ヤフオクで2億円稼ぎ、競売で不動産投資を行う若き不動産投資家(竹内かなとさん)

【第5回】2012年5月11日公開(2022年8月12日更新)
ザイ編集部

難あり物件もその分
安ければ問題なし!

 その建物は、元々は駅近にある「駐輪場」で、高校生が学校(駅からかなり遠い)まで乗る自転車を預けていたが、高校が移転して使われなくなった。普通ならそんな所を買う人はいないが、竹内さんはそれを社屋に改造して使っているのだ。ナイス・アイデア!

 「トラブルっぽい事態は、賃借人のいる物件を落札した時。僕は同じ家賃で住み続けてもらおうと思ったんですが、挨拶に行ったら『大幅な値下げか退去料を』と迫られて困りました。それに懲りて、以降はなるべく退去済みの物件を狙うようにしてます」

 実は、15番目に購入した物件も、少しヤバかった。「基礎にクラック(亀裂)あり」との注釈事項があるゆえ破格だったのだが、落札後に訪れたら想像以上に家が傾いている!

 「やってもうた…」と思ったが、「家賃が安いなら借りたい」という人が現れ、無事、収益物件となった。

 寝る間も惜しんで、ひたすらケーブルを切り売りしていた竹内さんは、こうして現在は13棟の不動産物件を所有し、年間800万円以上の家賃収入を得る「金持ち父さん」になったのだった!

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