イエイの口コミ・評判、評価は? 実際に一括査定を依頼した結果から徹底検証!

2023年12月1日公開(2024年9月24日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

不動産一括査定サイトの「イエイ」で査定を依頼すると、どういう査定結果が出るのだろうか? 利用してみたいものの、不動産会社からしつこい営業を受けたり、価格査定がいい加減なものだったりするのではないかと、不安を感じている人も多いはず。そこで、実際に編集部の記者がイエイを使って、自分の住んでいるマンションを査定してもらうという覆面取材を行った。イエイの対応だけでなく、紹介してくれた不動産会社の対応、査定の内容などもレポートする。

【目次】

  1. 「イエイ」の利用者の評価、口コミ・評判
  2. イエイの特徴
  3. イエイの入力項目、査定の流れは?
  4. イエイで23区内の分譲マンションを実際に査定
  5. 査定額だけでは会社の善し悪しはわからない!
  6. まとめ

「イエイ」の利用者の評価、口コミ・評判

 イエイの利用者の評価、口コミ・評判はどうなっているのだろうか。ダイヤモンド不動産研究所が実施したアンケート調査では、次のような評価や口コミが集まった。

※アンケート調査の詳細を見る

調査日 2023年10月
調査会社 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
調査対象 下記エリア在住で2017〜2023年の間に不動産一括査定サイトで所有不動産の査定をした人
エリア: 北海道、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県
有効回答数 518(うちイエイの回答数は3)
設問内容
以下について5段階で評価してもらったほか、自由回答も記載してもらった
Q1,一括査定依頼時の入力フォームについて、入力項目がわかりやすく、最後までスムーズに進めることができましたか?
Q2,一括査定サイトのサービス内容(アフターフォローやヘルプ内容、キャンセル代行など)には満足できましたか?
Q3,一括査定登録後、紹介された不動産会社の社数やラインナップは満足できましたか?
Q4,利用した一括査定サイトで紹介された不動産会社の対応は満足できましたか?
Q5,一括査定登録後、紹介された不動産会社の営業姿勢はしつこかったですか?
Q6,もう一度、不動産売却をするとしたら、同じ不動産一括査定サイトを利用したいと思いますか?(したい/別のサイトを利用する/一括査定サイトは利用しない)
Q7,不動産一括査定サイトで紹介された不動産会社に売却を依頼しましたか?(はい/いいえ)
※2、Q6の評価は、「また利用したい」の評価を5点、「別のサイトを利用する」の評価を1点とし、各総回答数を乗じた数値を総回答数で割った平均点とする

イエイの口コミ・評判

総合評価
3.7
サービス内容
3.3★★★★★
紹介社数やラインアップ
3.7★★★★
入力フォーム
4.3★★★★
不動産会社の対応
3.7★★★★
不動産会社の営業姿勢
3.3★★★★★
また利用したい
3.7★★★★

 

下のボタンから各項目の口コミが確認できます。

サービス内容


評価:5★★★★★

依頼して半年以内に売却できた
(男性/60代/大阪府/一括査定後、福屋不動産で売却)

紹介社数やラインアップ


評価:5★★★★★

良い会社ばかりを紹介してくれる
(男性/60代/大阪府/一括査定後、福屋不動産で売却)

入力フォーム


評価:4★★★★

分からない項目があった
(男性/40代/愛知県/)


評価:5★★★★★

迅速で的確に業者を紹介してくれた
(男性/60代/大阪府/一括査定後、福屋不動産で売却)

不動産会社の対応


評価:5★★★★★

数社から迅速に具体的で丁寧な提示に納得
(男性/60代/大阪府/一括査定後、福屋不動産で売却)

不動産会社の営業姿勢


評価:3★★★★★

許せる範囲
(女性/60代/神奈川県/一括査定後、SRE不動産で売却)


評価:2★★★★★

金儲けなのでしつこいのは当然ともいえる
(男性/40代/愛知県/)

不動産一括査定サイト「イエイ」の特徴

 「イエイ」は、複数の不動産会社に無料で査定を依頼できるサービスとして、2008年にスタート。国内主要大手から地元密着の有力不動産会社まで、1700社と契約しており、イエイのサイト上ではその中から最大7社までを選択し、査定価格を比較できるのがセールスポイントだ。

 さらに悪徳企業を排除する「イエローカード」制度を導入。クレームの多い企業は契約を解除するため、イエイでは優良な不動産会社のみからの査定を受けられるという

 運営しているのは、株式会社じげん。じげんは、リフォーム一括見積もりサイト「リショップナビ」や賃貸情報サービス「スモッカ」など複数の事業を展開している企業だ。

 なお、イエイは2008年から2023年まではセカイエ株式会社が運営していたが、コロナ禍で破綻。現在はじげんが運営している。

「イエイ」とほかの不動産一括査定サイトを比較

 イエイはほかの不動産一括査定サイトとどのような違いがあるのか。ここではイエイと主要な不動産一括査定サイトを比較してみよう。

一括査定サイト名 イエイ suumo売却査定 home4u マンションナビ イエウール ライフルホームズ
特徴 ・「お断り代行」でイエイが代わりに査定した不動産会社に断ってくれる ・独自の審査基準を通過した仲介会社のみ提携
・大手不動産ポータルサイトとしての知名度と信頼性
・紹介会社数が10社なので多くの仲介会社を比較できる
・悪質な仲介会社はパトロールにより排除している
・NTTデータグループが運営しており信頼性あり
・マンションの査定に特化している
・賃貸に出した場合の価格もわかる
・提携は大手仲介会社が多く、悪徳な不動産会社をチェックし排除している
・しつこい営業をしない
・大手から地域密着の仲介会社まで幅広く提携
・大手不動産ポータルサイトとして認知度が非常に高い
提携社数 1700以上 2000以上 1800以上 2500 1900以上 3691以上
紹介会社数 7 10
※物件所在地によって異なる
6 9 6 6
主な対応物件 マンション、戸建て、土地など マンション、戸建て、土地 マンション、戸建て、土地、一棟マンション、一棟アパート、ビル一室、店舗など マンション マンション、戸建て、土地、一棟マンション、一棟アパート、区分マンションなど マンション、戸建て、土地、一棟マンション、一棟アパート、倉庫など
対応エリア 全国 全国 全国 全国 全国 全国
  公式サイト
(無料査定も可能)
公式サイト
(無料査定も可能)
公式サイト
(無料査定も可能)
公式サイト
(無料査定も可能)
公式サイト
(無料査定も可能)
公式サイト
(無料査定も可能)

 一番の違いは「お断り代行」サービスを行っている点だろう。査定依頼した不動産会社からのしつこい営業を断りたいなどがあった場合、イエイのサポートデスクが代わりに断りを入れてくれるサービスだ。

 一方、イエイは提携する不動産会社数がほかの一括査定サイトと比べて少ないというのがデメリットといえる。

 上記のような違いから、査定依頼する不動産会社は多い方がいいという人は、イエイ以外のサービスが選択肢になるだろう

イエイの入力項目、査定の流れは?

 では、「イエイ」を利用する際、どんな入力項目が必要なのだろうか。まず、トップ画面は以下のようになっている。

イエイトップページ
「イエイ」トップページ

 「イエイ」の一括査定に関しては、他の一括査定サイトと大きく変わらない。まず、イエイのサイト上にて物件タイプ、都道府県、市町村、エリアを選ぶ。次に下記の画面のように、査定希望の物件の住所、広さ、間取り、築年数、査定物件との関係を入力。

物件情報の入力画面(イエイ)
物件情報の入力画面(イエイ)

 さらに、イエイのサイト上では物件の現状、査定理由、希望、傾向、査定方法の5つの質問に回答(必須)するほか、個人情報(名前、年齢、現住所、携帯電話番号、メールアドレス)を記入する。注意書きとして、携帯電話にSMSで査定額を直接連絡する場合があるとのことだ。

 さて、ここまで入力すると、イエイから査定を依頼できる不動産会社の一覧が表示される。今回は、6社が候補として表示された(1社は買取前提)。大手不動産会社から地域密着型の不動産会社まで様々だ。今回は、イエイが紹介した不動産会社6社の中から、3社に査定を依頼した。

 また、次の基準を満たす必要があるがイエイ経由で売却成約したユーザーは最大10万円のギフトカードが送られる。

ギフトカード(イエイ)
ギフトカード(イエイ)

査定後、イエイから登録確認のメールが届く

 なお、イエイで一括査定の依頼を申し込むと、まもなくして「イエイサポートセンター」からメールが届いた。メールタイトルは、「ご確認の上、ご返信をお願い致します!!【イエイ】」だ。通常は、登録してすぐにイエイのサポートセンターから査定依頼者が利用者本人であるかの電話確認がある。今回は電話に出なかったため、メールによる利用者確認があったというわけだ。

 また、イエイから紹介された不動産会社の対応に不備があったり、聞きにくいことなどがあったりすれば、イエイのサポートセンターが対応してくれるので、安心感がある。

イエイで実際に23区内の分譲マンションを査定!
不動産会社3社の実際の査定内容とは

 今回、イエイから査定の依頼をした物件は、都内の築20年の分譲マンションとした。最寄り駅から徒歩6分、3LDKで専有面積は約20坪だ。

 イエイから査定を依頼したのは3社で、地域密着の不動産会社と大手不動産会社を選択した。なお、不動産会社とのやりとりはメールで行った。電話をかけてくる会社もあったが、査定には問題ないとの判断だ。

 イエイが紹介した不動産会社3社の査定価格は以下のようになった。

イエイ紹介の不動産会社3社の査定価格は?
A社 B社 C社
4,224万円 4,533万円 4,559万円

 査定価格は、イエイが紹介した不動産会社3社の中ではC社の4559万円が最も高く、最低価格に比べて335万円も高かった。この査定価格だけで比べると、C社に売却を依頼するのがいいように見えるかもしれない。

 しかし、査定価格はあくまで査定であり、実際にこの値段で売れるとは限らない。売却に向けた契約を取りたいがために、実際には売れないような高い価格を提示する不動産会社もある。査定価格の高さだけで不動産仲介会社を選ぶと、失敗することもあるので注意したい。

 では、どうやって不動産の相場を知り、最適な不動産会社を見つければいいのだろうか。それには、イエイが紹介した不動産会社3社の「査定の内容」や「対応」を比べることが重要だ。

 複数社の査定価格を並べてみて、各社の説明を見たり、聞いているうちに、自ずと相場が見えてくる。また、複数の不動産会社の査定書を見たり、説明を受けているうちに、各不動産会社の考え方や誠実さも見えてくるので、不動産会社選びの参考にもなるだろう。

 それでは、イエイが紹介した不動産会社3社の査定内容や対応を細かく比較・分析していこう。

 

■A社の売却査定内容は? わずか20分で査定書をメール送信

 A社からは、査定依頼した夜にメールと査定書が届いた。

 イエイに一括査定を申し込んで、20分程度で、査定書を添付して来たスピードにまず驚かされた。しかもメールに添付されている査定書は8ページほどのもので、比較的充実した内容だと感じた。

 さらに、長文のメールには、地域密着型の不動産会社ならではの「エージェント制」を表明し、誠実さもうかがえる。以下がそのメールの抜粋だ。

この度は不動産売却サイト[イエイ]よりお問い合わせをいただきまして、

誠にありがとうございます。

私、株式会社Aの●●と申します。

大変お待たせしました。

取り急ぎではございますが、机上査定の資料を添付させていただきました。

【査定依頼物件】

物件名称:○○○○マンション

所在地 :東京都○○○

建物面積:20坪

築年数 :築21年

半径500m以内の成約事例から、査定依頼をただいたお宅の現在の想定価格は

 「4,224万円」となっております。

売主様の味方「エージェント制」

また、大手不動産業者では未だ、売主様と買主様の両者を

1社が受け持つというスタイルを主流としております。

売却の依頼を受けた業者が自社内で買主様を探す、

購入の依頼を受けた業者が自社の売却物件を紹介する、というやり方になります。

当たり前の事ですが売主様はより高く売りたい、買主様はより安く買いたい訳なのですが、

ここで利益が相反する両者を1社が受け持つ事自体に矛盾が生じます。

なぜこのような現象が起きるのでしょう?

ご成約の際にいただく仲介手数料が鍵です。

【(物件成約価格の3%+6万円)×消費税 】が仲介手数料の上限金額になるのですが、

売り手と買い手を両方受け持って成約した場合、その両方から上記金額を頂く事により、

1件の成約で単純計算通常の2倍の収益になります。

ですから、売却の依頼を受けた業者は他の業者へその情報を隠し、

自社だけで売買を成立させようとします。

ですが、これはあくまでも業者の勝手な都合ですので、

売り手、買い手が本当に満足のいく取引とは言えません。

そこで、弊社では売主様、買主様、其々一方の立場だけでご案内をさせていただく

 「エージェント制」でお手伝いをさせていただいております。

零細企業ならではの地域密着型の強みで喜んでいただけるよう尽力してまいりますので、

まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。

 このエージェント制は、業界ではびこる悪習である「囲い込み」はしませんと宣言しているものであり、好感が持てる

 また、最初から査定書が添付されていた。概要は以下の通りだ。

A社の査定書(売買想定価格)A社の査定書(売買想定価格)
A社の査定書(類似売買物件事例の抜粋)A社の査定書(類似売買物件事例の抜粋)

 査定書を見ると、過去2年以内の募集事例(売り出し事例)の中から、同一マンションの事例(最大3件)をもとに平均単価を算出し、想定価格として算出していると記載されている。客観的なように見えるが、そもそも比較するのが成約事例(売却事例)ではないし、同一マンションの事例は1件しかなく、それも1年以上前のデータだった

 厳密には、代表的な査定方法である「中古マンション査定マニュアル」の査定方法とは違うが、参考にはしているようだ。ともあれ、他社の査定額と比べると相場を大きく外れている金額ではないようだ。

 また、一般的な不動産営業の「しつこさ」がない点でも、非常に好印象だった。不動産売買の手数料の内情を説明し、自社の利益優先より顧客利益を守るエージェント制を採用している点は、大手と異なり地域密着型の不動産会社らしいところだ。

 他社は次々にメールや電話による営業活動が熱心だったが、逆にA社は最初のメールで査定書を提示してくれたことで好感が持てた

■B社の売却査定内容は? 追加資料を求めると、査定書を作成した

 B社の場合は、イエイからお昼前に査定依頼を申し込んで、1時間以内に簡易査定に入るとの一報が届き、夕方に2回目のメールがあった。下記がその抜粋となる。

【イエイ】簡易査定の件です。

お世話になります。先ほどメールさせて頂きました。

株式会社Bの○○でございます。

ご確認頂けましたらお手数ですがご返信の程お願いいたします。

簡易査定結果

4,400万円~4,700万円

専有面積は68㎡で計算しております。

周辺の平米単価約70万円程、築年数や階数、グレード等が全て込みになっております。

周辺のマンション等でお調べいたしますと、

平米単価が63万から70万ほどでございますので、上記の金額とさせ頂きました。

また、簡易査定でございますので、

お部屋の状況や日照、眺望などでポイントの増減がございます。

オーナー様のご希望をお伺いしまして、向こう3ヶ月で売れるであろう金額をお決めしてご売却活動に入ります。

ぜひ、一度ご訪問させていのお時間を頂けますと幸いでございます。

引き続きどうぞよろしくお願い致します。

 査定根拠が周辺の平米単価や築年数、階数、グレードと表記しているだけで、こちらにはどのような評価だったのかがわからない。しかも査定額に300万円の幅がある。取引事例に関する説明もないため、追加資料を求めた。

 その結果、約12ページに及ぶ査定書が送られてきた。これによれば、以下のように、査定価格は4533万円となっている。

B社の査定書(売買想定価格)B社の査定書(売買想定価格)

 

B社の査定書(事例マンション格差比較表)B社の査定書(事例マンション格差比較表)

 近隣のマンションで条件の近い物件を比較事例とし、駅からの距離や階層などの違いを補正したうえで、対象マンションの単価を算出している。この査定方法は、「中古マンション査定マニュアル」にほぼ従った算出方法だろう。よく見ると、東京カンテイの査定システムを使っていると記載されていた。

 しかし、比較する事例のうち成立事例(売却事例)は2物件だけで、後の1物件は売り出し事例だった。また全ての事例が1年以上前、2年以内という事例で、やや古い事例だ。とはいえ、相場からは大きく乖離している査定価格ではなかったようだ。

 B社は小回りが利く中小不動産会社からだろうか、短時間での査定表作成の手際の良さを感じた。また、しつこい営業活動もないため、好印象だった

■C社の売却査定内容は? 一週間以上かかった大手不動産会社

 C社はテレビCMも放映する大手不動産会社だ。イエイの一括査定依頼後、一週間以上たってから、メールが届いた

お世話になっております。

この度は【イエイ】より査定のご依頼を頂きまして

誠にありがとうございます。

私、C社○○店の◇◇◇と申します。

査定させて頂くにあたりましていくつかご質問事項がございます。

以下、ご確認ください。

・室内を内覧させて頂き、室内の状況確認のうえ査定価格をご提示

させて頂くことはできますでしょうか?

(室内の使用状況が評価・査定価格にも影響致します)

上記含めご返信頂けると幸いです。

 まずは、直接連絡を取ろうという営業手法なのだろう。直接話を聞くことも必要かもしれないが、今回はメールにてどこまで精度の高い査定をしてもらえるかを検証する予定でもあるので、査定書を再度依頼した。

 すると、ほどなくメールで査定書が届いた。以下がその抜粋だ。

C社の査定書(標準住戸の単価)C社の査定書(標準住戸の単価)

 

C社の査定書(対象マンションの査定額)C社の査定書(対象マンションの査定額)

 結果、査定額は4559万円だった。

 大手不動産会社らしく、代表的な査定方法である「中古マンション査定マニュアル」に準拠しているようだ。よく見ると、B社と同じ「東京カンテイ」の価格査定システムを使っていた。それなのに、C社の方が26万円高い査定価格となった。なぜなのか。

 違うのは「比較事例」だった。3件の比較事例全てが、査定対象と同じマンションのものであり、真面目に事例を集めていると感じられた。ただし、実際の成立事例(売却事例)は1物件だけで、後の2物件は売り出し事例であり、この点は若干、不正確にならざるを得ない。また、比較事例は全て、1年以上前、2年以内というやや古い物件であるという点は、査定マニュアルをやや逸脱していた。とはいえ、相場から大きく逸脱した価格ではなかった。

 登録から1週間以上あいており、初動の対応の遅さはあったが、査定方法や査定内容をみると妥当な評価のように感じた

高い査定価格を出した会社がよいとは限らない
査定書や面談で信頼できる担当者か判断しよう

 ここで今一度、イエイ紹介の不動産会社3社の査定価格を比較してみよう。

イエイ紹介の不動産会社3社の査定価格は?
A社 B社 C社
4,224万円 4,533万円 4,559万円

 イエイが紹介した不動産会社3社の査定額を比べると、A社は低めだが、特に、B社とC社は中古マンション査定マニュアルにほぼ準じた査定額のため、ほぼ同じになった。

 A社の査定価格が低いといっても、メールでも説明があったように、地域密着型でリアルな販売価格を経験値として把握しているのかもしれない。実際、店舗はかなり近い場所にある。

 B社、C社は、中古マンション査定マニュアルに従っていたのは好印象だが、物件のある地域の販売動向などの把握に関しては未知数だ。

 こうなると、実際の販売をどこに依頼するか迷う。こういう場合は、各社と会って話を聞いてみる必要があるだろう。

 売り手からすると、喜ばしいのは高く売ってくれる不動産会社だ。そのために担当者がどれだけ必死に買い手を探してくれるかにかかっている。そういう意味では、信頼できる担当者なのかがカギになる。

 それを判断する材料の一つとして、査定書は重要だ。査定書の作成の仕方ひとつとっても、どの程度わかりやすく作っているのか、理解してもらいやすく工夫しているかをチェックできる

 一方で、メールのやり取り、タイミング、文面の内容から不動産会社や担当者の特徴、人柄も伝わってくる。

 最後には実際にあってみることも大切だ。「査定価格の根拠は?」「どんな売買事例があるの?」「売却に向けてのスケジュールをどう立てればいい?」など質問して、細かく相談にのってくれるのかも確認するといいだろう。営業担当者との相性も重要だ。何人か話を聞いているうちに、信頼できる不動産会社をきっと見分けられるようになるだろう。

まとめ〜クレームの多い不動産会社を選別する制度があるため安心感がある

 イエイは、国内主要大手から地元密着の有力不動産会社まで、人気の厳選1700社から最大7社までを選択し、査定依頼ができる最大級の一括査定サイトだ。クレームの多い不動産業者を選別するイエローカード制を導入しており、そういう点でも安心して利用できる。

 査定は無料であり、「まずは不動産の相場を調べてみようか」という気持ちの人でも気軽に依頼できるので、是非、査定を検討してみよう。

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不動産一括査定サイトで実際に査定した結果は?<記事一覧>
SUUMO不動産査定
HOME4U
おうちクラベル
リビンマッチ
イエウール
LIFULL HOME'S
マンションナビ
すまいValue
イエイ

イエイについて 質問 FAQ

Qイエイとは?
A

株式会社じげんが運営する不動産一括査定サイト。運営期間は10年以上で、利用者数は400万人以上をほこる(2017年時点)。査定は無料で依頼できる。

Qイエイのメリットは?
A

対象となる不動産の種類も多い。「お断り代行」という他社にないサービスもある。
詳しくはこちら。

Qイエイのデメリットは?
A

経営母体の規模が小さい。
詳しくはこちら。

 

Qイエイはどんな人におすすめ?
A

マンション、戸建だけでなく、店舗、農地など幅広い不動産を売りたい人におすすめの一括査定サービス。
詳しくはこちら。

 

Q不動産一括査定サイトとは?
A

不動産の情報や個人情報を一括査定サイトで入力すれば、6社程度の不動産仲介会社に対してまとめて価格査定を依頼できる無料のサービスのこと。
詳しくはこちら。

 

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おすすめ不動産一括査定サイトはこちら

※不動産一括査定サイトとは、売却したい不動産の情報と個人情報を入力すれば、無料で複数社に査定依頼ができます。査定額を比較できるので売却相場が分かり、きちんと売却してくれる不動産会社を見つけやすくなる便利なサービスです。

◆SUUMO(スーモ)売却査定
SUUMO(スーモ)
 無料査定はこちら >>
 
特徴 圧倒的な知名度を誇るSUUMOによる一括査定サービス
・主要大手不動産会社から地元に強い不動産会社まで2000社以上が登録
対応物件 マンション、戸建て、土地
紹介会社数 10社(主要一括査定サイトで最多)※査定可能会社数は物件所在地によって異なります
運営会社 株式会社リクルート住まいカンパニー(東証プライム子会社)
>>SUUMO(スーモ)の詳細記事はこちら
◆すまいValue
不動産一括査定サイトのすまいValue
簡単60秒入力、大手6社に査定依頼できる!
特徴 大手不動産会社6社が運営する一括査定サイト
対応物件 マンション、戸建て、土地、一棟マンション、一棟アパート、一棟ビル
対応エリア 北海道、宮城、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、愛知、岐阜、三重、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山、岡山、広島、福岡、佐賀
運営会社 大手不動産会社6社(東急不動産、住友不動産販売、三井のリハウス、三菱地所の住まいリレー、野村の仲介+、小田急不動産)
>>すまいvalueの詳細記事はこちら
◆マンションナビ
マンションナビ
 無料査定はこちら >>
 
特徴

マンションの売却に特化
・マンションを賃貸に出したい人の賃料査定にも対応
900社以上の不動産会社と提携

対応物件 マンション
紹介会社数 最大9社(売却・買取6社、賃貸3社)
運営会社 マンションリサーチ
>>マンションナビの詳細記事はこちら
◆HOME4U(ホームフォーユー)
HOME4U
 無料査定はこちら >>
 
特徴 悪質な不動産会社はパトロールにより排除している
・20年以上の運営歴があり信頼性が高い
・1800社の登録会社から最大6社の査定が無料で受け取れる
対応物件 マンション、戸建て、土地、ビル、アパート、店舗・事務所
紹介会社数 最大6社
運営会社 NTTデータ・スマートソーシング(東証プライム子会社)
>>HOME4Uの詳細記事はこちら
◆いえカツLIFE
いえカツLIFE
 無料査定はこちら >>
 
特徴

・対応可能な不動産の種類がトップクラス
共有持ち分でも相談可能
訳あり物件(再建築不可物件、借地権、底地権など)の査定も対応可能

対応物件 分譲マンション、一戸建て、土地、一棟アパート・マンション・ビル、投資マンション、区分所有ビル(1室)、店舗、工場、倉庫、農地、再建築不可物件、借地権、底地権
紹介会社数 最大6社(売買2社、買取2社、リースバック2社)
運営会社 サムライ・アドウェイズ(上場子会社)
>>いえカツLIFEの詳細記事はこちら
◆おうちクラベル
おうちクラベル
 無料査定はこちら >>
 
特徴

・AI査定で、査定依頼後すぐに結果が分かる
・SREホールディングスが運営する一括査定サイト

対応物件 マンション、戸建て、土地、一棟マンション、一棟アパート
紹介会社数 最大15社
運営会社 SREホールディングス株式会社(東証プライム上場企業)
>>おうちクラベルの詳細記事はこちら
◆イエウール
イエウール
 無料査定はこちら >>
 
特徴

掲載企業一覧を掲載、各社のアピールポイントも閲覧可能
2000社以上の不動産会社と提携
・対応可能な不動産の種類が多い

対応物件 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
紹介会社数 最大6社
運営会社 Speee
>>イエウールの詳細記事はこちら
◆LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)
LIFULL HOME'S
 無料査定はこちら >>
 
特徴

日本最大級の不動産ポータルサイト「LIFULL HOME'S」が運営
2400社以上の不動産会社と提携
匿名査定も可能で安心

対応物件 マンション、戸建て、土地、倉庫・工場、投資用物件
紹介会社数 最大6社
運営会社 LIFULL(東証プライム)
>>LIFULL HOME'Sの詳細記事はこちら

 

 

一括査定サイトと合わせて
利用したい査定サイト

 

◆ソニーグループの「SRE不動産」売却査定
60秒で入力可能! 囲い込みのない不動産会社
特徴 ・両手仲介・囲い込みを行わない
・上場企業のソニーグループが運営
・売却専門の担当者がマンツーマンで高値売却を追求
対応物件 マンション、戸建て、土地(建物付きを含む)、収益用不動産
対応エリア 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県
運営会社 SREホールディングス株式会社(ソニーグループ)
>>SRE不動産の詳細記事はこちら

不動産一括査定サイトを比較
評価・評判を実際に一括査定して検証!

サイトロゴ suumo売却査定 home4u マンションナビ おうちクラベル イエウール ライフルホームズ リビンマッチ いえカツLIFE HowMa RE-Guide マイスミEX イエイ すまいValue
サイト名 suumo売却査定 HOME4U マンションナビ おうちクラベル イエウール ライフルホームズ リビンマッチ いえカツLIFE HowMa RE-Guide マイスミEX イエイ すまいValue
提携社数 2000以上 1800以上 2500 不明 1900以上 3691以上 1700以上 500以上 6400以上 29 800以上 1700以上 6
最大紹介社数 10
※物件所在地によって異なる
9 6 6 6 6 6 6 6 6 10 7 6
主な対応物件 マンション、戸建て、土地 マンション、戸建て、土地 マンション マンション、戸建て、土地など マンション、戸建て、土地など マンション、戸建て、土地など マンション、戸建て、土地など マンション、戸建て、土地など マンション、戸建て、土地 マンション、戸建て、土地など マンション、戸建て、土地など マンション、戸建て、土地など マンション、戸建て、土地など
対応エリア 全国 全国 全国 全国 全国 全国 全国 東京、千葉、神奈川、埼玉 全国 全国 全国 全国 全国
記事を読む 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら 評判や査定内容の検証はこちら

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・「三井のリハウス」の評判
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