競売が難しいという
イメージすらなかった
竹内かなとさん 学生の時に不動産投資家になることを決意。資金作りのため、ヤフオクで「アーシングケーブル」の切り売りをして2億円以上の売上げを達成。http://kanato2.com
「競売」とは、裁判所が差し押さえた物件を、入札方式でセリにかけるもの。通常の仲介売買とは違うので、一般には手が出しづらいイメージがある。さらには、落札した物件を見に行ったら、時に怖~いスジの人たちが占有していて、法外な立ち退き料を要求された…なんて話も聞く。
しかし、若い竹内さんは「競売にそんなイメージがあることすら知らなかった」という。
「僕はヤフオクで投資資金を作ったんで、競売も似たようなもんやろと思ってました。オークションなんやから、物件が割安で出品されてるはずやって」
これで災難に見舞われれば「若さゆえの無知」ということになろうが、現在は競売制度もかなり改善されていて、むしろ竹内さんの解釈のほうが正しいとすらいえる。
「最初に入札したのは最低落札価格が140万円で出ていた住宅。相場もわからず270万円で入札したら、競合もなくあっさり買えて。行ってみたらちゃんと掃除もしてあってキレイなもんでした」
その物件を売りに出したところ、すぐに「370万円で買いたい」という人が現れた。しかも、その人は「こんなに安くて大丈夫かいな?」と心配すらしていた!