長崎県の市区町村別の治安を調べるため、警察庁・総務省の統計資料をもとに治安ランキングベスト3およびワースト3をまとめた。安全、安心に暮らすために参考にしていただきたい。
全国治安ランキングで長崎県は5位
長崎県は治安の「良さ」で47都道府県中5位。全国的に見ると治安が良い県である。県内では335人に1件の割合で事件が発生している。

長崎県は窃盗犯の犯罪遭遇率がもっとも低い。
長崎県では「犯罪なく3(さん)ば運動~カギかけんば ひと声かけんば 見守りせんば~」を推進している。長崎県警察が長崎県や県教育委員会と連携して施錠、声かけ、見守りを呼びかけて窃盗対策を推奨している。出典:長崎県警察「犯罪なく3(さん)ば運動」
治安が良い県だが、近年は知能犯の犯罪遭遇率が上昇している。とくに、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺が目立つ。2024年の被害件数は168件、被害総額は11億757万9,618円に及んでいる。初回連絡手段としてはマッチングアプリが全体の36%を占めている。出典:長崎県警察「令和6年中 SNS型投資・ロマンス詐欺被害の実態」
長崎県の犯罪発生率の推移
長崎県の犯罪遭遇率は全国平均を下回る水準で推移している。1998年頃にわずかに上昇し、2003年頃に0.97%のピークを迎えたが全国の平均よりも低い水準であった。
2002年以降は、街頭防犯カメラシステムの導入や地域防犯活動の活発化、警察と自治体の連携強化などが功を奏して犯罪発生率は減少して0.2%台まで低下した。
しかし、2020年を過ぎた頃から、新型コロナウイルスによる経済の悪化やインフレによる実質賃金の低下による景気の悪化などが重なり、ふたたび犯罪発生率は上昇傾向にある。
【市区町村別】長崎県の治安ランキング(令和6年)
長崎県の治安ランキングの上位と下位の市区町村は以下の通りだ。
治安が良かった市区町村の1位は南島原市、2位は長与町、3位は平戸市だった。
治安が良くなかった市区町村の1位は佐々町、2位は佐世保市、3位は島原市だった。

治安がもっとも良い市区町村は「南島原市」
南島原市は、長崎県の南部、島原半島の南東部に位置している。普賢岳の火山活動により豊かな土壌と水に恵まれた農業地帯である。出典:南島原市「about MINAMISHIMABARA」
南島原市では犯罪の防止を図り住民の安全を確保するために、防犯灯設置費用を助成している。出典:南島原市「防犯灯設置費補助金」
また南島原市教育委員会では市内の小学校の新1年生へ防犯ブザーを寄贈するなど安全対策にも力を入れている。出典:社会福祉法人南島原市社会福祉協議会「新1年生の児童を守る 防犯ブザーを寄贈しました。」
自動車に青色回転灯を装備してパトロールをする協力者を募るなど、治安の良い待ちづくりに取り組んでいる。出典:南島原市「南島原警察署からのお知らせ」
治安がもっとも悪い市区町村は「佐々町」
佐々町は長崎県の北部に位置している。恵まれた自然環境を活かした水稲栽培、いちご栽培が盛んだ。2011年に開通した西九州自動車道佐々インターチェンジにより、交通アクセスが格段に向上し、県内外からの来訪客が急増したことにより、犯罪が増加した可能性がある。出典:佐々町「町の概要」
◆ダイヤモンド不動産研究所では、長崎県の治安ランキングの総合順位の公開、日本初の女性防犯アドバイザーである京師美佳氏に伺った防犯対策を紹介しているため、ぜひ参考にしてほしい◆
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