単身の引越し費用の相場はいくら? 一人暮らしの引越し料金を安く抑えて賢く準備しよう!

2022年7月15日公開(2022年11月2日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

単身の引越し費用の料金相場は、いくらくらいなのか? 進学や就職を機に始める一人暮らしや、転勤、単身赴任など、単身の引越しでかかる料金相場を時期、距離、曜日、時間帯などさまざまなパターンで解説する。なるべくお得に引越しができるよう、費用を安く抑えるポイントも紹介する。

単身の引越し費用の相場は?

引越しの様子
単身の引越し料金の相場を確認しておこう(出所:PIXTA)

 引越し費用は、荷物の量や運送距離、時期などさまざまな要素で左右される。単身引越しの相場はどのくらい変わってくるのか? 

 時期でいえば、3月~4月は引越しが集中するオンシーズン。引越し業者の繁忙期となるため、料金も比例して高くなる。

 単身者の引越しでは、繁忙期(3月~4月)とそれ以外の通常期(5月~2月)でどのくらい相場が異なるのか。以下の表を見てみよう。 

単身の引越し料金相場の目安

移動距離 繁忙期 通常期
同一県内
(~50km未満)
48,000円 39,000円
同一地方
(50~200km未満)
55,000円 48,000円
近隣地方
(200~500km未満)
66,000円 57,000円
遠距離
(500km以上)
76,000円

69,000円

主要引越し見積もりサービスの平均価格データを参考に作成

 上記のデータでは、繁忙期は、通常期に比べて6000~9000円高くなっている。もちろん引越し業者や荷物の量など条件によって変わってくるが、繁忙期は20~50%ほど高くなると考えておけばよいだろう。
 
  時期を選べるなら、やはり繁忙期の引越しは避けた方が、費用を安く抑えることができる。ただ、単身者の引越しは、学校や会社の都合などから繁忙期に重なるケースも多いはず。
 
 繁忙期の中でも、一般的に3月下旬から4月上旬にかけては引越しが集中しやすい。そのため、引越し日を3月の中旬までか4月下旬以降に設定すると、費用が安くなる可能性がある。
 
 また、繁忙期では、直前だと自分が希望する日程に業者を確保しづらい点にも注意したい。引越しが決まった時点で早めに見積もりを取るようにしよう。


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単身引越し、平日と土日の料金相場は?

 引っ越し料金が上下するのは、時期だけではない。平日や土日など曜日によっても料金相場は違ってくる。

 以下は、筆者がある大手引越し会社の見積もりを依頼したときのデータだ。「単身」「移動距離約70㎞」「通常期(6月)」「午前」という条件で比べると

平日 74,250円
土日 83,160円

  約9000円ほど土日より平日の方が安かった。さらに厳密に言うと、土曜より日曜の方が安く、平日でも金曜は値段が上がる傾向にあった。

 また、別の中堅引越し業者からの見積もりでは

平日 34,400円
土日 38,200円

と平日の方が3,800円安かった。2つの業者の見積もり結果からは、土日の方が1割ほど高いことが分かる。

 ちなみに、複数の引越し一括見積もりサイトのデータを平均すると、平日は約57,000円、土日は約60,000円で、土日の方が3000円ほど高い。とはいえ、大きな差があるわけではない。

 特に、単身の近距離の引越しでは、もともと価格が低めなことから、平日と土日の差はそこまで大きく開かないようだ。遠距離になるにつれ、その差は開いていく傾向にある。

 しっかり比較したいなら、業者に見積もりを依頼する際、平日と土日の料金をそれぞれ出してもらうといいだろう。


1日の時間帯で、相場はどう変わる?

 1日の時間帯では、費用の相場はどう変わってくるだろうか。以下は、複数の引越し見積もりサイトの平均データをもとに、午前、午後、夕方以降の単身の引越し料金相場を算出した結果だ。

午前 約64,000円
午後 約59,000円
夕方以降 約58,000円

 1番高いのは、午前の約64,000円で、午後と比べると5000円高い。午後には新居への搬入を終えたい人が多いため、午前スタートの引越しが高くなるのはうなずける。

 筆者が依頼した見積もり(約70㎞、6月の平日)でも、以下のように午前が高く、午後と比べると8,910円高い結果となった。

午前 74,250円
午後 65,340円

「時間指定なし」は、本当にお得か?

  引越し会社には、午前、午後の指定のほか、時間指定なしのプランを提供しているケースも多い。

 一般的に、時間指定のないプランは「フリー便」と呼ばれており、引越し日の直前に空いた時間帯にスケジュールを入れている。予定日の直前(だいたい1~3日前まで)に引越し業者から当日の予定の連絡が来るので、それに合わせて対応する必要がある。

 通常、フリー便では、時間指定のプランより引っ越し料金が安くなる。引越し会社としても多少安くしてでも、空いた時間が出ないように効率的にスケジュールを組みたい思惑があるからだ。

 では、午前、午後の指定便と比べて、フリー便はどのくらい安くなるのか。筆者の先ほどの見積もりでは、

フリー便:56,430~83,160円

という料金帯で、午後より8,910円、午前と比べると最大17,820円安かった。

 時間が直前まで決まらないというのは、あまり心地のいい状態ではないが、スタート時間にこだわりがなければ、費用を抑えられるのは確かだ。

  もし自身の引越し条件にあわせて、どのくらい差があるのか事前に確認したければ、引越し一括見積もりサイトを使って、見積もりの概算を出してみるといいだろう。一括見積もりサイト最大手である「引越し侍」では、業者に一括見積もりをする前に、各社の見積もり概算がチェックが可能だ。

 実際に引越し侍の「ネット料金比較」で、引越し条件(約70㎞の移動、7月末の平日)を入力し、「午前」「時間指定なし」で対応業者3社を比較すると、以下のようになった。

「午前」を選んだ場合 午前指定
 

「時間指定なし」を選んだ場合       時間指定なし

 「午前」と「時間指定なし」で比べると、A社は13,200円、B社は23,760円、C社は3,300円、時間を指定しない方が安いという結果だった。引越し会社によっては、フリー便を選ぶことでかなり価格が下がる可能性がある。 


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単身の引越し費用を安く抑えるポイント

引越し代安く
引越し料金は工夫次第で安くなる(出典:PIXTA)

 ここまでさまざまなパターンで、単身引越しの料金相場を見てきた。相場を知れば、不当な見積もりに惑わされる必要がなくなるので、しっかり抑えておきたい。
 
 そのうえで、引越し費用をより安くしたいと考える人も多いだろう。

 先に述べたように、引越し料金は時期や時間帯で大きく変動するため、「繁忙期(3~4月)を避ける」「時間指定をしない」は費用を安く抑えるために外せないポイントとなる。それ以外にも、引越し料金を安くするためのコツをいくつか挙げておく。

1カ月以上前に見積もりを予約する                

 引越しの日程が決まれば、なるべく早い段階で予約をしておきたい。直前になればなるほど、トラックや作業員の調整がしづらいため、価格交渉が難しくなるリスクがある。

 1カ月前には見積もりを予約して「今決めるので、安くしてほしい」と値下げをお願いすると、通りやすくなるだろう。

新調する家具・家電は、転居先で購入し配送する

 単身の引越しであっても、荷物が多くなれば、それだけ引越し料金は高くなる。運搬する荷物を減らすには、大型の家具・家電を引越し先で購入するのも一案だ。転居先に近い店舗で買って、新居への配送を依頼するといいだろう。

オプションサービスは利用しない

 引越し業者では、荷物の運搬以外にも、荷造りや荷ほどき、家電の設置、不用品の回収といった有料オプションサービスを提供している。

 費用を抑えたいなら、こうしたオプションを利用しないのが得策だ。不要になった家具や家電は、引っ越し業者を経由して処分するよりも、直接リサイクル業者に処分を依頼した方が安い傾向にある。フリマアプリなどで販売するのもいいだろう。 

引越し前に不用品回収を依頼する!

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「単身パック」を活用する

単身パック
専用ボックスで運ぶ単身パック(出典:ヤマトホームコンビニエンスHP)

 決まったサイズの専用コンテナボックスに荷物を積む単身者向けのサービスは、「単身パック」(日本通運の商標)という名称で知られている。

 トラック貸し切りではなく混載となるため、通常の引越しプランと比べて割安だ。荷物が少ない場合は、選択肢の一つになる。特に遠距離ならコスパは高い。

 下の表は「単身パック」を提供、かつ料金を公表している4社の比較表だ。通常プランの料金相場と比べながら、検討してみよう。

「単身パック」の比較表

引越し会社 プラン名 料金例(東京⇔大阪)
日本通運(日通) 単身パック

Sサイズ 28,600円

Lサイズ 34,100円

ヤマトホームコンビニエンス わたしの引越

平日 30,800円

土日祝 33,000円

西濃運輸 カンガルー単身MAX+1 49,500円
プロスタッフ 単身引越しパック

57,200円~

出典:各社ホームページより

 専用ボックスのサイズは、どのプランもだいたい「幅1m×奥行1m×高さ1.7~1.8m」が基準になっている。日本通運の場合は、Lサイズがこの標準サイズに該当する。

【参考】荷物量の目安

日通単身
出典:日本通運ホームページ

 比較表では、東京~大阪間だとヤマトホームコンビニエンスのプランが最安値となる。だが、プロスタッフでは、他社の単身パックと比較して、約2倍の量の荷物が積めるとのことなので、コスパ面で優れていそうだ。

 単身パックでも時期によって料金は変わってくるため、各社に問い合わせてみる必要がある。日本通運とヤマトホームコンビニエンスは、ホームページ上で単身パックの料金検索ができる機能があるので、試してみるといいだろう。

 他にも、見積もりを取る必要があるが、下記の単身パックのサービスがある。

◆サカイ引越センター「小口引越便プラン」

◆福山通運「青春引越便」

◆ハトのマークの引越センター「小鳩パック」

 一方、「赤帽」など小型トラックを使った単身引越しも、引越し料金を抑えるには有力だ。

 赤帽は、基本料金13,750円(作業時間2時間以内、走行距離20㎞以内)で利用できる。軽トラックをチャーターする形で、専用ボックスより3倍近くの荷物を運べるのが特徴だ。特に、近距離の引越しならお得になるので、検討する価値がある。

安くて評判の良い引っ越し業者を探すには?

相見積もり
引越し費用を安くするなら相見積もりが鉄則(出典:PIXTA)

 引越し費用は工夫次第で抑えることは可能だが、安くするのに1番効果的なのが、「複数の業者の見積もり(相見積もり)を取ること」と「値下げ交渉」だと言える。

 引越し料金は業者によって振れ幅が広く、同じ条件であっても数万円単位で差があることは珍しくない。

 また、スケジュールの埋まり具合によっても料金が左右されるため、特定の業者がいつも安いわけでもない。以前に依頼した業者が安かったとしても、引越しのたびに相見積もりを行う方が賢明だ。

 そして、他社の見積もりをもとに交渉すると、最初に提示された価格から数万円下がることもよくある。価格交渉を有利に進めるためにも、複数の業者から見積もりを取るようにしよう。

引越し一括見積もりサイトは、相見積もりを取るのに便利

 相見積もりをするなら、「引越し一括見積もりサイト」を利用するのが効率的だ。  

 引越し一括見積もりサイトは、全国展開の大手引越し会社から、地域密着型の業者まで数多くの引越し業者と提携しており、気になる業者の見積もりを一度に依頼できるのがメリットだ。

 ユーザーの評価や口コミも確認でき、安くて評価も高い引越し業者が見つかりやすいのも利点である。
 
 ただ、「一括見積もりは、色々な引越し業者から電話がかかってくるので抵抗がある」とネガティブな印象を持っている人もいるかもしれない。

 『電話なし』を希望するなら「SUUMO引越し見積もり」がおすすめだ。電話番号の登録は任意のため、メールアドレスの登録のみで一括見積もりができる。

SUUMO引越しトップ
電話番号なしで利用できる「SUUMO引越し見積もり」

  以下は、おすすめの引越し一括見積もりサイトを比較した表だ。自身に合ったものをぜひ活用してほしい。

      
一括見積もりサイト名 suumo引越し見積もり 引越し侍 ズバット引越し比較 引越し価格ガイド LIFULLロゴ
おすすめポイント 電話番号登録なし、メールアドレスのみで見積もりが可能。業者からの電話を避けたい場合は最適。 条件に合った業者の見積もり概算や口コミを比較して選べる。安くて評判の良い業者が見つかりやすい。 最大12社に一括見積もりを行う。引越し業者の相見積もりを素早く取りたい場合に適している。 引越し侍と同じエイチームが運営。最大10社に一括で見積もりする。効率的に交渉したいなら便利。 対応可能な業者の単身・家族別の平均見積もり金額や特典サービスが確認できる。
提携業者数 約120社 約340社 約230社 約330社 約130社
口コミの数 約7万4000件 約8万件 不明 約1万5700件 約1万900件
電話番号入力 不要 必須 必須 必須 必須
依頼先の業者を選べる × ×
対応業者一覧から口コミを確認 × × ×
 

無料で見積もり(公式サイト)

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【関連記事はこちら】>> 「引越し一括見積もりサイト」7社を徹底比較!おすすめのサイトはどこ?利用方法や注意点を解説

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