相手も商売だから、いい物件ならまた貸してくれる
レッド そうなんですか。でも、銀行って担当者がすぐに変わるじゃないですか? 新しい担当者さんに色々と交渉をするのって難しくありませんか?
石原 そこは、親しくなるために、色々とがんばるんです。最初は100万円を預けて、そのあとも毎月5万円ずつ積み立てていくとか、お金を借りたい人を担当者さんに紹介するとか、自分なりに工夫して関係を作っていきましたね。でも、S銀行では2.6%以下には下がらないといわれて、先ほどの築古を含めた2本の既存借入を最終的には5年固定で金利1.5%という条件を出してくれた他の銀行にそっくり借り換えました。
レッド S銀行さんからは、2度と借りられなくてもいいという気持ちで借り換えたんですか?
石原 いやいや、相手も商売ですから、いい物件ならまた貸してくれると思いますよ。
レッド 強気ですね~。僕も最初は金利4.5%だったんですが、3%に下げてと交渉したら、4%ならいいですよと言われたんです。でも、そこで妥協せずに粘ったら、3.5%になりました。下がり幅は1%ですが、キャッシュフローが月に10万円増えましたよ。
石原 年間120万円のキャッシュフローにも価値がありますが、それだけでなく、利息分の残債が減りますから、トータルで見てもメリットは大きいですよ。よかったですね。
レッド ありがとうございます。でも実は、その話はそれで終わりじゃないんです。この間、飛び込みで我が家にやってきた地元の信金さんに、アパートの借り換えについて相談してみたら、なんと金利2%でOKが出たんです。
石原 ええ? 本当ですか? それはラッキーですね。