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変動金利の住宅ローンは、金利が何%まで上昇すると考えれば破綻しないで済むのか?住宅ローンの基礎知識 第4回

【第4回】2017年10月3日公開(2020年8月21日更新)
淡河範明
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住宅ローンの変動金利を借りる際に、一番気になるのが金利の上昇リスクです。金利が上昇すれば、毎月返済額が上昇し、家計を圧迫します。そのため、住宅ローンを選ぶ際には、”変動金利は4%まで上昇する”と考えて、その際に「毎月支払額がどのくらいまで増加するのか」を事前に確認しておくことが大切です。

固定後の変動金利が1%上がると、
1万円以上、返済額がアップする可能性も

 住宅ローンで変動金利を選んだ場合に怖いのは、金利上昇による支払額の増加です。例えば、借入金額4000万円、返済期間35年で考えてみましょう。

 当初は10年固定金利を選択し、金利1%であれば、初めの10年間の毎月返済額は11.3万円です。そして、変動金利に切り替わる11年目に、金利が1%上がって2%になったとします。すると毎月返済金額は、12.7万円となり、約1万4000円アップします。

 もし、金利上昇幅が1%にとどまらず、2%なら、3%ならと考えると、ゾッとしますね。

金利の変動を予想することは難しいので、
自分のダメージを許容範囲で判断すべき

 将来の金利変動は専門家でも予測できるものではありません。ましてや、一般の人が行えるわけがありません。

 私(淡河)は、住宅ローンの借り入れを検討してるお客様に「金利をどう予想していますか」と質問するのですが、ほとんどのみなさんが「ニュースで評論家・アナリストが金利はしばらく上がらないって言っていたから」と、評論家・アナリストなどの意見を参考にしています。

 でも、評論家・アナリストにとって、金利変動リスクなど他人事にすぎません。あなたの住宅ローンのリスクについて本気で考えるのは、あなた自身しかいないのです。

 そこで、発想を変え、リスクを金利予想で測るのではなく、「自分のダメージの許容範囲はどれくらいか」で判断してみましょう。

【※関連記事はこちら!】>> 住宅ローンの変動金利が上がる時期を大胆予測! 銀行が一斉に金利を引き上げるのは「2023年」

過去32年の変動金利の平均値4%で
リスクシナリオのシュミレーションを

 私はシミュレーションを「現在の金利水準(大手銀行なら、基準金利2.475%)」と「基準金利が4%に上昇」した2パターンで行うことをおすすめしています。「現状維持シナリオ」と「リスクシナリオ」の2パターンです。「リスクシナリオ」の金利上昇は、大手銀行であれば、実は1.525%の上昇です。

 この4%という数字は、もちろん適当に決めた数字ではありません。バブル期は8%まで上昇したとはいえ、さすがにその可能性は少ないと思います。一方で、金利が現在以上に下がることも、この超低金利下では考えにくいことです。以下の住宅金融支援機構の金利推移のグラフを見ていただければ、「変動金利の基準金利が4%」というのは、あながち間違った数値でないことが分かると思います。

住宅金融支援機構の「民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)」
写真を拡大 出所:住宅金融支援機構の「民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)」

 実際、過去32年の変動金利の平均値を計算してみると、4%ほどになります。将来の平均的な変動金利は、基準金利であれば4%に落ち着く可能性があると考えます。

 現実には2%になるときもあれば、6%になるときもあるかもしれませんが、十分に起こり得るリスクとして、4%になった時でも住宅ローン返済が家計にとって負担にならないかを、目に見える形で把握しておくことが重要です。

【※関連記事はこちら!】>> 毎年、2%強が住宅ローンで破綻! 支払い困難なら、恥ずかしがらずに銀行に相談を。6カ月以上延滞すると、自宅を失う可能性大

変動後の返済額アップ幅を知ることで、
リスク管理を万全にする

 では、どのように試算すればいいのでしょうか。借入金額3000万円、返済期間30年として計算してみます。シミュレーションは住宅金融支援機構などのシミュレーション機能を使うといいでしょう。

 まずは「現状維持シナリオ」です。住信SBIネット銀行で10年固定金利(0.66%とする)で借り、固定期間終了後の適用金利を2.075%(基準金利2.775%-優遇幅0.7%)で計算すると、毎月返済額は当初10年間が9.2万円で、11年目以降の月々返済額は、10.5万円となります。

 次に、「リスクシナリオ」です。11年目に基準金利が4%に上昇したとすると、適用金利は4.00%-0.7%=3.3%となります。毎月返済額は当初10年間9.2万円のままですが、11年目以降は11.8万円になります。

 つまり、「リスクシナリオ」に転換したことで、11年目以降だけを比べると毎月返済額は1万2000円強も増加することになるのです。金利が上昇した時に、この「毎月支払い額の上昇」に耐えられるのかどうかが、借りてもいいかどうかの一つの目安になります。

 もし、金利上昇に耐えられないかもしれないと感じたら、万が一の金利上昇に備えて、日頃から余計に貯金等をしておくか、できるだけ長期間固定で借りることが、リスク管理の上で重要でしょう。

 一方で、こうも言えます。金利4%に上昇しても耐えられるならば、それだけリスクに耐えられるのであり、金利をより低く抑えるため、変動金利で借りてもいいでしょう。

 ちなみに、さらなる金利上昇が発生した場合は、どうなるのでしょうか。毎月支払額がどのくらい増加するのかをまとめてしました。借入金額3000万円、返済期間25年として試算したのが下表です。

金利1%上昇で、毎月返済額は1.4万円増加!
●借入金額(残債)3000万円、返済期間25年、元利均等払い、として試算
金利 毎月返済額 金利1%に比べた、
毎月返済額の増加額
総返済額 支払利息総額
1.00% 11.3万円  0円  3392万円  392万円 
2.00% 12.7万円  +1.4万円  3815万円  815万円 
3.00% 14.2万円  +2.9万円  4268万円  1268万円 
4.00% 15.8万円  +4.5万円  4751万円  1751万円 
5.00% 17.5万円  +6.2万円  5261万円  2261万円 
※借入期間中、金利の変動はなかったものとして計算

 借入額3000万円、返済期間25年としたとき、現在の借入金利が1%だと毎月返済額は11.3万円になるのに対して、金利2%だと、毎月支払額は12.7万円へと約1.4万円アップします。さらに、金利が5%だと、17.5万円と、6.2万円もアップするのです。こうした毎月支払額のアップに耐えられるかどうかで、あなたのリスクを管理しましょう。

【※関連記事はこちら!】>> 住宅ローンで人気が高い、低金利の変動金利は、 金利が上昇すると、返済額はどれくらい増加する? 返済シミュレーションで、繰り上げ返済の効果を検証!

変動金利の住宅ローンを選ぶときは、
最悪のパターンでも、耐えられるかチェック

 これは何も特別なことではなく、私たちが普段からやっていることです。

「待ち合わせ場所に送れずに着くためには、余裕を持って着くなら1時間半前に、遅くとも1時間前には出発する」と幅をもって行動をコントロールしています。ときに「5分程度の遅刻ならいいだろう」と甘い考えを持つこともありますが、そうした判断や行動は、家計では禁物です。最悪のパターンも想定しておけば、普段からそれに備えて貯蓄を増やそうと努力するなど、行動も変わってくるはずです。こうしたリスクは、自分で計算してもいいですし、住宅ローンの専門家に相談するのもいいでしょう。

 変動金利の住宅ローンを選ぶときも、リスクを把握した上で臨むことが大切です。

【※関連記事はこちら!】>> 【住宅ローン「実質金利」ランキング(変動金利)】新規借入で、本当にお得なローンを毎月発表!

【住宅ローンの基礎知識 リンク集】

◆基本編◆
(1)住宅ローン選びで最も大事なのは「金利」!
(2)「○○金利」…頻出ワード、用語を解説
◆住宅ローン選びの実践法◆
(3)諸費用込みの「総支払額」で比較しよう!
(4)変動金利なら「金利上昇リスク」の想定を
(5)固定金利は、固定期間終了後に注意!
(6)借入金額、借入期間、金利タイプ決め方は?
(7)正しい「ランキングサイト」の見分け方
(8)「シミュレーションサイト」の使い方
◆申し込み手続き 成功法◆
(9)「申し込み」から「融資実行」までの流れ
(10)借り換えは1カ月以内の実行を目指そう
(11)借り換え審査は複数銀行へ同時に申し込もう
(12)ネット・郵送だけで手続きできる銀行も登場
(13)委任状を作れば、書類集めがスピーディに!
(14)必要書類集めで、よくある失敗と注意点
◆審査のツボと対応法、ローン選びの注意点◆
(15)転職後や個人事業主が審査時に気を付けること
(16)借金は、上手に整理すれば審査に通る!?
(17)ローン遅延は要注意!信用情報を確認しよう
(18)今さら聞けない「団信」の基本!タイプや保障は?
(19)夫婦で住宅ローンを借りる3つの方法とは?
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◆「変動金利」住宅ローン金利ランキング(新規借入)
※借入金額3000万円、借入期間35年

順位 銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1
0.510%
全疾病+がん50%
0.380%
0円
借入額×2.2%
【auじぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
・三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
・無料団信が充実しており、がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」のほか、「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
・ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短即日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い
・じぶんでんきセット割引も用意。新電力「じぶんでんき」に加入できた場合、金利を0.03%引き下げるもので、適用されない場合の金利は0.41%。
【関連記事】auじぶん銀行の住宅ローンの金利、手数料、ポイント、注意点は?
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1
0.510%
0.380%
0円
借入額×2.2%
【ジャパンネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
・ネット銀行のジャパンネット銀行が、2019年7月末に住宅ローンの貸し出しをスタート
業界最低水準という低い金利で、特に「変動金利」「10年固定金利」に強みがある
・オプションの団体信用生命保険も豊富に取りそろえる
個人事業主、家族が経営する会社に勤務している場合も原則利用不可。借地、市街化調整区域なども不可
【関連記事】ジャパンネット銀行の住宅ローンの金利、手数料、ポイント、注意点は?
公式サイトはこちら
3
0.540%
全疾病保障付き
0.410%
0円
借入額×2.2%
【SBIマネープラザの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
・SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ
全国9支店において対面で相談できるので、初心者でも安心
変動金利が低い「ミスター住宅ローンREAL」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っており、2種類の住宅ローンを比較して申し込める
【関連記事】SBIマネープラザの住宅ローンの金利、手数料、ポイント、注意点は?
公式サイトはこちら
4
0.571%
全疾病保障付き
0.440%
0円
借入額×2.2%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
・三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
・通常の団信に加えて、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯しているので、おとくな商品と言える
・女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている
・審査結果によっては、表面金利に年0.1%を上乗せする
【関連記事】住信SBIネット銀行の住宅ローンの金利、手数料、ポイント、注意点は?
公式サイトはこちら
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。固定期間終了後は変動金利を選択(現在の水準が継続と仮定)。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の協力で作成。

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