引越し費用の相場はいくら? 料金の目安が分かる相場表や安くする方法を徹底解説!

2022年7月12日公開(2022年11月2日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

引越し費用の相場はいくらくらいなのか? 引越し料金は、業者だけでなく、時期や距離、荷物の量などによっても大きく左右される。さまざまなパターンでどれほど費用が異なるのか、相場の目安を解説する。また、費用を安く抑えるためのポイントもあわせて説明する。

繁忙期(3月~4月)の引越し費用の相場は?

引越し画像
引越しの料金相場を知って、賢く準備を進めていこう(出所:PIXTA)

 進学や就職、異動などで引越しをする人が多い3月と4月は、引越しシーズンとなる。引越し業者の繁忙期となるため、その他の時期と比べて引越し料金は高くなる。

 繁忙期の中でも、特に引越しが集中しやすいのが、3月下旬から4月上旬にかけてだ。この時期が最も引越し料金が高くなるため、繁忙期の中でも費用を抑えたいなら、3月の中旬まで、もしくは4月の下旬を選ぶといいだろう。

 また、繁忙期は直前だと引越し業者を確保できない可能性がある。引っ越しが決まった段階で早めに予約を取るようにしよう。

 以下の表は、繁忙期の引越し料金相場の目安だ。移動距離と人数別で相場を表示している。荷物の量や業者によって違いがあるが、一つの目安として参考にしてほしい。

繁忙期(3月~4月)の引越し料金相場の目安

移動距離 単身者 2人家族 3人家族 4人家族
同一県内
(~50km未満)
48,000円 91,000円 117,000円 148,000円
同一地方
(50~200km未満)
55,000円 123,000円 148,000円 192,000円
近隣地方
(200~500km未満)
66,000円 158,000円 201,000円 254,000円
遠距離
(500km以上)
76,000円 221,000円 272,000円 316,000円

 

主要引越し見積もりサービスの平均価格データを参考に作成

通常期(5月~2月)の引越し費用の相場は?

 引越しでは、繁忙期(3月~4月)以外の通常期(5月~2月)は、比較的引越し料金は安くなる傾向にある。相対的に引っ越しが少なくなる分、業者との価格交渉も成功しやすいだろう。

 また、通常期でも異動や転勤シーズンの9月は、比較的引っ越しが多くなる時期だが、費用が大きく変わるほどではない。以下は、通常期の引越し料金相場の目安である。

通常期(5月~2月)の引越し料金相場の目安

移動距離 単身者 2人家族 3人家族 4人家族
同一県内
(~50km未満)
39,000円 73,000円 117,000円 122,000円
同一地方
(50~200km未満)
48,000円 89,000円 106,000円 137,000円
近隣地方
(200~500km未満)
57,000円 115,000円 148,000円 183,000円
遠距離
(500km以上)
69,000円 160,000円 200,000円 241,000円

 

主要引越し見積もりサービスの平均価格データを参考に作成

 上記データからは、繁忙期は通常期に比べて、単身は1.1~1.3倍、2人家族は1.2~1.9倍、3人家族は1.1~1.8倍、4人家族は1.2~1.7倍ほど高くなっていることが分かる。特に、家族で遠距離の引越しでは、差が最も大きくなる傾向にある。

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間取り別、日時別の引越し費用の相場は?

 繁忙期や通常期といった時期別だけでなく、現住居の間取りや引越しの日時によっても引越し料金は異なってくる。どのくらい違いが出てくるのだろうか。

 間取り別に料金相場を比較すると、下の表のようになる(2人家族かつ移動距離50km~200km未満の場合)。

間取り 繁忙期 通常期
1K~1DK 97,000円 75,000円
1LDK~2DK 114,000円 94,000円
2LDK~3DK 136,000円 103,000円

主要引越し見積もりサービスの平均価格データを参考に作成

 通常期、繁忙期ともに、部屋数が多いとその分、荷物の量も多くなるため、引越し費用の相場にもかなりの違いが見られる。1K~1DKと比べると、1LDK~2DKの相場は約1.2倍、2LDK~3DKは約1.4倍である。

平日と土日で、費用はどのくらい変わる?

 多くの人が休日である土日は、平日に比べて引越しが集中するため、一般的に引越し料金は高くなりがちである。平日と休日では、費用はどのくらい変わるのだろうか。

 下の画像は、ある大手引越し会社の見積もりシミュレーションをしたときの結果だ。単身で現住所から転居先まで約70kmという引越し条件での見積もり料金(2022年6月)が表示されている。

アート引越センターの見積もり
某大手引越し会社の見積もりシミュレーションから、曜日・時間別の料金の違いが分かる

 この見積もり価格を見ると、週によって上下はあるが、同じ週の日と比べて、土日は約9,000円~15,000円高いことが分かる。また、日曜より土曜の方が3000円ほど高い。平日では、金曜が他の曜日と比べると3000円~6000円程度高い傾向だ。

 とはいえ、あくまでこの引越し会社のケースなので、見積もりを取るときに平日と土日でそれぞれいくらになるか聞いてみる必要がある。

 また、月末は引越し料金が高くなるのが一般的だ。賃貸契約は、退去日にかかわらず月末まで家賃が発生するため、なるべく月末まで住んで引越しを希望する人が多いためだ。上記の見積もりでも、月末の最終週は1万~2万円近く価格が上がっている。

 一方で、主要な引越し見積もりサービスのユーザー平均価格(50km~200kmの引越しの場合)では、以下のように平日と土日でそれほど大きく差がないことも分かった。距離によっては、平日、土日ほぼ変わらないというデータもあり、曜日はそこまで価格に影響がないとも考えられる。

  単身者

家族(4人)

平日 57,000円 165,000円
土日 60,400円 169,000円

主要引越し見積もりサービスの平均価格データを参考に作成

 ただ、実際に見積もりを確認しないと判断できないため、比較するなら平日と土日、両方の見積もりを取るのが賢明だ。

午前、午後、時間指定なし。相場の違いは?

 では、1日の時間帯では、費用相場はどのくらい差が出てくるのだろうか。

 先ほどの大手引越し会社の見積もり価格(単身、移動距離約70㎞、2022年6月分)を例に取ると、

午前 74,250円~95,040円
午後 65,340円~86,130円
時間指定なし 56,430円~83,160円

 午前が最も高く、午後と比べると8,910円高い。また、時間指定なしにすると、午前より最大17,820円、午後より8,910円安くなる。

 もし引越し費用を安くするのが最優先なら、時間帯を指定しない「フリー便」プランを選ぶのがおすすめだ。

 引越し業者は、料金を安くしてでも、なるべくスケジュールに空きがないようにしたいと考えている。そのため、フリー便では、引越し直前で空いている時間帯にスケジュールを組む。通常、引越しの3日~1日前までに、当日トラックが到着する時間が伝えられる。

 直前までスケジュールが確定しないもどかしさがあるが、時間指定と比べてかなり安くなるため、時間にこだわりがなければ試してみる価値はある。

 また、複数の引越し見積もりサイトの平均データをもとに、時間帯別の引越し相場を算出すると以下のようになった。

時間帯 単身 家族
午前 約64,000円 約132,000円
午後 約59,000円 約109,000円
夕方以降 約58,000円 約97,000円

主要引越し見積もりサービスの平均価格データを参考に作成

 やはり午前中は割高になっている。午前から引っ越しを始めて、その日のうちに転居先で荷ほどきをしたいと考える希望者が多いため、どうしても午前中は引越しが集中しがちだ。

 特に時間にこだわりがないなら、時間指定なし(フリー便)か、午後以降で指定すると安くなるだろう。

オプションサービスはどうすべきか?

 引っ越しの基本は荷物の移動であるため、それ以外の作業を業者に依頼するには、追加料金がかかることがある。引越し会社では、オプションサービスとして提供していることが多い。

主なオプションサービス例

・荷造り、荷ほどき
・不用品買い取り、処分
・新居の家電設置
・エアコンの電気工事
・ハウスクリーニング
・車、バイク、ピアノの輸送
・不要になった段ボールの回収

 これらのサービスは、基本は有償だが、洗濯機や照明器具など一部の家電の設置は、新居の搬入時に無料でやってくれることもある。見積もり時に確認してみよう。

 また、業者によっては、荷造り、荷ほどき込みのプランを提供していることも。引越しに時間を割けないなら便利なプランなので、見積もり時に検討してみるのも一案だ。

 ただ、引越し費用を最低限に抑えたいなら、有料のオプションサービスは依頼する必要はないだろう。

 不要になった家具や家電は引越し業者を経由して処分するよりも、直接リサイクル業者に処分を依頼したり、リサイクルショップやフリマアプリなどで販売すれば、コストを抑えられる。売り物にならないなら、市区町村の粗大ごみ回収を利用すればよい。 

引越し費用を安く抑えるためのコツは?

 引越し料金を安くしたいなら、これまでお伝えしたように「繁忙期を避ける」「時間指定をしない」「有料オプションは利用しない」が基本になる。さらに、費用を抑えるポイントはいくつかある。

1カ月以上前に予約をする

 引越しの日程が決まれば、なるべく早い段階で予約をしておきたい。直前になると、費用が高額だったり、業者のスケジュールが埋まってしまい希望日に引越しができなくなるリスクも出てくる。

 また、トラックや作業員の調整がしづらいため、価格交渉が難しくなる点にも注意したい。引越し予定を早めに決めて、1カ月前には予約に取り掛かろう。早めの予約なら「今決めるから安くしてほしい」という価格交渉も通りやすくなる。

大型の家具・家電は、引っ越し先で購入する

 荷物が多ければその分、引越し料金は高くなる。初めての一人暮らしのような場合は、運ぶ荷物を減らすために、ベッドや冷蔵庫、洗濯機といった大型の家具や家電は、引越し先での購入を検討するとよいだろう。

 また、新調を考えている家具・家電については思い切って処分し、新たに購入した店舗から新居への配送を依頼するという方法もある。

引越し一括見積もりサイトで、相見積もりを取る

 引越し料金を安くするうえで、必ず行いたいのが、複数の業者から相見積もりを取ることだ。

 引越し料金は業者によって振れ幅が大きく、同じ条件であっても数万円単位で変わることは珍しくない。単純に会社の知名度だけで決めないようにしておきたい。 

 最終的には、自宅への訪問など引越し業者と直接やり取りして正式な見積もりが完了する。その際、他社の見積もり結果を価格交渉の材料に使うと、あっさりと値引きされることもざらにあるので、試してみよう。

 複数の業者の相見積もりを取るなら、「引越し一括見積もりサイト」を使って、各社に見積もりの予約をするのが便利だ。

 引越し一括見積もりサイトでは、個々の引越し条件を入力すると、対応可能な引越し業者が絞り込まれ、一括で見積もりを依頼できる。最安かつ評判の良い業者を探すのに重宝するサービスである。

 「引越し侍」なら、各社の見積もり概算を一覧で確認できる。まずはここから見積もりの相場感をつかんでおくといいだろう。

引越し侍の画面
「引越し侍」では、引越し業者の見積もり概算が確認できる

【関連記事】>>引越し侍で引越し見積もりを依頼してみた! 安くて優良な業者を選べるのか? 実際の見積もりを公開!

 また、「SUUMO引越し見積もり」は、電話番号の入力なし、メールアドレスの登録のみで使える唯一の見積もりサービスだ。引越し業者から電話がかかってくるのに抵抗があるなら、おすすめしたい。

【関連記事】>>SUUMO引越し見積もりを実際に使ってみた結果は? 電話なし、メールのみでOK? 特徴やメリット・デメリットを解説

 以下は、おすすめの引越し一括見積もりサイト5社を比較した表だ。ぜひ参考にしてほしい。

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おすすめポイント 電話番号登録なし、メールアドレスのみで見積もりが可能。業者からの電話を避けたい場合は最適。 条件に合った業者の見積もり概算や口コミを比較して選べる。安くて評判の良い業者が見つかりやすい。 最大12社に一括見積もりを行う。引越し業者の相見積もりを素早く取りたい場合に適している。 引越し侍と同じエイチームが運営。最大10社に一括で見積もりする。効率的に交渉したいなら便利。 対応可能な業者の単身・家族別の平均見積もり金額や特典サービスが確認できる。
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【関連記事はこちら】>> 「引越し一括見積もりサイト」7社を徹底比較!おすすめのサイトはどこ?利用方法や注意点を解説

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