佐賀県の市区町村別の治安を調べるため、警察庁・総務省の統計資料をもとに治安ランキングベスト3およびワースト3をまとめた。安全、安心に暮らすために参考にしていただきたい。
全国治安ランキングで佐賀県は26位
佐賀県の治安の「良さ」は全47都道府県中26位で全国的に見ると平均的だ。県内では212人に1件の割合で事件が発生している。

佐賀県は知能犯の犯罪遭遇率が高く、治安ランキングでは全国でワースト3位となっている。2025年上半期の特殊詐欺の認知件数は138件で、被害総額は約8億9793万円にも上る。このうち、オレオレ詐欺の認知件数は64件、被害総額は約8億8120万円であり、これまでにない深刻な事態だ。AI生成技術の向上などにより手口も多様化しており、性別や年齢を問わず多くの人が被害に遭っている。出典:佐賀県「ニセ電話詐欺にご注意ください」
また、凶悪犯の犯罪遭遇率も高く、不同意性交等が増加傾向にある。特殊詐欺や不同意性交等の増加により、治安の悪化が懸念される。出典:佐賀県警察「佐賀県内 刑法犯 重要犯罪 重要窃盗犯認知検挙状況(令和6年確定値)」
佐賀県の犯罪発生率の推移
佐賀県の犯罪発生率は、1990年代から2000年代前半にかけて他の都道府県と同様に上昇した。これは、バブル経済崩壊後の長期不況が大きく影響したと考えられる。
2002年以降、警視庁を皮切りに各都道府県警察での街頭防犯カメラの導入や地域パトロール活動の実施、防犯教育の推進などが功を奏して犯罪発生率は低下した。
しかし、2020年以降は新型コロナウイルスの流行による景気の悪化により、ふたたび犯罪件数が増加傾向にある。
【市区町村別】佐賀県の治安ランキング(令和6年)
佐賀県の治安ランキングの上位と下位の市区町村は以下の通りだ。
治安が良かった市区町村の1位は有田町、2位は嬉野市、3位は基山町だった。
治安が良くなかった市区町村の1位は唐津市、2位は佐賀市、3位はみやき町だった。

治安がもっとも良い市区町村は「有田町」
有田町は、日本の伝統工芸品である有田焼の産地として知られている。一方で、棚田という特徴的な景観を持つ稲作地であり県下有数の畜産地でも有名だ。
有田町では、地域住民による自主的な防犯活動が非常に活発に行われており、これが治安の良さを支える大きな要因となっている。
陶都有田自主防犯ボランティア団体連合会を中心に複数の団体が連携し、登下校時の子どもたちの見守り活動やパトロールを毎日実施している。町内で活動する自主防犯ボランティア21団体で、ボランティア参加登録会員数は425名にのぼる。出典:佐賀県『山口知事のさー行こう!! 第60回【有田町】陶都有田自主防犯ボランティア団体連合会(平成30年 9月13日(木曜日))』
治安がもっとも悪い市区町村は「唐津市」
唐津市は、唐津城や虹の松原など観光資源が豊富だ。そのため、観光客で賑わっている。出典:唐津市「唐津ってどんなまち」、唐津市「唐津市観光入込客数調査結果の公表」
唐津市では窃盗事件が多く発生しており、その手口は多岐にわたる。住居侵入や車上ねらいの他、農産物の窃盗被害などが報告されている。出典:佐賀県警察「事件・事故」
唐津警察署では、窃盗被害を抑制するためにパトロールを強化している。出典:佐賀県警察X公式アカウント
◆ダイヤモンド不動産研究所では、佐賀県の治安ランキングの総合順位の公開、日本初の女性防犯アドバイザーである京師美佳氏に伺った防犯対策を紹介しているため、ぜひ参考にしてほしい◆
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