不動産業界に転職する際の履歴書は、志望動機よりも「住所」が見られている!?

2022年5月17日公開(2022年5月16日更新)
梶本幸治:株式会社レコ 取締役・コンサルティング本部長

不動産・住宅業界への転職をお考えの方に対し、今回は「不動産業界への転職時、履歴書のどこを見られるの?」について、不動産会社向けの集客・教育コンサルティングを行っている私、株式会社レコの梶本幸治が解説します。

地域密着型の不動産会社への転職の際、履歴書で見られているポイントとは

不動産業界に転職する際の履歴書
不動産会社が履歴書で重視しているポイントは?(出所:PIXTA)

 転職活動を行うにあたり、まず頭を悩ますのが履歴書の書き方です。自らをアピールして書類選考を突破しなければ、面接すらしてもらえません。

 では、不動産会社への転職時には、履歴書のどこを見られるのでしょうか? これを知っていれば、書類選考を突破する確率が上がるかもしれません。

 なお、ここで取り上げる不動産会社・住宅会社は、全国展開しているような大規模な会社ではなく、少数精鋭で地域密着型の会社を想定しています。

「志望動機」は無難なものより「稼ぎたい」が有利?

 まずは、履歴書の中で大切な部分である「不動産業界への志望動機」を見ていきましょう。他業種から不動産業界・住宅業界への転職を希望されているあなたは、なぜ、不動産業界への転職を検討されるに至ったのですか?

 不動産業界への転職理由として考えられる「一般的にすぐ思いつく志望動機」は次のようなものだと思います。

  • ・お客様にとって一生に一度のお買い物である不動産に携わりたいと考え…
  • ・コミュニケーション能力に自信がある私は、高額商品を扱う不動産業に関心があり…
  • ・地域の役に立つ仕事がしたいと考えている私は、不動産の仕事を通じて地元の都市開発に寄与したいと考え…

 このあたりは無難な志望動機ですが、無難すぎて印象に残らない志望動機でもありますね。

 では、不動産住宅業界への志望動機として、最もウケが良い志望動機は何かと言いますと、ズバリ「稼ぎたい!」に尽きると私は感じています。

 どうしても個人の営業力に依存しがちな不動産・住宅業界にあっては、モチベーションの源が「お金」である人が活躍しがちな傾向にあるため、この「稼ぎたい!」という志望動機は受け入れられやすいでしょう。

 詳しくは2022年2月1日公開のコラム「不動産業界への転職で最もウケる志望動機は「金を稼ぎたい」!? 転職(未経験者)向け「志望動機」7選」をご覧ください。

「学歴」は不問だが「職歴」は?

 次に、学歴や職歴に触れてみましょう。

 履歴書といえば、学歴や職歴の記載は避けて通れませんが、まずは学歴を取り上げます。

 結論から申し上げますと、少数精鋭、地域密着型の不動産会社・住宅会社で、学歴を重視している会社はほとんどないといってもよいでしょう。

 確かに、最近では地域密着型の不動産会社・住宅会社でも国公立大や有名私立大卒に絞って営業担当者を採用している会社もありますが、まだまだ少数派だと思います。

 特に、中途採用での営業担当者採用に際しては、学歴不問の会社がほとんどでしょう。

 一応、求人募集の学歴欄には「高卒以上」と記載しているものの、高校中退でも中学卒業でも、「ガンガン売りそうな雰囲気」がする人であれば、何ら問題ないと考えている会社を私はたくさん知っています。

「職歴」は重視されるが、不動産業界未経験でも転職しやすくなってきている

 次に職歴ですが、これは学歴よりもかなり厳しめに見られると考えたほうがよいでしょう。

 20代や30過ぎの若い人であれば、営業経験や接客経験がなかったとしても選考に問題ないと思われますが、中高年の人で営業経験や接客経験など「人と接する仕事」の経験がない人は、不動産営業職として中途採用されるのは少しハードルが高いかもしれません。

 先ほど、志望動機の部分でも触れましたが、個人の営業力に依存しがちな不動産・住宅業界にあっては、ある一定レベル以上の対人コミュケーションの能力と経験が必要となります。

 若年層を今後の教育で伸ばしておこうという場合ならともかく、即戦力として期待する中高年の人でコミュニケーション能力が未知数ということでは採用を躊躇(ちゅうちょ)してしまいます。

 今まで内勤畑で歩んで来られた中高年の方で、不動産・住宅業界へ営業として転職を考えておられる人は、十分にご検討されたほうがよいと私は考えます。

 ただし、職歴の部分で「不動産・住宅業歴」を必須、もしくは優遇としている会社は減ってきていると感じます。

 業界の裏も表も知り尽くした海千山千の方を中途採用しても、今までのやり方が染みついてしまっていてなかなか社風になじまない人も多いため、業界経験者を敬遠する傾向にあるのでしょう。

 ですから、不動産業の経験がないからといって、心配する必要はないでしょう。

地域情報に詳しい人が求められるため「住所」が見られる

不動産会社への転職
不動産会社への転職では地域情報に詳しい人が有利(出所:PIXTA)

 履歴書に記載する内容で、最後に取り上げるのは「住所」です。

 住所なんてなんの関係があるの? と思われたかもしれませんが、この住所が不動産業界にあってはなかなか大切なのです。

 不動産の営業をするためには、道を知っていることや地域名を知っていることは当然ですが、これ以外にも、地域の細かい情報に精通している人は仕事がやりやすくなります

 「〇〇町と〇〇町では人気があるのはどっち?」「この辺でお魚がおいしいスーパーはどこ?」「〇〇小学校の特色は?」など、住民目線での地域情報を身に付ける必要があります。

 これらの情報は仕事をするうちに身についてくるものではありますが、もし、その地域に以前からお住まいであれば、より有利だと言えますよね。

 ですから、少数精鋭で地域密着型の不動産会社・住宅会社では、エリア内(商圏内)に住んでいる人を積極的に採用しているところも多いのです。

 ここまで志望動機や学歴・職歴、そして住所に関して不動産業界への転職時、履歴書のどこを見られるのかを解説してまいりました。

 あなたが不動産業界へ転職されるにあたり、今回の内容が参考になればうれしいです。

【関連記事はこちら】>>不動産業界への転職はおすすめ? 未経験での転職で「成功する人」「失敗する人」

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