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新築マンションランキング[2019年]
2019年8月1日公開(2019年10月18日更新)
櫻井幸雄
櫻井幸雄

櫻井幸雄(さくらい・ゆきお)氏:新築マンションに詳しい住宅ジャーナリスト。櫻井幸雄氏が新築マンションの最新の価格動向、人気物件について解説します。

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杉並区の「新築マンション人気ランキング」
高円寺、西荻窪、浜田山、久我山、下井草など
注目エリアのおすすめ物件は?【2019年8月版】

東京・杉並区で、人気の高い新築マンションが分かる、「新築マンション人気ランキング(モデルルーム公開前・公開中)」を作成した。杉並区は、JR中央・総武線の高円寺や西荻窪、京王井の頭線の浜田山、久我山、西武新宿線の下井草、上井草など人気の住宅地が多いが、マンション用地が少なく、新築マンションの供給が極端に少なくなっているのが現状。長年、全国のマンションを取材してきた住宅評論家の櫻井幸雄氏が、マンションデベロッパー33社に直接ヒアリングした生のデータなので、新築マンション選びの参考にしよう。

高級住宅エリア「杉並区」では、
マンション用地が少なく、新規物件不足が深刻

 JR中央・総武線と京王井の頭線、そして西武新宿線が交通手段となる杉並区には、高級住宅地が数多い。京王井の頭線沿線では浜田山、久我山があり、JR中央・総武線には高円寺や荻窪、西武新宿線には下井草、上井草といった具合だ。

 しかし、近年は新築マンションの数が減っている。

 もともと、工場跡地や倉庫跡地のように大規模マンションを開発できるような大型の土地が少ないのが、大きな理由。そして、駅に近い場所は特にマンション用地が少なく、駅近マンションが好まれる現在の状況にそぐわない。だから、新築マンションが少なくなっている。

 駅から離れた場所であっても、土地の値段は高く、マンションの分譲価格も高額になりがち。駅から離れた高額マンションは、今、売り切るのに苦労する。

 それで、環境のよい住宅地が集まる場所なのに、新規分譲マンションが少ないという状況が生まれているのだろう。

【23区北西部で人気の新築マンションは?】
中野|杉並|練馬|豊島||板橋

杉並区の新築マンション人気ランキングをすべて掲載

 「新築マンション人気ランキング」は、「モデルルーム公開前」「モデルルーム公開中」の新築マンションについて、「パンフレットなどの資料請求」と、「販売センターでのモデルルーム見学や商談」が、総戸数に比べてどのくらい多いかを「人気倍率」として計算し、ランキングにしたものだ(杉並区のエリア概況はこちら)。

【2019年8月】[杉並区]
人気倍率で比較!
新築マンション人気ランキング
※主要売主33社の人気上位物件をランキングしているため、対象物件数の少ないエリアは、1位のみなど掲載物件数の少ない場合があります。人気倍率の計算方法はこちら
【モデルルーム公開中】の人気新築マンション
1位

人気
倍率
2.5倍
◆サンウッド阿佐ヶ谷(モデルルーム公開中)
価格 第3期予告未定 完成時期 2019年12月予定
交通 JR中央線・総武線「阿佐ヶ谷」駅徒歩8分 他 所在地 東京都杉並区阿佐谷北1丁目344番2(地番)
間取り 1LDK〜3LDK 専有面積 34.86〜63.82㎡
総戸数 26戸 来場者数 55人
売主 サンウッド 施工会社 野村建設工業
※データは2019年7月20日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。

【23区北西部で人気の新築マンションは?】
中野|杉並|練馬|豊島||板橋

◆新築マンション人気ランキング

杉並区のエリア概況(人口、暮らし、治安)は?

杉並区の基本データ(人口、暮らし)
人口 572,907 都内6位
人口(2030年の推計) 593,922 ※1
人口(2040年の推計) 589,935 ※1
世帯数 325,266 都内6位
人口密度(人/㎢) 16,821 都内12位
外国人人口 18,152 都内15位
子ども比率(未就学児童数÷総人口) 5.2%
平均所得 465万円 ※2 都内9位
出所:杉並区ホームページ ※1「資料編 杉並区人口ビジョン 平成31年 」 ※2総務省「市町村税課税状況等の調」

 杉並区における人口および世帯数は23区中6位になる。1km²あたりの人口密度は12位。外国人人口は18,152人で同区総人口の3.1%を占めている。また、人口に占める子どもの比率は5.2%となっている。

 同区発表の「資料編 杉並区人口ビジョン 平成31年」によると将来人口推計は、2030年に593,922人、2035年に594,502人でピークを迎え、2040年には589,935人となり減少に向かう

 区民の一人当たり平均所得は23区中9位である。

杉並区の治安
犯罪件数 3,783件 ※3 都内11位
犯罪発生率 6.60% 都内22位
出所:警視庁「犯罪発生状況(平成29年)」の刑法犯認知件数 ※3 犯罪発生率は、犯罪件数÷総人口×1000より算出

警視庁が発表した2017年の23区中の犯罪件数(刑法犯認知件数)は11位であるが、犯罪発生率22位と23区内ではかなり治安が保たれている

杉並区の土地・地盤、交通は?

 同区は東京都内の西側に位置し、面積は34.06㎢で23区内で8番目の広さ。武蔵野台地の中央部に位置しており、大半は台地となっているが、妙正寺川、善福寺川、神田川に沿って大小の谷地が分布している。1932年、杉並・和田堀・井荻・高井戸の4町が合併し、東京市杉並区が誕生、1943年、新たに都制が施行され、東京都杉並区となった。

 14世紀の室町幕府時代から農村地帯として存在していたが、関東大震災後、甲武鉄道(現在のJR 中央線)沿線に多くの人が移り住むようになり、住宅地へと変貌を遂げ現在に至っている。区内は平坦な台地で、西から東へ緩やかに傾斜しており、標高は高いところで西端の善福寺公園付近が約54.3m、東端付近になると約28.6mとなる。

 区内の道路は、北から、千川通り、新青梅街道、早稲田通り、井ノ頭通り、青梅街道、五日市街道、方南通り、甲州街道が横断し、西から、環八通り、中杉通り、環七通りが縦貫している。鉄道路は、北から、西武新宿線、JR中央本線、地下鉄丸ノ内線、京王井の頭線・京王線がほぼ東西に走っている。

杉並区の主な地域の主要地域の特徴・主要施設・町名

●井草地域

西武新宿線沿線 下井草駅を井荻駅方面から        出典:PIXTA(ピクスタ)
西武新宿線沿線 下井草駅を井荻駅方面から
出展:PIXTA(ピクスタ)

 区の中央北部に位置し、大半が起伏の少ない台地で、域内東部には妙正寺川に沿って谷地が分布している。生活圏内に点在する近隣型商店街が多く、低層階の集合住宅や敷地面積が広い戸建て住宅が目立つ。域内は道幅が広いなど、ゆったりと落ち着いた住宅地として親しまれている。北辺を新青梅街道、南端を早稲田通りが横断し、それぞれと交差するように環八通りが縦貫している。鉄道路は域内中央を西武新宿線(下井草駅・井荻駅・上井草駅)が東西に走っている。

 井草は区の最北部にあたり南部にはかつて井草川が流れていたが、現在は暗渠化され、域内はほぼ住宅地として利用されている。上井草はかつての井草川あとの緑の遊歩道が連なる住宅地だが、西武新宿線上井草駅周辺の商店街は機動戦士ガンダムの町おこしでにぎわいを見せている。域内に西武新宿線の井荻駅、下井草駅と二つの駅がある下井草は、駅前商店街のにぎわいを離れると閑静な住宅街が広がっている。

●西荻地域

 区の北西部に位置し、大半が起伏の少ない台地で、域内北西から南東に向かって流れる善福寺川に沿って谷地が分布している。

 善福寺池など古くから地下水や湧水に恵まれており、域内には緑豊かな公園が多く点在している。また、敷地面積が広い戸建て住宅が多く、閑静な住宅街が広がっている。市街地となるJR中央本線西荻窪駅周辺には個性的な店舗が並ぶ商店街があり、にぎわいを見せている。北から早稲田通り、青梅街道、五日市街道、井ノ頭通りが横断し、東端には環八通りが縦貫している。鉄道路は域内南寄りにJR中央本線(西荻窪駅)が東西に走っている。

 青梅街道沿いに井草八幡宮がある善福寺は、昭和初期に風致地区に指定され、中央付近にある善福寺公園の善福寺池など緑と水に恵まれた住宅街として知られている。区最古の木造建築である観泉寺や学校が多くある今川は、戸建て住宅が目立つ住宅地となっている。桃井は、域内の中央、中島飛行機東京工場跡地に公園緑地が広がり高層住宅が集まるが、周囲は戸建て住宅が多い住宅地である。

 西荻北は、南西部のJR中央本線西荻窪駅(西荻南)周辺には西荻マイロード商店街をはじめ南北に商店街が連なるが、北部には善福寺川が流れ、閑静な住宅地となっている。西荻窪駅南口から広がる西荻窪は南辺には五日市街道が通るが、低層階マンションが目立つだけで、ほとんどが静かな住宅地となっている。松庵はかつて域内を松庵川が流れていたが現在は暗渠化され、そのほとんどが住宅地となっている。

●荻窪地域

 区の中央部に位置し、台地と谷地が入り組んでいる。北辺には妙正寺川、中央部から南東部に向かって善福寺川が流れている。大正から昭和初期にかけて「西の鎌倉、東の荻窪」と称され、文化人が多く住む住宅地として知られている。またJR中央本線荻窪駅周辺には、商業地、業務地など都市機能が集積。西端を環八通りが縦貫し、そこに青梅街道が交差している。鉄道路はJR中央本線・地下鉄丸の内線の荻窪駅が域内中央で乗り入れている。

 清水は、域内に妙正寺に近接する妙正寺公園内の妙正寺池を水源とする妙正寺川が流れ、主に住宅地となっている。本蓮沼は北辺に妙正寺川が流れ、天沼は南端に青梅街道が通り、多くは住宅地として利用される。荻窪・南荻窪・上荻は区中央部に位置し、ほぼ中央を流れる善福寺川流域には、この地に暮らした文化人の旧邸跡地を継いだ大田黒公園、角川庭園、与謝野公園(南荻窪)が点在し、いまも豪邸が並ぶ住宅街が広がっている

●阿佐谷地域

 区中央よりやや東寄りに位置し、南北に長く広がっている。中央部は台地が多いが、域内南部には善福寺川の流れに沿って谷地が分布している。域内北東部は高層ビル建設など再開発が予定され活気づいているが、南部には善福寺川の流れに沿って緑地がたおやかに広がっている。北から早稲田通り、青梅街道、五日市街道が横断し、ほぼ中央を中杉通りが早稲田通りと交差し、青梅街道まで伸びている。鉄道路はJR中央本線(阿佐ヶ谷駅)、地下鉄丸ノ内線(南阿佐ヶ谷駅)が東西に走っている。

 阿佐谷北はJR中央線阿佐ケ谷駅の北側に広がり、駅前には歴史ある「阿佐谷商和会」をはじめ数々の商店街が集まりにぎわいを見せているが、駅周辺を離れると住宅地が広がっている。JR中央線阿佐ケ谷駅南側、地下鉄丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅北側に広がる阿佐谷南は、区役所や公共施設が集中し、毎年8月の阿佐谷七夕まつりが開催される大型商店街「阿佐谷パールセンター」があるが、他は住宅地になっている。

 成田東は地下鉄丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅の南側に広がり、駅近辺や幹線道路沿いには商店街があり、西南を蛇行して流れる善福寺川沿いの緑地帯近くには高級マンションが立っている。成田西は北側を蛇行して流れる善福寺川沿いは緑地帯となっており、中央を通る五日市街道沿いに商店街が並び、ほかは住宅地となっている。大宮は北部を流れる善福寺川沿い一帯が都立和田堀公園となっており、方南通りなど幹線道路沿いには低層の集合住宅が目立つが、主に住宅地として利用されている。

●高円寺地域

 区の西部に位置し、大半が台地であるが現在は暗渠化され緑道となっている桃園川に沿って谷地が分布している。市街地となるJR中央本線高円寺駅周辺や幹線道路沿いには商店街や商業地が広がり、古着屋、雑貨店、古書店、ライブハウスなどが集まり、独自の文化をかもしている。毎年8月には高円寺駅前で「東京高円寺阿波おどり」が開催される。北から早稲田通り、青梅街道が横断し、東寄りには環七通りが縦貫、地下鉄丸ノ内線新高円寺駅付近を起点として五日市街道が西に伸びている。JR中央本線(高円寺駅)、東京メトロ丸ノ内線(新高円寺駅)が東西に走っている。

 高円寺北はJR中央線高円寺駅(中野駅乗り入れの東京メトロ東西線も停車)の北側に広がり、高円寺純情商店街や商店などが広がるが、周辺は住宅地となっている。JR中央線高円寺駅南側、地下鉄丸ノ内線新高円寺駅北側に広がる高円寺南は、駅周辺に高円寺パル商店街、高円寺ルック商店街や数々の商店などが広がる他は住宅地になっている。

 梅里・松ノ木・堀ノ内は主に住宅地として利用されており、域内南部を善福寺川が流れている。和田は地下鉄丸ノ内線東高円寺駅の南側にあたり、学校や公園が数多く、古くから団地など集合住宅が立地し、現在も閑静な住宅街が広がっている。

●高井戸地域

 区の南部に位置し、ほぼ台地となっているが中央を横断する神田川に沿って谷地が分布している。北部は都内でも有数の高級住宅街として知られ、南部は幹線道路に沿って高層住宅が連なっている。北から五日市街道、井ノ頭通り、人見街道、甲州街道が横断し、域内中央をそれらと交差して環八通りが縦貫している。鉄道路は域内中央を京王井の頭線(富士見ヶ丘駅・久我山駅・高井戸駅)が東西に走っている。

 京王井の頭線の富士見ヶ丘駅・久我山駅がある久我山は、駅周辺は商店街でにぎわいを見せるが、周辺地域は公園など緑が多い閑静な住宅街となっている。高井戸東・高井戸西は域内中央付近に京王井の頭線高井戸駅があり、神田川沿いには緑地が多く、駅近辺には中高層マンションが建ち並ぶなど閑静な住宅街が広がっている。

 京王線八幡山駅周辺や甲州街道、環八通り沿いに家電量販店や飲食店、商店が集まる上高井戸は、全域にわたり芦花公園など緑地が点在し、戸建て住宅や集合住宅が多く存在する。下高井戸は玉川上水公園や運動場、寺院など緑地が多く、南端近くの京王線桜上水駅(世田谷区桜上水)近辺に商店が見られるほかは戸建て住宅や集合住宅が多く存在する。浜田山は柏の宮公園など緑地が多く、京王井の頭線浜田山駅周辺には低層マンションが並び、駅から離れると豪邸が広がる高級住宅街となっている。

●方南・和泉地域

 区の東南部に位置し、起伏の少ない台地になっている域内東部には、神田川の流れに沿って谷地が分布している。神田川沿いにはグラウンドや寺院などの緑地が広がり、環七通りなどの幹線沿いにはビルやマンションが目立つが、そのほかは戸建てを中心とした住宅地が大半を占めている。北から方南通り、井ノ頭通り、甲州街道が横断し、環七通りが域内東側でそれぞれと交差し縦貫している。鉄道路は地下鉄丸ノ内線(方南町駅)、京王井の頭線(永福町駅・西永福町駅)が東西に走っている。

 永福は京王井の頭線の永福町駅・西永福駅周辺が商店街などの商業地となっているが、域内の多くは戸建てが目立つ住宅地からなり、南部には、築地本願寺和田堀廟所など寺院が多い。域内の大半が住宅地である和泉は神田川の流域に沿って学校や公園が集まり緑豊かな眺めが広がっている。主に住宅地として利用されてきた方南は、東京メトロ方南町駅および方南通り沿いに商店やビルが立ち並び、域内でも中高層マンションが目立ちはじめている。

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