ここが変だよ日本の不動産取引

 世界から見れば、日本の不動産取引は不透明で、非常識がまかり通っていて、相当な知識がなければ不動産を高値で売却するのは難しいと言われています。そこで、日本の不動産業界の裏事情に詳しい風戸裕樹氏に、「世界から見た、日本の不動産取引のおかしな点」を連載で明らかにしてもらいます。

 風戸裕樹氏は、「不動産売却で売り主だけの味方になる」という新しいコンセプトを打ち出した不動産売却サービス「売却のミカタ」(株式会社不動産仲介透明化フォーラム)を立ち上げた人物。日本の不動産売買においては、不動産仲介会社が売り手、買い手に両方の仲介を担当できます。そのため、両者から手数料をもらう「両手取引」によって手数料を稼ごうとする不動産仲介会社が多く、「売り手」を軽視した行動をとりやすくなっています。

 風戸氏は、こうしたおかしな不動産取引の実態を変えたくて、「売り主だけの味方になる」という、新しいコンセプトを打ち出しました。その後、ソニーグループから買収の打診があり、その理念と仕組みを多くの人に知ってもらうためにはソニーの名前は魅力的と考え、事業を売却。今は、ソニー不動産として営業しています。

 現在、風戸氏は不動産情報サービス「PropertyAccess.co」を設立し、アジアの不動産を日本人に紹介するビジネスを展開しています。一貫しているのは、「不動産取引の透明性を高め、不動産売買・投資市場の活性化を図りたい」というコンセプトです。

 連載では、世界では当たり前である「両手取引の禁止」の意義や、日本では考えられないような、「徹底した情報開示」の実態を紹介してもらいます。日本がいかに、不動産仲介会社にとって有利な法律、商慣習になっており、売り手、買い手が不利益を被っているかを実感してください。

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◆HOME4U(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、ビル、アパート、店舗・事務所
掲載する不動産会社数 900社 不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら
サービス開始 2001年
運営会社 NTTデータ・スマートソーシング(東証一部子会社)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、日本初の一括査定サービスであり、運営会社はNTTデータグループで安心感がある点。弱点は、提携会社数がやや少なめであること。
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◆イエウール(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
掲載する不動産会社数 1400社以上 不動産一括査定サイト「イエウール」の公式サイトはこちら
サービス開始 2014年
運営会社 Speee
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、掲載する会社数が多く、掲載企業の一覧も掲載しており、各社のアピールポイントなども見られる点。弱点は、サービスを開始してまだ日が浅い点。
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◆LIFULL HOME'S(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、倉庫・工場、投資用物件
掲載する不動産会社数 1692社(2018年8月)
サービス開始 2008年
運営会社 LIFULL(東証一部)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】強みは、匿名査定も可能で安心であるほか、日本最大級の不動産ポータルサイト「LIFULL HOME'S」が運営している点。弱点は大手の不動産仲介会社が多くはないこと。
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◆イエイ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
掲載する不動産会社数 1000社 不動産一括査定サイト「イエイ」の公式サイトはこちら
サービス開始 2007年
運営会社 セカイエ
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、サービス開始から10年以上という実績があるほか、対象となる不動産の種類も多い。「お断り代行」という他社にないサービスもある。弱点は、経営母体の規模が小さいこと。
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◆マンションナビ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション
掲載する不動産会社数 900社超、2500店舗 不動産一括査定サイト「マンションナビ」の公式サイトはこちら
サービス開始 2011年
運営会社 マンションリサーチ
紹介会社数 最大9社(売却・買取6社、賃貸3社)
【ポイント】 強みは、マンションに特化しており、マンション売却査定は6社まで、賃貸に出す場合の査定3社まで対応している点。弱点は、比較的サービス開始から日が浅く、取扱い物件がマンションしかない点。
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◆HowMaスマート不動産売却(一般媒介での一括査定)
対応物件の種類 マンション、戸建て(東京23区)
掲載する不動産会社数 10社(一般媒介) HowMaスマート不動産売却の公式サイトはこちら
サービス開始 2015年
運営会社 コラビット
紹介会社数 最大6社
【ポイント】不動産会社探しを支援してくれるサービスで、不動産を売却する際に、不動産会社と会わずに契約が可能。不動産会社との契約は一般媒介なので、不動産会社による違法な「囲い込み」も心配ない。
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◆いえカツLIFE(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 分譲マンション、一戸建て、土地、一棟アパート・一棟マンション、投資マンション(1R・1K)、一棟ビル、区分所有ビル(1室)、店舗・工場・倉庫、農地、再建築不可物件、借地権、底地権、その他(共有持分についても査定・売却対象)
営業エリア 東京、千葉、神奈川、埼玉 いえカツLIFEの公式サイトはこちら
サービス開始 2012年
運営会社 株式会社 サムライ・アドウェイズ
(東京マザーズ上場「アドウェイズ」の子会社)
紹介会社数 最大6社(売買2社、買取2社、リースバック2社)
【ポイント】 再建築不可物件、借地権、底地権といった「訳あり物件」の査定にも対応している。共有持ち分でも相談に乗ってくれる査定サイトは少ないので、相談してみよう
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