じぶん銀行住宅ローンの公式サイト

資産価値の高いブランドマンションランキング3位は「ブリリア」、2位は「シティテラス」! 1位はどこ?

2023年6月28日公開(2023年10月24日更新)
山下和之:住宅ジャーナリスト

どうせマンションを買うのなら、住み心地が良いだけではなく、将来にわたって資産価値が高まるような物件を選びたいもの。首都圏では、どんなマンションを選べばいいのだろうか。「ブランドマンション資産価値ランキング」から探ってみたい。(住宅ジャーナリスト・山下和之)

大手トップブランドマンションなら、ほとんど高騰している

三井不動産レジデンシャルのブランドマンション「パークタワー」
三井不動産レジデンシャルのブランドマンション「パークタワー」(出所:PIXTA)

 マンション価格の一括査定などのサービスを提供している「マンションナビ」を運営するマンションリサーチが、首都圏で分譲されているブランドマンションの資産価値を調査した。調査対象となったのは、

  • ・三井不動産レジデンシャル「パークタワー」「パークホームズ」
  • ・三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス」
  • ・住友不動産「シティタワー」「シティテラス」
  • ・野村不動産「プラウド」「プラウドタワー」

 などの大手デベロッパーのブランドマンション。将来にわたって資産価値の高まりそうなマンションを選ぶ上での参考になりそうな調査だ。

 具体的には、2021年から2022年にかけて価格の高騰率を調査、高騰した物件の割合が高いブランドマンションをランキング化している。

 たとえば、あるブランドに関して、2021年から2022年にかけて10棟が販売され、そのうち2022年に8棟が高騰していれば、高騰率は80%、20棟が販売され、そのうち18棟が高騰していれば高騰率は90%になる。

ブランドマンション資産価値ランキング

 その結果、ブランド資産価値ランキングは図表1のようになった。

三井不動産レジデンシャルの「パークタワー」なら、ほぼ例外なく高騰

 トップに挙がったのは、三井不動産レジデンシャルの「パークタワー」で、22棟が販売され、そのうち21棟、95.45%が高騰していた。

 「パークタワー」を購入すれば、ほぼ例外なく資産価値が高まっているわけで、さすがに老舗最大手不動産会社のブランドマンションといえそうだ。

 三井不動産レジデンシャルのブランドマンションとしては、「パークマンション」が最上級とされるが、「パークマンション」は千鳥ヶ淵、麻布、白金など地名だけでも付加価値の高い都心の一等地に立地を限定しているため、極めて希少性が高い。

【関連記事】>>三井不動産のパークマンションはなぜ人気がある? 戸建てやマンションブランドの「格付け」と、注目マンションを解説

 さらに近年では、「パークマンション」で一般分譲される物件はほとんどなく、実質的に「パークタワー」が三井不動産レジデンシャルのブランドマンションの代表格となっている。

 「パークマンション」が都心の一等地の中小規模の中低層マンションを中心としているのに対して、「パークタワー」はやはり都心の一等地に広い敷地を確保。20階建て以上の超高層マンションに冠されるブランドだ。

 大規模マンションとして共用施設や管理体制が充実し、エリアのランドマークとなるマンションといわれる。

 タクシーに乗っても、「パークタワー」というだけでエントランスに連れていってくれる、そんなブランド価値の高いマンションといっていいだろう。

「パークホームズ」も4位にランクイン

 三井不動産レジデンシャルのブランドとしては、そのほか「パークホームズ」が4位に入っている。高騰率は91.38%に下がるが、それでも9割以上が高騰しているのだから十分に注目しておいていいだろう。

 「パークホームズ」シリーズは、中規模から大規模マンションまであり、4階建ての中層から19階までの高層まで幅広いバリエーションの豊かさが特徴。

 三井不動産レジデンシャルのなかではスタンダードタイプのマンションといわれるが、それでもこれだけの高騰割合を維持しているのは、さすが三井不動産レジデンシャルといったところか。

住友不動産の「シティテラス」シリーズ

 高騰率の高いマンションの第2位は、住友不動産の「シティテラス」シリーズ。19棟が販売され、18棟、94.74%が高騰している。三井不動産レジデンシャルの「パークタワー」シリーズに負けず劣らず、ほとんどの物件が高騰している。

 住友不動産の最上級ブランドは「グランドヒルズ」だが、「シティテラス」は「シティタワー」などとともに、それに次ぐブランド。

 「シティタワー」が都心やその周辺の20階建て以上の超高層マンション中心なのに対して、「シティテラス」は比較的閑静な住宅地の住まいと環境を調和させたシリーズといわれている。

【関連記事】>>「シティタワー」で知られる住友不動産のマンションは、なぜ販売戸数トップなのか? 独自の販売戦略、豊富なブランドラインナップを分析してみた!

東京建物の「ブリリア」シリーズ

 高騰率が高い3位は東京建物の「ブリリア」シリーズ。24棟が分譲され、うち22棟、91.67%が高騰している。やや高騰割合が低いとはいえ、それでも9割以上が高騰しているのだから、資産価値アップの確率は高い。

 4位は先に触れたように三井不動産レジデンシャルの「パークホームズ」で、ここまでが高騰率90%を超えている。

【関連記事】>>東京建物の「Brillia(ブリリア)」はなぜ人気があるのか? 駅前タワーや団地再生を手掛ける開発力がカギ!

ブランドマンション個別物件の「価格高騰」ランキング

 マンションリサーチでは、ブランド別の高騰率ランキングとは別に、個別物件の高騰率のランキングも作成している。

 2021年、2022年に分譲された各マンションのうち、2021年の分譲価格の平均が1億円で、2022年に取引された平均価格が1億2000万円であれば、高騰率は20%ということになる。高騰率が高いほどマンションの資産価値が高いといっていいだろう。

 そのランキングの上位は図表2にある通りだ。

高騰率トップは「シティタワー麻布十番」

 トップは住友不動産の「シティタワー麻布十番」で38.59%だった。ブランドランキングで8位に入った「シティタワー」シリーズのマンションだ。

 分譲価格に対して4割近く上がっているわけで、60㎡換算価格は2億721万円だった。

 「シティタワー麻布十番」は、都心の人気住宅地の超高層マンションで、北側に東京タワー、南には富士山が見えるなどの眺望を誇り、近くには都心ながらにぎわいのある商店街も充実。生活利便性の高いエリアのマンションである。

3000万円台でも高騰率が20%台の物件も

 高騰率2位にランクインしたのは、三井不動産レジデンシャルの「パークタワー上野池之端」の29.79%で、60㎡換算価格は1億1077万円だった。

 1位、2位ともに億ションであり、簡単には手が届かないという人が多いかもしれないが、3位から7位までは1億円以下で比較的リーズナブルな価格帯のマンションが入っている。

 なかには、東京建物の「ブリリアエルシオ萩山」のように、60㎡換算価格が3167万円と手頃な価格帯ながら、20.68%の高い高騰率を記録したマンションもある。

 じっくり探してみれば、お手頃な価格帯で資産価値の高そうな物件を見つけることができるかもしれない。

【関連記事】>>東京都の中古マンション価格ランキング・ベスト100 あなたのマンションの相場、値上がり率は?

  • RSS最新記事
おすすめ記事はこちら 
【購入】中古マンションを選ぶ際の注意点
【購入】物件見学時のポイント
【購入】登記簿に関する注意点
【売却】不動産一括査定サイト33社比較
【売却】マンションを高く売る方法
【売却】マンション売却の税金
マンション売却におすすめの「不動産一括査定サイト」はこちら↓
◆SUUMO(スーモ)売却査定
特徴 圧倒的な知名度を誇るSUUMOによる一括査定サービス
・主要大手不動産会社から地元に強い不動産会社まで2000社以上が登録
電話番号の登録は任意なのでしつこい営業電話を避けられる
対応物件 マンション、戸建て、土地
紹介会社数 10社(主要一括査定サイトで最多)
運営会社 株式会社リクルート住まいカンパニー(東証プライム子会社)
>>SUUMO(スーモ)の詳細記事はこちら
SUUMO(スーモ)無料査定はこちら >>
◆HOME4U(ホームフォーユー)
特徴 悪質な不動産会社はパトロールにより排除している
・20年以上の運営歴があり信頼性が高い
・1800社の登録会社から最大6社の査定が無料で受け取れる
対応物件 マンション、戸建て、土地、ビル、アパート、店舗・事務所
紹介会社数 最大6社
運営会社 NTTデータ・スマートソーシング(東証プライム子会社)
>>HOME4Uの詳細記事はこちら
HOME4U無料査定はこちら >>
◆ズバット不動産売却
特徴 厳選した不動産会社のみと提携
比較サイト運営歴20年以上の会社が運営
・情報セキュリティマネジメントシステムの国際認証基準である「ISO27001」の認証を取得しており安心感あり
対応物件 マンション、戸建て、土地、一棟マンション、一棟ビル
紹介会社数 最大6社
運営会社 ウェブクルー
ズバット不動産売却無料査定はこちら >>
◆イエウール
特徴

掲載企業一覧を掲載、各社のアピールポイントも閲覧可能
2000社以上の不動産会社と提携
・対応可能な不動産の種類が多い

対応物件 マンション、戸建て、土地、投資用物件、ビル、店舗、工場、倉庫、農地
紹介会社数 最大6社
運営会社 Speee
>>イエウールの詳細記事はこちら
イエウール無料査定はこちら >>
◆LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)
特徴

日本最大級の不動産ポータルサイト「LIFULL HOME'S」が運営
2400社以上の不動産会社と提携
匿名査定も可能で安心

対応物件 マンション、戸建て、土地、倉庫・工場、投資用物件
紹介会社数 最大6社
運営会社 LIFULL(東証プライム)
>>LIFULL HOME'Sの詳細記事はこちら
LIFULL HOME'S無料査定はこちら >>
◆マンションナビ
特徴

マンションの売却に特化
900社以上の不動産会社と提携

対応物件 マンション
紹介会社数 最大9社(売却・買取6社、賃貸3社)
運営会社 マンションリサーチ
>>マンションナビの詳細記事はこちら
マンションナビ無料査定はこちら >>
◆いえカツLIFE
特徴

・対応可能な不動産の種類がトップクラス

共有持ち分でも相談可能
訳あり物件(再建築不可物件、借地権、底地権など)の査定も対応

対応物件 分譲マンション、一戸建て、土地、一棟アパート・マンション・ビル、投資マンション、区分所有ビル(1室)、店舗、工場、倉庫、農地、再建築不可物件、借地権、底地権
紹介会社数 最大6社(売買2社、買取2社、リースバック2社)
運営会社 サムライ・アドウェイズ(上場子会社)
>>いえカツLIFEの詳細記事はこちら
いえカツLIFE無料査定はこちら >>

 

一括査定サイトと合わせて
利用したい査定サイト

◆ソニーグループの「SRE不動産」売却査定
特徴 ・両手仲介・囲い込みを行わない
・上場企業のソニーグループが運営
・売却専門の担当者がマンツーマンで高値売却を追求
対応物件 マンション、戸建て、土地(建物付きを含む)、収益用不動産
対応エリア 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県
運営会社 SREホールディングス株式会社(ソニーグループ)
>>SRE不動産の詳細記事はこちら
60秒で簡単入力!「囲い込み」を行わない不動産会社
◆中古マンション相場と10年後の価格を予想!【不動産価格データベース】 
TOP