秋田県の治安ランキング! 犯罪が少なく安全に暮らせる市区町村はどこ?【2026年版】

秋田県の治安ランキング! 犯罪が少なく安全に暮らせる市区町村はどこ?【2026年版】
2025年9月5日公開(2026年1月7日更新)
ダイヤモンド不動産研究所
監修者 京師美佳:防犯アドバイザー

秋田県では、市区町村によって治安状況に大きな差がある。近年は特殊詐欺の増加や犯罪の低年齢化など、犯罪の質的な変化も課題となっている。そこで、警察庁と総務省の最新版の統計資料をもとに、秋田県内の市区町村別の治安ランキングを作成した。日本初の女性防犯アドバイザー、犯罪予知アナリストである京師美佳氏には防犯対策のポイントも伺った。安全、安心に暮らすために参考にしていただきたい。

秋田県の治安ランキング(治安の良さ)は全国2位

 秋田県は治安の「良さ」で2位。県内では380人に1件の確率で事件が発生しているが、全国的に見ると治安が良い県だ。

種別 犯罪件数 犯罪遭遇率
(人口÷犯罪件数)
概要
凶悪犯 18件 50,778人に1件(第2位) 殺人/強盗/放火/強制性交/その他
粗暴犯 133件 6,872人に1件(第1位) 凶器準備集合/暴行/傷害/脅迫/恐喝/その他
窃盗犯 1,599件 572人に1件(第3位) すり/ひったくり/置引き/万引き/その他
知能犯 299件 3,057人に1件(第19位) 詐欺/横領/偽造/占有離脱物横領/その他知能犯
風俗犯 46件 19,870人に1件(第4位) 不同意わいせつ/その他
その他 308件 2,968人に1件(第2位) 器物破損/住居侵入/賭博/その他
総合ランキング 2,403件 380人に1件(第2位)

参照:警察庁『令和6年警察白書 統計資料』と統計局『人口推計(2023年(令和 5年)10月 1日現在)全国:年齢(各歳)、男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級)、男女別人口‐』を参照。犯罪遭遇率は「人口÷犯罪件数」で算出して全国ランキングを作成。総合ランキングは、すべての犯罪を含む刑法犯罪の発生率の低さで作成。窃盗犯は、ATM破り/金庫破り/旅館荒らし/官公署荒らし/学校荒らし/病院荒らし/給油所荒らし/事務所荒らし/出店荒らし/工場荒らし/更衣室荒らし/倉庫荒らし/空き巣/忍込み/居空き/自動車盗/オートバイ盗/自転車盗/車上ねらい/部品ねらい/自販機ねらい/工事場ねらいも含む

 県内では窃盗被害が多く発生しているため、秋田県警察は防犯活動を実施している。例えば、全国でも被害件数が多い自転車の窃盗対策として、街頭指導を行い自転車の無施錠の注意喚起を呼びかけている。

 また青少年による万引き対策として啓蒙活動を実施。教職員を対象に研修を実施し、生徒の指導をしてもらっている。出典:秋田県警察「犯罪抑止対策」秋田県「令和6年度「青少年の非行・被害防止全国強調月間」取組結果

 全国的に治安が良い県だが、自転車盗や万引きの増加は、街の治安の悪化を招く前兆現象とも言われる。そのため、防犯対策を行ってほしい。

秋田県の犯罪発生率の推移

秋田県の犯罪発生率の推移(全国平均、各都道府県の比較)50年分
出典:「令和6年警察白書 統計資料」など

 秋田県の犯罪発生率は、1980年代から1990年代前まで横ばいの状態が続いた。その後、1995年以降に上昇し始めたが、これはAターン就労者が増加したことが要因と考えられる。Aターンとは秋田県への移住・就職を促進するための取り組みだ。出典:人口問題対策プロジェクトチーム「秋田の人口問題レポート」

 2002年以降は犯罪発生率は低下したが、この頃、警察が街頭防犯カメラシステムを設置した。また、児童見守りシステムを導入した効果だと捉えられる。出典:秋田県警察「秋田県警察街頭防犯カメラシステムの運用状況について」総務省「児童見守りシステム導入の手引書」

 また、少子高齢化に伴う地域の防犯力の低下が懸念されることから、空き家対策の推進、情報通信インフラ等の整備、防犯活動の情報提供などに取り組み、治安の良さを維持している。出典:秋田県「基本政策2 生活環境」

【市区町村別】秋田県の治安ランキング(令和6年)

 秋田県で治安が良い市区町村はどこなのか。公的データをもとに、市区町村の治安ランキングを作成した。下記の地図は、犯罪遭遇率に基づき色分けしたもので、治安が良い順に、「白」「黄緑」「緑」「赤」で塗り分けた。

犯罪遭遇率の色分け地図・秋田県
犯罪遭遇率に基づき色分け。451人~に1件「白」、301~450人に1件「黄緑」、151~300人に1件「緑」、犯罪遭遇率0~150人に1件「赤」
順位 市区町村
リンク先は
将来価格予想
犯罪遭遇率
(人口÷犯罪件数)
犯罪発生率
(犯罪件数÷人口)
犯罪総数 人口
1位 藤里町 2549人に1件 0.039% 1件 2,549人
2位 東成瀬村 2512人に1件 0.040% 1件 2,512人
3位 八峰町 1161人に1件 0.086% 5件 5,805人
4位 羽後町 835人に1件 0.120% 15件 12,521人
5位 美郷町 775人に1件 0.129% 22件 17,058人
6位 鹿角市 753人に1件 0.133% 35件 26,370人
7位 仙北市 652人に1件 0.153% 34件 22,166人
8位 小坂町 621人に1件 0.161% 7件 4,349人
9位 井川町 593人に1件 0.169% 7件 4,151人
10位 五城目町 581人に1件 0.172% 13件 7,559人
11位 北秋田市 554人に1件 0.180% 49件 27,151人
12位 大仙市 524人に1件 0.191% 138件 72,278人
13位 三種町 523人に1件 0.191% 26件 13,599人
14位 八郎潟町 513人に1件 0.195% 10件 5,134人
15位 由利本荘市 509人に1件 0.197% 138件 70,225人
16位 湯沢市 472人に1件 0.212% 81件 38,252人
17位 潟上市 452人に1件 0.221% 68件 30,717人
18位 横手市 418人に1件 0.239% 189件 78,916人
19位 大館市 402人に1件 0.249% 160件 64,331人
20位 にかほ市 354人に1件 0.282% 61件 21,604人
21位 男鹿市 343人に1件 0.291% 65件 22,319人
22位 大潟村 283人に1件 0.354% 10件 2,825人
23位 能代市 261人に1件 0.384% 176件 45,880人
24位 秋田市 253人に1件 0.396% 1172件 296,286人

※人口2000人以下の市区町村はランキング対象外。秋田県「2024(令和6)年 秋田県の人口」と秋田県警察「刑法犯認知件数_罪種別_市町村別(令和6年1~12月)」、および「秋田県年齢別人口流動調査報告書」を参照。
犯罪遭遇率は「人口÷犯罪件数」で算出。都道府県により市区町村データが異なるため、公表されている最新データを使用している。岩手県、愛知県、香川県、大分県、沖縄県は令和5年のデータ。

治安がもっとも良い市区町村は「藤里町」

住み続けたいと思う住民が多い藤里町
住み続けたいと思う住民が多い藤里町 出典:PIXTA

 藤里町は秋田県北部に位置し、世界自然遺産白神山地の麓にあり、藤琴川と粕毛川が流れる自然豊かな地域だ。出典:藤里町「藤里町の概要」

 藤里町のまちづくりに関するアンケート調査報告書では、約6割が「このまま藤里町に住み続けたいと思う」と回答している。「安心して住めるから」「わかりあえる人たちがいるから」の声からも治安の良さが伺える。

 また、約5割の人が他の人にも藤里町に住んでもらいたいと回答。「子育てしやすいから」「人柄はいい人が多いと思うから」などの声が上がった。出典:藤里町「令和3年度 藤里町の人口減少やまちづくりに関するアンケート調査報告書」

 地域の人々との絆が防犯を抑止していることが伺える。

治安がもっとも悪い市区町村は「秋田市」

秋田市では自転車盗が相次いでいる
秋田市では自転車盗が相次いでいる 出典:PIXTA

 秋田市は約30万人を有する中核市。秋田新幹線、秋田自動車道、秋田港、秋田空港など交通の利便性が高く住みやすい。出典:秋田市「秋田市の概要」

 一方で、自転車盗や万引きなどの窃盗の被害が報告されている。秋田県警察は自転車盗難対策として駅前を中心に駐輪場の見回りを実施している。また、金融機関やコンビニエンスストアにおける強盗対応訓練なども実施している。出典:秋田県警察「犯罪抑止対策」

 窃盗が多く、これらの犯罪が治安を悪化させている。

秋田県ではどのような犯罪が多い?どのような防犯対策が必要?

 秋田県では「窃盗」「詐欺」が多いが、ちょっとした意識と行動により自身の安全を守ることができる。どのように防犯対策をすべきか日本初の女性防犯アドバイザーであり犯罪予知アナリストでもある京師美佳氏に伺ったので、ぜひ試してみて欲しい。

窃盗

鍵のかけ忘れが狙われる
鍵のかけ忘れが狙われる 出典:PIXTA

 秋田県内の犯罪件数の約6割が窃盗だ。施錠し忘れによる自転車の被害が多く、全体の7割が無施錠となっているため、施錠を意識するだけでも遭遇率は変わるだろう。出典:公益社団法人 日本防犯設備協会「秋田県における犯罪情勢と犯罪抑止に向けた取組」

 また、住居侵入の被害も報告されている。住宅侵入が多い時間帯は0時~6時と知られているが、朝や昼も狙われる。幼稚園の送り迎えやゴミ出し時に鍵をかけ忘れるなど、ちょっとした隙が特に狙われやすい。出典:警察庁「令和5年 罪種別 発生時間帯別 認知件数」

 「犯人は侵入に5分、物色に5分、合計10分もあれば犯行に及べるため、わずかな油断が被害に直結します。そのため、戸締まりをしてください。戸締まりが面倒だと感じる方は、スマートロックを取り付けるという選択肢もあります。」(京師氏)

 侵入者の約7割は5分以上、約9割は10分以上の時間がかかると犯行を諦めるという。出典:警視庁「住まいる防犯110番 侵入者プロファイリング~心理と行動③」

 したがって、住居侵入に時間をかけさせる工夫が必要だ。具体的には、窓に防犯フィルムや補助錠を取り付けることで時間をかける方法が有効だ。

特殊詐欺

詐欺の手口は巧妙化している
詐欺の手口は巧妙化している 出典:PIXTA

 秋田県は高齢者を狙った特殊詐欺の件数も多い。架空請求詐欺やオレオレ詐欺、預貯金詐欺、融資保証金詐欺などの被害が報告されている。特殊詐欺は地方を狙っている。

 これまで方言が強くてオレオレ詐欺など騙されにくかった地域だが、地元の人を雇って方言を話させ警察官や区役所を装い高齢者を騙そうとしているため注意が必要だ。

 また高齢者だけでなく青少年も狙われている。「手軽に」「短時間で」「簡単に」稼げるアルバイトに手を染めてしまい、特殊詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯など犯罪組織の手先として利用される青少年犯罪も報告されている。地方の求人が増加しているため要注意だ。出典:秋田県警察「『闇バイト』について」

 「自分の子どもに闇バイトをさせないためには、その後の人生がどうなるのかを伝えることが大切です。例えば、共同正犯に問われて強盗致死で裁かれたら、無期懲役か死刑しかない。有期懲役でも結婚や就職が難しくなることを知ってもらうことで抑止できます。」(京師氏)

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秋田県の治安に関する FAQ

Q秋田県の治安の良さは全国で何位?
A

最新の統計データによると、秋田県の治安の良さは全国で2位(2025年時点)。380人に1件の確率で事件が発生している。この治安ランキングは犯罪遭遇率を基に算出されており、順位は年ごとに変動する。47都道府県の治安ランキング順位はダイヤモンド不動産研究所のページで解説されている。

Q秋田県の刑法犯罪別の犯罪遭遇率は?
A

凶悪犯は50,778人に1件、粗暴犯は6,872人に1件、窃盗犯は572人に1件、知能犯は3,057人に1件、風俗犯は19,870人に1件、その他刑法は2,968人に1件となっている。

Q秋田県で治安が良い市区町村は?
A

秋田県で治安が良いエリアは、藤里町(第1位 犯罪遭遇率2,549人に1件)、東成瀬村(第2位 犯罪遭遇率2,512人に1件)、八峰町(第3位 犯罪遭遇率1,161人に1件)が挙げられる。これらの地域は、自治体が防犯活動、警察と自治体の連携強化など積極的に取り組んでおり、犯罪遭遇率が低い。

Q秋田県で治安が悪い市区町村は?
A

秋田県で治安が悪いエリアは、秋田市(第1位 犯罪遭遇率253人に1件)、能代市(第2位 犯罪遭遇率261人に1件)、大潟村(第3位 犯罪遭遇率283人に1件)が挙げられる。これらの地域は、自治体や警察が対策を講じているものの、犯罪遭遇率が高い状況が続いている。

Q治安に関する情報はどこで入手できる?
A

治安に関する情報は、警察庁や都道府県警察の公式ウェブサイト、自治体の公式サイト、防犯マップサービスで公開されている。ダイヤモンド不動産研究所のサイト(治安ランキング【47都道府県】)では、都道府県別の治安傾向と女性防犯アドバイザー京師美佳氏に聞いた防犯対策が紹介されている。

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