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キッチン・台所 リフォームの費用相場、工期の目安は? 注意すべきポイントやリフォーム業者の選び方も解説!

キッチン・台所 リフォームの費用相場、工期の目安は? 注意すべきポイントやリフォーム業者の選び方も解説!
2023年1月31日公開(2023年10月17日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

キッチン・台所のリフォームを検討しているなら、まずは「設備の価格・費用相場」や「一般的な工期」について確認することが大切だ。また、キッチン・台所リフォームで注意すべきポイントや、失敗しない業者の選び方について解説する。

キッチン・台所リフォームの価格相場と工事期間

 キッチン・台所リフォームの費用相場と工事期間は、以下の通り。

リフォーム内容 費用(目安) 工期(目安)
システムキッチン I型 約40万円〜 -
システムキッチン L型 約55万円〜 -
システムキッチン ペニンシュラ型 約60万円〜 -
システムキッチン アイランド型 約110万円〜 -
従来型キッチンからシステムキッチンに交換(標準グレード) 60万〜115万円程度 2〜3週間
壁付け→対面式/
対面式→壁付けに変更
50万〜200万円程度 2週間〜1ヵ月
ガスコンロ→IHコンロに交換 15万〜30万円程度 1日〜1週間
サイト名 SUUMOリフォームロゴ ホームプロロゴ リショップナビロゴ タウンライフリフォームロゴ ハピすむロゴ リフォーム比較プロロゴ ハウジングバザールロゴ リフォーム評価ナビロゴ SUVACOロゴ オウチーノリフォームロゴ リフォームコンタクトロゴ リフォマロゴ
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提携業者数 約800社 約1200社 約1500社 約460社 約1000社 約500社 約300社 約980社 約1000社 約1500社 約10,000社 約2000社
紹介会社数 3〜4社 最大8社 最大5社 3〜8社 最大3社 3〜4社 2社〜 最大5社 複数社 最大9社 最大8社
電話連絡 あり なし あり あり あり あり あり なし あり なし なし なし
相談窓口 あり なし あり あり あり あり あり なし あり あり あり あり
独自保証制度 完成あんしん保証(無料) 工事完成保証(無料) リショップナビ安心保証(無料) なし なし なし なし なし なし なし なし なし
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キッチン・台所リフォーム事例

 実際にキッチン・台所をリフォームした事例を紹介しよう。費用相場や工事期間、どういったポイントを重視してリフォームを行なったか、参照にしてほしい。

事例1:水回り全体のリフォームとして、システムキッチンも入れ替え!

キッチン・台所リフォーム事例
リフォーム詳細
工事内容 システムキッチン交換
建物の種類 戸建て
築年数 約17年
費用概算 (キッチン、バス、トイレ、洗面台 合計で約440万円)
施工日数 (キッチン、バス、トイレ、洗面台 合計で約8日)
提供:株式会社エディオン

リフォーム会社の提案
施工ポイント

 「タカラスタンダード トレーシア」をご提案。ガスコンロからIHクッキングヒーターに替わり、お手入れがダンゼンラクになりました!

事例2:掃除が大変になってきた古いキッチンを新しく!

キッチン・台所リフォーム事例

施主の要望

扉のガタつきや、コンロのしつこい汚れ掃除が大変になってきたので、新しいキッチンにリフォームしたい。

リフォーム会社の提案
施工ポイント

シンク下の収納に高さあり、かがまずに奥の物が出し入れできる「rakuera」をご提案しました。システムキッチン全体を入れ替えるもので、コンロも一新。ビルトイン食洗機も取り付け、家事の負担が減るかと思います。

リフォーム詳細
工事内容 システムキッチン交換
建物の種類 戸建て
築年数 27年
費用概算 不明
施工日数 2日
提供:株式会社エディオン

事例3:古い戸建て住宅のキッチンを、コストを抑えつつリフォーム

キッチン・台所リフォーム事例

施主の要望

賃貸に出す予定の戸建て住宅をフルリフォームしたい。キッチンは、できる限りコストを抑えつつも綺麗にしてほしい。

リフォーム会社の提案
施工ポイント

キッチンおよび水栓を新品に交換。コストを抑えたいとのご要望のため、吊り戸棚だけは既存のままシート貼り加工にしました。

リフォーム詳細
工事内容

システムキッチン交換

吊り戸棚のシート貼り

建物の種類 戸建て
築年数 41年
費用概算 22万円
施工日数 2日
提供:オリバーホーム株式会社

キッチンリフォームの種類

 キッチン・台所のリフォームでメインとなることが多いのが、間取り・レイアウト変更だ。

 作業性を高めるためには、シンク・コンロ・冷蔵庫の3点を結んだ三角形「ワークトライアングル」を正三角形に近づけるとよいとされている。ここでは、キッチンリフォームの種類について、レイアウト別に見ていこう。

I型キッチン

I型キッチン(出典:サンワカンパニー)
I型キッチン(出典:サンワカンパニー

 コンロ・シンク・調理台が一列に並んだタイプのキッチン。壁付け、対面どちらでも設置が可能で、他のタイプよりコンパクトなのでスペースが限られたキッチンにも設置しやすい

 ただし、冷蔵庫や食器棚も横に並べると動線が長くなりがちなので、作業性を重視する場合はレイアウトに工夫が必要となる。

Ⅱ型(セパレート型)キッチン

Ⅱ型キッチン(出典:セキスイハイム)
Ⅱ型キッチン(出典:セキスイハイム

 シンクとコンロのキャビネットが並列になっているタイプ。片方のキャビネットを壁付けに、もう片方をアイランド型やペニンシュラ型として設置する。

 作業スペースを広く取ることができ、冷蔵庫の配置によって理想的なワークトライアングルを作りやすい。ただし、設置には他のタイプと比べて広いスペースが必要となる。

L字型キッチン

L字型キッチン(出典:クリナップ『キッチンな暮らし。』)
L字型キッチン(出典:クリナップ『キッチンな暮らし。』

 コンロとシンクがL字型に配置されたタイプ。壁付けにも対面式にもでき、ワークトライアングルの三角形をコンパクトに設計できるため、人気のあるタイプのひとつだ。

 複数人での作業もしやすいが、I型に比べると広いスペースが必要となるため、設置した場合に十分な空間と動線が確保できるか確認しておこう。

U字型キッチン

U字型キッチン(出典:サンワカンパニー)
U字型キッチン(出典:サンワカンパニー

 キャビネットがU字(コの字)型に配置されたタイプ。理想的なワークトライアングルを描ける場合が多く、収納力や作業性の高さが魅力だ。

 ただし、十分な奥行きを確保できないと動ける範囲が狭くなり、せっかくの動線の良さや作業性を活かすことができなくなってしまう

 設置を検討する場合は、間口や長さだけでなく「コの字」の縦棒に当たる奥行きが十分かどうか注意したい。

アイランド型キッチン

アイランド型キッチン(出典:LIXIL SQUARE)
アイランド型キッチン(出典:LIXIL SQUARE

 壁から離し、独立して設置されたタイプのキッチン。おしゃれな雰囲気で開放感もあることから、最近人気が上昇しているタイプだ。

 複数人で作業がしやすく、キッチンの四方から行き来できるので、家族とコミュニケーションをとりながら料理したい人や、ホームパーティーが好きな人に向いている

 独立している分、周囲に通路の幅を取る必要があるので、設置できる間取りには制限があるので注意が必要だ。

ペニンシュラ型キッチン

ペニンシュラ型キッチン(出典:セキスイハイム)
ペニンシュラ型キッチン(出典:セキスイハイム

 半島のようにキッチンが突き出ているタイプのキッチン。アイランド型の片側を壁に付けた対面キッチンとなる。

 アイランド型のように開放感がありながら、キッチンの片方が壁に接しているためアイランド型より省スペースでの設置が可能だ。

 スタイリッシュで開放感のあるキッチンにしたいが、アイランド型を設置できるほどスペースに余裕がないという場合に有力な選択肢となるだろう。

キッチン工事費用を予算内に抑えるためのポイント

 実際のキッチン・台所リフォーム費用は、キッチンの現状や広さ、施工箇所の多さによって大きく変わってくる。工事費用を予算内に抑えるポイントを説明していこう。

材料・設備のグレードを検討する

 キッチンリフォームでは、システムキッチンの選択が費用に大きく影響する。非常に多くのバリエーションやオプションがあるので、予算に合ったグレードの商品を選びたい

リフォームで重視するポイントを絞る

 あれもこれもと製品・資材のグレードやデザインにこだわれば、費用はどんどん膨らんでしまう。「家族とコミュニケーションが取れるキッチンにしたい」「収納を充実させたい」など、重視するポイントを決めて費用のかけ方にメリハリをつけるようにしたい。

予備費も予算に入れておく

 リフォームの見積もりはしっかりと現場調査を行った上で出されるが、実際に工事が始まってから問題が見つかり、追加工事が発生する場合も実は多い。最初に「これくらい」と考えた予算に1〜2割の予備費を含めた金額を最終的な予算としてみておけば、思わぬ予算オーバーに慌てずに済む。

キッチンリフォームに使える補助金制度

 キッチンのリフォームでは、以下の2つの補助金制度が使えるケースがある。費用負担を少なくするためにも、補助金の適用要件を確認しておこう。

  • ①介護保険
  • ②こどもエコすまい支援事業(2024年12月31日まで)
  •  

①介護保険(最大18万円)

 要支援・要介護認定を受けている家族がいる場合は、トイレリフォームで介護保険が使えることがある。

 介護保険が適用されると、支給限度基準額20万円のうち、9割(18万円)を上限として補助を受けられる。

【介護保険の対象となるリフォーム工事】

・手すりの取り付け
・段差の解消
・滑りの防止や移動の円滑化などのための床や通路面の材料の変更
・引き戸などへの扉の取り替え、洋式便器などへの便器の取り替え
・その他上に上げた住宅改修に付帯して必要となる住宅改修

 床材の張り替えや手すりの設置、段差の解消など、キッチンリフォームで介護保険が使えるケースもあるので、こうした工事を検討しているなら、一度ケアマネージャーに相談してみよう。

 ただし、介護保険によるバリアフリーリフォームへの補助は、「ひとりにつき生涯20万円まで」と決められているので注意しよう。(ただし、要介護状態の区分が3段階以上上昇したときや、転居した場合には、再度支給限度基準額が設定される。)

②こどもエコすまい住宅支援事業

 「こどもエコすまい支援事業」は、子育て世帯や若者夫婦世帯による、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修などに対して補助する制度だ。

 要件を満たせば、キッチンリフォームにおいても補助金が受け取れる。

対象となるキッチンリフォーム工事と補助額

工事内容 補助額

ビルトイン食器洗い機

21,000円/戸

掃除しやすいレンジフード

11,000円/戸

ビルトイン自動調理対応コンロ

14,000円/戸

キッチンセット交換

89,000円/戸

 ただし、キッチンリフォームの他に、開口部の断熱改修・外壁や屋根などの断熱改修・エコ住宅設備の設置のうちいずれかのリフォームを同時に行うことが要件になっている。

 また、こどもエコすまい支援事業に登録した「登録事業者」への工事依頼が必須であること、申請する補助額の合計が5万円未満の工事は対象外になるなど、細かい要件があるので、詳しくは以下の記事で確認しよう。

【関連記事】>>こどもエコすまい住宅支援事業の補助金は最大60万円! リフォームの補助額や申請の流れなどを分かりやすく解説

キッチンリフォームでの注意点

 キッチン・台所リフォームでは、実は想像以上に失敗例が聞かれる。どうしてもデザインや機能に目が行きがちになるが、見落としてはいけないポイントがいくつかある。

実物を見て選ぶ

 システムキッチンの実物を見ずに選んだら、高さが合わない、キャビネットの扉が重いなどで思ったよりも使いづらく後悔するということがある。

 キッチンの高さは「身長÷2+5cm」が最適とされているが、個人差もある。必ず実物を見て、キッチンに立つ人にとって作業がしやすいかどうかを確認しておきたい。

 収納やキャビネットの扉もすべて開け、水栓を実際に操作するなど動かせる場所はすべて確認し、疑問点や懸念は実際のリフォーム前に解消しておこう。

動線と広さに注意する

 特に、壁付け式のキッチンから対面式キッチンにリフォームした場合、思ったより狭くなってしまった、動線が悪くなったという事例がある。壁付け式キッチンは最も省スペースで設置できるため、同じスペースで対面式に変更すると狭くなってしまうことが実は多い。

 導入するシステムキッチンのサイズや他の家具・家電の配置などをよく検討し、キッチンを使う人がストレスなく作業できる動線が確保できるよう、リフォーム業者とも相談しながら考えよう。

コンセントの数・位置を検討する

キッチンのコンセントは使いやすい場所に設置しよう(出典:PIXTA)
キッチンのコンセントは使いやすい場所に設置しよう(出典:PIXTA)

 キッチンリフォームの際、意外と見過ごされがちなのが電気関係だ。

 オーブンレンジ、炊飯器、コーヒーメーカーなど、キッチンで使う家電は多い。リフォームを機に家電の配置も変えたら、コンセントまでコードが届かない、そもそもコンセントが足りないといった問題が起きてしまうことがある

 リフォームプランを考える際に家電の配置もあわせて考え、コンセントの位置が合わない、足りなくなりそうな場合は増設を検討しよう。使用する家電が多い場合は、コンセントが設置されているシステムキッチンを選ぶのもよいだろう。

イメージが明確で、家族で共有できているか

キッチンのリフォームは家族で検討しよう(出典:PIXTA)
キッチンのリフォームは家族で検討しよう(出典:PIXTA)

 リフォームで解決したい問題と、完成イメージを明確にしておこう。また、それらを家族で共有できていることも重要だ。家族の1人や一部だけの考えが突っ走ると、せっかくのリフォームが家族の不満のもととなりかねない

 イメージをはっきりさせるには、雑誌やWebなどで「こうしたい」と思うリフォーム例の写真をいろいろと集めてみるとよいだろう。機会が得られるなら、ショールームなどで実物を見たり、実際にリフォームしたキッチンを見せてもらったりするとよりイメージがつかみやすくなる。

予算を絞りすぎていないか

 現在は、Webで簡単にリフォームの相場や概算見積もりを知ることができるが、予算はあまり絞りすぎないようにしよう。工事を始めてから問題が見つかり、追加費用が発生する場合もある。

 ギリギリの予算で工事を依頼すると、追加工事に対応しきれず予定通りの仕上がりにならなかったり、大幅な予算オーバーとなってしまったりする。予算には、ある程度余裕を持たせておくことが大切だ。

システムキッチンリフォームの検討から施工完了までの流れ

 納得のいくキッチン・台所リフォームを行うためには、リフォームの流れとやるべきことについて知っておくことが大切だ。リフォームの検討から施工完了までの流れを説明していく。

1)キッチンの「こうしたい」を具体化・情報収集

 まずは、現在の住まいのキッチンにおいて不満を感じている点、こうしたいという希望を家族で出し合おう。中でも、主に料理をする家族の意見を重視する。その上で、それらの不安や希望に対して具体的にリフォームで何ができるのかを書籍や雑誌、Webなどで調べ、リフォーム内容を決めていく。

2)予算を決める

 次に、リフォームにかける予算を決めよう。希望するリフォーム内容の費用相場を把握し、手元の余裕資金で賄うか、ローンを使うかなど資金調達の方法を検討する。ローンを利用する場合は、金利や月々の返済額、返済期間を考慮し、無理のない計画を立てるようにしたい。

3)リフォーム業者を探す

 リフォーム内容と予算を決めたら、依頼するリフォーム業者を探そう。ここで重要なのは、複数のリフォーム業者に同じ内容で概算見積もりを依頼すること。

 一社一社調べて連絡する方法もあるが、リフォーム業者比較サイトなどでのWeb一括見積もりサービスなら手間がかからず便利だ。

4)現場調査

 概算見積もりを出してもらったリフォーム業者からさらに候補を2、3社に絞り、現場調査を依頼しよう。現場調査により、希望するリフォームが可能かどうかを判断してもらい、正確な見積もりを出してもらうことができる。希望するリフォームのイメージ写真や要望リスト、家の図面があるとよりスムーズに話が進められるだろう。

5)詳細見積もりとプランの比較

 現場調査後1〜2週間ほどで、それぞれの会社からリフォームプランと見積もりが届く。各社を比較して、工事を依頼する会社を決めよう。提示されたプランと費用だけでなく、担当者の対応なども考慮して検討したい。

6)リフォーム業者と契約

 依頼する会社を決め、リフォームプランが確定したら、契約を結ぶことになる。契約書にある契約内容や図面、費用の支払い方法と時期、アフターフォローについては特によく確認しよう。

7)リフォーム工事開始

 契約を結んだら、いよいよ工事のスタートだ。工事の際は騒音や振動、工事車両の出入りなどで近所に迷惑をかける可能性がある。挨拶回りはリフォーム業者が行ってくれる場合もあるが、きちんと自分自身で着工前に近所への挨拶をしておこう。

8)施工完了・引き渡し

 工事が完了すると、引き渡し前にリフォーム業者による竣工検査が行われる。この際に業者任せにせず、自分の目でもしっかり確認しよう。問題がなければ工事完了確認書にサインをして、引き渡しとなる。万一、あとから不具合が見つかったときのために、保証やアフターフォローについても確認しておこう。

失敗しないキッチンリフォーム業者の選び方

 キッチン・台所リフォームの成否のカギを握るのが、リフォーム業者選びだ。しかし、数多くの会社の中から、どのように選んだらよいのか迷う人も多いだろう。ここでは、リフォーム業者選びに失敗しないために押さえておきたいポイントを説明する。

施工実績

 リフォーム業者には、それぞれ得意分野がある。まずは、自分たちが希望するリフォームと同じ分野での実績があるかどうかを確認しよう。施工実績は、リフォーム業者のWebサイトやパンフレット、リフォーム業者比較サイトなどで見ることが可能だ。

コミュニケーション力と提案力

 現在のキッチン・台所の悩みや解決したいこと、要望を丁寧にくみ取るコミュニケーション力や、ヒアリングにもとづいて最適なプランを提示する提案力も重要だ。複数のリフォーム業者に現場調査・見積もり依頼をするとその違いがよく見えてくるだろう。担当者との相性や、話しやすさもチェックしておこう。

自宅からの近さ

 リフォーム業者とは、打ち合わせから実際の工事、竣工後のアフターフォローまで含めれば、それなりに長い間お付き合いをすることになる。なるべく自宅に近いエリアにある会社の方が、すぐに対応してもらえる安心感があり、心強い。

口コミなどの評判

 大手や施工実績が豊富な会社でも、施主からの評価が高いとは限らない。Googleやリフォーム業者比較サイトなどの口コミも参考にするとよいだろう。

保証とアフターサービス

 リフォーム完了後に不具合が出た場合などは、保証やアフターサービスが重要となる。契約前にその点もよく確認したい。リフォーム瑕疵(かし)保険に加入している会社なら、工事中や工事完了後に第三者からの検査を受けることができ、工事完了後に欠陥が見つかった場合に無償で対応してもらうことができる。

一括見積もりは、安さだけで選ばない

 キッチンに限らず、リフォームを依頼する業者を探すときには、複数のリフォーム業者から見積もりを取ることも大切だ。

 リフォームには「定価」がないため、キッチンリフォーム一つとっても同じ製品に交換する場合ですら、業者によって費用は異なる。しかし1ヶ所からしか見積もりを取らなければ、その費用が高いのか安いのかを判断するのは困難だ。

 なお、「一括見積もりサイト」などを活用すると、簡単に複数の業者から見積もりを取れるので便利だ。希望するリフォームの内容や物件情報などを一度入力するだけで良いので、複数の業者に何度も問い合わせる手間が省けるのがメリットとなる。

 ただし、費用だけで業者を選ぶのはおすすめできない。安くても対応が悪かったり、工事が雑だったりすると満足いく窓リフォームにはならないためだ。

 多少、他社より費用が高くても、見積もりを依頼したときの対応の良さや、担当者との相性などを優先しよう。

【関連記事】>>リフォーム業者選びで注意すべき7つのポイントとは? 工事内容に合わせて、依頼するリフォーム業者を選択しよう

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