定期点検	25年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年。有償メンテナンスで最長30年まで保証

▽特徴・おすすめポイント
1階全面床暖房を完備。床に特化したハウスメーカー

　ユニバーサルホームは、FCとして工務店やビルダーにノウハウを提供し、全国で注文住宅を建ている。

　特徴は、床にこだわりを持つハウスメーカーであること。床下を土・砂利・コンクリートで密閉することで、頑強な基礎を造り、耐震性を高めるほか、床下浸水が起こらず、シロアリ対策にも効果的な家づくりを行っている。

　1階全面に床暖房が標準搭載されているのもポイントだ。基礎の中に地熱システムが設置されており、部屋の温度差を感じることなく、一年中快適な室内環境で過ごせるのがうれしい。床暖房を希望するなら、検討すべきハウスメーカーだ。

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（ユニバーサルホームを含む）

レオハウス

対応エリア	全国（北海道・沖縄県を除く）
工法	木造
坪単価（目安）	40万～80万円
定期点検	60年の無料定期点検
保証制度	初期保証20年。有償メンテナンスで最長60年まで保証

▽特徴・おすすめポイント
ライフスタイルに合わせた完全自由設計に対応

　ヤマダホームズが展開する注文住宅ブランドのレオハウス。完全自由設計に対応しており、理想のライフスタイルに合わせた間取りが実現できるのが魅力だ。在来の木造軸組工法とツーバイフォー工法から適した工法を提案してくれる。

　耐震に加え、建物の揺れを吸収する独自の制震システムを導入し、地震に強い家づくりを行っているのも特徴。60年目まで無料点検を実施するなど、アフターサポートが充実しているところも利点だ。

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（レオハウスを含む）

ヤマダホームズ

対応エリア	全国（東北、中部、中国、四国、九州の一部、沖縄県を除く）
工法	木造
坪単価（目安）	50万～80万円
定期点検	60年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年、有償メンテナンスで最長60年保証

▽特徴・おすすめポイント
長期優良住宅に対応した4つの性能基準で最高等級を確保

　ヤマダ電機グループのヤマダホームズは、FCで全国の工務店などとパートナーシップを結び、高性能な家づくりに注力している。長期優良住宅が求める4つの性能基準（耐震、断熱性能、劣化など）で最高等級を確保している点が特徴だ。

　一部の商品には檜（ヒノキ）を柱や土台に標準使用し、強度や耐久性の高さを実現している。太陽光発電システムや空気から水を生成する製水器が標準仕様のシリーズもある。希望や予算に合わせて選べるラインナップがそろっているのもうれしいポイントだ。

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（ヤマダホームズを含む）

アイフルホーム

対応エリア	全国（富山県、福井県、和歌山県、沖縄県を除く）
工法	木造
坪単価（目安）	25万～60万円
定期点検	20年の無料点検、有料で60年まで点検実施
保証制度	初期保証10年、最長30年まで延長可能

▽特徴・おすすめポイント
子どもの事故を防ぐ安全設計。子育て世帯にうれしい住空間

　LIXIL住宅研究所がFC展開する住宅メーカーのアイフルホーム。耐久性の高い家をローコストで提供し、長く安心して住める家づくりを目指している。

　子ども目線で考えた設計が特徴的で、ドアの引き戸や階段などに子どもの事故を防ぐ工夫が施されている。他にも、親子で団らんに使える小上がりの畳空間や子どもの身長でも手が届くスイッチなど、子育て世帯にうれしい住空間が整う。耐震等級3に相当し、耐久性にも優れているのがポイントだ。

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（アイフルホームを含む）

タマホーム

対応エリア	全国
工法	木造
坪単価（目安）	40万～70万円
定期点検	10年の無料点検
保証制度	初期保証10年、有償工事の実施で最長60年まで延長

▽特徴・おすすめポイント
良質な家を1000万円台から提供。長期優良住宅にも対応

　タマホームは、良質の家を低価格で提供するハウスメーカー。売れ筋の「大安心の家シリーズ」は1000万円台から建てられる。

　中間業者を挟まない直接施工や国産木材業者と直接つながる流通システム、住宅設備の大量発注など、コストダウンを徹底。ローコストである一方、耐震や断熱、耐久性など長期優良住宅にも対応しているのがうれしいポイントだ。予算は限られているが、質も落としたくない場合、検討する価値がある。

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（タマホームを含む）

日本ハウスホールディングス

対応エリア	全国
工法	木造
坪単価（目安）	55万～65万円
定期点検	60年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年、10年ごとの有料メンテナンス実施で最長60年保証

▽特徴・おすすめポイント
国産ヒノキにこだわり。日本人が落ち着く和のテイストが魅力

　日本ハウスホールディングス（旧：東日本ハウス）の特徴は、国産の良質な檜（ヒノキ）を標準使用していること。檜は、強度や耐久性にすぐれ、リラクゼーション効果もある人気の木材だ。

　日本伝統の木造軸組工法に独自開発の最新技術を融合し、耐震性があり丈夫で長持ちする木造住宅を造っているのもポイント。和のデザインにも定評があり、グッドデザイン賞を11回受賞している。檜に囲まれた健康的な生活を送りたい、日本人らしい和風の家を建てたいなら要検討だ。

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（日本ハウスホールディングスを含む）

桧家住宅

対応エリア	全国（北海道・沖縄県を除く）
工法	木造
坪単価（目安）	40万～70万円
定期点検	30年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年、有料メンテナンス実施で最長30年保証

▽特徴・おすすめポイント
電気代を抑える独自の全館空調システムが人気

　桧家住宅は、「最高品質と最低価格で社会に貢献」という理念を持つハウスメーカー。テクノロジーを駆使した性能の良い家をリーズナブルに建てられるのが魅力。

　桧家住宅が開発した全館空調システム「Z空調」が支持を得ている。年間56000円ほど電気代が抑えられたという実測データも。心地よい空間と経済的メリットの両方を実現できるのがポイントだ。独自の断熱材を使っており、気密性にも注力している。

　このようなエコで快適な住まいを、一部地域を除く全国にFC展開して提供する。そのほか、プロがコーディネートするインテリアスタイルが標準仕様なのもうれしいポイントだ。

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（桧家住宅を含む）

アイダ設計

対応エリア	全国（北海道・東北の一部を除く）
工法	木造
坪単価（目安）	35万～65万円
定期点検	35年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年、有料メンテナンス実施で最長35年保証

▽特徴・おすすめポイント
自由設計で1000万円台から可能。狭小地の設計にも強み

　アイダ設計は「正直価格の家」をスローガンに掲げる木造住宅メーカー。コストパフォーマンスの高さを誇り、1000万円台の「ブラーボスタンダード」が人気商品となっている。

　ローコストでありながら、自由設計に対応しているのが特徴。コストダウンへの努力を徹底しており、一括大量仕入れや自社プレカット工場の運営、土地の仕入れから測量·設計·施工·アフターサービスまで自社一貫で行っている。

　設計からスタートした会社で、現在も年間2000棟以上の設計実績を持つ。特に狭小地設計を得意としているので、狭小地での建築を考えているなら要チェックだ。

一括カタログ請求で複数社を比較
（アイダ設計を含む）

アエラホーム

対応エリア	全国（北海道・沖縄県を除く）
工法	木造
坪単価（目安）	50万～80万円
定期点検	10年の無料定期点検
保証制度	初期保証20年。有償メンテナンスの実施で永年保証が可能

▽特徴・おすすめポイント
気密性の高いエコ住宅が得意。快適な住み心地に配慮

 「環境設計の家」をコンセプトとするアエラホーム。エコ住宅には欠かせない高断熱、高気密、高遮熱の家づくりを得意としている。

　建物をアルミ箔で覆われた高性能断熱材ですっぽり包み込んだ、気密性の高い「外張断熱の家」を開発。冷暖房のロスや室内の気温差が少ない快適な住み心地がポイントだ。全館空調換気システムを取り入れた商品シリーズもある。

　アエラホームは一部地域を除く全国にFC展開しており、このようなエコ住宅を提供する。省エネ住宅に興味があれば、検討してみる価値ありのハウスメーカーだ。

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（アエラホームを含む）

イシンホーム

対応エリア	全国（北海道を除く）
工法	木造
坪単価（目安）	50万～80万円
定期点検	10年の無料定期点検
保証制度	初期保証20年。有償メンテナンス実施で最長60年保証

▽特徴・おすすめポイント
除菌できる動線を取り入れた、ウイルス対策の家に注力

　岡山地盤のイシン住宅研究所がFC展開するイシンホーム。独自開発の販売・設計・施工ノウハウを全国各地の加盟店に提供する。

　注力しているウイルス対策の住宅は、キッズデザイン賞とハウスオブザイヤー「優秀賞」をダブル受賞するなど、高い評価を得ている。ウイルス対策の家では、玄関クリーンルームを通って、洗面室・浴室へ直行する除菌可能な動線を確保しているのが特徴。時代のニーズを捉えた、子育て世帯にうれしい住空間だ。

　また、太陽光パネルが標準仕様なのもイシンホームならでは。リース契約のため、初期費用ゼロ円で導入ができ、契約料を売電収入で補う仕組みのため実質0円で利用できる。契約料を支払い終われば、売電収入がプラスで得られる。

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（イシンホームを含む）

三菱地所ホーム

対応エリア	首都圏、関西
工法	木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
坪単価（目安）	60万～120万円
定期点検	7年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年。有償メンテナンスの実施で最長50年保証

▽特徴・おすすめポイント
フルオーダーの自由設計とデザイン力の高さが魅力

　三菱地所グループの住宅メーカーである三菱地所ホーム。フルオーダーの自由設計に対応している。提携する設計事務所の建築士が担当しており、デザイン性の高い提案を受けられるのが魅力だ。

　独自の全館空調システムも注目ポイントのひとつ。コンパクトな室内機で快適な空間を作り出している。ツーバイフォーを独自に進化させたツーバイネクスト工法は、震度7の約1.5倍もの大地震に耐える強さを持つ。

　自由設計で災害にも強い家を建てたいなら、検討すべきハウスメーカーといえる。ただし、無料定期点検期間が7年と28社の中では最も短い。

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（三菱地所ホームを含む）

セルコホーム

対応エリア	全国
工法	木造（２×６工法）
坪単価（目安）	40万～70万円
定期点検	10年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年。有償メンテナンス実施で20年まで延長

▽特徴・おすすめポイント
カナダの輸入住宅に特化。ハイセンスで多彩な欧米デザイン

　カナダの輸入住宅に特化したセルコホームは、仙台市に本社があるハウスメーカー。全国にFC展開をし、北米の厳しい環境に適応してきたカナダ住宅の高い性能を取り入れた住宅を建てている。

　耐久力のあるカナダ産の良質な木材を使用し、強度の高い2×6工法を採用しているのがポイント。断熱、気密、省エネに加え、耐震性、耐久性にもすぐれた家づくりを行っている。

　カナダの多文化を反映した多彩なデザインがあるのも大きな魅力。イギリスの伝統を受け継ぐデザイン、カナダ西海岸のデザインなどを好みで選べるのもうれしい。欧米スタイルの家を理想とする人に適したハウスメーカーだ。

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（セルコホームを含む）

センチュリーホーム

対応エリア	首都圏
工法	木造
坪単価（目安）	30万～60万円
定期点検	10年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年

▽特徴・おすすめポイント
高性能な住宅をローコストで建てられる首都圏展開のハウスメーカー

　首都圏で展開するセンチュリーホームは、木造の注文住宅に特化したハウスメーカーだ。良い家を低価格で造ることにこだわりがある。

　CMなどの宣伝広告費や住宅展示場、華美なモデルハウスを持たないことでコストカット。その分、基礎の角部分を強化する工法で耐震性を高めるなど、住宅性能の向上に力を注いでいる。長期優良住宅や次世代省エネ基準をクリアしているのも注目ポイントだ。

一括カタログ請求で複数社を比較
（センチュリーホームを含む）

住宅情報館

対応エリア	関東、中部、関西、東北の一部
工法	木造
坪単価（目安）	40万～70万円
定期点検	10年の無料定期点検
保証制度	初期保証10年。有償メンテナンスで10年ずつ延長、最長60年保証

▽特徴・おすすめポイント
国産ヒノキを使用した耐久性の高い家づくりが特徴

　飯田グループホールディングスの傘下で、総合不動産事業を行う住宅情報館。国産檜（ヒノキ）を使用した強くて耐久性のある家づくりにこだわっている。

　住宅性能の高さも特徴。構造の安定・劣化の軽減・維持管理への配慮・温熱環境の4分野において、住宅性能評価書を取得している。また、耐力壁を取り入れているため、高い耐震性と開放的な空間を両立しているのもポイント。バリエーション豊富な商品ラインアップがあり、自由設計にも対応している。

一括カタログ請求で複数社を比較
（住宅情報館を含む）

注文住宅を建てるハウスメーカー、おすすめの選び方は？

　注文住宅を建てる際に最も重要なのが「住宅会社選び」だ。住宅会社には主にハウスメーカー、工務店、設計事務所の3つがある。ここでは、ハウスメーカー選びで大切な7つのポイントを紹介しよう。

① 複数社で建築費を比較する

　ハウスメーカーによって坪単価が異なるため、実際の坪単価を確認するには、同じ間取りで複数社に見積もりを取るようにしたい。NTTデータが運営する「HOME4U 家づくりのとびら」といったサービスを利用すれば、同じ予算で複数社が間取りプランを作成してくれて比較できるので便利だ。

② 住宅性能表示制度の＋αに注目する

 「住宅性能表示制度」とは、耐震性、省エネルギー性など10分野の住宅性能を等級で表示する国が定めた制度だが、多くのハウスメーカーは標準仕様で住宅性能表示制度のほとんどの分野の最高等級を取得できる。そのため、各社が独自の＋αをつけて差別化を図っている。

　例えば、同じ「耐震等級3」でも、メーカーによっては、震災時の建物の損壊を軽減する効果がある「制震装置」を導入しているなどだ。ハウスメーカーの性能を比較する際は、このような「最高等級＋α」の部分に注目したい。

③ デザインの得意・不得意を確認する

　各ハウスメーカーによってデザインの得意・不得意の差がある。得意なデザインを確認する方法としては、住宅展示場で現物を見学するのがもっとも簡単だ。また、多くのメーカーはデザイン集のパンフレットも作製しているので、それで確認してもいいだろう。

④ 設備・内装材のグレードの違いをチェックする

　住宅設備にはグレードがある。例えば、質感やデザイン性の優れた高グレードのシステムキッチンや、より天然木に近い質感を持つ高グレードのフローリングなどだ。どの程度のグレードの設備、内装材を標準仕様にしているかは、ハウスメーカーによって異なるため、違いをチェックしておこう。

⑤ 保証制度の違いを確認する

　新築住宅の場合、「住宅の品質確保の促進等に関する法律（品確法）」によって10年間の保証が付くことになっているが、大手といわれるハウスメーカーのほとんどがそれを上回る30年の初期保証を付けている。

　違いが出るのは30年以降の保証期間と延長のための費用だ。大体は10年ごとに無料または有料の点検を行い、そこで見つかった不具合を修繕すれば保証期間が延長される。多くの延長期間の上限は築60年までだが、建物が存在する限り延長するというメーカーもある。

⑥ メンテナンスコストを比較する

　建築費以上に重視したいのがメンテナンスコストだ。例えば、一般的な外壁塗装の寿命は10年から15年といわれているが、最近は30年をアピールするハウスメーカーも増えてきた。

　外壁塗装の相場は1回当たり100万円以上するので、寿命が延びればそれだけメンテナンスコストが削減できる。そのため、メンテナンスコストを比較する際は、営業担当者に30年、60年といった長期スパンのメンテナンス費用を出してもらって横並びで確認するとよい。

⑦ 間取りの自由度はあるか？

　上記の外壁を含め、ハウスメーカーのほとんどの部材はオリジナル品だ。そのため、「この輸入品を使用したい」といったように、オリジナル品以外の採用をリクエストしても仕様上、設置できないこともある。

　また、柱や階段などの構造材も寸法などが決まったオリジナル品なので、「この階段の角度をもう少し緩く」「ここの天井を2cm高く」といった細かい間取りの変更にも対応できないことが多い。

　このような自由度に関しては、やはり同じ間取りで相見積もりを依頼すれば分かるはずだ。自由度の低いハウスメーカーの場合、「当社ではその間取りは不可能です」「どうしてもここに柱が入ります」といった回答になるはずだ。

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