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本当に子育てしやすい住まいはどっち? マンションと戸建て、それぞれのメリットを紹介!

2019年10月4日公開(2019年10月30日更新)
椎名前太:住宅・不動産ライター

「子育てをするなら住まいは一戸建て」。子どもができた際、そう考える人は多いようだ。ならばマンションは子育てに不利なのか。実はそうとは言い切れない。そこでそれぞれで子育てをするメリットを深掘りし、本当に子育てに向いた住まいはどちらなのかを考えてみたい。(住宅・不動産ライター 椎名前太)

マンションと戸建て、どちらが子育てしやすいのだろうか?(出所:PIXTA)

一戸建てで子育てをするメリット

 まずは、一戸建てで子育てをする場合の主なメリットを紹介しよう。

メリット①
階下への騒音を気にしなくていい

 子育て世帯が一戸建てを選択する最大の理由として、「階下への騒音を気にしなくていい」をあげるケースが多い。子どもは元気に駆け回るのが仕事。下の階に人が住んでいない一戸建てなら、子どもの足音を気にせずに生活することができる。

メリット②
庭を確保できる

 ある程度の広さがある庭があれば、子どもが走り回って遊ぶことができるし、夏にはプールを置くことも可能だ。また、ガーデニングや家庭菜園を行えば親子の絆が深まるとともに、植物や虫と触れ合うことで自然を学ぶことにもつながる。

(出所:PIXTA)

メリット③
比較的広い居住面積を確保することができる

 一戸建ての構造は2階建て以上がメインとなる。それゆえ5LDKといった広い間取りも珍しくない。広ければ大人数の家族でも住みやすい上に収納スペースに困ることも少なくなる。

メリット④
広い公園や雑木林が近いなど自然環境が豊か

 一戸建てが立ち並ぶ住環境は、比較的広い公園や雑木林などが近くて自然が豊かなケースが多い。そのため、親子で野外スポーツや昆虫採集、釣りなどを楽しむこともしやすいといえる。

メリット⑤
自分の敷地内に駐車場を確保できる

 子育て世帯は、自動車でベビーカーやアウトドアグッズなどを運ぶ機会も多いだろう。敷地内に駐車場があれば、このような大きな荷物を車から降ろして、すぐに家に入れることができる。

マンションで子育てをするメリット

 上記を読むと、子育てをするならマンションより圧倒的に一戸建ての方が便利に思えるかもしれない。しかし、実はマンションならではの子育てをする上でのメリットも複数あるのだ。

メリット①
ママ友ができやすい

 マンションは集合住宅であるがゆえに同世代の子どもを持つママ友ができやすい。さまざまな情報交換ができる上に、年長の子を持つ先輩ママからアドバイスをもらえるケースも増えるかもしれない。

メリット②
子どもの友達もつくりやすい

 ママ友ができやすいということは、子ども同士も友達になりやすいということだ。家が近いので学校行事などで使うモノの貸し借りなどもしやすくなる。

メリット③
マンションの敷地内に公園がある

 ある一定規模以上のマンションのほとんどは、敷地内に公園や遊歩道を設けている。つまり、家のすぐ近くで車通りを気にせずに子どもを遊ばせることができるのだ。ただし、この施設には2つの種類があることを知っておきたい。

マンション敷地内の公園マンションには、敷地内に公園を保有している場合がある(出所:PIXTA)

 1つは「提供公園」。これは条例に基づいて敷地内の公園を地方自治体に無償譲渡するものだ。そのため、管理はその地方自治体が行い、固定資産税や維持費などを納める必要はない。

 もう一つは「公開空地」。こちらは建築基準法によって整備された遊歩道や広場のことで、維持管理はマンションの管理組合によって行わなければならない。どちらもマンションの居住者だけでなく誰でも利用可能だ。その代わりにマンションの容積率や高さ制限が緩和され、より多くの戸数が建設可能になる。

メリット④
家の中の動線が短く、家事が楽になる

 基本的にマンションの住戸に階段はない。従って、「1階で洗濯機を回して、2階で干す」、「2階に掃除機を運んで掃除をする」といった動きをする必要はなく、短い動線で家事を行うことができる。

メリット⑤
共有部に子育てを支援する設備がある

 マンションは大規模になればなるほど共有部の施設が充実する傾向がある。たとえばキッズルーム、託児所、コンビニといった子育てを支援する施設を備えたマンションも珍しくない。

メリット⑥
周辺の生活施設が充実している

 マンションは、比較的駅に近く、スーパーや病院など周辺の生活利便施設が充実していることが多い。

メリット⑦
防犯性が高い

 一戸建ての場合、玄関だけでなく家中の窓のカギをかけなければ防犯性は保てない。一方で、マンションは玄関のカギさえかけてしまえば一定の防犯性は確保できる(特に高層階の場合)。さらにオートロックや24時間有人管理の物件を選択すれば、より防犯性が向上する。

戸建てもマンションもそれぞれメリットがある。優先順位を明確にし、後悔のない物件選びを!

 以上のように、マンションで子育てをするメリットは意外に多い。それでも子育て世代の多くが不安視するのが階下への騒音だが、こちらは「床にカーペットやコルクを敷く」、「友達同士でお互いの家に遊びに行かないようにルール化する」といった対策である程度軽減できるはずだ。

 また、ガーデニングや家庭菜園に関してはマンションのベランダで行うことも可能だし、収納スペースに関してはトランクルームを完備する物件もある。

 このようなことを考慮すると、マンションと一戸建てのどちらが子育てに向くかは人それぞれだ。ここで紹介した各メリットのどれを優先するかで判断すればいいだろう。

マンションと一戸建てに共通する、
子育てに向いた間取りと設備

 最後に、マンションと一戸建ての両方にお勧めできる、子育てに向いた間取りと設備を紹介しよう。こちらも参考にしながら、納得のいく物件を探して欲しい。

■キッチン、脱衣室、ダイニングを回遊できる間取り

 料理に洗濯に配膳。子育て世代の家事はとにかく忙しい。だから家事動線はできるだけ短く、1本の線でつながっていた方が便利だ。キッチン、脱衣室、ダイニングを回遊できる間取りを選択すれば、それぞれの家事を同時進行でこなすことが楽になり、家事効率がグンと上がる。

家事動線をできるだけ短く、1本にすれば子育ても楽になる。

■対面キッチン

 まだ自分の個室を持たない小さな子どもがいる場合、遊び場はリビングになることが多い。リビングと対面するキッチンを選択すれば、子どもの様子を見守りながら家事をすることができる。

 また、『東大脳の育て方』(主婦の友社)によると東大生の83%がリビングで勉強していた。これには家族の気配があると緊張感が保てる、分からないことがあってもすぐに親に聞ける、といった理由があるようだ。つまり、大きくなった子どもの学力向上にも、対面キッチンは役立つはずだ。

■和室

 一時減少傾向にあった和室だが、最近は子育て世代の間で見直されている。その理由は「クッション性があるので安全」「吸音効果がある」「おもちゃを広げて遊び場になる」「そのまま寝かせることもできる」といったことだ。対面キッチンから視界に入る配置なら、なお効果的だろう。

■シューズインクローゼット

 シューズインクローゼットとは玄関土間から直接出入りができるクローゼットのこと。一戸建てはもちろん、収納スペースが少ないと思われがちなマンションでもシューズインクローゼットを備えた物件は少なくない。子どもの遊び道具やベビーカーなど野外で使用するものでも汚れを気にせず片づけることができる。

■安全装置がついたコンロ

 歩きはじめたばかりの子どもは、まだ火の怖さを知らない。また、いつ、どのタイミングでキッチンの中に入ってくるかも分からない。それゆえ、キッチンのコンロは火の出ないIHクッキングヒーターを選択した方が無難だろう。ガスコンロにこだわるなら、チャイルドロックなどの安全装置が付いたものを選びたい。

 新築物件を購入し、これらのコンロがオプション扱いの場合、標準品との差額ではなく、新品価格の全額を支払わなければならないケースもある。その際は、ネット通販や量販店で買って、標準品と交換した方が安上がりになるはずだ。取り外したコンロは、リサイクルショップに買い取ってもらうか、メルカリなどのフリーマーケットアプリを利用して売却すればいいだろう。

【関連記事はこちら】>>家を買うなら、「新築住宅」と「中古住宅」のどっちがいい? メリット・デメリットを徹底比較

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