世田谷区の水害の危険性をハザードマップや標高から読み解く! 川辺の住環境や浸水の歴史も紹介

2022年6月28日公開(2022年6月29日更新)
藤本惣平:フリーライター

世田谷区は、多摩川や目黒川など12の河川が流れる自然豊かなエリアですが、同時に水害リスクも存在するエリアです。ここでは、世田谷区の洪水ハザードマップや駅の標高などから、浸水の危険性を探ります。また、川辺の住環境についても紹介します。世田谷区内で不動産購入を検討されている方は参考になさってください。(藤本惣平)

世田谷区の地域、河川、駅の標高

 川はわたしたちにたくさんの恵みをもたらしてくれます。また河川周辺の地域は、河川敷や公園などが整備されており、子育て世代にも多大な人気があります。ただし、近年頻発する集中豪雨などによる水害リスクについて、よく知っておく必要があります

 本企画では、東京都内23区の川の流れや歴史を追うことで、水景に刻まれた都市の物語を読み解くとともに、水害リスクについても紹介していきましょう。今回は世田谷区です。

 世田谷区は東京都内23区の南西部に位置し、都内では城西地域に分類されています。北は杉並区と三鷹市、東は目黒区と渋谷区、西は狛江市と調布市、南は大田区と接し、多摩川をはさんで神奈川県川崎市と向かい合っています。

 世田谷区の総面積は58.05km²で23区内で2位、23区の総面積(618.43 km²)の9.39%を占めている区です。

世田谷区の地域と河川の位置関係

 世田谷区は、世田谷地域、北沢地域、玉川地域、砧(きぬた)地域、烏山地域の5つに区分けされています。

 また、目黒川、北沢川、烏山川、蛇崩(じゃくずれ)川、谷沢川、野川、丸子川、九品仏(くほんぶつ)川、谷沢川、呑(のみ)川、多摩川、仙川の12河川が流れます。

 このほか、世田谷区内には江戸市中へ飲料水を供給する目的で、1653年に多摩の羽村から四谷までの延長43kmにわたって築かれた玉川上水とその分水路が存在しています。玉川上水は国の遺構として残されていますが、分水路はほぼ廃止となっており、現在は緑道や公園施設となっています。

 まずは、世田谷区全体の河川、鉄道路線の位置関係を見てみましょう(図表1)。図表2では、各地域の町丁名と流れる河川名を示します。

【図表1】世田谷区の地域、河川、路線の位置関係図

世田谷区の地域、河川、路線の位置関係図
写真を拡大 ダイヤモンド不動産研究所編集部が作成
※谷沢川は世田谷地域の桜丘3丁目から暗渠化されていますが、詳細位置が不明のため点線で表記しています
【図表2】世田谷区の5地域と流れる河川
地域名
(タップで各地域の詳細へ)

 

町丁名

 

流れる河川

世田谷地域 池尻1〜3丁目・4丁目1番〜32番、三宿、太子堂、三軒茶屋、若林、世田谷、宮坂、弦巻、桜、経堂、桜丘、下馬、野沢、上馬、駒沢(1丁目・2丁目) 目黒川、北沢川、烏山川、蛇崩川、谷沢川
北沢地域 北沢、代沢、池尻、大原、代田、羽根木、松原、梅丘、赤堤、豪徳寺、桜上水 北沢川、烏山川
玉川地域 駒沢公園、駒沢(3丁目〜5丁目)、新町、桜新町、深沢、等々力、奥沢、東玉川、玉川田園調布、尾山台、玉堤、上用賀、用賀、中町、上野毛、野毛、玉川台、瀬田、玉川 野川、丸子川、九品仏川、谷沢川、呑川、多摩川
砧地域 船橋、千歳台、祖師谷、砧、大蔵、砧公園、岡本、鎌田、成城、喜多見、宇奈根 烏山川、谷戸川、仙川、野川、丸子川、多摩川
烏山地域 上北沢、八幡山、北烏山、南烏山、給田、上祖師谷、粕谷 北沢川、烏山川、仙川

世田谷区内を走る鉄道

 世田谷区内を走る鉄道の路線は、以下の8路線です。なお、全ての駅所在地の標高を記事の最後(図表8)に掲載しています。

  • ・小田急電鉄小田原線
  • ・京王電鉄京王線
  • ・京王電鉄井の頭線
  • ・東急電鉄田園都市線
  • ・東急電鉄目黒線
  • ・東急電鉄世田谷線
  • ・東急電鉄大井町線
  • ・東急電鉄東横線(区内に停車駅はなし) 

 ここからは、世田谷区各地域の川辺の住環境や水害の歴史について見ていきましょう。

「世田谷地域」の川辺の住環境や水害の歴史

烏山川緑道中村橋付近(経堂1丁目)

【世田谷地域】
池尻1〜3丁目・4丁目1番〜32番、三宿、太子堂、三軒茶屋、若林、世田谷、宮坂、弦巻、桜、経堂、桜丘、下馬、野沢、上馬、駒沢(1丁目・2丁目)

 世田谷区の東部に位置する「世田谷地域」は、武蔵野台地の南縁部に当たり、地域内は台地が占めていますが、目黒川へと合流する北沢川、烏山川、蛇崩川などが流れていた地帯は谷地です。

世田谷地域の駅の標高
写真を拡大 世田谷地域の駅の標高

 世田谷地域を走る鉄道11駅の標高の特徴を見てみましょう。世田谷地域東端の田園都市線「池尻大橋」駅所在地(池尻3-2)は北沢川流域の谷地にあたり、標高は18.0mと低く、浸水の可能性が指摘されるエリアです。田園都市線沿線を西へ進むに連れて、「三軒茶屋」駅(太子堂4-1-1)32.9m、「駒沢大学」駅(上馬4-3)41.3mと高くなります。

 「駒沢大学」駅は世田谷地域内でもっとも標高の高い駅です。また、世田谷地域内の11駅の平均標高は30.0mとなります。

 下図は世田谷地域を流れる河川と鉄道路線の位置図です。

【図表3】世田谷地域の河川と路線の位置図

 世田谷地域を流れるのは、目黒川、北沢川、烏山川、蛇崩川、谷沢川。すべてが世田谷区内に源を発し、そのうち3つが世田谷地域内にあります。

  • 【世田谷地域の河川の流路】

    目黒川
    北沢川と烏山川が合流する世田谷地域の三宿2丁目の目黒川起点から、目黒区との区境に沿って南東へ流れ、首都高速3号線を越えたあたりで目黒区に流れ込みます。
  • 北沢川
    三宿3丁目あたりから世田谷地域に流れ込み、三宿と池尻との境を東へ流れ、三宿2丁目の目黒川起点で烏山川と合流し、目黒川へ注ぎます。
  • 烏山川
    小田急小田原線手前の経堂3丁目付近から世田谷地域内へ流れ込んだのち、経堂内を東南に向かって進み、途中、城山通りと平行に宮坂、桜を流れ、東急世田谷線の下を通過し、豪徳寺と世田谷の境を東北に進みます。その後、梅丘近辺で東へ進み、若林内へ入ってからふたたび南東へ、太子堂内で東北へ流れ、三宿へ。三宿と池尻との境を東へ流れ、三宿2丁目の目黒川起点で烏山川と合流し目黒川へ流れ込みます。
  • 蛇崩川
    馬事公苑近くの弦巻(つるまき)公園(弦巻5丁目)あたりを源流とし、東に向かって流れ、瀬田貫井線を過ぎたあたりから弦巻通りに沿うように流れます。向天神橋を過ぎたところで駒沢、上馬を経由し、環七通りをくぐり抜け三軒茶屋へ。ゆるやかに蛇行しながら徐々に南へ向かい、玉川通りを過ぎ、日本大学三軒茶屋キャンパス近辺から下馬通りを流れ、目黒区へ入ります。

■世田谷地域の川辺の住環境

北沢川緑道の桜並木
北沢川緑道の桜並木(出所:PIXTA)

 北沢川、烏山川、蛇崩川は、域内ではほとんどが暗渠化され下水道幹線に転用されており、世田谷区域内でも、上部は緑道として整備され近隣の人々の散策と憩いの場となっています。

 北沢川緑道の小田急線経堂駅付近から豪徳寺駅へは、レンガ道とユリの木並木が続き、計画時に住民の要望を取り入れてつくられました。

 素晴らしいのは春の新緑、さらに下流はツバキやクチナシ、ツツジ、アジサイなどの植え込みがあります。環状七号線を越えたあたりからは、150本以上の桜の木が連なる桜の名所として、春には桜まつりが行われ、多くの人が訪れます。

 烏山川緑道の宮下1丁目には「万葉集」に詠まれた草花が植えられ、万葉の小径と呼ばれています。緑道沿いには豪徳寺、世田谷城阯公園、松陰神社、太子堂円泉寺など、歴史にゆかりのある神社仏閣が点在しています。

烏山緑道
烏山川緑道はその延長約7kmに沿って、豪徳寺、世田谷城阯公園、松陰神社、太子堂円泉寺等が並ぶ。(出所:PIXTA)

 また、北沢川緑道と烏山川緑道が出合う地点からは目黒川緑道が、開渠となる地点まで続いており、北沢川緑道から流れるせせらぎとして流下しています。

 蛇崩川緑道沿いには多くの公園や史跡があり、緑道から続く弦巻通り沿いには、約200mを超える藤棚が続き、春先には鮮やかな花を咲かせます。

世田谷地域では、谷沢川の内水氾濫に注意

 北沢川、烏山川、蛇崩川、谷沢川の暗渠化は、流域の市街地化による水質の低下や、台風・集中豪雨などによるいっ水(堤防から水があふれ出ること)などにより、1970年代〜1980年代にかけて進められてきたため氾濫が起こる数は減少しました。

 ただし、かつては川が流れていた谷地のため、内水氾濫などによる浸水の可能性が残っており、下のハザードマップでも、その箇所が青色になっているのが分かります。
参考:東京都建設局「世田谷区水害データ
世田谷区「浸水確認箇所一覧(平成元年~令和元年)
浸水確認箇所図(令和元年台風19号版)2019

「北沢地域」の川辺の住環境や水害の歴史

せせらぎ公園付近の北沢川緑道(代沢4丁目)

【北沢地域】
北沢、代沢、池尻、大原、代田、羽根木、松原、梅丘、赤堤、豪徳寺、桜上水    

 世田谷区の北東部に位置する「北沢地域」は武蔵野台地の南縁部にあたり、地域内は台地が占めています。現在は暗渠化されていますが、目黒川へと合流する北沢川、烏山川などが流れていた地帯は谷地です。

北沢地域の駅の標高
写真を拡大 北沢地域の駅の標高

 北沢地域にある鉄道17駅所在地の標高の特徴を見てみましょう。もっとも高地にあるのは京王線「代田橋」駅(大原2丁目)で47.3m、もっとも低地にあるのは小田原線「梅ヶ丘」駅(梅丘1丁目)で31.9m。地域内北部に沿って東西に走る京王電鉄京王線4駅の平均標高は45.0mです。

 同じく中央を東西に走る小田急小田原線5駅の平均標高は37.8m。また、北部中央から南東に走る、京王井の頭線5駅の所在地の平均標高は41.3m、中央部西寄りを南北に走る東急世田谷線3駅の所在地の平均標高は39.5mです。

 下図に北沢地域を流れる河川と鉄道路線の位置関係を示します。

【図表4】北沢地域の河川と路線の位置図

北沢地域の河川・路線・標高

 北沢地域には北沢川、烏山川が流れており、いずれも烏山地域に源を発し、そのほとんどは暗渠化され緑道となっています。また、すでに暗渠化されていますが、玉川上水の流路があります。

【北沢地域の河川の流路】

北沢川
北沢地域の桜上水5丁目の荒玉水道道路をくぐり抜け、日本大学文理学部陸上競技場の西側に沿って南下。赤堤通り近くから赤堤へ入り、世田谷区立山下西公園近辺で、世田谷地域の宮坂に入り東に向かって流れ、豪徳寺駅近辺でふたたび北沢地域に戻り、梅丘、環七をくぐり抜け、代田、代沢のせせらぎ公園を越えたあたりで世田谷地域の三宿へ入ります。

  • 烏山川
    北沢地域の豪徳寺と桜の境をゆるやかに南下し、城山通りを越したあたりから北東へ向きを変え、世田谷地域の世田谷へ入り、北沢川と合流します。

北沢地域では、かつての河川流域での浸水に注意

 北沢川、烏山川の両河川とも1970年代〜1980年代にかけて暗渠化が進められ、氾濫が起こる数は減少しています。域内の台地が占める割合は多いですが、「世田谷区の洪水・内水氾濫ハザードマップ」を見ると、かつての流域には浸水の目安である青い部分が広がっているので注意が必要な地域と言えるでしょう。

 ただ、上水路は高台の峰近くを縫うように進んでおり、ハザードマップにおいては当該地帯の浸水の深さの目安は、至って軽微なものとなっています。
参考:東京都建設局「世田谷区水害データ
世田谷区「浸水確認箇所一覧(平成元年~令和元年)
浸水確認箇所図(令和元年台風19号版)2019

「玉川地域」の川辺の住環境や水害の歴史

多摩川
新二子橋から下流に向かう多摩川の眺め(出所:photoAC)
【玉川地域】
駒沢公園、駒沢(3丁目〜5丁目)、新町、桜新町、深沢、等々力、奥沢、東玉川、玉川田園調布、尾山台、玉堤、上用賀、用賀、中町、上野毛、野毛、玉川台、瀬田、玉川 

 世田谷区の東南部に位置する「玉川地域」は、武蔵野台地の南縁部にあたり、地域内はおおむね台地ですが、地域を流れる数々の河川によって刻まれた谷底低地が枝葉のように広がっているのが特徴です。また、多摩川に近い地帯は低地となっています。

玉川地域の駅の標高
玉川地域の駅の標高

 玉川地域にある鉄道9駅所在地の標高の特徴を見てみましょう。玉川地域は、西へ、南へ進むにつれて標高が下がっており、標高最高駅は東急田園都市線「桜新町」駅(桜新町2丁目)で41.8mです。もっとも低い位置にあるのは東急田園都市線・大井町線「二子玉川」駅(玉川2丁目)で13.6m、多摩川に近い駅のため浸水被害が懸念されます

 地域内を北東から西南に走る東急田園都市線3駅の平均標高は29.9mです。また、南東から北西に走る東急大井町線5駅の平均標高は26.9mとなっています。

 下図は玉川地域を流れる河川と鉄道路線の位置図です。

【図表5】玉川地域の河川と路線の位置図

玉川地域の河川と路線の位置図

 玉川地域には、野川、丸子川、九品仏川、谷沢川、呑川、多摩川が流れており、そのうち4つが世田谷区内に源を発し、そのうち2つが玉川地域内です。ほとんどが暗渠化され緑道となっています。

  • 【玉川地域の河川の流路】

    野川

    玉川地域の玉川3丁目あたりを流れ、砧地域の鎌田との境から玉川通りを過ぎて、二子玉川駅西端近辺で多摩川に合流します。

  • 丸子川
    玉川地域の瀬田を流れ、玉川との境を進み、玉川通り下を過ぎてから南下。東急田園都市線下を進み、東急大井町線、駒沢通りを通過したあたりで上野毛を経て、野毛のあたりから多摩川と平行して流れ、野川と交差したのち、大田区田園調布に流れ込みます。
  • 九品仏川

    ねこじゃらし公園のある奥沢7丁目から発し、東急東横線自由が丘駅南端を越したあたりで、目黒区緑が丘との境を流れ、目黒区内へと進みます。1974年に全域が暗渠化され下水道幹線に転用されており、上部は九品仏川緑道となっています。

  • 谷沢川
    世田谷地域の桜丘から発し、上用賀から玉川地域に入って南下。用賀の田中橋から開渠となり、中町、上野毛、等々力を経て、野毛、玉堤の境で丸子川に合流します。

  • 呑川
    玉川通りの新町1丁目近辺から発し、新町と深沢の境を流れ、目黒区の八雲へ入り、同区緑が丘で九品仏川と合流後、ふたたび玉川地域の奥沢へ流れ込み、奥沢1丁目の大音寺の東方で大田区石川台へ流入します。
  • 多摩川
    野川との合流地点である玉川3丁目近辺で玉川地域に入り、川崎市高津区と上野毛、野毛の境を進み、玉堤1丁目の先で大田区田園調布へ流れます。

■玉川地域の川辺の住環境

呑川親水公園の桜並木
呑川親水公園の桜並木(出所:PIXTA)

 玉川地域を流れる呑川の上流部(深沢7丁目から8丁目)は、開放水面をそのまま残し、呑川親水公園として整備されており、下流部(深沢1丁目から5丁目)は、緑道となり日常の生活通路として利用されています。呑川の両岸には約300本もの桜並木が続いています。

 谷沢川の田中橋(用賀3丁目)より上流は暗渠化され、水路(公共溝渠)となっています。東急大井町線等々力駅近くから流れに沿って緑豊かな等々力渓谷公園が広がり、下流の等々力渓谷は世田谷区部で唯一の自然の渓谷として、数多くの湧水が存在。多摩堤通りと交差するところ(野毛1丁目)には玉川排水樋管(谷沢川水門)が設けられており、多摩川の水位が上がったときの逆流防止の役割を担っています。

 多摩川と野川の合流地点近辺には兵庫島公園があり、丘(兵庫島)を中心として木々が生い茂り、野鳥などの自然観察やピクニックなど、家族連れの利用者でにぎわっています。

 玉川一丁目には国分寺崖線の緑と多摩川の水辺に囲まれた二子玉川公園があります。二子玉川公園には本格的な日本庭園があり、1,400本以上の苗木が成長する「世田谷いのちの森」「子ども広場」「遊具の遊び場」など、親子連れで楽しめる公園です。

玉川地域では、多摩川流域で浸水に注意

 玉川地域においては、1990年ごろから谷沢川流域で、時間50mmを超える雷雨性降雨が増加傾向にありました。そのため、国道246号線、 都道環八通り、世田谷区道の道路下を通って、洪水時に河川の水をバイパスさせるトンネル構造の谷沢川分水路(延長3.2km)の工事が進んでいます。これにより、1時間あたり75mmの降雨に対応可能に。2019年度に着工、2023年に竣工予定です。

 玉川地域は河川数が多く、1970年代前半までいっ水による水害が目立っていましたが、その後の暗渠化によりいっ水被害は減少。また、内水氾濫も1980年ごろから急速に減少しています。

 大型台風による内水氾濫は起きるものの、甚大な被害には至っていません。ただし、南西部の多摩川流域に面しているエリア(特に上野毛周辺)は、ハザードマップにおいて浸水高さが最大で20mの場所であるため、注意が必要です。
参考:東京都建設局「世田谷区水害データ
世田谷区「浸水確認箇所一覧(平成元年~令和元年)
浸水確認箇所図(令和元年台風19号版)2019

「砧地域」の川辺の住環境や水害の歴史

多摩川
野川と国分寺崖線(出所:PIXTA)
【砧地域】
船橋、千歳台、祖師谷、砧、大蔵、砧公園、岡本、鎌田、成城、喜多見、宇奈根

 世田谷区の西部に位置する砧地域は、武蔵野の台地と多摩川沿いの平地からなっています。台地と平地の境には国分寺崖(がい)線が広がり、湧水や植物、樹林地の緑豊かな風景が展開されています。

砧地域の標高
写真を拡大 砧地域の標高

 砧地域にある鉄道駅所在地の標高の特徴を見てみましょう。砧地域のほぼ中央を東西に走る小田急小田原線の各駅については、西端の「喜多見」駅(喜多見9丁目)の標高は23.0mですが、それ以東の3駅の平均標高は42.9mと、世田谷区の5地域の中で比較的高い場所に位置しています。

 なお、地域北端に位置する世田谷区立希望丘公園(船橋7丁目)は41.9m、南東に位置する二子玉川区民運動施設(鎌田1丁目)は10.9mと、西へ、南へ向かうに連れ、標高が低くなります。

 図表6に砧地域を流れる河川と鉄道路線の位置関係を示します。

【図表6】砧地域の河川と路線の位置図

砧地域の河川・路線・標高

 砧地域には、烏山川、谷戸川、仙川、野川、丸子川、多摩川の6河川が流れており、そのうち烏山川、谷戸川、丸子川が世田谷区内に源を発し、さらに烏山川、谷戸川が砧地域内にあります。ほかの地域と比べ、暗渠化されていない河川、開渠部分の多い河川が多く、川の流れに沿って緑道が続く風景が見られます。

  • 【砧地域の河川の流路】

    烏山川
    烏山地域の八幡山から世田谷区立希望丘公園のある船橋7丁目で砧地域へと流れます。地域内ではほぼ暗渠化され、地上部は「烏山川緑道」となっています。
  • 谷戸川
    砧地域内の千歳台二丁目近辺に源を発し、南に向かって流れ小田急小田原線を越えるまでは暗渠です。世田谷区立山野小学校の西、砧6丁目あたりから開渠となり南下を続け、砧1丁目あたりでふたたび暗渠となったのち、大蔵1丁目で開渠となります。砧公園を南下して東名高速道路を過ぎて岡本に入り、岡本静嘉堂の東に沿って流れたのち、丸子川に合流します。
  • 仙川
    烏山地域の祖師谷公園を越えたあたりで砧地域の成城9丁目に入り、祖師谷との境を流れながら、小田急小田原線を越えたあたりから砧との境を進みます。世田谷通りの近くから大蔵へ、東名高速道路を越えて岡本へ。鎌田の水神橋近辺で丸子川と分岐し、さらに南下を続け、野川と合流します。
  • 野川​
    狛江市から「区立野川緑地広場」のある成城4丁目で都内世田谷区に流入し、「世田谷区立きたみふれあい広場」から喜多見との境を流れます。世田谷通りを越して、喜多見9丁目あたりから西岸に「野川緑道」、東岸に「世田谷区立成城みつ池緑地」(成城4丁目)を眺めながら、宇奈根と大蔵の境を進み、東名高速道路に差しかかるあたりから大蔵へ、そのあと鎌田へ入り、玉川通り、246号線を越えたのち、多摩川に合流します。
  • 丸子川​
    水神橋近くの岡本3丁目近辺から仙川の分流として発し、鎌田との境を南東に向かって流れ、「岡本静嘉堂緑地」西端近くで岡本に入り同緑地の東端あたりで玉川地域の瀬田、玉川へと流れます。
  • 多摩川​
    狛江市を経て喜多見2丁目で世田谷区砧地域へ入り、川崎市との境を進み、東名高速道路の手前あたりから宇奈根、鎌田へと流れ、東急田園都市線を越えたところから玉川地域の玉川へ流れます。

■砧地域の川辺の住環境

砧地域の岡本静嘉堂緑地
旧岩崎邸である岡本静嘉堂内には豊かな田園風景が広がっている。(出所:PIXTA)

 喜多見9丁目に沿った野川緑道には、桜並木やさまざまな草花が四季折々を彩っています。神明橋の上からはコイなど魚の姿が見られ、季節に飛来する野鳥の格好の観察場所に。

 緑道をそのまま下流に歩いていくと次大夫堀公園があり、江戸初期に開削された農業用水(六郷用水)の別名で、世田谷の農村風景の典型的なイメージと昔ながらの小川が復元されています。

 丸子川の水神橋から岡本民家園を抜け、岡本静嘉堂緑地の下までが丸子川親水公園として整備されており、岡本静嘉堂緑地内の高台には、旧岩崎邸の岡本静嘉堂、静嘉堂文庫、美術館など、のどかな田園風景が広がっています。

砧地域では、仙川、野川流域のいっ水に備えが必要

 砧地域は、暗渠化されていない河川が多いにもかかわらず、甚大な水害が起きた記録はありません。1970年代はいっ水など外水氾濫による水害も見られましたが、暗渠化および取水整備などにより、1980年代に入ってからは内水氾濫が起きていますが、被害はそれほど顕著なものではなく、被害軒数も徐々に減少。

 ただし2005年の台風14号の折には、仙川、野川流域の有堤部でいっ水が起きています。そのため、非常時における情報収集と備えは怠らないようにしなければならない地域でしょう。
参考:東京都建設局「世田谷区水害データ
世田谷区「浸水確認箇所一覧(平成元年~令和元年)
浸水確認箇所図(令和元年台風19号版)2019

「烏山地域」の川辺の住環境や水害の歴史

祖師谷公園付近の仙川の様子(上祖師谷3丁目)

【烏山地域】
上北沢、八幡山、北烏山、南烏山、給田、上祖師谷、粕谷

 烏山地域は区の北西部、武蔵野台地南端部に位置しています。河川の流れによって刻まれた谷地はありますが、極端な高低差の少ない高台となっています。

烏山地域の標高
写真を拡大 烏山地域の標高

 烏山地域にある鉄道駅所在地の標高の特徴を見てみましょう。烏山地域内のほぼ中央を東西に走る京王電鉄京王線の4駅の平均標高は、46.1mと5地域の中でもっとも高い場所に位置します。

 地域北端に位置する区立北烏山五丁目緑地(北烏山5丁目)は50.4m、南端に当たる上智大学祖師谷国際交流会館(上祖師谷4丁目)は45.5mと全体的に高台の地域です。

 下図は砧地域を流れる河川と鉄道の位置関係図です。

【図表7】烏山地域の河川と路線の位置図

烏山地域の河川・路線・標高

 烏山地域には、北沢川、烏山川、仙川が流れており、そのうち北沢川、烏山川は烏山地域内に源を発しています。

【烏山地域の河川の流路】

北沢川
烏山地域内の「松沢病院」(上北沢2丁目)構内の湧水が源流とされ、上北沢1丁目から東へと向かい、北沢地域の桜上水5丁目に入ります。烏山地域内ではほぼ全域が暗渠化されており、上部は緑道となっています。

  • 烏山川
    現在の高源院の池(北烏山4丁目)からの湧水が源流とされ、烏山寺町を南東に流れ、中央自動車道下を通過したあたりから南へ。甲州街道を過ぎたところで、京急京王線芦花公園駅の西側を通過し、南烏山へ入ります。南烏山2丁目の区立泉橋公園あたりから東に向きを変え、環八通りを越えたところで、八幡山へ入り南に向きを変え、世田谷区立希望丘公園へ差しかかったあたりで砧地域の船橋へと入ります。烏山地域内では、1970年代にほぼ全面的わたって暗渠化されています。
  • 仙川​
    烏山地域の給田から京急京王線下を通過し、給田内をゆるやかに蛇行しながら、上祖師谷あたりから南下。祖師谷公園を縦貫し、砧地域の成城へ入ります。河川上流部に下水処理場があり、安定した水量を保ち、川岸は洪水対策賭したコンクリート護岸で覆われているのが特徴です。

■烏山地域の川辺の住環境

烏山地域の高源寺の池周辺
烏山川は源流とされる高源寺の池周辺は四季折々の美しい花で囲まれる。(出所:PIXTA)

 烏山地域内を流れる烏山川は1970年代にほぼ全面にわたって暗渠化。源流は高源寺の湧水とされており、その湧水でできた弁天池を中心に、弁天池特別保護区となっています。

 保護区では、スイレンやコウホネが群生し、カワセミや冬にはカモ類の姿を見ることができます。

烏山地域は高台で水害が少ないが、非常時の備えは必要

 烏山地域は他の地域に比べ高台に位置しているため、比較的水害が少ない地域です。1970年代は仙川でいっ水などの水害も見られましたが、護岸工事などの対策後はいっ水被害は激減。北沢川や烏山川流路でも暗渠化が進み、1980年代に入ってからは内水氾濫による被害は減少してきています。

 ただし、2005年の台風14号では南烏山周辺で大きな水害が発生しており、非常時における情報収集と備えが必要な地域と言えるでしょう。
参考:東京都建設局「世田谷区水害データ
世田谷区「浸水確認箇所一覧(平成元年~令和元年)
浸水確認箇所図(令和元年台風19号版)2019

世田谷区の洪水ハザードマップ・防災施設・避難所をチェック

 世田谷区でマンションなど不動産を購入する際、河川が氾濫した場合に、どれくらいの被害が想定されるのかを「ハザードマップ」で確認しておくことが大切です。ここでは、世田谷区のハザードマップを紹介します。

 以下は、多摩川が氾濫した場合の洪水ハザードマップです。玉川地域と砧地域の多摩川に近い場所では、氾濫時の浸水深さが5m以上(2階建て家屋の屋根まで浸水するレベル)と想定されている場所も多く、注意が必要なことが分かります。

 なお、多摩川周辺地域の詳細な洪水浸水想定区域図(想定最大規模)は、国土交通省地方整備局 京浜河川事務所「防災情報」ページからも確認することができます。

 以下は、世田谷区の内水氾濫・中小河川の洪水ハザードマップです。多摩川以外の河川付近の地域では、浸水深さ0.5m〜1.0m(1階が床上浸水するレベル)と注意が必要です。

世田谷区を流れる河川の解説・鉄道駅所在地の標高一覧

 ここでは、世田谷区を流れる12河川について解説します。
参考:せたがやの水辺
世田谷の河川環境整備に関する調査研究

・目黒川(延長8.0km)
 二級河川の「目黒川」は、世田谷区内で北沢川と烏山川が合流して目黒川となり、その後、目黒区内で蛇崩川と合流してから品川区を東へ流れ、天王洲アイル駅付近で東京湾に注ぎます。支川を含めた全長は30.3km。世田谷区内部分は支流の北沢川、烏山川とともに暗渠化されています。

・北沢川(延長5.5km)

北沢川緑道
北沢川緑道(出所:PIXTA)

 二級河川の「北沢川」は、目黒川水系の支流であり、烏山地域の東京都立松沢病院のある上北沢付近の湧水が源流とされています。世田谷区内を流れ、烏山川と合流し、目黒川に注ぎます。ほぼ全域が暗渠化されており、上部は一部を除き北沢川緑道となっています。

・烏山川(延長11.7km)
 二級河川の「烏山川」は目黒川水系の支流です。烏山地域の北烏山にある高源院の池の湧水が源流とされており、砧地域を経て世田谷地域内へ流れ込んでいます。その後、経堂内を東南に向かって進み、三宿2丁目の目黒川起点で烏山川と合流し目黒川に注がれます。ほぼ全域が暗渠化されており、上部は一部を除き烏山川緑道となっています。

・蛇崩川(延長5.1km)

蛇崩川緑道
蛇崩川緑道(出所:PIXTA)

 二級河川の「蛇崩川」は、目黒川水系の支流です。馬事公苑近くの弦巻5丁目あたりを源流とし、駒沢、三軒茶屋を経由し、目黒区に流れ込み中目黒駅(東急東横線・東京メトロ日比谷線)付近で目黒川に合流しています。現在は暗渠化され、下水道幹線に転用されており、上部は蛇崩川緑道となっています。

・呑川(延長14.4km)
 二級河川の「呑川」は、呑川水系の本流です。玉川通りの新町1丁目近辺から発し、目黒区緑が丘で九品仏川と合流後、大田区の海老取川に注ぎ込みます。世田谷区から目黒区の九品仏川合流点にあたる上流域4.9kmは下水道の普及に伴い暗渠化され、一部は呑川親水公園に。下流は下水道の普及に伴い暗渠化され緑道となっています。

・九品仏川(延長2.6 km)
 二級河川の「九品仏川」は、呑川水系の支流です。ねこじゃらし公園のある奥沢7丁目から発し、世田谷区内から目黒区、大田区を流れて呑川に合流します。全域が暗渠化され、下水道幹線に転用されており、上部は九品仏川緑道となっています。

・谷戸川(延長3.5km)

谷戸川
岡本静嘉堂付近を流れる谷戸川(出所:PIXTA)

 多摩川水系の「谷戸川」は、千歳台二丁目近辺に源を発し、南に向かって流れ、小田急小田原線を越えるまでは暗渠となっています。

その後、世田谷区立山野小学校の西、砧6丁目あたりから開渠となり、さらに南下を続け、砧1丁目あたりでふたたび暗渠となったのち、大蔵1丁目で開渠となります。そして、砧公園を南下して東名高速道路を過ぎて岡本に入り、岡本静嘉堂の東に沿って流れたのち、丸子川に合流します。

・仙川(延長20.9km)
  一級河川の「仙川」は多摩川水系野川の支川です。東京都小金井市貫井北町から東へ流れて、武蔵野市、三鷹市、調布市を経て世田谷区に入り、世田谷区砧地域の野川に合流。河川上流部に下水処理場があり、安定した水量を保ち、川岸は洪水対策のコンクリート護岸で覆われています。

​・野川(延長20.2km)
 一級河川の「野川」は、多摩川水系多摩川支流です。東京都国分寺市から小金井市、調布市、三鷹市、狛江市を縫うように流れ、途中、入間川と合流して世田谷区へ。世田谷区内では仙川に合流し、多摩川と平行して流れながら、二子玉川駅西端近辺で多摩川に合流します。

・丸子川(延長7.27km)
 一級河川の「丸子川」は、かつては「六郷用水」として、灌漑(かんがい:水路を作って田畑に必要な水を引き、土地をうるおすこと)を目的に利用されていた河川です。仙川にかかる水神橋手前で砧地域の岡本3丁目から発し、野毛のあたりから多摩川と平行して流れ、野川と交差したのち、大田区田園調布付近で多摩川に合流します。​

等々力渓谷
等々力渓谷(出所:PIXTA)

・谷沢川(延長3.7km)
一級河川の「谷沢川」は、世田谷区内を流れる多摩川水系の河川です。世田谷地域の桜丘から発し、丸子川と合流し多摩川に注ぎ込みます。田中橋(用賀3丁目)より上流は暗渠化され、水路(公共溝渠)となっています。東急大井町線「等々力」駅近くから流れに沿って緑豊かな等々力渓谷公園が広がります。

 また、下流の等々力渓谷は世田谷区部で唯一の自然の渓谷であり、数多くの湧水が存在。多摩堤通りと交差するところ(野毛1丁目)には玉川排水樋管(谷沢川水門)が設けられており、多摩川の水位が上がったときの逆流防止の役割を担っています。

・多摩川(延長138km)
 一級河川の「多摩川」は多摩川水系の本流です。山梨県から発し、奥多摩町から東京都に入り、狛江市を過ぎた砧地域の喜多見2丁目あたりから世田谷区に流入。野川との合流地点である玉川3丁目近辺で玉川地域に入り、その後、川崎市高津区と上野毛、野毛の境を進み、玉堤1丁目の先で大田区田園調布わきを流れ東京湾に注ぎます。

鉄道路線駅所在地の標高一覧

 下表は世田谷区を走る鉄道路線の駅所在地の標高一覧です。

【図表8】世田谷区内を走る鉄道路線駅所在地の標高
 
標高 駅所在地
小田急電鉄小田原線
東北沢駅 41.6m 世田谷区北沢3-1-4
下北沢駅 37.4m 世田谷区北沢2-24-2
世田谷代田駅 42.9m 世田谷区代田2-31-12
梅ヶ丘駅 31.9m 世田谷区梅丘1-31-21
豪徳寺駅 35.1m 世田谷区豪徳寺1-43-4
経堂駅 38.8m 世田谷区経堂2-1-3
千歳船橋駅 42.5m 世田谷区船橋1-1-5
祖師ヶ谷大蔵駅 42.5m 世田谷区祖師谷1-7-1
成城学園前駅 43.7m 世田谷区成城6-5-34
喜多見駅 23.0m 世田谷区喜多見9-2-26
京王電鉄井の頭線
池ノ上駅 42.3m 世田谷区代沢 2-43-8
下北沢駅 42.8m 世田谷区北沢 2-23-9
新代田駅 40.7m 世田谷区代田 5-30-18
東松原駅 39.2m 世田谷区松原 5-2-6
明大前駅 41.6m 世田谷区松原 2-45-1
京王電鉄京王線
代田橋駅 47.3m 世田谷区大原 2-18-9
明大前駅 41.6m 世田谷区松原 2-45-1
下高井戸駅 45.6m 世田谷区松原 3-29-17
桜上水駅 45.3m 世田谷区桜上水 5-29-52
上北沢駅 45.4m 世田谷区上北沢 4-14-3
八幡山駅 44.6m 杉並区上高井戸 1-1-11※
芦花公園駅 46.3m 世田谷区南烏山 3-1-16
千歳烏山駅 47.9m 世田谷区南烏山 6-1-1
東急電鉄田園都市線
池尻大橋駅 18.0m 世田谷区池尻3-2
三軒茶屋駅 32.9m 世田谷区太子堂2-15
駒沢大学駅

41.3m

世田谷区上馬4-3
桜新町駅 41.8m 世田谷区桜新町2-8
用賀駅 34.3m 世田谷区用賀2-39
二子玉川駅 13.6m 世田谷区玉川2-22-13
東急電鉄目黒線
奥沢駅 28.9m 世田谷区奥沢3-47-17
東急電鉄大井町線
九品仏駅 30.5m 世田谷区奥沢7-20-1
尾山台駅 27.8m 世田谷区等々力5-5-7
等々力駅 27.4m 世田谷区等々力3-1-1
上野毛駅 35.0m 世田谷区上野毛1-26-6
二子玉川駅 13.6m 世田谷区玉川2-22-13
東急電鉄世田谷線
三軒茶屋駅 32.1m 世田谷区太子堂4-1-1
西太子堂駅 30.1m 世田谷区太子堂4-10-3
若林駅 28.8m 世田谷区若林4-3-15
松陰神社前駅 37.9m 世田谷区若林4-21-16
世田谷駅 38.3m 世田谷区世田谷4-9-6
上町駅 34.1m 世田谷区世田谷3-4-3
宮の坂駅 37.2m 世田谷区宮坂1-24-7
山下駅 35.4m 世田谷区豪徳寺1-44-5
松原駅 37.6m 世田谷区松原4-10-8
下高井戸駅 45.6m 世田谷区松原3-29-17
駅所在地は各電鉄会社ホームページ掲載住所に準じる
標高算出は「地理院地図(電子国土Web)」による
※駅所在地は杉並区だが区境が入り組んでおり、駅構内の一部は世田谷区内をまたがっている

【関連記事はこちら】
>>世田谷区の「新築マンション人気ランキング」
>>世田谷区の中古マンション価格ランキング・ベスト100

【東京都の水害・洪水ハザードマップ】記事一覧
・北区の川と水害の歴史
・世田谷区の川と水害の歴史
  • RSS最新記事
無料の火災保険一括見積もりサイトはこちら
◆保険スクエアbang!
ポイント ・提携社数は6社最大26商品から見積もり可能
・申し込みから3〜4日後に見積もりを受け取れる
賃貸物件、法人向けの火災保険の見積もりも可能(別サイト)
見積もり可能な損保会社 ・大手4社(東京海上日動火災、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保)
・楽天損保
・AIG損保
運営会社 株式会社ウェブクルー
デメリット 提携先が6社しかないため、他のサイトに比べて見積もりをとれる社数が少ない。
無料見積もりはこちら >>
◆保険の窓口インズウェブ
ポイント ・提携している損保会社は15社
・見積もり依頼から数日で、3〜5社分の見積もりが届く
・運営会社がSBIホールディングスで安心感が持てる
見積もり可能な損保会社 ・大手4社(東京海上日動火災、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保)
・セコム損保
・セゾン自動車火災保険
・ジェイアイ傷害火災保険など
運営会社 SBIホールディングス(東証プライム上場)
デメリット SBI損保が提携対象外
無料見積もりはこちら >>
◆住宅本舗
ポイント ・提携している損保会社は16社
最短即日で見積もりが受け取れる
見積もり可能な損保会社 ・大手4社(東京海上日動火災、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保)
・SBI損保
・日新火災
・共栄火災など
運営会社 株式会社A2Z
デメリット 見積もりは早いが、契約までに最短でも6日以上かかることも
無料見積もりはこちら >>
◆カンタン火災保険
ポイント ・提携社数は非公開。最大19商品から見積もり可能
・入力後、電話にて詳細確認後に見積もりをするため、ズレが少ない
最短即日で見積もりが受け取れる
見積もり可能な損保会社 ・大手4社(東京海上日動火災、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保)
・楽天損保など
運営会社 株式会社ユースラッシュ
デメリット 情報入力後は、必ず電話にて対応が必要
無料見積もりはこちら >>
火災保険の基礎知識 保険金の請求方法
■火災保険の選び方
■家財保険は必要?
■地震保険は必要?
■“免責”とは
■“特約”とは
■代理店とネット契約、どちらがお得?
■火災保険の途中解約
■火災保険金の請求方法
■地震保険金の請求方法
■保険金はすぐにもらえる?
■水濡れ被害
■雨漏り被害
■水害・台風被害
■"罹災証明書"の取り方
 
TOP