青森県の空き家率ランキング・トップ10! 2位は十和田市、1位はどこ?

青森県の空き家率ランキング・トップ10! 2位は十和田市、1位はどこ?
2025年6月7日公開(2025年6月9日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

青森県の空き家率・空き家数ランキングを公開する。全国的に問題視されている「空き家問題」は、地方だけでなく都市部でも年々増加しており、社会課題のひとつとなっている。本記事では、青森県の空き家率とその全国順位を紹介し、空き家の特徴や対策・活用方法についても解説しよう。

青森県の空き家率、長期推移、特徴

 青森県の空き家の全体概要からみてみよう。

 最新のデータ(2023年度)によると、青森県の空き家数は98,800戸、空き家率は16.74%となっている。青森県の空き家率は全国15位に位置しており、全国平均の13.84%に比べて高い

 青森県の空き家数は9万8800戸で空き家率16.7%と、ともに過去最高を記録した。この背景には2018年以降の人口の約10万人減少がある。

 過疎化と高齢化が著しい地域では空き家の増加が顕著であり、管理されない空き家の老朽化や倒壊リスク、所有者不明問題などが行政の課題となっている。

青森県の空き家率の長期推移は?

 2023年度の青森県の空き家率は、前回調査データ(2018年度)から1.77ポイント増加。空き家数は1万100戸増加。今後も増加傾向が続く可能性が高い。

青森県の空き家ランキング【2023年度最新版】

 青森県の市区町村の空き家の状況はどうなっているのか。以下は、空き家率が高い順のランキングだ。

 

空き家率が最も高い市区町村はむつ市

 

 青森県で空き家率が最も高かったのはむつ市の20.76%。むつ市は、冬季の厳しい気候と交通不便地域である下北半島の中心地として、一時的に人口が集中したものの、近年は製造業、漁業の衰退と若年層流出で空き家が増加。青森県平均を大きく上回る空き家率となっている。

深刻化している「放置空き家」率が最も高いのはつがる市

 近年注目されている空き家問題だが、中でも深刻化しているのが、賃貸・売却用および二次的住宅を除く空き家、つまり放置空き家である。

 2023年の住宅・土地統計調査によると、全国の放置空き家数は385万6,000戸で、住宅総戸数に占める放置空き家の割合は5.93%に達している。

 放置空き家は管理されず、倒壊や火災などの安全性の問題、ゴミの不法投棄や不審者の侵入などによる治安悪化、周辺の不動産価値の低下などの問題を引き起こす。とくに地方では人口減少に伴い放置空き家が増加し、集落の維持が困難になるケースも出ている。

 青森県の放置空き家率が最も高かったのは、つがる市で15.11%となっている。

 国土交通省は「空家等対策の推進に関する特別措置法」により特定空家等への対策を強化しているが、所有者不明や相続放棄による管理者不在の空き家も多く、対応が困難な状況になっている。空き家の発生予防と利活用促進の両面からの対策が急務となっている。

青森県の空き家対策や活用事例は?

 青森県では、増加する空き家問題に対応するため、さまざまな施策を展開している。県内の市町村と連携し、「空き家バンク」を通じて空き家情報の一元化と県内外への情報提供を推進している。

 また、青森県居住支援協議会と協力し、空き家相談員の配置や相談マニュアルの作成を行い、所有者への支援体制を強化している

 さらに、空き家の適切な維持管理や利活用を促進するため、「あおもり住まいのエンディングノート」を作成し、住まいの終活に関する情報提供を行っている。これらの取り組みにより、空き家の有効活用と地域の活性化を目指している。

青森県における空き家活用事例

 ​青森県東通村では、築47年の空き家を改修し、地域おこし協力隊員がゲストハウス「はれのち」を開業した。​クラウドファンディングで資金を調達し、地域住民との協力により宿泊者が交流できる空間を提供している。​

 また、田子町では、全国古民家再生協会などと連携協定を締結し、空き家情報の共有や人材育成を通じた空き家の有効活用と地域活性化を図っている。​これらの取り組みは、地域の課題解決と魅力の向上に寄与している。​

  • RSS最新記事

空き家率ランキングエリアメニュー

関東

東京都|神奈川県|千葉県|埼玉県|群馬県|栃木県|茨城県

関西

大阪府|京都府|兵庫県|奈良県|和歌山県

北日本

北海道|青森県|岩手県|宮城県|秋田県|山形県|福島県

西日本

鳥取県|島根県|岡山県|広島県|山口県|徳島県|香川県|愛媛県|高知県|福岡県|佐賀県|長崎県|大分県|熊本県|宮崎県|鹿児島県|沖縄県

サイト名 クラッソーネロゴ 解体の窓口ロゴ 解体無料見積ガイドロゴ
おすすめポイント ・全国約100自治体と空き家除却促進の協定締結を結んでおり、安心して見積もりが取れる
・解体工事会社の倒産等により工事が履行されなくなってしまった場合の「完工保証」も無償で用意している
逆オークション方式なので安い業者が見つかりやすい
・しつこい電話営業がない
・依頼をキャンセルしたい場合は無料でキャンセル連絡を代行してくれる
・1回の見積もり依頼で最大6社の見積もりを無料で受け取れる
・もし解体工事が完了しなかった場合は着手金を補償してくれる
解体補助金申請サポートにも対応
費用 無料 無料 無料
掲載会社数 2,000社以上(2024年12月時点) 700社以上(2020年12月時点) 1000社以上
対応エリア 全国 全国 全国
運営会社名 株式会社クラッソーネ バリュークリエーション株式会社 社団法人 あんしん解体業者認定協会
  無料で見積もり依頼(公式サイト) 無料で見積もり依頼(公式サイト) 無料で見積もり依頼(公式サイト)
おすすめ不動産一括査定サイトはこちら

※不動産一括査定サイトとは、売却したい不動産の情報と個人情報を入力すれば、無料で複数社に査定依頼ができます。査定額を比較できるので売却相場が分かり、きちんと売却してくれる不動産会社を見つけやすくなる便利なサービスです。

◆SUUMO(スーモ)売却査定
SUUMO(スーモ)
 無料査定はこちら >>
 
特徴 圧倒的な知名度を誇るSUUMOによる一括査定サービス
・主要大手不動産会社から地元に強い不動産会社まで2000社以上が登録
対応物件 マンション、戸建て、土地
紹介会社数 10社(主要一括査定サイトで最多)※査定可能会社数は物件所在地によって異なります
運営会社 株式会社リクルート住まいカンパニー(東証プライム子会社)
>>SUUMO(スーモ)の詳細記事はこちら
◆すまいValue
不動産一括査定サイトのすまいValue
簡単60秒入力、大手6社に査定依頼できる!
特徴 大手不動産会社6社が運営する一括査定サイト
対応物件 マンション、戸建て、土地、一棟マンション、一棟アパート、一棟ビル
対応エリア 北海道、宮城、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、愛知、岐阜、三重、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山、岡山、広島、福岡、佐賀
運営会社 大手不動産会社6社(東急不動産、住友不動産販売、三井のリハウス、三菱地所の住まいリレー、野村の仲介+、小田急不動産)
>>すまいvalueの詳細記事はこちら

 

 

一括査定サイトと合わせて
利用したい査定サイト

 

◆ソニーグループの「SRE不動産」売却査定
60秒で入力可能! 囲い込みのない不動産会社
特徴 ・両手仲介・囲い込みを行わない
・上場企業のソニーグループが運営
・売却専門の担当者がマンツーマンで高値売却を追求
対応物件 マンション、戸建て、土地(建物付きを含む)、収益用不動産
対応エリア 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県
運営会社 SREホールディングス株式会社(ソニーグループ)
>>SRE不動産の詳細記事はこちら
タウンライフ空き家解決(無料プラン提案)
特徴 ・簡単な質問に答えるだけで空き家のプロがベストな解決策を無料で提案
・診断結果に合わせて複数社から無料で提案してもらえる
補助金の提案もしてもらえる
運営会社 タウンライフ株式会社
 

最大10万円もらえる 空き家解決診断(無料)はこちら >>

TOP