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収納・クローゼットリフォームの費用相場、工期の目安は? 注意すべきポイントやリフォーム業者の選び方も解説!

収納・クローゼットリフォームの費用相場、工期の目安は? 注意すべきポイントやリフォーム業者の選び方も解説!
2022年10月10日公開(2024年2月21日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

収納・クローゼットのリフォームを検討しているなら、まずは「設備の価格・費用相場」や「一般的な工期」について確認することが大切だ。また、収納・クローゼットリフォームで注意すべきポイントや、失敗しない業者の選び方について解説する。

収納リフォームの費用相場と工事期間

 収納・クローゼットリフォームの費用相場と工事期間は、以下の通り。

リフォーム内容 費用(目安) 工期(目安)
玄関収納(カウンタータイプ) 5万〜10万円程度/台 1日
玄関収納(壁面収納タイプ) 10万〜25万円程度/台 1日
玄関収納(カウンター+つり戸棚タイプ) 20万円程度/台 1日
廊下収納 20万〜60万円程度 1〜7日
壁面クローゼット新設 10万〜50万円程度 1〜7日
ウオークインクローゼット新設 20万〜80万円程度 3〜7日
押し入れをクローゼットに変更 8万〜35万円程度 3〜7日
壁面収納 10万〜60万円程度 1〜7日
サイト名 SUUMOリフォームロゴ ホームプロロゴ リショップナビロゴ タウンライフリフォームロゴ ハピすむロゴ リフォーム比較プロロゴ リフォームガイドロゴ ハウジングバザールロゴ リフォーム評価ナビロゴ SUVACOロゴ オウチーノリフォームロゴ リフォマロゴ
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提携業者数 約800社 約1200社 約1500社 約460社 約1000社 約500社 不明 約300社 約980社 約1000社 約1500社 約2000社
紹介会社数 3〜4社 最大8社 最大5社 3〜8社 最大3社 3〜4社 最大8社 2社〜 最大5社 複数社 最大9社
電話連絡 あり なし あり あり あり あり あり あり なし あり なし なし
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収納リフォームの種類

 「収納が足りない」「もっと使いやすいクローゼットにしたい」など、収納に関する悩みは多く聞かれる。リフォームによって収納を増やしたり、より使いやすくしたりすることで、生活の質を向上させることができるだろう。ここでは、収納リフォームの種類を家の中の場所別に紹介する。

玄関

出かける直前に立ち寄る玄関や廊下に収納棚があると便利(出典:PIXTA)
出かける直前に立ち寄る玄関や廊下に収納棚があると便利(出典:PIXTA)

 玄関は住まいの顔であり、日々人の出入りがあることから、すっきりと整理させておきたい場所だ。

 だが、靴や傘はもとよりベビーカー、ゴルフバッグ、子供の三輪車や遊び道具など、物が想定以上に増えがちでもある。

 玄関収納をリフォームする際は、現在収納したいものだけでなく、先々の家族や生活の変化も踏まえてプランを考えよう

 収納のタイプは、大きく分けて腰くらいの高さのカウンタータイプ、床から天井まである壁面収納タイプ、カウンターとつり戸棚をセットにしたタイプがある。

廊下

階段下のデッドスペースを利用した収納棚(出典:家づくりのアイデア | Replan(リプラン)WebMagazine)
階段下のデッドスペースを利用した収納棚(出典:家づくりのアイデア | Replan(リプラン)WebMagazine

 収納スペースが足りない場合は、廊下に壁面収納を取り付けるリフォームを検討するのもよいだろう。

 扉は、廊下の幅を気にしなくてよい引き戸がおすすめだ。階段や吹き抜けの手すり部分、階段の上下なども収納として活用しやすい場所だ。

クローゼット

ウオークインクローゼット(出典:パナソニック ホームズ)
ウオークインクローゼット(出典:パナソニック ホームズ

 クローゼットをリフォームする際には、まず最初に壁面クローゼットにするか、ウオークインクローゼットにするかを決めよう。

 壁面クローゼットは扉を開ければ全体が見渡せて衣類が取り出しやすく、狭い場所でも新設しやすい。押し入れからのリフォームも可能だ。

 ウオークインクローゼットは、ハンガーパイプメインにして衣類をたくさんつるす、棚メインで衣類以外の物もたくさんしまえるようにするなど、造作の自由度が高いのが魅力

 ただし、床面積が狭いと収納力が落ち出入りもしづらくなってしまうので、どれくらいのスペースが確保できるかを考えた上で検討するとよい。

壁面

壁面収納でリビングの印象が変わる(出典:PIXTA)
壁面収納でリビングの印象が変わる(出典:PIXTA)

 壁を利用して棚や戸棚などを設置するのが壁面収納だ。床から天井まで使えるので収納力が高く、テレビボードや机・作業台などと組み合わせて造作することもできる。

 部屋の雰囲気に合わせたり、アクセントとなるデザインを選んだりなど、住まいの印象アップにもつなげられるのが魅力だ。

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棚の追加

 キッチンや洗面所、トイレなど、「ここに棚があったら便利なのに」と思うことは少なくないのではないだろうか。オリジナルで造作すると住まいにぴったり合うものができるが、既製品も豊富なので自分で気に入るものを探したり、シンプルなものならDIYで作ったりすることも可能だ。

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床下収納

床下収納
床下収納の設置は、事前によく計画しよう(出典:PIXTA)

 キッチンや廊下、リビングなどに床下収納を作ることも可能だ。床下のデッドスペースを利用するため、狭い家でも収納を増やすことができる。また、収納した物が目につかずすっきりするのもメリットだ。

 しかし、湿気が溜まりやすく、掃除も手間がかかるため、カビや虫の発生には十分注意しよう。床下収納を作る場合は、どんなものを収納したいのか、どの部分にあれば生活動線を邪魔しないのか、など十分に計画するようにしよう。

収納リフォームの工事費用を予算内に抑えるためのポイント

 実際の収納・クローゼットリフォーム費用は、家のつくりや広さ、施工箇所の多さによって大きく変わってくる。工事費用を予算内に抑えるポイントを説明していこう。

材料・設備グレードや収納のサイズ・仕様を検討する

 例えば収納の棚板ひとつとっても、どの素材を選ぶかで費用は違ってくる。収納・クローゼットは使う資材やサイズ、仕様は多種多様なので、予算に合ったサイズや仕様、資材を選びたい。

予備費も予算に入れておく

 リフォームの見積もりはしっかりと現場調査を行った上で出されるが、実際に工事が始まってから問題が見つかり、追加工事が発生する場合も実は多い。最初に「これくらい」と考えた予算に1〜2割の予備費を含めた金額を最終的な予算としてみておけば、思わぬ予算オーバーに慌てずに済む。

DIYでリフォームを行う

 リフォーム費用で大きなウエートを占めるのは人件費だ。押し入れの中棚を外す、壁に簡単な棚を取り付けるなど、収納・クローゼットリフォームは自分でできるものもある。予算に余裕がない場合は検討してみるとよいだろう。

収納リフォームの検討から施工完了までの流れ

 納得のいく収納・クローゼットリフォームを行うためには、リフォームの流れとやるべきことについて知っておくことが大切だ。リフォームの検討から施工完了までの流れを説明していく。

1)収納・クローゼットの「こうしたい」を具体化・情報収集

 まずは、現在の住まいの収納・クローゼットにおいて不満を感じている点、こうしたいという希望を家族で出し合おう。その上で、それらの不安や希望に対して具体的にリフォームで何ができるのかを書籍や雑誌、Webなどで調べ、リフォーム内容を決めていく。

2)予算を決める

 次に、リフォームにかける予算を決めよう。希望するリフォーム内容の費用相場を把握し、手元の余裕資金で賄うか、ローンを使うかなど資金調達の方法を検討する。ローンを利用する場合は、金利や月々の返済額、返済期間を考慮し、無理のない計画を立てるようにしたい。

3)リフォーム業者を探す

 リフォーム内容と予算を決めたら、依頼するリフォーム業者を探そう。ここで重要なのは、複数のリフォーム業者に同じ内容で概算見積もりを依頼すること。一社一社調べて連絡する方法もあるが、リフォーム業者比較サイトなどでのWeb一括見積もりサービスなら手間がかからず便利だ。

4)現場調査

 概算見積もりを出してもらったリフォーム業者からさらに候補を2、3社に絞り、現場調査を依頼しよう。現場調査により、希望するリフォームが可能かどうかを判断してもらい、正確な見積もりを出してもらうことができる。希望するリフォームのイメージ写真や要望リスト、家の図面があるとよりスムーズに話が進められるだろう。

5)詳細見積もりとプランの比較

 現場調査後1〜2週間ほどで、それぞれの会社からリフォームプランと見積もりが届く。各社を比較して、工事を依頼する会社を決めよう。提示されたプランと費用だけでなく、担当者の対応なども考慮して検討したい。

6)リフォーム業者と契約

 依頼する会社を決め、リフォームプランが確定したら、契約を結ぶことになる。契約書にある契約内容や図面、費用の支払い方法と時期、アフターフォローについては特によく確認しよう。

7)リフォーム工事開始

 契約を結んだら、いよいよ工事のスタートだ。工事の際は騒音や振動、工事車両の出入りなどで近所に迷惑をかける可能性がある。挨拶回りはリフォーム業者が行ってくれる場合もあるが、きちんと自分自身で着工前に近所への挨拶をしておこう。

8)施工完了・引き渡し

 工事が完了すると、引き渡し前にリフォーム業者による竣工検査が行われる。この際に業者任せにせず、自分の目でもしっかり確認しよう。問題がなければ工事完了確認書にサインをして、引き渡しとなる。万一、あとから不具合が見つかったときのために、保証やアフターフォローについても確認しておこう。

収納リフォームで注意するポイント

 収納・クローゼットリフォームは、よりよい住まいにするために時間もお金もかけて行うものだ。「こんなはずじゃなかった」「思った通りにならなかった」といった失敗を避けるために、収納・クローゼットリフォームの前に確認すべき4つのポイントについて説明する。

イメージが明確で、家族で共有できているか

収納問題は家族間でよく話し合った方がいい(出典:PIXTA)
収納問題は家族間でよく話し合った方がいい(出典:PIXTA)

 リフォームで解決したい問題と、完成イメージを明確にしておこう。また、それらを家族で共有できていることも重要だ。家族の1人や一部だけの考えが突っ走ると、せっかくのリフォームが家族の不満のもととなりかねない。

 イメージをはっきりさせるには、雑誌やWebなどで「こうしたい」と思うリフォーム例の写真をいろいろと集めてみるとよいだろう。機会が得られるなら、ショールームなどで実物を見たり、実際にリフォームした家を見せてもらったりするとよりイメージがつかみやすくなる。

適した収納扉を選ぶ

 通路といった狭いスペースの近くに、観音開きの収納スペースを作ってしまうと、扉を開くと人が通れなかったり壁にぶつかってしまうことがある。開閉するたびに身体をずらさなくてはいけないようだと、日々の生活が窮屈になるので注意だ。

 狭いスペースでは、引き戸や折れ戸(中に折れる扉)にするなど、場所に応じて適した扉を選ぶようにしよう。

収納容量には余裕を持たせる

 収納スペースを新設する際には、容量を大きくしておくのも大切だ。現在の持ち物をすべて収納しても、まだ余裕がたくさんあるぐらいに設計しておくのがおすすめだ。

 通常、断捨離をしなければ物は年々増えていくし、家族構成が変われば持ち物が増えることもある。「せっかく収納を追加したのにもう一杯に…」という失敗を避けるためにも、初めから余裕を持たせておこう。

失敗しない収納リフォーム業者の選び方

 収納・クローゼットリフォームの成否のカギを握るのが、リフォーム業者選びだ。しかし、数多くの会社の中から、どのように選んだらよいのか迷う人も多いだろう。特に、一括見積もりをした場合は、安さだけで業者を選びがちだが、それでは「安かろう、悪かろう」に陥る可能性もある。ここでは、リフォーム業者選びに失敗しないために押さえておきたいポイントを説明する。

施工実績

 リフォーム業者には、それぞれ得意分野がある。まずは、自分たちが希望するリフォームと同じ分野での実績があるかどうかを確認しよう。施工実績は、リフォーム業者のWebサイトやパンフレット、リフォーム業者比較サイトなどで見ることが可能だ。

コミュニケーション力と提案力

 現在の収納・クローゼットの悩みや解決したいこと、要望を丁寧にくみ取るコミュニケーション力や、ヒアリングにもとづいて最適なプランを提示する提案力も重要だ。複数のリフォーム業者に現場調査・見積もり依頼をするとその違いがよく見えてくるだろう。担当者との相性や、話しやすさもチェックしておこう。

自宅からの近さ

 リフォーム業者とは、打ち合わせから実際の工事、竣工後のアフターフォローまで含めれば、それなりに長い間お付き合いをすることになる。なるべく自宅に近いエリアにある会社の方が、すぐに対応してもらえる安心感があり、心強い。

口コミなどの評判

 大手や施工実績が豊富な会社でも、施主からの評価が高いとは限らない。Googleやリフォーム業者比較サイトなどの口コミも参考にするとよいだろう。

保証とアフターサービス

 リフォーム完了後に不具合が出た場合などは、保証やアフターサービスが重要となる。契約前にその点もよく確認したい。リフォーム瑕疵(かし)保険に加入している会社なら、工事中や工事完了後に第三者からの検査を受けることができ、工事完了後に欠陥が見つかった場合に無償で対応してもらうことができる。

見積もりは複数社から取る

 見積もりは複数社から取るようにしよう(相見積もり)。複数のリフォーム業者を比較することによって、費用の相場や、各社の対応や提案内容の違いが見えてくる。打ち合わせにはそれぞれ時間も手間もかかるため、具体的には3〜5社程度が適当だろう。

 相見積もりの際は、各社に同じ条件で見積もりを出してもらうことが重要だ。リフォーム業者ごとに異なった要望や条件を伝えてしまうと、比較する意味がなくなってしまう。リフォーム内容や予算などの条件をはっきりさせた上で、見積もりを依頼しよう。

 なお、「一括見積もりサイト」などを活用すると、簡単に複数の業者から見積もりを取れるので便利だ。希望するリフォームの内容や物件情報などを一度入力するだけで良いので、複数の業者に何度も問い合わせる手間が省けるのがメリットとなる。

見積もり依頼でやってはいけないこと

  • ・他社の見積もりを見せて「これより下げてほしい」と迫る
  • ・条件や内容を変えて何度も見積もりを出させる
  • ・断りの連絡を入れない

 上記のような対応は、NGだ。リフォーム業者はそれぞれ現場調査をして、プランを考えて見積もりを作成し、提案してくれている。その時間や労力を考慮し、余計な負担をかけない・失礼のない対応を心がけたい。

リフォーム業者は、安さだけで選ばない

 ただし、費用だけで業者を選ぶのはおすすめできない。安くても対応が悪かったり、工事が雑だったりすると満足いく庭リフォームにはならないためだ。

 多少、他社より費用が高くても、見積もりを依頼したときの対応の良さや、担当者との相性などを優先しよう。

 以上のようなポイントに注意して、一括見積もりサイトなどを活用しながら、収納・クローゼットのリフォーム業者を選ぶとよいだろう。

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