福島県の治安ランキング! 犯罪が少なく安全に暮らせる市区町村はどこ?【2026年版】

福島県の治安ランキング! 犯罪が少なく安全に暮らせる市区町村はどこ?【2026年版】
2025年9月16日公開(2026年4月8日更新)
ダイヤモンド不動産研究所
監修者 京師美佳:防犯アドバイザー

福島県では、市区町村によって治安状況に大きな差がある。近年は特殊詐欺の増加や犯罪の低年齢化など、犯罪の質が変化していることも課題となっている。そこで警察庁と総務省の統計資料をもとに福島県内の市区町村別に治安ランキングを作成した。日本初の女性防犯アドバイザー・犯罪予知アナリストである京師美佳氏には防犯対策も伺った。安全、安心に暮らすために参考にしていただきたい。

福島県の治安ランキング(治安の良さ)は全国24位

 福島県は治安の「良さ」で全国24位。県内では221人に1件の割合で事件が発生しており、全国的に見れば治安は平均的と言える。

種別 犯罪件数 犯罪遭遇率
(人口÷犯罪件数)
概要
凶悪犯 40件 44,175人に1件(第4位) 殺人/強盗/放火/強制性交/その他
粗暴犯 555件 3,184人に1件(第9位) 凶器準備集合/暴行/傷害/脅迫/恐喝/その他
窃盗犯 5,675件 311人に1件(第25位) すり/ひったくり/置引き/万引き/その他
知能犯 384件 4,602人に1件(第6位) 詐欺/横領/偽造/占有離脱物横領/その他知能犯
風俗犯 103件 17,155人に1件(第11位) 不同意わいせつ/その他
その他 1,246件 1,418人に1件(第28位) 器物破損/住居侵入/賭博/その他
総合ランキング 8,003件 221人に1件(第24位)

参照:警察庁『令和6年警察白書 統計資料』と統計局『人口推計(2023年(令和 5年)10月 1日現在)全国:年齢(各歳)、男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級)、男女別人口‐』を参照。犯罪遭遇率は「人口÷犯罪件数」で算出して全国ランキングを作成。総合ランキングは、すべての犯罪を含む刑法犯罪の発生率の低さで作成。窃盗犯は、ATM破り/金庫破り/旅館荒らし/官公署荒らし/学校荒らし/病院荒らし/給油所荒らし/事務所荒らし/出店荒らし/工場荒らし/更衣室荒らし/倉庫荒らし/空き巣/忍込み/居空き/自動車盗/オートバイ盗/自転車盗/車上ねらい/部品ねらい/自販機ねらい/工事場ねらいも含む

 犯罪件数の約7割が窃盗犯であり、福島県警察は注意を呼びかけている。とくに外国人犯人グループ等による爆盗(高額商品を大量に万引きすること)が相次いでいる。

 万引きが多い場所はスーパーやドラッグストア、コンビニで、化粧品やサプリメントなどの高額商品が狙われている。そのため、2020年に「ストアセキュリティふくしまネットワーク」が発足された。加盟店は32社520店舗で、万引き犯の情報を共有し合い、検挙を目指している。 出典:福島県警察本部「ストアセキュリティふくしまネットワークを発足」

 自転車盗、侵入窃盗が多く、このような窃盗が治安の評価を下げている。出典:福島県警察本部「令和6年 福島県警察 政策評価」

福島県の犯罪発生率の推移

福島県の犯罪発生率の推移(全国平均、各都道府県の比較)50年分
出典:「令和6年警察白書 統計資料」など

 福島県の犯罪発生率は1999年から2002年にかけて上昇した。この上昇は、バブル崩壊後の経済的混乱や失業率の上昇などが背景にあったと考えられる。

 そして、街頭防犯カメラシステムの導入や地域防犯活動、警察と自治体の連携強化などを背景に、犯罪発生率は低下した。 出典:警視庁「街頭防犯カメラシステム」

 しかし、2020年以降は再び犯罪発生率が上昇している。これは新型コロナウイルス流行による社会的孤立や経済的困窮、そして終息後の外出機会増加が要因になっていると推測される。 出典:法務省「新型コロナウイルス感染症と刑法犯認知件数の推移」

 犯罪発生率が上昇しているため、防犯対策をしてほしい。

【市区町村別】福島県の治安ランキング(令和6年)

 福島県で治安が良い市区町村はどこなのか。公的データをもとに、市区町村の治安ランキングを作成した。下記の地図は、犯罪遭遇率に基づき色分けしたもので、治安が良い順に、「白」「黄緑」「緑」「赤」で塗り分けた。

犯罪遭遇率の色分け地図・福島県
犯罪遭遇率に基づき色分け。451人~に1件「白」、301~450人に1件「黄緑」、151~300人に1件「緑」、犯罪遭遇率0~150人に1件「赤」
順位 市区町村 犯罪遭遇率
(人口÷犯罪件数)
犯罪発生率
(犯罪件数÷人口)
犯罪総数 人口
1位 只見町 1784人に1件 0.056% 2件 3,568人
2位 下郷町 769人に1件 0.130% 6件 4,611人
3位 古殿町 539人に1件 0.185% 8件 4,315人
4位 平田村 440人に1件 0.227% 12件 5,280人
5位 西会津町 430人に1件 0.232% 12件 5,163人
6位 南会津町 416人に1件 0.240% 31件 12,894人
7位 石川町 399人に1件 0.251% 34件 13,566人
8位 小野町 390人に1件 0.257% 22件 8,569人
9位 三春町 378人に1件 0.264% 43件 16,273人
10位 玉川村 368人に1件 0.271% 16件 5,895人
11位 喜多方市 363人に1件 0.275% 115件 41,762人
12位 柳津町 340人に1件 0.294% 8件 2,722人
13位 矢祭町 330人に1件 0.303% 15件 4,952人
14位 北塩原村 324人に1件 0.308% 7件 2,270人
15位 本宮市 311人に1件 0.322% 96件 29,835人
16位 猪苗代町 295人に1件 0.339% 42件 12,397人
17位 中島村 289人に1件 0.346% 16件 4,624人
18位 湯川村 288人に1件 0.347% 10件 2,880人
19位 棚倉町 288人に1件 0.348% 43件 12,373人
20位 金山町 282人に1件 0.355% 6件 1,691人
21位 天栄村 270人に1件 0.371% 18件 4,851人
22位 桑折町 265人に1件 0.377% 41件 10,861人
23位 伊達市 263人に1件 0.381% 209件 54,920人
24位 浅川町 253人に1件 0.395% 22件 5,565人
25位 新地町 251人に1件 0.398% 30件 7,537人
26位 川俣町 249人に1件 0.402% 44件 10,939人
27位 鮫川村 244人に1件 0.409% 11件 2,689人
28位 南相馬市 240人に1件 0.417% 232件 55,675人
29位 大玉村 236人に1件 0.424% 38件 8,966人
30位 福島市 234人に1件 0.428% 1165件 272,163人
31位 国見町 233人に1件 0.430% 34件 7,908人
32位 二本松市 223人に1件 0.448% 226件 50,495人
33位 川内村 221人に1件 0.453% 8件 1,766人
34位 田村市 219人に1件 0.456% 148件 32,453人
35位 塙町 213人に1件 0.470% 36件 7,666人
36位 相馬市 212人に1件 0.472% 155件 32,811人
37位 会津美里町 211人に1件 0.473% 82件 17,332人
38位 会津坂下町 207人に1件 0.483% 67件 13,866人
39位 いわき市 195人に1件 0.513% 1632件 317,833人
40位 磐梯町 192人に1件 0.522% 16件 3,064人
41位 広野町 186人に1件 0.538% 28件 5,208人
42位 須賀川市 179人に1件 0.559% 403件 72,106人
43位 泉崎村 175人に1件 0.571% 34件 5,954人
44位 郡山市 172人に1件 0.581% 1854件 319,202人
45位 矢吹町 167人に1件 0.598% 101件 16,876人
46位 会津若松市 164人に1件 0.610% 678件 111,216人
47位 楢葉町 160人に1件 0.623% 21件 3,370人
48位 白河市 128人に1件 0.780% 440件 56,438人
49位 西郷村 126人に1件 0.792% 168件 21,210人
50位 鏡石町 114人に1件 0.874% 105件 12,019人

※人口1,500人以下の市区町村はランキング対象外。また双葉町、大熊町、富岡町、浪江町は広く帰還困難区域を含むため除外。
福島県警察「福島県の刑法犯認知・検挙状況(令和6年) 確定値」と福島県「県内各市町村住民基本台帳人口・世帯数 令和6年1月1日現在」を参照。犯罪遭遇率は「人口÷犯罪件数」で算出。都道府県により市区町村データが異なるため、公表されている最新データを使用している。岩手県、愛知県、香川県、大分県、沖縄県は令和5年のデータ。

治安がもっとも良い市区町村は「只見町」

治安がもっとも良い市区町村は「只見町」
防犯対策を取り入れた公営住宅整備を進める只見町 出典:PIXTA

 只見町は福島県の西南部にあり、伊南川や只見川の清らかな川と、豊かな森林資源に恵まれている町だ。出典元:只見町「町の概要」

 1962年に社会福祉法人只見町社会福祉協議会が発足され、一人暮らし老人を対象に入浴移送サービス、配食サービス、訪問介護サービスを提供している。出典:社会福祉法人只見町社会福祉協議会「沿革」

 また、誰もが無料で参加できる地域いきいきサロンを運営し、体操や会食、お茶会を通じて近所の人同士の助け合いを育み、治安が良い地域を実現している。出典:社会福祉法人只見町社会福祉協議会「地域いきいきサロン」

治安がもっとも悪い市区町村は「鏡石町」

治安がもっとも悪い市区町村は「鏡石町」
なりすまし詐欺の注意が呼びかけられている鏡石町 出典:PIXTA

 鏡石町は自転車盗が多い。警察署は自転車盗の被害を防ぐには鍵を2つ付ける「ツーロック」を推奨している。

 また町内でなりすまし詐欺被害が報告されており、怪しい電話は一度切り、家族に折り返し電話をして確認してほしいと呼びかけている。

 このような広報活動だけでなく、安心して住める町を目指し、防犯パトロールとしての「青パト」活動や、活動報告や情報交換を行う2か月に1回の定例会を実施している。出典:鏡石町「広報かがみいし」

福島県ではどのような犯罪が多い?どのような防犯対策が必要?

 福島県では「窃盗」「万引き」「特殊詐欺」「不審者による声かけ事案」が多いが、ちょっとした意識と行動により自身の安全を守ることができる。どのように防犯対策をすべきか、日本初の女性防犯アドバイザーおよび犯罪予知アナリストである京師美佳氏に伺ったので、ぜひ試してみて欲しい。

窃盗

窃盗
施錠忘れが狙われる窃盗被害 出典:PIXTA

 福島県内で発生している犯罪の約7割が窃盗だ。地方ではご近所付き合いが頻繁で、隣人が留守でも入ってくることから、戸締まりをする習慣が無い人もいる

 住居侵入は0時~6時に犯行が行われる印象があるが、朝や昼も狙われる。幼稚園の送り迎えやゴミ出し時に鍵をかけ忘れるなど、ちょっとした隙が特に狙われやすい。 出典:警察庁「令和5年 罪種別 発生時間帯別 認知件数」

 「住居侵入の窃盗は、侵入と物色で合計10分あれば犯行に及べるため、わずかな油断が被害に直結します。したがって、侵入に時間をかけさせる工夫をしましょう。具体的には、補助錠や防犯フィルムの取り付けが有効です。」(京師氏)

 これから福島県内でマイホームを建てる予定がある方は、警察庁、国土交通省、経済産業省が防犯性能が高いと認定しているCPマーク付きの建材を選んでみてほしい。CPマーク付きの建材は、ピッキングやこじ開けに対して一定時間以上の抵抗力を持つと証明されている。そのため、防犯対策したい方におすすめだ。 出典:警視庁「住まいる防犯110番 防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」

万引き

万引き
店舗で多発する万引き被害 出典:PIXTA

 福島県では万引き、爆盗が多い。

 万引き犯は店舗に入った直後に防犯カメラを確認し、死角を探して商品を盗む。 また、店員に声をかけて疑われていないかを確認し、安価な商品を購入しつつ高額商品をバッグに入れる。

 このような万引き犯には「いらっしゃいませ」「何かお探しですか」といった声がけが有効だ。

 「海外ではショップリフティング(万引き)検知に関する研究が行われており、人物や商品を検出し万引きする瞬間を検知するシステムが続々と登場しています。このようなシステムを導入するのもおすすめです」(京師氏)

特殊詐欺

特殊詐欺
巧妙化する特殊詐欺の手口 出典:PIXTA

 福島県は特殊詐欺も目立つ。なりすまし詐欺やオレオレ詐欺などの被害が報告されている。方言を話せる人物を雇い、警察官や区役所職員を装うケースもあるため注意が必要だ。

なりすまし詐欺

 警察官を装い「あなたの銀行通帳からお金が引き出されています。調査したいためキャッシュカードの暗証番号を教えてください。」と伝えて現金を盗むなど巧妙な手口が増加している。このような詐欺を防ぐには、警察署や金融機関に出向いて確かめるのが有効だ。出典:福島県警察「なりすまし詐欺対策」

オレオレ詐欺

 オレオレ詐欺ではAIディープフェイクを使い、子どもになりすます事例が報告されている。子どもと会うまではお金を渡さないとルールを決めておくと被害を防げる。

不審者による声かけ事案

登下校時の子どもの安全対策が重要
出典:PIXTA

 福島県では下校中の小学生を待ち伏せし、後ろを付ける不審者が報告されている。出典:福島県警察本部「子供の安全・安心ふくしまネットワーク通信」

 教育機関では登下校以外は門を閉めるなど、不審者の侵入を防ぐ対策が必要だ。また、子どもが一人になる状況を想定して防犯ブザーやGPS付きのキッズスマホを持たせるのもおすすめだ。

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福島県の治安に関する FAQ

Q福島県の治安の良さは全国で何位?
A

最新の統計データによると、福島県の治安の良さは全国で24位(2025年時点)。221人に1件の確率で事件が発生している。この治安ランキングは犯罪遭遇率を基に算出されており、順位は年ごとに変動する。47都道府県の治安ランキング順位はダイヤモンド不動産研究所のページで解説されている。

Q福島県の刑法犯罪別の犯罪遭遇率は?
A

凶悪犯は44,175人に1件、粗暴犯は3,184人に1件、窃盗犯は311人に1件、知能犯は4,602人に1件、風俗犯は17,155人に1件、その他刑法は1,418人に1件となっている。

Q福島県で治安が良い市区町村は?
A

福島県で治安が良いエリアは、只見町(第1位 犯罪遭遇率1,784人に1件)、下郷町(第2位 犯罪遭遇率769人に1件)、古殿町(第3位 犯罪遭遇率539人に1件)が挙げられる。これらの地域は、自治体が防犯活動、警察と自治体の連携強化など積極的に取り組んでおり、犯罪遭遇率が低い。

Q福島県で治安が悪い市区町村は?
A

福島県で治安が悪いエリアは、浪江町(第1位 犯罪遭遇率人に1件)、双葉町(第2位 犯罪遭遇率人に1件)、大熊町(第3位 犯罪遭遇率人に1件)が挙げられる。これらの地域は、自治体や警察が対策を講じているものの、犯罪遭遇率が高い状況が続いている。

Q治安に関する情報はどこで入手できる?
A

治安に関する情報は、警察庁や都道府県警察の公式ウェブサイト、自治体の公式サイト、防犯マップサービスで公開されている。ダイヤモンド不動産研究所のサイト(治安ランキング【47都道府県】)では、都道府県別の治安傾向と女性防犯アドバイザー京師美佳氏に聞いた防犯対策が紹介されている。

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