熊本県で人気の高い新築マンションが分かる「新築マンション人気ランキング」を作成した。熊本県では、熊本市中央区、東区、西区、南区などが注目エリアとなっている。これは、住宅評論家の櫻井幸雄氏が、ディベロッパー33社を調査して作ったランキングだ。マンション選びの参考にしよう。
熊本県の新築マンション市況:熊本市の中心部では億ションが登場するなか、中心部を離れると割安物件も
熊本県の県庁所在地・熊本市は、2011年に全線開通した九州新幹線によって、大きく進化しはじめた。
九州新幹線を利用すれば、熊本〜博多の所要時間は40分弱。福岡中心エリアとの距離が縮まったことで、熊本市内は新しい時代に入ったと考えられる。
たとえば、熊本県の玄関口・JRの熊本駅は、2019年3月に新駅舎が開業。デザインコンセプトを建築家・安藤忠雄氏が手がけ、外観の一部では熊本城の石垣「武者返し」をモチーフにするなど、荘厳で風格ある駅舎になっている。
その熊本駅周辺では、2021年4月には大型複合ビル「熊本駅ビル」にシネコンとともに新しい商業施設「アミュプラザくまもと」がオープンした。
もうひとつ、生まれ変わる熊本のシンボルとなる商業施設が「SAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチ クマモト)だ。こちらは、熊本駅とともに、交通の起点となる熊本桜町バスターミナルに付随した複合商業誌施設だ。
生まれ変わった熊本駅周辺と「サクラマチ クマモト」周辺、そして以前からの中心地であるデパートの鶴屋百貨店に、巨大アーケード街である上通、下通を核に、熊本市の中心エリアは活気が出ている。
その動きはマンション価格を押し上げ、上記のエリアでは、従来にはない価格水準の新築マンションが登場するようになった。そのなかには、70㎡程度の3LDKで6000万円以上になる新築分譲マンションも出現。その価格水準でも、あっさり完売してしまい、驚きの声が上がった。
現在は、熊本市内中心部では販売価格が1億円を超える億ションも複数登場するようになっている。熊本市内では、中心部でしかも県立熊本高校の学区となるエリアの人気が特に高い。
また、熊本城が見える場所、見える住戸の人気が異常なほどに高いという地域特性もある。
このように高額化するマンションがあるなか、中心部から少し離れると、マンション価格がこなれるのも、熊本の特徴だ。3000万円台の3LDKがまだまだ購入しやすいエリアでもある。
熊本県の新築マンション人気ランキングをすべて掲載
「新築マンション人気ランキング」は、「販売目前(モデルルーム公開前)」「販売中(モデルルーム公開中)」の新築マンションについて、「パンフレットなどの資料請求」と、「販売センターでのモデルルーム見学や商談」が、総戸数に比べてどのくらい多いかを「人気倍率」として計算し、ランキングにしたものだ。
※主要売主33社の人気上位物件をランキングしているため、対象物件数の少ないエリアは、
1位のみなど掲載物件数の少ない場合があります。人気倍率の計算方法はこちら。
販売中の人気新築マンション
1位レーベン熊本新町EMBRACE
2.1倍
- 価格
- 2,600万円〜4,400万円
- 完成時期
- 2022年1月
熊本県熊本市中央区新町3丁目10番他
熊本市電上熊本線「蔚山町」駅徒歩3分
- 間取り
- 2LDK〜4LDK
- 専有面積
- 60.85〜85.42㎡
- 総戸数
- 44戸
- 来場者数
- 89人
- 売主
- タカラレーベン
- 施工会社
- 川口・岩永建設工事共同企業体
2位レーベン上通 ザ・レジデンス(物件詳細はこちら)

1.2倍
- 価格
- 1,500万円〜1億8,700万円
- 完成時期
- 2023年1月
熊本県熊本市中央区上通町6丁目2番他
熊本市電「通町筋」電停徒歩3分
- 間取り
- 1R〜4LDK
- 専有面積
- 27.75〜126.98㎡
- 総戸数
- 54戸
- 来場者数
- 55人
- 売主
- タカラレーベン
- 施工会社
- 川口・岩永建設工事共同企業体
※データは2022年12月31日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。
総掲載物件数は約400万件! |
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