auじぶん銀行の住宅ローン

黒田日銀の緩和継続と米シリコンバレーバンク破綻で植田日銀の出口戦略は後退か?住宅ローンを変動金利で逃げ切るためのシミュレーション

【第80回】2023年3月18日公開(2023年3月18日更新)
千日太郎:住宅ローン・不動産ブロガー

植田・日銀次期総裁が決定しましたが、すぐに金融緩和の解除(金利引き上げ)という訳にはいかなそうです。そこで、すでに住宅ローンを変動金利で借りた人、これから変動金利で借りる人向けに、変動金利で逃げ切るためのシミュレーションの方法について解説したいと思います。(住宅ローン・不動産ブロガー 千日太郎)

黒田日銀緩和継続と米シリコンバレーバンクの経営破綻の影響

 こんにちは、公認会計士の千日太郎です。

 3月10日に行われた黒田東彦日銀総裁の最後の金融政策決定会合で金融緩和政策の継続が決定されました。おりしも、米シリコンバレーバンクの経営破綻が、米金融機関の破綻として史上2番目の規模であると報じられています。経営悪化の一因となったのが米連邦準備制度理事会(FRB)による積極利上げで、保有していた米国債の価格が大幅に下がったことが挙げられています。

 これにより、日米ともに金利は急低下しており、0.5%近辺に張り付いていた日本の長期金利は、3月14日には一時0.178%の低金利をつけました。

グラフ:日米長期金利の推移

 植田和男・次期日銀総裁の金融緩和継続については個人的には予想通りだったのですが、FRBの積極利上げに起因する米銀の経営破綻が重なったことで、植田日銀による政策修正のタイミングは、少し後ろ倒しになる可能性があります。

 これらの事象が発生する前から植田氏はその所信聴取で金融緩和政策の継続を明言しています。アベノミクスの異次元緩和から軌道修正して正常化していくにしても細心の目配りをし、出口戦略(金融引き締め)それ自体を目的とする拙速な利上げは、やりそうにありません。つまり植田日銀による出口戦略が強く意識されているなか、変動金利に「逆張り」して逃げ切れる可能性もないわけではないのです。

追い込まれている日銀の現状

 次期総裁の植田氏は、物価上昇率が2%に到達しない場合は、「副作用を起こさせないよう早く判断したい」と言っており、イールドカーブ・コントロール政策を見直し、または廃止する可能性を示唆しています。副作用というのは、日本国債が投機の対象となっていることで、債券市場の機能不全や政府の金利負担増のリスクを指しています。日銀が債券市場に介入することで、そこに投資妙味が生じてしまっているのですね。

 投機筋からは、「3月10日に黒田総裁による最後のサプライズがあるのでは?」という期待から、「ワンチャンもうけられるのでは?」と、直前では国債の空売りが行われていました。黒田総裁が昨年に続いて再び長期金利の許容幅を引き上げれば、債券価格が下がります。下がることを見越して現在の価格で売りを入れ、買い戻し価格との差額でもうけるという仕組みです。

 現在の日本の長期金利0.5%は実態の金利に対して低すぎるため、日銀はいずれ上限を引き上げるしかないとみられているのです。例えるならウサギの穴を煙攻めにして、獲物が出てくる穴の前に袋を構えて待っているような感じです。獲物がいる見込みが高く確実に仕留められる狩りなのです。

 現に日銀は2022年12月に長期金利の上限を0.25%から0.5%に引き上げており、その時にもうけた投機筋としては柳の下の2匹目のドジョウを狙っているわけですね。

植田日銀の政策修正は簡単ではない

 また、植田氏は所信聴取で次のようなことを言っています。

 「私の使命は、魔法のような金融政策を行うことではない。物価目標2%のミッションを達成し、金融政策の正常化に踏み出すことだ」

 揚げ足を取るようですが、物価目標2%を達成し、アベノミクスの異次元緩和を正常化するということは、それこそ「魔法でも使わないことには実現しない、とみんな思うでしょ?私もそう思う」ということでもあるのですよね。

 4月から日銀総裁となる植田氏の最終的な目標が金融政策の正常化であることから、日銀ウオッチャーの間では植田日銀が講じる具体策として「長期金利の許容変動幅の再拡大」や「イールドカーブ・コントロール政策の廃止」などが予想されています。ほかでもない千日太郎もそうした予想をしているのですが、当然のことながら、就任後にただちに着手すればいいというものではありません。

 植田氏が総裁となってからいきなり政策修正すると、最初からタカ派のレッテルを貼られることになりますし、何より所信聴取で言ったことと正反対のことをやっていると思われては、市場とのコミュニケーションもうまくいかなくなります。

 そのため、仮に植田日銀がイールドカーブ・コントロール政策を予告なく廃止するにしても、マクロ経済や金融システムに極力影響が出ないタイミングを見極めて行うでしょうし、日本国債が投機の対象となっている間には、下手に動かないのではないかと見ています。しばらくは市場の期待と不安をよそに、黒田日銀の緩和政策を粛々と継続する展開となるのではないでしょうか。

利上げへの道は遠いと見て固定金利を下げる金融機関もある

 今後の金利の上昇可能性については金融機関によっても異なる観測となっており、住宅ローンの固定金利タイプについて対応が分かれています。

 一般的には住宅ローンを取り扱う民間の金融機関としては金利が上がった方がもうかるので、どうしても利上げ期待のバイアスがかかります。そのため、多数派は、植田日銀になってからの政策修正への期待から、住宅ローンの固定金利を上げる傾向が続いています。

 住宅金融支援機構が取り扱う公的色彩の強い融資である「フラット35(買取型)」の金利も1月の1.68%から2月には1.88%へと大幅に上昇させており、さらに3月には1.96%に上昇しました。

 フラット35は去年から金利引き下げ制度が拡充されており、最長で当初10年間、最大0.5%金利が引き下げとなります。元の金利が低すぎると民間の利益を圧迫してしまう可能性があるため、金利を上げている面もあるでしょう。

 このように金融機関の多数派が住宅ローンの固定金利を上げるなかで、メガバンクの三菱UFJ銀行など一部の銀行は3月に固定金利を下げています。これは植田日銀の前途多難を織り込み、利上げ時期を後ろに延ばすと予想し、利上げ幅を小さく見込んでいるためとも考えられますね。また、植田新総裁の今後の発言によっても、金融機関によって対応が分かれていく可能性もあるでしょう。

【関連記事はこちら】>>住宅ローン借り換えで、銀行の思う壺にはまってキャンペーン中の変動金利を選んでいいのか?

変動金利の上昇に対応可能なら「逆張り」も

 「利上げ時期が遠のき、利上げ幅が小さくなるかも?」とはいうものの、変動金利で住宅ローンを借りるなら、金利が上がったときの対応策を用意しておかなければなりません。変動金利は上がらないことを信じて借りるものではなく、上がる可能性を想定して借りるものです。

 ただし、変動金利が上がっても5年ルールと125%ルールがあれば、いきなり翌月から返済額が増えることはありません。しかし、金利が上がっても毎月の返済額が増えなければ元本が底だまりに残ってしまい、結局は最終回に一括で返済しなければなりません(多くの銀行はそういう内規を持っています)。

 そこで、「毎月の返済額を維持したまま予定の年数で完済するには、変動金利が上がったときにいくら繰り上げ返済すればよいか?」という物差しで金利上昇リスクを測ります。

 例えば4000万円を変動金利0.5%、35年元利均等返済で借り入れた場合、毎月の返済額は10万3834円です。金利が上昇してもこの10万3834円を維持したまま、当初の35年で完済するには、その時点で幾ら繰り上げ返済すればいいか?という金額を計算したのが以下の表1です。

表1 金利上昇時に繰り上げ返済すべき金額

 例えば借り入れから5年後には、住宅ローンの残高は3,470万円となっています。その時点で金利が0.5%から1%に上昇したとしたら、241万円を繰り上げ返済することで、今後も10万3834円の毎月の返済で完済できるということです。

 変動金利のシミュレーションでは、当初の金利のまま上がらない前提で固定金利と比較することが多いです。そのため、このように変動金利の上昇による影響額を把握しておくことが大事ですね。

金利上昇に備えた繰り上げ返済資金はいくら必要か?

 むろん現時点で、植田日銀がどのタイミングに何%利上げするかはわかりません。ただし日銀総裁の任期は5年と定められており、植田総裁としてもその5年のスパンで目標達成に挑むこととなります。そして、中央銀行が利上げする単位は0.25%刻みであることを鑑みると、まずは上の表で、「5年後の0.5%上昇に対応できるか?」というラインをクリアできているかがポイントとなるでしょう。

 借入金額別に見ると以下のようになります。

・借入金額2000万円なら121万円
・借入金額4000万円なら241万円
・借入金額6000万円なら362万円

 これをクリアできていれば、余裕をもって変動金利に対応できるとまでは断言できませんが、少なくともその繰り上げ返済資金が購入時点で確保できていないということですと、変動金利を選ぶにあたって金利上昇リスクが許容範囲を超えていると言えます。

 高い金利上昇に耐えられる資金を手持ち資金として確保できているならば、それだけ金利上昇リスクへの対応力が高いということになりますので、逆張りして変動金利で借りることが選択肢に入ってくるでしょう。

まとめ~予想の限界と変動か固定かを選ぶポイント

 今回は植田日銀が拙速な政策修正を行わないという仮定から、変動金利で逃げ切る選択をするための考え方を解説しました。利上げは金融機関にプラスのはずですが、複雑化した現代の金融システムにおいて急な政策転換は思いもよらぬリスクも伴うのです。FRBの積極利上げに起因する米銀の経営破綻は、いや応なしに今後の日銀の政策に影響を与えるでしょう。

 しかし、あくまでここで予想した変動金利の上昇タイミングと上げ幅は、執筆時点に入手可能な情報に基づいて、千日太郎個人が予想したものであり、実際にはより早期に高く上がる可能性も大いにあり得ます。

 一方で、現状として固定金利は上昇傾向にありますが、長きにわたって続いてきた金融緩和政策の低金利体質を引きずっており、まだ十分に低金利です。また、前述のとおり金融機関でも見解が分かれており、利上げ時期を後ろに延ばし、利上げ幅を小さく見込んでいる銀行の固定金利はより低金利となっています。

 早い段階で一つの金利タイプ、一つの金融機関に決めてしまい、その後の情報収集を怠っていると、割高な金利でリスクの高い住宅ローンを借りざるを得なくなってしまいます。複数の金利タイプ、金融機関で審査を通しておき、少なくとも住宅ローンの実行月までは情報収集するようにしてください。

【関連記事はこちら】>>住宅ローンの変動金利が上昇する時期を予測!
高い貸出金利の人が激減して、銀行が一斉に金利を引き上げるのは「2023~2026年」!?

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住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.308%
総返済額 3161万円
表面金利
年0.179%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,694円
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「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/7/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.399%
総返済額 3210万円
表面金利
年0.270%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
74,864円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

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手数料(税込)
【定額型】5万5000円~
【定率型】借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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