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不動産一括査定サイトおすすめ比較[2019年]
2019年3月5日公開(2019年3月18日更新)
ダイヤモンド不動産研究所
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「イエシル」(不動産一括査定サイト)の信頼性は?
人材紹介会社のリブセンスが運営し、即時にマンション相場(部屋単位)が分かるのが強み

不動産一括査定サイト「イエシル」は本当に信頼できるサイトなのか? 不動産を売却する際に非常に便利な不動産一括査定サイトだが、その中でもオンラインでマンション価格を部屋単位で見られるのが「イエシル」だ。イエシルの掲載不動産会社、運営会社、対応する不動庵の種類、メリット、デメリットを調査してみた。

古い慣習の不動産業界に風穴をあける

 不動産一括査定サイトは、価格を知りたい不動産情報を入力すれば、複数の不動産会社が査定してくれる。不動産の相場が分かるだけでなく、きちんと売却してくれる不動産仲介会社を見つけるのに非常に便利なサービスだ。査定は無料なので、気軽に依頼できる。一気に複数の不動産会社と接点を持てて便利なので人気が高まっており、現在は数十サイトが乱立している。

 今回は、その中でも2015年にサービスをスタートした「イエシル」について、解説しよう。

 「イエシル」は、古い慣習にとらわれている不動産業界に風穴を開けようとしているサービスの一つ。知名度の点ではスーモなどの有名サイトに及ばないものの、マンションを「売る」「買う」という人を支援する不動産取引のポータルサイトを目指している。特に「不動産一括査定サービス」については、オンラインで部屋の価格が見られるサービスを行うなど、革新的な取り組みをしている。

東証一部上場・リブセンスが運営

 では、「イエシル」の運営会社はどこなのか。

イエシルの運営会社は?
運営会社 株式会社リブセンス(東証一部)
サービス開始 2015年

 「イエシル」は、「リブセンス(東証一部上場)」が運営している。リブセンスは、求人募集メディア、不動産メディアを中心に事業展開しており、2012年に東証一部に上場を果たした。代表の村上太一社長は当時25歳で、史上最年少での東証一部上場を実現したカリスマ的リーダーだ。起業は大学時代の2006年だったという。その勢いは今も続いており、次々と新しいサービスに取り組んでいる。

  不動産売買の一括査定サイト「イエシル」のほか、賃貸物件の検索サービスサイト「ドア賃貸」、不動産仲介専用の営業支援ツールサイト「イエシルコネクト」、不動産売買の相談を専門家に相談できる「住まいのミカタ」を運営している。「スマーブ」という国内外の不動産テック(不動産とテクノロジー)の最新事例やニュースサイトも運営している。

 なお、事業の主力は人材サイトだ。アルバイト募集情報を最初は無料で掲載し、広告費は成功報酬としてもらうというビジネスモデルで成長。「マッハバイト」「転職会議」「就活会議」「転職DRAFT」「転職ナビ」を展開している。さらに患者の体験談から治療法選びをサポートする「治療ノート」サイトなど、新たなサービスに積極的に取り組んでいる。

マンション価格が部屋ごとで見られる

 次に、「イエシル」のサービスを見ていこう。Webのトップページでもキャッチコピーとして「あなたのマンションが相場より高く売れる!」と記載しているように、取り扱う不動産は「マンション」に特化している。

出典:イエシルはトップページに「あなたのマンションが相場より高く売れる!」と宣言している。

 そして最大のウリは、オンラインでマンションの部屋単位の想定価格が見られるという点にある。イエシルは、マンション売買に絞り、約9000万件のビッグデータを分析応用して、部屋ごとの想定価格を出しているのだ。

 さらに過去の価格の主要な売買履歴を見られるだけでなく、将来の価格予想までしている(一部は無料登録しないと見られない)。

 近隣の販売中物件も見られるので、相場を把握するのなら、非常に便利だ。

 ただし、この相場は過去データから計算した相場に過ぎない。実際に売却する場合は、ライバル物件の有無、いつまでに売却したいかという期間、専有部分の設備がどのくらい老朽化しているか、などによって価格は大きく左右する。そこで必要なのが、実際に不動産会社に相談することだ。

出典:イエシルのマンション購入・売却・中古相場価格の検索画面
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“厳選した”不動産会社を最大3社紹介

 「イエシル」が紹介してくれる不動産会社数は最大3社と少なめだ。ライバル他社では6社程度を紹介しているのに比べると少ない。また、多くの一括査定サイトでは、査定してくれる不動産会社の登録数や会社名が多く並ぶが、イエシルでは非公開としており、それほど多くはなさそうだ。これには理由がある。

 実は、イエシルは「厳選した不動産会社」しか紹介していないため、3社に絞り込んでいるのだ。ライバル他社は掲載社数を競っているが、それとは一線を引いた戦略をとっている。

 なぜこうした戦略をとっているのか。サイトでは、「イエシルでは、囲い込みをしない優良な不動産会社のみをご紹介。囲い込みをチェックいただいてもOKです。万が一囲い込みが発覚した場合は、重大なペナルティが。」と表記している。

 この「囲い込み」とはなんだろうか。

 実は、不動産仲介会社は、売主と買主の両方から手数料をもらえる仕組みとなっており、間に入る不動産会社が1社しかなければ、両者から手数料をもらえる、つまり手数料が2倍になるのだ。そこで、他の不動産会社から「内覧したい買主がいるのですが」と問い合わせがあっても無視し、自社で買主を探すという違法行為が横行している。これを「囲い込み」という。売主にとっては、売却機会の損失だけでなく、売却価格が下がってしまう可能性もあり、非常に悪質な行為だ。

 そこで、囲い込みをしない不動産会社を厳選して紹介しているため、3社の紹介にとどめている。

 ただし、厳選した不動産会社を紹介しているので、「不動産会社を『業者』ではなく『パートナー』としてご利用いただける方のみにご紹介をしているため、連絡を一方的に無視したり、メールで査定額を受け取るだけが目的のお客様には、ご遠慮いただいております」と、売主に対しても注文を出している。

 囲い込みの実態は、なかなか明るみにされないが、異業種から参入して来ているだけに、業界の古い体質を問題視して改善しようという姿勢が感じられる。

イエシルが掲載する不動産会社は?
紹介する不動産会社数  最大3社
営業エリア 東京、神奈川、埼玉、千葉県
提載する不動産会社数 非公開
掲載する主な不動産会社 非公開
不動産一括査定サイト「イエシル」の公式サイトはこちら


【関連記事はこちら】
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信頼できる運営会社に頼みたい人向けのサイト

 では、実際に一括査定を依頼すると、どんな不動産仲介会社を紹介してくれるのだろうか。実際の申込み画面を追って紹介しよう。

 トップ画面で、「売却相談」のボタンを押すと次のような画面に切り替わる。

出典:イエシルの売却相談画面(売却したい物件の住所を入力)

 「イエシル」のトップ画面にも書いてあるように、査定は「無料」だ。

 この画面で、「都道府県」「市町村」を入れると、AIが受け答えしながら次の質問へ進めてくれる。画面がスクロールして、「物件名」や「部屋番号」、さらに「平米数」「築年数」「現在の状況」「物件の所有者・名義人」「ご売却理由」「ご希望の売却時期」を入力する。

出典:イエシルの売却相談画面(売却したい物件の広さや売却理由などを選択)

 さらに、「氏名」「ふりがな」「メールアドレス」「電話番号」「ご希望の連絡時間(複数可)」を入力し、最後に「利用規約と個人情報の取り扱いについて」に同意すれば、入力は完了する。

出典:イエシルの売却相談画面(連絡先のメールアドレスや電話番号を入力)

 すると画面は「不動産会社へのご紹介が完了しました」と表示され、今回は、3社の不動産会社が下記のように提案された。

出典:イエシルの売却相談画面(紹介された不動産会社が表示)
拡大画像表示

 すでに説明したが、「イエシル」の場合、最大で3社の不動産会社を紹介してくれる。物件の所在地、規模、タイプを勘案して、最もマッチングする不動産会社を厳選して3社紹介してくれるため、絞りやすいだろう。

 また、複数の不動産会社に査定を依頼することで、不動産の相場も分かる。査定方法などが異なると、査定価格が500万円ほど上下することがあるので、他の一括査定サイトも併用しながら、なるべく多くの会社に査定を依頼すると、さらに査定方法・価格の違いがわかってくる。

メリットとデメリットを確認しよう

 ここで、「イエシル」の「メリット」「デメリット」「どんな人に向いているサイトなのか」について、確認しておこう。やはり、上場企業であり、信頼感があるのが強みと言えるだろう。

イエシルのメリット、デメリットは? どんな人向けか?
メリット マンションの部屋ごとの相場をオンラインで見ることができる。また、”厳選した”不動産会社を紹介している。東証一部上場した会社が運営している点は、信頼感がある
デメリット 査定してもらえる不動産会社は最大3社。もっと多くの数の査定を比較して検討したい人には物足りない。自分で選ぶ選択肢が多く欲しい人には向かない
こんな人におすすめ! 査定したい不動産のエリア、種類に応じて、最適な不動産会社を厳選してくれるので、あまり迷いたくない人向け
不動産一括査定サイト「イエシル」の公式サイトはこちら

多数の不動産会社に査定依頼するのが、売却成功のカギ

 不動産の価格は、一般の売り主にとっては情報が少なく、分かりにくい。それだけに、多数の不動産仲介会社の査定をもらい、話を聞くことが売却を成功させるカギになる。

 また、査定金額だけを見て、一喜一憂してはいけない。最近は売却の契約を取りたいがために、相場よりもかなり高めの査定価格を出す不動産会社もゼロではない。ある程度、候補となる不動産仲介会社を絞り込んだら、実際に訪問査定をしてもらって、「価格に根拠があるか」、「不動産の知識を持っているか」、「営業マンが誠実かどうか」などをチェックしたほうがいいだろう。いい不動産会社に出会うためにも、多くの不動産会社に査定してもらうことをお勧めする。

IESHIL(イエシル) (不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション
営業エリア 東京、神奈川、埼玉、千葉県
サービス開始 2015年
運営会社 リブセンス(東証一部上場)
紹介会社数 最大3社
【ポイント】 オンラインでマンションの部屋ごとの相場が見られるほか、囲い込みをしないと約束した不動産会社だけを紹介してくれる。
不動産一括査定サイト「リガイド」の公式サイトはこちら
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<不動産売却の基礎知識>
相場を知るために、まずは「一括査定」を活用!

 不動産の売却に先駆けて、まずは相場を知っておきたいという人は多いが、それには多数の不動産仲介会社に査定をしてもらうのがいい。

 そのために便利なのが「不動産一括査定サイト」だ。一括査定サイトで売却する予定の不動産情報と個人情報を入力すれば、最大6社程度から査定してもらうことができる。不動産の相場観が分かるだけでなく、きちんと売却してくれるパートナーである不動産会社を見つけられる可能性が高まるだろう。

 ただし、査定価格が高いからという理由だけでその不動産仲介会社を信用しないほうがいい。契約を取りたいがために、無理な高値を提示する不動産仲介会社が増加している。

 「大手に頼んでおけば安心」という人も多いが、不動産業界は大手企業であっても、売り手を無視した手数料稼ぎ(これを囲い込みという)に走りがちな企業がある。

 なので、一括査定で複数の不動産仲介会社と接触したら、査定価格ばかりを見るのではなく、「売り手の話を聞いてくれて誠実な対応をしているか」、「価格の根拠をきちんと話せるか」、「売却に向けたシナリオを話せるか」といったポイントをチェックするのがいいだろう。

 以下が主な「不動産一括査定サイト」なので上手に活用しよう。

■相場を知るのに、便利な「不動産一括査定サイト」はこちら!
◆HOME4U(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、ビル、アパート、店舗・事務所
掲載する不動産会社数 1300社 不動産一括査定サイト「HOME4U」の公式サイトはこちら
サービス開始 2001年
運営会社 NTTデータ・スマートソーシング(東証一部子会社)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、日本初の一括査定サービスであり、運営会社はNTTデータグループで安心感がある点。弱点は、提携会社数がやや少なめであること。
HOME4U公式サイトはこちら
◆イエウール(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
掲載する不動産会社数 1400社以上 不動産一括査定サイト「イエウール」の公式サイトはこちら
サービス開始 2014年
運営会社 Speee
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、掲載する会社数が多く、掲載企業の一覧も掲載しており、各社のアピールポイントなども見られる点。弱点は、サービスを開始してまだ日が浅い点。
イエウール公式サイトはこちら
◆LIFULL HOME'S(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、倉庫・工場、投資用物件
掲載する不動産会社数 1692社(2018年8月)
サービス開始 2008年
運営会社 LIFULL(東証一部)
紹介会社数 最大6社
【ポイント】強みは、匿名査定も可能で安心であるほか、日本最大級の不動産ポータルサイト「LIFULL HOME'S」が運営している点。弱点は大手の不動産仲介会社が多くはないこと。
LIFULL HOME'S公式サイトはこちら
◆リビンマッチ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫
掲載する不動産会社数 1400社 不動産一括査定サイト「スマイスター」の公式サイトはこちら
サービス開始 2006年
運営会社 リビン・テクノロジーズ
紹介会社数 最大6社(売却6社、賃貸、買取)
【ポイント】強みは、掲載している不動産仲介会社数が多く、マンション、戸建て、土地以外の工場、倉庫、農地も取り扱いがある点。弱点は、運営会社が広告代理店で上場していないこと。
スマイスター公式サイトはこちら
◆イエイ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
掲載する不動産会社数 1000社 不動産一括査定サイト「イエイ」の公式サイトはこちら
サービス開始 2007年
運営会社 セカイエ
紹介会社数 最大6社
【ポイント】 強みは、サービス開始から10年以上という実績があるほか、対象となる不動産の種類も多い。「お断り代行」という他社にないサービスもある。弱点は、経営母体の規模が小さいこと。
イエイ公式サイトはこちら
◆マンションナビ(不動産一括査定サイト)
対応物件の種類 マンション
掲載する不動産会社数 900社超、2500店舗 不動産一括査定サイト「マンションナビ」の公式サイトはこちら
サービス開始 2011年
運営会社 マンションリサーチ
紹介会社数 最大9社(売却・買取6社、賃貸3社)
【ポイント】 強みは、マンションに特化しており、マンション売却査定は6社まで、賃貸に出す場合の査定3社まで対応している点。弱点は、比較的サービス開始から日が浅く、取扱い物件がマンションしかない点。
マンションナビ公式サイトはこちら
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