二人暮らしの引越し費用の相場はいくら? 料金の目安と2人家族の引越し代を安く抑える方法を徹底解説!

2022年7月26日公開(2022年11月2日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

二人暮らしの引越し費用の相場は、いくらくらいなのか? 夫婦やカップルなど2人家族の生活で必要な引越し費用について解説する。料金の相場は、荷物量だけでなく、時期や距離、時間帯などによっても大きく変動がある。相場に加えて、2人の引越し費用を安く抑えるポイントも解説。お得な引越しができるように準備しよう。

二人暮らしの引越し費用の相場は?

引越し
2人家族の引越しの相場を知っておこう(出典:PIXTA)

 引越し費用は、時期や荷物量、運送距離など、さまざまな要素に左右される。どのくらい違いが出てくるのか。

 今回は、2人が別々の場所から新生活のために転居するパターンではなく、もともと一緒に暮らしている2人家族の引越し相場を見ていきたい。

繁忙期は、どのくらい高くなるか

 まずは、繁忙期とそれ以外の時期での相場の目安を見てみる。引越し業界の繁忙期は、進学や就職、転勤などが集中する3~4月である。それ以外の2~5月を通常期として、2人家族の引越し相場を比較したのが下の表だ。

2人家族の引越し料金相場の目安

移動距離 繁忙期 通常期
同一県内
(~50km未満)
91,400円 72,900円
同一地方
(50~200km未満)
123,000円 88,900円
近隣地方
(200~500km未満)
158,000円 115,300円
遠距離
(500km以上)
221,000円

160,200円

主要引越し見積もりサービスの平均価格データを参考に作成

  オフシーズンの通常期と比べると、繁忙期は18,500~60,800円高いことが分かる。業者によるが、目安として繁忙期は、25~40%ほど相場が上がると考えておくといいだろう。

 また、引越しの距離が増えるにつれて、繁忙期と通常期の費用差が大きくなる点も注意しておきたい。
 
 やはり、3~4月の繁忙期以外に引越しを実施した方がより安く抑えられるのは事実だ。とはいえ、繁忙期を外せない場合もある。

 その場合、その中でも特に引越しが集中する期間(3月下旬~4月上旬)を外した3月中旬までや4月中旬以降の日程を選ぶと、引越し費用がピーク時より安くなる可能性があるのを頭に入れておこう。 


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平日と土日の差は?

 では、平日と土日ではどのくらい引越し費用の相場は変わってくるのだろうか? 通常、多くの人が休みとなる土日は、平日と比べて引越しをする人が多くなる。そのため、平日と比較すると土日の方が引越し料金は高くなると考えられる。

 以下は、引越し一括見積もりサイトで「8月初旬」「移動距離約100㎞」「午前」の条件で、二人人暮らしで想定される荷物量を入力し、表示された3社の見積もり概算を比較した表だ。「平日」と「土日」で比べてみた。

  平日 土日
A社 155,485円 183,755円
B社 86,669円 93,159円
C社 80,454円 80,454円

出典:「引越し侍」の見積もり概算

 A社とB社は、土日の方がそれぞれ28,270円(約12%増)、6,490円(約7%増)高い。一方、C社は平日と土曜が同じ値だった。これらの価格は正式な見積もりではないので、実際に見積もりを取る際に平日と土日、どちらも出してもらうのがおすすめだ。

 また、引越し一括見積もりサイトのデータ(ユーザーの平均価格)によると、荷物が少なめの単身引越しや、短距離しの場合、平日、土日で大きな差は見られないが、家族や遠距離の引越しになると土日が高くなる傾向にある。

「時間指定なし」で費用を抑える

 引越し業者では、荷物を搬入する時間帯を午前か午後のどちらかに指定するプランのほか、時間指定をしないフリープランを提供しているのが一般的だ。

 時間指定なしの場合、引越し日のだいたい3日から1日前に引越しスタッフの到着時刻が知らされる。引越し業者が、直前に空いている時間帯にスケジュールを組み込むプランのため、時間を指定するより割安になる。

 2人暮らしの引越しで、「午前」「午後」「時間指定なし」の相場は、いくらなのか。また、差がどのくらいあるのか確認しよう。    

  午前 午後 時間指定なし
A社  155,485円 155,485円 141,350円
B社  86,669円 74,668円 74,668円
C社  80,545円 80,545円 73,854円

出典:「引越し侍」の見積もり概算

 上の表では、引越し一括見積もりサイト「引越し侍」を活用して、引越し条件(8月初旬の平日、移動距離約100㎞、2人家族で想定される荷物量を入力)から絞り込まれた引越し業者3社の見積もり概算を比較している。

 B社は「午前」が最も高く、A社とC社は「午前」と「午後」が同じ見積もり概算だった。また、B社以外は「時間指定なし」の料金が1番安い。時間指定なしだと午前と比較して、6,691~14,135円の差があり、1割強安くなっている。

 直前までスケジュールが分からないというデメリットがあるが、時間にこだわりがなければ、引越し費用を抑えるのに時間指定なしのプランは有効だ。見積もり時にどのくらい安くなるのか、確認してみるといい。

 別のデータも紹介したい。引越し一括見積もりサイト「SUUMO引越し見積もり」のデータで時間帯別の平均価格では、午前が約98,600円、午後が約79,200円、夕方以降が約83,300円だった(移動距離50㎞までの場合)。午前が最も高く、午後と比べると10~25%高くなっている。

 午前中に運搬を済ませて、当日中に新居に到着し荷ほどきを始めたいと考える人が多く、午前中に引越しが集中すると予想できる。そのため、午前は他の時間帯と比べて高くなりやすいと考えておこう。

二人暮らしの引越し費用を安くするには?

引越し計算
引越し料金を安くするコツをつかんでおこう(出典:PIXTA)

 2人家族の引越し料金を抑えるには、いくつかのポイントがある。

 これまで見てきたように「通常期(5~2月)に引越しする」や「時間帯は午後を選ぶか、時間指定しない」ことは、安く抑えるには重要な要素となる。それ以外にもいくつかのポイントがある。

①1カ月前には、見積もりを依頼する

 引越しは直前になるほど、トラックや作業スタッフの確保が難しくなり、価格交渉が通りにくくなる。余裕を持って見積もりをすると「今決めるから安くしてほしい」と、交渉がしやすくなる。できれば引越しの1カ月前には、見積もりの予約に取り掛かるといい。

②大型の家具家電を新居の近くで購入し、配送してもらう

 当然だが、運送する荷物を減らせば減らすほど引越し費用は抑えられる。2人家族の引越しで、大型の家具や家電を新調するなら、新居の近くの店舗で購入し、配送してもらうのも一案だ。

 新婚夫婦やカップルなどが新たに二人暮らしを始める場合は、あらかじめどの家具や家電が必要になるか、何を新調し、何をそれぞれ持参するのか話し合っておく必要がある。

③自分たちで荷ほどき、荷造り、不用品処分をする

 引越し業者の対応は、荷物の運び出し、運送、搬入が基本だが、それ以外にもさまざまなプランやオプションサービスを提供している。荷ほどきや荷造り込みのプランもその一つだ。

 引越し準備の時間がないときは便利だが、費用を抑えたいなら、基本、自分たちでやった方がいい。2人家族の引越しで、荷造り、荷ほどきを含むと、通常プランに加えて、目安として3万~7万円程度上乗せになる。荷造りは時間がかかるので、日数に余裕を持って取り組みたい。

 また、不用品の回収などのオプションサービスもあるが、自分で廃品回収業者に依頼するより高くつく可能性がある。引越し前に回収してもらう、粗大ごみに出す、リサイクルショップやフリマアプリで売るなど、自ら処分しておいた方が賢明だ。

引越し前に不用品回収を依頼する!

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同棲や結婚を機に、新たに二人暮らしを始める場合 

 二人暮らしというと、もともと2人で住んでいた場所から引っ越す以外に、同棲を始めるカップルや新婚夫婦などが、新居で生活を始める場合もある。こうした引越しをなるべくお得に進める方法も紹介したい。

①荷物を最小限に抑えて「単身パック」を利用する

単身パック
専用ボックスに荷物を積む単身パック(出所:ヤマトホームコンビニエンスHP)

 「単身パック」は、サイズの決まった専用ボックスに荷物を入れて運搬する単身者向けのサービスだ。

 引越しトラックを貸し切る通常のプランと異なり、他の荷物と混載して運ぶため、安い料金で利用できるのがメリット。

 運搬する家具・家電や荷物を最小限に抑えて、単身パックを活用すれば、2人とも価格を抑えて引越しができる。

 以下は、単身パックのプランを提供、かつ料金を公表している業者の比較表だ。通常の単身プランと比べて、遠距離であればあるほどお得になる傾向がある。

引越し会社 プラン名 料金例(東京⇔大阪)
日本通運(日通) 単身パック

Sサイズ 28,600円

Lサイズ 34,100円

ヤマトホームコンビニエンス わたしの引越

平日 30,800円

土日祝 33,000円

西濃運輸 カンガルー単身MAX+1 49,500円
プロスタッフ 単身引越しパック

57,200円~

出典:各社ホームページより

 また、料金は公表していないものの、他にも単身パックを提供している会社はある。問い合わせて見積もりを取る必要があるが、気になる業者があれば、通常の引越しプランと同時に単身パックの料金を確認してみよう。

◆サカイ引越センター「小口引越便プラン」

◆福山通運「青春引越便」

◆ハトのマークの引越センター「小鳩パック」

 家具の一部だけ運びたいなら、以下のような「家財便」を検討するのも一案だ。家具や家電を1個から輸送してくれる。

◆ヤマトホームコンビニエンス「らくらく家財宅急便」

◆キタザワ引越センター「全国家財宅配便」

 キタザワ引越センターのホームぺージでは、送りたい家具・家電を入力すると簡易的な見積もりを表示する機能があるので、活用してみよう。

【関連記事】>>単身の引越し料金の相場はいくら? 一人暮らしの引越し費用を安く抑えて賢く準備しよう!

②2カ所に寄って荷物を積む「立ち寄りプラン」を利用する

 引越し業者では、新居に向かう途中に指定の2カ所に寄って荷物を積む、通称「立ち寄りプラン」というプランを提供しているところがある。2人が別々に単身プランで引っ越すよりもお得になる可能性があるため、検討するに値するプランだ。

 業者によって異なるが、「立ち寄りプラン」の料金の目安は、通常の単身引越しの1.5倍程度と考えるといいだろう。2人それぞれが単身引越しをする場合、3万円×2人分で6万円かかるところ、立ち寄りだと4.5万円程度になる計算だ。

 立ち寄りプランは、多くの大手引越し会社のほか、中小規模の業者も提供している。各社に問い合わせて見積もりを取る必要がある。

二人暮らしの引越し料金をより安く! 最も効果的な方法

引越し
引越しで相見積もりは鉄則(出所:PIXTA)

 これまで、2人家族や新居で二人暮らしを始める引越し費用を安くするポイントを説明してきた。引越しは工夫次第で安く抑えることが可能だが、何よりも効果的なのが

●複数の引越し業者の相見積もりを取る。
●他社の見積もりをもとに、値引き交渉をする。

これら2つを行うことである。

 引越し料金は業者によって振れ幅が広く、同じ条件であっても数万円単位で料金が異なるのはざらにある。引越し業者によって、見積もりが半額くらい違うこともよくあるのだ。

 不当に高い料金にならないよう、数社から見積もりを取るのは、引越しをするうえで鉄則とも言える。

 とはいえ、1社ずつ連絡して見積もりを取るのは手間がかかる。そこでおすすめなのが「引越し一括見積もりサイト」を活用すること。

 引越し一括見積もりサイトでは、有名な大手から、中堅、地域密着型の小規模業者まで幅広い引越し業者と提携しており、入力した引越し条件をもとに対応可能な業者が表示される。

 複数の業者に一括で見積もりを依頼することができるので、かなり効率的に準備を進められる。さらに、名前は聞いたことないものの、安くて口コミも良好な優良業者を見つけられるのがメリットだ。

 中には、見積もり依頼を出す前に、対応各社の概算料金を比較できるサイトもある。代表的なのが「引越し侍」で、下の画像のように各社の概算が一覧で表示される。安くて評価の高い業者など、気になる業者のみピックアップできるのが利点だ。

引越し侍
表示された対応業者から選択できる(出典:引越し侍

【関連記事】>>引越し侍で引越し見積もりを依頼してみた! 安くて評判の良い業者を選べるのか? 実際の見積もりを公開!

 一方、引越し一括見積もりサイトのデメリットといえば、「業者から電話が次々とかかってくる」ことだと思う人もいるはずだ。電話を避けたいなら「SUUMO引越し見積もり」を利用するのが適している。電話番号の登録は任意で、電話なし、メールのみで各社と見積もりのやり取りが可能だ。

SUUMO引越しトップ
電話番号なしで利用できる「SUUMO引越し見積もり

 こうした見積もりサービスをうまく活用し、相見積もりを取って、最安値の料金を把握しておくのが重要だ。

 価格交渉では、他社の安い見積もりを材料にどこまで値引きできるのか聞いてみよう。特に大手の引越し会社の見積もりは、もともと高い傾向にあるが、交渉次第で一気に数万円ダウンすることもある。

 以下は、編集部が厳選したおすすめの引越し一括見積もりサイトを比較した表だ。満足いく引越しをするために、ぜひ活用してほしい。

      
一括見積もりサイト名 suumo引越し見積もり 引越し侍 ズバット引越し比較 引越し価格ガイド LIFULLロゴ
おすすめポイント 電話番号登録なし、メールアドレスのみで見積もりが可能。業者からの電話を避けたい場合は最適。 条件に合った業者の見積もり概算や口コミを比較して選べる。安くて評判の良い業者が見つかりやすい。 最大12社に一括見積もりを行う。引越し業者の相見積もりを素早く取りたい場合に適している。 引越し侍と同じエイチームが運営。最大10社に一括で見積もりする。効率的に交渉したいなら便利。 対応可能な業者の単身・家族別の平均見積もり金額や特典サービスが確認できる。
提携業者数 約120社 約340社 約230社 約330社 約130社
口コミの数 約7万4000件 約8万件 不明 約1万5700件 約1万900件
電話番号入力 不要 必須 必須 必須 必須
依頼先の業者を選べる × ×
対応業者一覧から口コミを確認 × × ×
 

無料で見積もり(公式サイト)

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【関連記事はこちら】>> 「引越し一括見積もりサイト」7社を徹底比較!おすすめのサイトはどこ?利用方法や注意点を解説

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