横浜市で人気の高い新築マンションが分かる、「新築マンション人気ランキング」を作成した。横浜市では、横浜駅周辺、鶴見区、青葉台などの人気エリアの物件が豊富だ。これは、住宅評論家の櫻井幸雄氏が、ディベロッパー33社を調査して作ったランキングだ。マンション選びの参考にしよう。(画像)横浜駅前/出典:PIXTA
横浜市の新築マンション市況:鶴見、神奈川、都筑など東京に近い区で新規分譲が活発
横浜市は、広い面積と多くの人口を有する行政区だ。面積は約437平方キロメートル、人口は約375万人(2020年9月時点)。大阪市が面積約225平方キロメートルで、人口は約275万人(2020年1月時点)であることと比べれば、その巨大さがよくわかるだろう。
面積が広いだけに、横浜市内の地域特性はエリアごとに大きく異なる。そのエリアは、地域特性から3つ(+それ以外の地区)に分けることができる。
・横浜駅やみなとみらい21地区を含む「西区」
・行政、商業、オフィスが集まる中心部の「中区」
・海寄りのエリア「神奈川区、鶴見区、磯子区、金沢区」
・それ以外の12区(青葉、都筑、港北、緑、旭、保土ケ谷、
以上、大きく3つに分けたエリアごとに、マンション市況を解説したい。
西区、中区は、新築マンションが少ないエリア
まず、横浜駅やみなとみらい21地区を含む西区、中区エリア。この中心エリアのなかでも、核心となる場所は、横浜駅周辺とみなとみらい21地区だ。だが、2カ所とも、新築マンションが出ない場所である。
ランドマークタワーやパシフィコ横浜があるみなとみらい21地区は、開発計画の満了が近づき、新たな分譲マンションが販売される計画はない。今後、新規分譲マンションが出るのは、みなとみらい21地区の隣接エリアだ。17年から18年にかけて分譲され、最高額住戸で8億円(約212㎡)が登場したことでも話題となった超高層マンション「ザ・タワー横浜北仲」も、みなとみらい21地区の隣接地に立っている。
次に、横浜駅周辺はどうか。横浜駅の東口側はポートサイドエリアと位置づけられ、すでに開発が終了。新たなマンションが出る余地はない。横浜駅西口側では、「みなとみらい21」に続く横浜市の巨大開発プロジェクト「エキサイトよこはま22」が進行している。横浜駅を中心に、「国際都市の玄関口としてふさわしいまちづくり」を進める計画だ。
この西口エリアでは、「業務専用地域」の指定を受けているところが多い。オフィスビルや商業ビル、ホテルなどを開発する場所となるわけで、新たなマンション開発は望めない。
現在、みなとみらいエリアも横浜駅西口エリアも、タワーマンションの開発が一段落している。これからしばらくは、小規模マンションの分譲が中心になってゆくものと考えられる。
具体的には、横浜駅から徒歩12分の「プレディア横浜高島台」や、横浜市営地下鉄ブルーライン「三ッ沢下町」駅徒歩10分の「クレヴィア横浜沢渡」などが、横浜中心地に近いマンションとなっている。
つまり、今後、横浜駅周辺で新規分譲マンションが出るとしたら、駅から歩いて10分以上の場所となる。歩いて10分程度でも、横浜駅を最寄りとするマンションは希少……今は、そういう時代なのである。この横浜駅周辺も、みなとみらい21地区の隣接地も新築マンション価格は高く、東京23区内の山手線外側エリアと同等レベルと考えてよいだろう。
神奈川区、鶴見区、磯子区、金沢区は価格が上昇中
横浜・湾岸地区とも呼べる神奈川区、鶴見区、磯子区、金沢区の海寄りエリアには工場と倉庫が多く所在する。工場や倉庫が多い場所だけに、その跡地を利用した巨大マンションが出やすいのも特徴となる場所だ。
横浜・湾岸地区のうち、横浜駅よりも都心寄りに位置する神奈川区、鶴見区では、従来、工場や倉庫跡地を活用したマンションが割安に分譲されていた。しかし、近年は、その価格が上昇している。東京中心部への利便性の高さが評価される結果だろう。
横浜市内でそれ以外の12区(青葉、都筑、港北、緑、旭、保土ケ谷、瀬谷、南、泉、戸塚、港南、栄)は、もともと住宅が多い場所。しかし、駅近くでマンション用地が見つかりにくくなっている現在、駅から離れた場所のマンションが増加。駅からバス利用のマンションが多くなっている。たとえば、東急田園都市線青葉台駅から徒歩14分(バスも利用できる)「プロミライズ青葉台」は、同沿線で久しぶりの高人気マンションとなっている。
プロミライズ青葉台(物件詳細はこちら)
- 価格
- 3,000万円〜6,700万円
- 完成時期
- 2025年9月予定 (サウスコア(B2ブロック)、イーストコア(Cブロック)、ステーションサイド(Dブロック))
- 神奈川県横浜市青葉区桜台40番1(サウスコア(B2ブロック))、39番(イーストコア(Cブロック))、28番(ステーションサイド(Dブロック))(地番)
- 東急田園都市線「青葉台」駅徒歩14分
- 間取り
- 1K~3LDK
- 専有面積
- 31.50~70.62㎡
- 総戸数
- 281戸
- 売主
- 横浜市住宅供給公社、URリンケージ
- 施工会社
- 五洋建設株式会社
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※データは2024年8月28日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。
横浜市の新築マンション人気ランキングをすべて掲載
「新築マンション人気ランキング」は、「モデルルーム公開前」「モデルルーム公開中」の新築マンションについて、「パンフレットなどの資料請求」と、「販売センターでのモデルルーム見学や商談」が、総戸数に比べてどのくらい多いかを「人気倍率」として計算し、ランキングにしたものだ。
※主要売主33社の人気上位物件をランキングしているため、対象物件数の少ないエリアは、
1位のみなど掲載物件数の少ない場合があります。人気倍率の計算方法はこちら。
販売目前※の人気新築マンション
1位プラウド横浜新子安(物件詳細はこちら)
6.6倍
- 価格
- 未定
- 完成時期
- 2025年6月下旬
- 神奈川県横浜市神奈川区入江一丁目6番9(地番)
- JR京浜東北線「新子安」駅徒歩9分
- 間取り
- 2LDK+S~4LDK
- 専有面積
- 70.00~83.88㎡
- 総戸数
- 65戸
- 資料請求
- 429件
- 売主
- 野村不動産
- 施工会社
- 木内建設株式会社 東京支店
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※データは2024年8月28日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。
販売中の人気新築マンション
1位プレディア都筑ふれあいの丘 ステーションリンクス
3.9倍
- 価格
- 5,698万円〜6,798万円
- 完成時期
- 2024年4月竣工済
- 神奈川県横浜市都筑区葛が谷15番4(地番)
- 横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘」駅徒歩2分
- 間取り
- 1LDK~2LDK+S
- 専有面積
- 41.26~70.18㎡
- 総戸数
- 25戸
- 来場者数
- 79人
- 売主
- JR西日本プロパティーズ
- 施工会社
- 風越建設株式会社
2位プレディア横浜高島台
3.7倍
- 価格
- 8,080万円〜1億5,800万円
- 完成時期
- 2025年4月中旬(予定)
- 神奈川県横浜市神奈川区高島台24番地1他(地番)
- 東急東横線他「横浜」駅徒歩12分他
- 間取り
- 3LDK~4LDK
- 専有面積
- 68.78~92.38㎡
- 総戸数
- 98戸
- 来場者数
- 292人
- 売主
- JR西日本プロパティーズ
- 施工会社
- 風越建設株式会社
3位プロミライズ青葉台(物件詳細はこちら)
3.0倍
- 価格
- 3,000万円〜6,700万円
- 完成時期
- 2025年9月予定 (サウスコア(B2ブロック)、イーストコア(Cブロック)、ステーションサイド(Dブロック))
- 神奈川県横浜市青葉区桜台40番1(サウスコア(B2ブロック))、39番(イーストコア(Cブロック))、28番(ステーションサイド(Dブロック))(地番)
- 東急田園都市線「青葉台」駅徒歩14分
- 間取り
- 1K~3LDK
- 専有面積
- 31.50~70.62㎡
- 総戸数
- 281戸
- 来場者数
- 780人
- 売主
- 横浜市住宅供給公社、URリンケージ
- 施工会社
- 五洋建設株式会社
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4位ザ・パークハウス 横浜港南台(物件詳細はこちら)
2.2倍
- 価格
- 4,398万円〜6,498万円
- 完成時期
- 2025年3月中旬予定
- 神奈川県横浜市港南区港南台5丁目2番1、2番2(地番)
- JR京浜東北線・根岸線「港南台」駅徒歩8分
- 間取り
- 2LDK・3LDK
- 専有面積
- 55.04~80.04㎡
- 総戸数
- 116戸
- 来場者数
- 210人
- 売主
- 三菱地所レジデンス、URリンケージ
- 施工会社
- 不二建設株式会社
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5位クレヴィア横浜沢渡(物件詳細はこちら)
1.8倍
- 価格
- 6,360万円〜9,280万円
- 完成時期
- 2025年8月下旬(予定)
- 神奈川県横浜市神奈川区沢渡54番2(地番)
- 横浜市営地下鉄ブルーライン「三ッ沢下町」駅徒歩10分
- 間取り
- 2LDK~3LDK
- 専有面積
- 58.21~76.88㎡
- 総戸数
- 36戸
- 来場者数
- 45人
- 売主
- 伊藤忠都市開発
- 施工会社
- 株式会社松尾工務店
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6位ブランズ横浜いずみ野(物件詳細はこちら)
1.3倍
- 価格
- 4,450万円〜7,180万円
- 完成時期
- 2025年2月中旬予定
- 神奈川県横浜市泉区和泉町5626-12(地番)
- 相模鉄道いずみ野線「いずみ野」駅徒歩5分
- 間取り
- 2LDK~4LDK
- 専有面積
- 54.78~84.77㎡
- 総戸数
- 73戸
- 来場者数
- 72人
- 売主
- 東急不動産
- 施工会社
- 株式会社長谷工コーポレーション
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7位ジオ横濱 みなと大通り(物件詳細はこちら)
1.1倍
- 価格
- 5,060万円〜1億480万円
- 完成時期
- 2025年4月中旬(予定)
- 神奈川県横浜市中区弁天通1丁目10番・11番、太田町1丁目3番1(地番)
- みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩3分他
- 間取り
- 1LDK・2LDK
- 専有面積
- 35.83㎡・58.49㎡
- 総戸数
- 43戸
- 来場者数
- 35人
- 売主
- 阪急阪神不動産
- 施工会社
- 木内建設株式会社
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※データは2024年8月28日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。
>>「ルネ横浜戸塚」3LDKが3400万円〜で値ごろ感ある大規模マンション
>>「グランアリーナレジデンス」大型スーパーに隣接する大規模マンション
>>「ルネ本厚木」都心へのアクセスは不便だが、スペック、価格は納得
>>「グレーシア藤沢鵠沼」藤沢駅周辺の一等地で最高層! 人気になる可能性大
【関連記事はこちら】>>横浜市で住むべき駅ランキング全87駅!中山駅、みなとみらい駅は中古マンション価格が上昇、資産価値が高い駅だった!
◆新築マンション人気ランキング |
横浜市のエリア概況(人口、暮らし、治安)は?
◆横浜市の基本データ(人口、暮らし) | ||
人口 | 375万9939人 | 県内市町村で1位 |
世帯数 | 182万2875世帯 | 県内市町村で1位 |
人口密度(人/㎢) | 8589人/㎢ | 県内市町村で3位 |
外国人人口 | 10万2248人 | 県内市町村で1位 |
子ども比率(0~14歳人口÷総人口) | 12.0%(45万人) | 県内市町村で10位 |
出所:総務省ホームページ、国土地理院ホームページ |
横浜市は神奈川県の東部に位置していて人口は約375万9939人、世帯数は182万2875世帯であり、どちらも県内市町村で1位を誇る。人口密度は8589人/k㎡で県内市町村で3位。子どもの比率は人口の12%である。また外国人の人口は10万2248人で県内市町村でこちらも1位である(*令和2年)。
東京23区を除いた全国の市区町村で最も人口の多い地域であり、「住みたい街」として人気の地域である。
横浜市の人口推計では今後も増加傾向にあり、2030年にはピークを迎える予測だ。家族類型別世帯数では「単独世帯」は2035年まで増加、「夫婦のみの世帯」も2045年まで増加と予測されているが、「夫婦と子どもからなる世帯」は減少と予測されている(※1)。
◆横浜市の治安 | ||
犯罪件数 | 1万3567件 | 県内市町村でワースト1位 |
犯罪発生率 | 3.6% | 県内市町村でワースト14位 |
出所:神奈川県警察HP(令和2年確定値版)、※犯罪発生率は、犯罪件数÷総人口×1000より算出 |
横浜市の治安は、神奈川県警が発表する令和2年確定版では犯罪県数1万3567件で県内市町村でワースト1位となっている。犯罪発生率は3.6%でこちらは県内市町村で14位である。横浜市は観光名所や繁華街が点在しているため、犯罪件数が県内市町村1位であると考えられる。
出典:※1 横浜市ホームページ「横浜市将来人口推計」
横浜市の土地・地盤は?
横浜市は神奈川県の東部に位置する。県庁所在地かつ多くの観光地を持つ大都市であり、政令指定都市として東京大都市圏に属している。日本でも有数の港町で、歴史も長く海外との貿易が盛んで街全体が発展してきた。
横浜市の地形は丘陵地、台地・段丘、低地、埋め立て地で分けられる。市の多くは丘陵地が占めていて丘陵地は市の中央よりやや西側に分布している。北側の丘陵地は多摩丘陵の南端にあり、北へ行くほど高くなる。南側の丘陵地は三浦半島へ続く三浦丘陵の北端で南へ行くほど高くなる。
横浜市内の主要地域の特徴・主要施設・町名
●北部地域
青葉区
青葉区は平成6年(1994年)11月6日に行政区再編成として、港北区・緑区の一部から誕生した。人口は30万9858人、世帯数は13万8831世帯だ(※1 令和3年現在)。
面積は35.06k㎡であり、横浜市内では2番目の広さだ。丘陵の多い地形から「丘の横浜」と呼ばれている(※2)。
区の中央には鶴見川が流れ、川に沿って田園風景が広がる緑豊かな地域である。東名高速道路と国道246号が東部を走り、それに沿うように東急田園都市線も走る。東急田園都市線青葉台駅は区内で最も商業施設が多く集まる。西部にはこどもの国線もあり、交通の便もよい。主要施設には横浜市青葉区と東京都町田市にまたがるこどもの国がある。
出典:※1 横浜市ホームページ「町丁別の人口」、※2 横浜市ホームページ「青葉区位置・地勢」
鶴見区
横浜市の北東部に位置する鶴見区は丘陵地と鶴見川流域と臨海部からなる。人口は29万5295人、世帯数は14万8087世帯である(※1)。鶴見区の面積は33.38k㎡(※2)。鶴見区の西側にある丘陵地では斜面樹林に神社仏閣が点在しており、自然を活かした街づくりをしている。
鶴見区は外国人が多く住む街で、国際色豊かな一面もある。臨海部には理化学研究所横浜研究所や産学共同研究センターがあり、横浜サイエンスフロンティアとして再編整備が進んでいる。
出典:※1 横浜市ホームページ「町丁別の人口」、※2 令和元年度版 発見つるみ! ~データでみる鶴見区~
●南西部地域
泉区
横浜市の南西部に位置する泉区は旭区・瀬谷区・戸塚区に隣接している。市境を流れる境川と相沢川を挟んで大和市・藤沢市とも接している。人口15万2455人、世帯数は7万775世帯である(※1)。泉区の面積は23.56k㎡(※2)。横浜市の5.4%を占め、市内で10番目の大きさである。
区内には和泉川・阿久和川・宇田川が流れる。河川以外に地下水脈が豊富で数カ所に湧き水があり、水が豊富なのが泉区の特徴である。
2019年11月に相鉄・JR直通線が開業したことで区内で2路線9駅が利用可能になった。いずみ野駅から渋谷までが45分で行けるようになり、交通アクセスがさらに良くなった。
出典:※1 横浜市ホームページ「町丁別の人口」、※2 横浜市ホームページ「泉区位置・地勢」
●南部地域
港南区
横浜市の南部に位置する港南区は人口21万4533人、世帯数は10万2871世帯だ(※1)。面積は19.86k㎡、横浜市の4.6%を占めている。1969年(昭和44年)10月1日に南区の一部から誕生した(※2)。
東に磯子区、西に戸塚区、南に栄区、北に南区が隣接している。京浜急行・JR根岸線・市営地下鉄と3路線が乗り入れていて、交通の便もよい。
上大岡駅は京急百貨店やmiokaなどの商業施設が集中している。港南区の中央に位置する日野中央公園は広々とした芝生広場やテニスコート・野球場などがあり、幅広い世代の憩いの場所になっている。
出典:※1 横浜市ホームページ「町丁別の人口」、※2 横浜市ホームページ「港南区位置・地勢」
●東南部地域
磯子区
磯子区は横浜市の東南部に位置し、南北に伸びた細長い形をしている。根岸湾に沿うように広がる海岸は平地とそれを囲むような丘陵地でなり、区の南側の峰・氷取沢には市内でも大規模な緑地が広がっている。人口は16万7098人で世帯数は8万2973世帯だ(※1)。面積は19.02k㎡である(※2)。
海岸沿いには根岸港を中心に磯子・海の見える公園や磯子・海づり施設などがあり、釣りやヨットなど海を楽しむ場所が集まっている。区内にはJR根岸線が乗り入れており、主要駅は根岸駅である。また首都高速湾岸線、国道16号、横浜市道環状2号線・横浜市道環状3号線などが通っている。
出典:※1 横浜市ホームページ「町別の人口」、※2 横浜市ホームページ位置・略図」
南区
南区は横浜市のほぼ中央に位置している。人口は19万9116人で世帯数は11万1094世帯だ(※1)。南区は横浜市内で最も人口密度が高い場所である。南区は大岡川沿いの平地と周りを囲む丘陵地で形成されている。
電車は京浜急行線の南太田駅・弘明寺駅・井土ヶ谷駅・黄金町駅の4駅と市営地下鉄の弘明寺駅・上大岡駅・蒔田駅・吉野町駅の4駅が利用可能である。また、県道横浜鎌倉線や国道16号・横浜横須賀道路の別所インターチェンジなどがあり、車での交通の便もよい。そのため区外へ通勤・通学で移動する傾向が高い。
南区の桜の名所で有名な大岡川プロムナードは大岡川沿いに植えられた500本のソメイヨシノを見に、多くの観光客が訪れる場所である。
出典:※1 横浜市ホームページ「町丁別の人口」
●東部地域
中区
中区は神奈川県の県庁と横浜市役所が置かれる行政の中心地である。人口15万2420人、世帯数は8万7971世帯である(※1)。
北部には大岡川と分流である中村川が流れている。海岸と丘陵地に囲まれ、埋め立て地も多く形成されている。
港側には港湾施設や公園、道路など公共施設が多い。北部の平地にはビジネス街や繁華街・住宅街が広がり、中南部の内陸側の高台は古くから高級住宅地である。日本最大の中華街である横浜中華街や赤レンガ倉庫、山下公園、元町、伊勢佐木町など多くの観光スポットがあり、常に観光客で賑わっている。南側は埠頭や製油所など重化学工業地帯が広がっている。
出典:※1 横浜市ホームページ「町丁別の人口」
神奈川区
神奈川区は横浜市のほぼ中央に位置する。人口は24万1626人で世帯数は12万9183世帯である。また、面積は23.586k㎡(※1)。海岸線のほとんどは埋め立て地となっていて、京浜工業地帯として広がっている。
主要施設は横浜中央卸売場や横浜郵便集中局があり地域の支えとなっている。第一京浜・第二京浜沿いにはオフィス・商店・住宅などが集まっている。丘陵地を縦断する第三京浜沿いは、大規模な団地や社宅などの住宅が集中している地域だ。バスターミナルがある片倉町駅では、横浜駅までの直通バスが出ている。
出典:※1 横浜市ホームページ「神奈川区|人口(町別人口と世帯数及び面積)」
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