長崎県で人気の高い新築マンションが分かる、「新築マンション人気ランキング」を作成した。諫早、長崎、佐世保、大村といったエリアが人気だ。これは、住宅評論家の櫻井幸雄氏が、ディベロッパー33社を調査して作ったランキングだ。マンション選びの参考にしよう。(画像)長崎市の街並み/出典:PIXTA
長崎県の新築マンション市況:新幹線延伸計画でマンション価格は上昇! 周辺エリアも注目度アップ
長崎には、新幹線が延伸する計画があり、開通は2022年秋の予定だ。それに合わせ、長崎駅周辺約19.2ヘクタールでは、新しい街づくりが進んでいる。長崎市は、今、まさに生まれ変わろうとしている。
その長崎市は、「日本三大夜景」のひとつと数える人がいるほど、夜景の美しさが有名。特に、稲佐山に上がって眺める夜景が最高だとされる。港を中心に建物が集まり、市街地を囲む丘陵地帯にも住宅やマンション、病院などが広がる。それらが織りなす光の景色が美しい。
この夜景を重視すれば、港を見下ろす高台が最高の住宅地と思われがち。ところが、長崎に住む人たちの意識は異なる。高台よりも、かつて長崎奉行や日本で唯一外国との貿易が許された「出島(現在は埋め立てにより、内陸に所在)」のある市街地に憧れる人が多いのだ。理由は、長崎の坂が急勾配であるから。
坂のある住宅地でも、車での上り下りができる場所はまだよい。が、長崎では勾配が急で、幅の狭い道も多いために「家の前まで、車で行くことができない」というケースが少なくない。
一方で、長崎港周辺の平らな市街地は面積が狭い。長崎市全域の13%に過ぎず、そこに長崎市の人口の8割近くの人が住む、という特殊な状況が生まれている。
新幹線開通を間近にした現在、長崎の市街地では新築マンション価格が上昇。憧れる人が多いものの、それを購入できる人は限られる。その状況から、長崎市を囲む周辺エリアの注目度が上がっている。長崎県では、新幹線効果によって、住宅エリアが周辺に広がりをみせている。
長崎県の新築マンション人気ランキング
今回は対象となる物件はありませんでした。
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