下永谷駅(神奈川県)の土地価格推移・相場は？ 10年後は▲53.2%を予想！

下永谷駅（神奈川県）の土地を購入、売却する際は、地域の土地の価格・相場を知っておくことが重要だ。そこで過去15年の価格推移と、今後10年の価格推移も予想した。公示地価や実際の売買取引事例、人口推計も参考にしよう（価格推移は麗澤大学の仙石裕明客員准教授の協力で作成）

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下永谷駅（神奈川県）の土地の価格・相場は？

現在の価格は、71万円／坪（10年前比▲17.7%）

◆下永谷駅の土地価格推移
年	坪（3.3㎡）単価
2005年	79万円／坪
2010年	86万円／坪
2015年	78万円／坪
2020年（現在）	71万円／坪
2025年	52万円／坪
2030年	33万円／坪

■現在の土地価格

下永谷駅：3,631万円（71万円/坪、10年前比-17.7%）

（参考）周囲の土地価格は？
横浜市港南区：3,773万円（78万円/坪、10年前比▲14.2%）
横浜市南区：3,137万円（80万円/坪、10年前比▲11.3%）
横浜市磯子区：3,200万円（64万円/坪、10年前比▲21.6%）
横浜市戸塚区：3,505万円（70万円/坪、10年前比▲3.0%）
横浜市栄区：2,981万円（55万円/坪、10年前比▲4.6%）

10年後の予想価格は、▲53.2%

（参考）周囲の土地価格は？
横浜市港南区：2,902万円（60万円/坪、10年後は▲23.1%）
横浜市南区：3,855万円（98万円/坪、10年後は+22.9%）
横浜市磯子区：3,511万円（70万円/坪、10年後は+9.7%）
横浜市戸塚区：3,973万円（80万円/坪、10年後は+13.4%）
横浜市栄区：3,496万円（64万円/坪、10年後は+17.3%）

※仙石裕明氏（麗澤大学AIビジネス研究センター客員准教授、東京大学空間情報科学センター客員研究員）の協力で作成。価格推移は、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」の不動産取引価格情報を参考に価格を推定、2020年を基準年（現在の価格）とした。状態空間モデルで2009年〜2020年までの価格推移を学習し、将来推計データ(人口、GDP等)を変数として2021年〜2030年の価格を予測。グッドシナリオは、人口が2020年以降は1.1倍、GDPが2020年以降は1.1倍として算出。バッドシナリオは、人口が2020年以降は0.9倍、GDPが2020年以降は0.9倍として算出

価格を詳細に分析しよう

■公示地価はいくら？

　公示地価は、国土交通省が毎年1月1日時点における土地の価格を公表しているもので、固定資産税などを算定する基準となっている。実際に売買される地価とは多少の乖離がある。都心では実際の価格より安めになっており、郊外では実際の価格より高めに設定されてる。

　とはいえ、その地域の不動産価格の動向・傾向を知るための重要な指標となるので、参考にしよう。

◆横浜市港南区の公示地価（2021年1月）

※出所：国土交通省「不動産情報ライブラリ・地価公示・都道府県地価調査の検索」

エリアの将来性を人口予想から検討しよう

　下永谷駅がある横浜市港南区の将来の人口はどうなるのだろうか。購入するエリアの人口が将来、増加するのであれば価格が上昇しやすく、人口が減少するのであれば価格が下落しやすいといえるだろう。人口推計は、政府系の人口問題研究所が予想データを定期的に発表している。

　日本全体の人口はすでに減少傾向にある。2015年を100とした場合、2045年には、全国の人口は83.7まで減少すると予想。今後も都心への人口の移転は続くため、都会であるほど減少幅は少なくない。

　では、下永谷駅を含む、横浜市港南区はどうなるのだろうか。

◆横浜市港南区の総人口推移予想
年	総人口	指数 (2015年＝100)
2015年	215,736 人	100.0（基準年）
2020年	208,962 人	96.9
2025年	200,131 人	92.8
2030年	190,253 人	88.2
2035年	180,153 人	83.5
2040年	170,305 人	78.9
2045年	160,894 人	74.6

※出所：人口問題研究所（平成30・2018年推計）

（参考）下永谷駅のあるエリアの人口推計は？（2015年=100として、2045年を推計）
横浜市港南区：74.6

（参考）周囲の将来人口推計は？（2015年=100として、2045年を推計）
横浜市南区：86.6
横浜市磯子区：94.1
横浜市戸塚区：88.5
横浜市栄区：74.4

自分の年収でいくらの不動産が買える？

　多くの人は、土地を購入する際、住宅ローンを利用する。そこで、住宅ローンの代表格である全期間固定住宅ローン「フラット35」について、年収別の借入可能額を試算してみた。

　住宅ローンの審査では、年収以外にも職業、勤続年数、物件の資産性なども参照するため、必ずしも下記の金額が借りられるわけではないので、目安と考えてほしい。

　なお、金利が低下するほど借入可能額は増加し、金利が上昇するほど借入可能額は減少する。

◆フラット35の住宅ローンの借入可能額（年収別）
年収	借入可能額（目安）	月々の返済額
200万円	1,523万円	5.0万円
300万円	2,285万円	7.5万円
400万円	3,047万円	10.0万円
500万円	3,809万円	12.5万円
600万円	4,570万円	15.0万円
700万円	5,332万円	17.5万円
800万円	6,094万円	20.0万円
900万円	6,856万円	22.5万円
1,000万円	7,617万円	25.0万円
※新規借入。金利は、21-35年固定金利が0.475%、15−20年固定金利が1.55%(頭金10%以上)、借入期間35年としてシミュレーション。ボーナスなし、別途手数料等が必要。フラット35の借入限度額は8,000万円。住宅ローン借入可能額シミュレーション（年収から計算）」を参照。2025年4月調査

下永谷駅の土地の過去の売買事例

　下永谷駅付近での実際の土地の成約事例（売却事例、国土交通省公開）を見てみよう。実際の売買は、さまざまな物件が含まれているため、価格はかなりバラバラだが、 土地の価格相場算定の参考としよう。

◆横浜市港南区の土地の成約事例

※参考：国土交通省「不動産情報ライブラリ」