杉並区のタワーマンション価格・騰落率ランキング！ 杉並区で唯一のタワマンの値上がり率は？

東京都杉並区にあるタワーマンションでは、どの物件が人気なのか？ 人気のタワーマンションの価格や騰落率を調査した。（データ提供：マンション情報サイト『マンションレビュー』）

タワーマンションとはどんなマンション？　

 「タワーマンション」とは、どんなマンションを指すのだろうか。実は、タワーマンションに決まった定義はない。建築基準法では、高さ60ｍ以上の建物を「超高層建築物」とし、タワーマンションはこの超高層建築物を指すのが一般的だ。

　高さ60ｍは、建物にすると20階建て相当になるため、通常20階建て以上のマンションを「タワーマンション」と呼んでいる。2000年代、都心部では次々と街の再開発が行われ、同時に多くのタワーマンションがつくられるようになった。

　現在でも都市部の駅近など好立地を中心に、大規模なタワーマンションの建設が続いている。ただし、その数は近年減少傾向にある。

杉並区のタワーマンション
直近1年の価格・騰落率ランキング

　以下は、東京都杉並区にあるタワーマンションの中古価格と騰落率（マンション価格の値上がり率・値下がり率）だ。今回の調査では、2020年と2021年の相場推定価格を比較して1年間の騰落率を算出した。

　そもそも、新築マンションは買った瞬間から価格が下落する。1年経過するごとに数％ずつ値を下げ、築15年～20年で半分程度まで下がるといわれている。中古マンションは下落することが当然であり、値上がりするケースはそう多くない。

　中古マンションの騰落率に関しては、分譲時の価格が大きな要因となるほか、最寄り駅の人気度や駅からの距離、売り主のブランド力などによって左右される。中古価格が販売時を超えるものはそう多くはない。

　杉並区には、調査対象となる物件が1つしかなかったが、騰落率は14%と大きかった。

【杉並区】タワーマンション価格・騰落率ランキング

順位	マンション名/概要	70㎡あたりの 物件価格（推定）・騰落率	ライフルホームズで中古物件を見る
1位	パークシティ杉並セントラルタワー 最寄り駅：方南町駅（徒歩8分） 築年月：2000年8月 階建：28階 総戸数：243戸	6,840万円 +14%	周辺物件
※「70㎡あたりの物件価格（推定）」は、2021年各月の売買時の坪単価（推定）の平均から算出したもの。3件以上の取引履歴があったものが対象。価格は小数点以下四捨五入※データは2021年10月時点

杉並区で唯一のタワーマンション
「パークシティ杉並セントラルタワー」

　杉並区のタワーマンション「パークシティ杉並セントラルタワー」は、丸ノ内線の方南町駅から徒歩8分に位置する（下のストリートビュー参照）。

 「パークシティ杉並セントラルタワー」は、2000年に建てられた28階建て、セントラルタワーのほか、3つの低層棟で構成されており、4棟の総戸数は243戸となる。

　全棟に免震構造を採用し、1500人分の食料を保管する備蓄倉庫、ヘリコプターのホバリングスペースなど、防災対策が充実しているのが特徴だ。家族や友人が泊まれるゲストルーム、眺望が楽しめるスカイデッキなど、魅力的な共用施設も備わっている。

杉並区の特徴は？

　東京23区の西側に位置する杉並区は、都心部へのアクセスが至便なことと、自然豊かで暮らしやすいエリアが多いことから、人気の住宅都市として発展してきた。

　高円寺や阿佐谷、荻窪などの中央線沿線エリアは、それぞれの町が独自のカルチャーを育み、若者人気の高い地区だ。

　浜田山や永福町など閑静な住宅街が多い京王井の頭線エリア、都内各地へのアクセス良好な西武新宿線沿線の下井草や井荻などは、ファミリーが住みやすいエリアといえる。

　高円寺純情商店街のような活気あふれる商店街、広い境内を誇る大宮八幡宮、大きな池の周りで散策が楽しめる善福寺公園など、生活の中で楽しめるスポットが充実している。

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