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フラット35はやめたほうがいい?
メリット・デメリット、金利、審査基準を銀行ローンと比較!

2023年6月1日公開(2023年6月1日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

「フラット35はやめたほうがいい?」「民間銀行の住宅ローンのほうがおとく?」。長期固定金利の住宅ローン「フラット35」は誰もが知っている有名な商品だが、民間銀行の住宅ローンと比較すると、おとくなのだろうか。そこでフラット35と民間銀行の住宅ローンの金利、審査基準、メリット・デメリットなどを比較してみた。

フラット35と民間ローン、メリット・デメリットは?

 住宅ローンを借りるとき、住宅購入者が一番気になるのは、「フラット35と、民間銀行の住宅ローンとでは、どちらの方がおとくなのか?」ということだろう。そこで、金利や金利タイプ、手数料を比較してみよう。

フラット35の金利タイプは、「全期間固定」のみ

 「フラット35」は独立行政法人・住宅金融支援機構が提供する住宅ローンで、「全期間固定」の金利タイプしかなく、金利は高めというデメリットがある。実際の販売窓口は民間の銀行などとなる。

 「民間銀行の住宅ローン」の金利タイプはさまざまで、「変動金利」「固定金利」「全期間固定金利」などをラインアップする。現在人気の高い「変動金利」は、固定金利に比べれば金利は低いが、その分、将来金利が上昇するリスクもある。なお、多くの銀行は自社の銀行ローンと、フラット35を併売している。

 そのため希望の金利タイプが、「変動金利」「10年固定などの期間固定金利」である場合は、民間銀行の住宅ローンを選択することになる。なお現在、変動金利は0.3%台と過去最低の金利水準であり、その金利の低さから現在、約6割の人が変動金利を選択している。

 しかし、変動金利は将来、金利が上昇すれば、毎月返済額が増加する可能性がある。「リスクを取りたくない」「毎月の支払いがギリギリになりそうだ」といった人は、フラット35を含む「全期間固定金利」を選ぶといいだろう。

「フラット35」と「民間銀行住宅ローン」を比較
  フラット35 民間銀行
金利タイプ

・全期間固定金利のみ

・変動金利
・期間固定金利
(10年固定など)
・全期間固定金利

【関連記事はこちら】>>フラット35の住宅ローン金利ランキング!手数料、おすすめ銀行を紹介

金利・手数料は銀行によって違う

 では、全期間固定金利を借りる場合は、どちらがおとく、おすすめなのだろうか。

 住宅ローンを比較する際に一番重要なのは「金利」だが、それだけでは正確に比較できない。手数料、保証料も加味して比較する必要がある。まずは、それぞれの金利、手数料などを見ていこう。

「フラット35」と「民間銀行住宅ローン」の金利、諸費用を比較
※ 2023年6月現在。借入期間35年。民間銀行の諸費用は、代表的なケース
  フラット35
(21-35年固定)
民間銀行
(21-35年固定)
金利

1.760%〜(頭金10%の場合)
1.330%〜(頭金10%以上、35S・保証型。当初最大10年間、その後+0.25%)

1.440%〜(大手銀行)

手数料(税込み)

または

保証料

借入額×0.66%~2.2%
(銀行によって異なる)
0円〜借入額×2.20%程度
(銀行によって異なる)
繰上返済手数料(一部) 無料 無料

 ※フラット35は、2017年9月までは保険料として、別途、融資残高×年0.358%を毎年支払っていた

 上記の表のように、金利については、最も金利が低い商品同士を比べると民間銀行の方が金利は低いものの、大きな差はない。銀行によっては、フラット35の方がおとくというケースもあり、どちらかが圧倒的に有利という状況ではない。

 手数料、保証料については、もっと複雑だ。

 フラット35は、窓口となる銀行によって手数料が異なる。「借入額×0.66%~2.2%」とかなり差があるので、よく調べて手数料が低い銀行を選びたい。

 一方で民間銀行は、諸費用としては「手数料」と「保証料」のどちらかを支払うことになる。なお、同じ銀行であっても商品によって手数料や保証料が違うこともあり、非常に複雑だ。なお、ネット銀行、大手銀行は「手数料」を支払うケースが多く、地方銀行は、手数料がない代わりに、「保証料」を支払うことが多い。

 結果として、フラット35と民間銀行の住宅ローンは、「どちらが絶対おとく」ということはなく、借入額や借入期間によってどちらがおとくなのかが決まる。以下、新規借入、借り換えの特定のケースでシミュレーションしてみよう。

新規借入で、フラット35と民間銀行を比較

 新規借入の場合、フラット35には、省エネルギー性などに優れた住宅について、金利を最大10年間、0.25%引き下げる「フラット35S」という商品がある。

 また、住信SBIネット銀行、住宅ローン専門機関・アルヒなどから、従来のフラット35よりも低金利で競争力のある、「保証型」という商品も登場している。数あるフラット35の中でも、突出した低金利を実現したおとくな商品だ。頭金が10%~50%必要というのはハードルが高いが、用意できれば、有力な候補になる。

【関連記事はこちら!】
「全期間固定・35年固定」住宅ローン実質金利ランキング【新規借入】132銀行を比較!

 下記は「新規借入」について、最もおとくなフラット35と、最もおとくな民間銀行の長期固定住宅ローンをピックアップしたものだ(諸費用込みの「実質金利」を計算。借入金額3000万円、借り入れ期間35年で計算)。

フラット35 VS 民間住宅ローン(新規借入)
 2023年2月時点、借入金額3000万円、借り入れ期間35年、団信あり、頭金20%以下で計算

銀行名
「商品名」
<フラット35で1位>
住信SBIネット銀行
「フラット35S・保証型」

<民間銀行で1位>
SBI新生銀行

「ステップダウン金利タイプ」

実質金利(費用等含む)  1.760%  1.559%
表面金利(費用等除く)

 1.500%(1〜10年)

 1.750%(11年〜)

 1.700%

 ※10年目以降5年ごとに金利10%低下

手数料(税込み)・保証料

 借入額×2.2%  16.5万円
毎月返済額  9.2万円→9.5万円  9.5万円→8.9万円
総返済額  4,005万円  3,875万円    

【関連記事】「住宅ローン返済額シミュレーション(新規借入)

 上記の条件では、SBI新生銀行「ステップダウン金利タイプ」が最も実質金利が低かった。実質金利とは、表面金利(借入金利)に手数料などの諸費用を加味したものだ。総支払額とほぼ同じものだ。

 総支払額で見ると、民間銀行で1位となったSBI新生銀行の住宅ローンが、フラット35の最も有利な商品よりも100万円以上も少ないことが分かる。

借り換えで、フラット35と民間銀行を比較

 次に「借り換え」のケースを見てみよう(借入金額2500万円、借入期間30年、全期間固定金利で計算)。

フラット35 VS 民間住宅ローン(借り換え)
  借入金額2500万円、借入期間30年、全期間固定金利、団信ありで計算、2023年2月現在
銀行名
「商品名」

<フラット35で1位>
アルヒ

「スーパーフラット借り換え」

<民間銀行で1位>
SBI新生銀行

「ステップダウン金利タイプ」

実質金利(費用等含む)  1.951%  1.524%    
表面金利(費用等除く)  1.870%  1.600%
事務手数料(税込み)  27.5万円  16.5万円
毎月返済額  9.1万円  8.7万円→8.4万円
総支払額  3,295万円  3,106万円
【関連記事】⇒「住宅ローン返済額シミュレーション(借り換え)

 借り換えの場合、上記の条件では、みずほ銀行の住宅ローンのほうが、メリットがあるという結果になった。実質金利では0.4%以上の金利差であり、総支払額だと180万円近い差がついた。

 フラット35は、借り換えの場合は「35S」のような金利優遇策がないため、民間銀行の住宅ローンのほうが有利になりやすいのだ。借り換えについても、フラット35が第一選択肢という状況ではなくなっている。

シミュレーションで比較すべきだ

 なお、上記のシミュレーション(試算)は2023年2月現在のものであり、各銀行が金利を見直せば順位が入れ替わる。また、借入条件(借入金額、借入期間、頭金比率、地域など)が違うと、有利な商品も変わってくる。

 そこでより正確におとくな住宅ローンを探したいのであれば、毎月、金利更新をしており、諸費用も自動計算してくれる「返済額シミュレーション」を使うのがいいだろう。

住宅ローン返済額シミュレーション(新規借入) 住宅ローン返済額シミュレーション(借り換え)

フルローンを借りるなら、民間が有利

頭金なし、つまりフルローン(100%ローンともいう)で借りるのであれば、民間銀行の方がメリットが大きい。

 「フラット35」の金利は、頭金の比率によって金利が変わる。住宅購入価格の10%未満しか頭金を用意できなかった場合、「0.3%近い金利が上乗せ」されてしまう。民間の長期固定型住宅ローンでは、フルローンでもフラット35より金利の低い商品が多数存在する。フルローンを検討するなら、民間の長期固定型住宅ローンに軍配が上がる。

 なお、住宅ローンを借りる際には、頭金以外に諸費用を用意する必要がある。融資手数料、登記費用といった住宅ローンに関わるものから、住宅の外構費用、長期優良住宅の認定関係費用、火災保険料などだ。

 こうした諸費用は民間でもフラット35でも借りられるようになったので、手持ちの資金が少ない場合は検討したい。民間の銀行だと、引っ越し費用などまで住宅ローンとして借りられることもある。
【関連記事はこちら!】⇒住宅ローン手数料・引越し代などの「諸費用」まで借りられる住宅ローンを、17銀行で徹底比較!

フラット35は審査に通りやすい

 ここまで見てきたように、長期固定の住宅ローン金利については、民間銀行の方がおとくというケースが多い。ただし、民間銀行はフラット35に比べて、審査が厳しい。苦労して住宅ローンを選んでも、銀行の審査に通らなければ意味がない。

 そこで、フラット35と民間の銀行の審査基準を比べたのが下表だ。

 フラット35は全般的に審査基準が緩やかで借りやすいと分かるだろう。政府系の独立行政法人が運営している事業なので、収入が少ない若い世代など、できるだけ多くの人が住宅ローンを借りられるよう配慮されている。

 一方で、民間銀行は審査基準をはっきりと書いていないことが多く、公開している基準をクリアしても貸してくれないことがあるので、やはり、ハードルは高い。

フラット35と民間銀行との審査基準の比較
 審査項目 フラット35 民間の住宅ローン
(平均的な例)
前年度年収  規定なし
 ※年収400万円以上/返済負担率35%以下
 ※年収400万円未満/返済負担率30%以下
・大手銀行/200万円以上
・ネット銀行/400万円以上
勤続年数  規定なし ・大手銀行/3年以上
・ネット銀行/2年以上
借入時年齢  70歳未満
(親子リレーはそれ以上でも可)
・大手銀行/70歳未満
・ネット銀行/65歳未満
団信  未加入でもOK  団信は必須

フラット35は、年収の縛りなし

 「前年度年収」については、フラット35は規定がなく、返済負担率(年間返済額÷年収)が基準を満たしてさえいれば良い。つまり、年収はいくらでも大丈夫ということだ。ただし、年収400万円未満なら返済負担率は30%以下、年収400万円以上なら返済負担率は35%以下に収まっていることが条件となる。例えば、前年度年収が200万円の場合、年間返済額60万円(毎月返済額5万円)以下なら借りられるということだ。

 この返済負担率から、年収別の借入可能額を試算することができる。下表は、借入期間を35年とした場合の借入可能額だ。フラット35の借入可能額は、民間銀行よりも多めだ。

◆フラット35の住宅ローンの借入可能額(年収別)

年収 借入可能額(目安) 月々の返済額
200万円 1,567万円 5.0万円
300万円 2,351万円 7.5万円
400万円 3,656万円 11.7万円
500万円 4,570万円 14.6万円
600万円 5,485万円 17.5万円
700万円 6,399万円 20.4万円
800万円 7,313万円 23.3万円
900万円 8,000万円 25.5万円
1,000万円 8,000万円 25.5万円

※新規借入、35年固定金利は1.76%(頭金10%以上)、借入期間35年としてシミュレーション。ボーナスなし、別途手数料等が必要。フラット35の借入限度額は8,000万円。住宅金融支援機構「年収から借入可能額を計算」を参照。2023年6月調査

 一方、民間銀行は前年度年収の規定がある銀行が多く、大手銀行では200万円以上、ネット銀行では400万円以上に設定されていることが多い。ネット銀行は大手銀行よりも低い金利を提示しているが、その分、審査を厳しくしているのだ。

対象となる収入の範囲は?

 「対象となる収入の定義」も違う。

 フラット35は、給与以外の年金などすべての所得が対象となる。また、申し込んだ本人と同居する70歳未満の親族、または配偶者の所得も、1人まで合算できる。住宅に太陽光発電設備を設置した場合は、売電収入額も年収に加算できるのだ。収入に不安がある人だけでなく、個人事業主やフリーランスなど、一般に審査が厳しいとされる人も使いやすい。

 民間銀行の場合、銀行によって内部規定を設けており、それぞれが違う規定になっている。フラット35に比べると、厳しめに設定されている。

フラット35は、勤続年数の規定なし

 「勤続年数」の基準も、フラット35は緩い。

 前年度および前々年度の所得を証明する書類さえ提出できれば、「勤続年数」のしばりもない。そのため、転勤したばかりの人でも安心して借りられる。あるファイナンシャルプランナーは「転勤後1カ月で借りられた人もいた」という。

 民間銀行は2年以上という基準を持っていることが多いので、転勤したばかりなら、フラット35がおすすめだ。

 なお、申し込み時の上限年齢は70歳未満で、大手銀行とあまり変わらない。ネット銀行については、65歳未満が多く、やはり審査は厳しいようだ。

【関連記事はこちら!】>>勤続年数、年収など、17銀行の住宅ローン審査基準を比較!

 ちなみに、フラット35(と一部の大手銀行)には「親子リレー返済」という制度が存在する。親子リレー返済とは、申し込んだ本人が亡くなったあと、住宅ローンを子どもや孫に引き継ぐという制度だ。この制度を利用すれば、70歳以上の人でも申し込むことができる。

 しかし、住宅ローンの返済が終了するまで、対象の子どもや孫は他のローンが組めなくなるといったデメリットがある。将来、子どもが結婚しても必ず申し込んだ本人と同居しなければならず、あまり現実的ではない。あくまで、「そういう選択肢もあるんだ」程度の認識にとどめておくのが無難だろう。

フラット35は団信が任意

 団信とは「団体信用生命保険」のことで、借り手が死亡したりした場合に、住宅ローンの残債を支払ってくれる保険のことだ。

 民間銀行の住宅ローンは原則、団信加入が義務付けられている。そのため、団信の審査で落とされると、住宅ローンを借りられない。

 一方で、フラット35は団信の加入は「任意」というのがメリットだ。つまり加入しなくてもよい。表示している金利には団信保険料が含まれているので、もし団信に加入したくない場合は、金利が0.2%割り引かれる仕組みとなっている。

 健康状態に不安がある場合は、フラット35が有力な選択肢となる。

変動金利なら民間、審査の緩さならフラット35

 最後に、フラット35と民間銀行の長期固定住宅ローンを比較して分かったことを振り返ろう。

  • (1)変動金利、期間固定金利があるのは民間だけ
  • (2)銀行選びはシミュレーションを活用すべきだ
  • (3)頭金なし(100%フルローン)なら、民間銀行
  • (4)収入、健康に不安がある人は、審査が緩めのフラット35

 かつては住宅ローンといえば「フラット35」が代表的な商品だったが、現状では民間銀行の住宅ローンが低金利で、頭金なしなどの特徴があるため、利用されるようになっている。

 とはいえ実際に住宅ローンを借りる際には、審査で落とされることがあるので、フラット35と民間銀行の住宅ローンの両方に仮申し込みするようにしたい。

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新規借入2023年6月最新 主要銀行版

住宅ローン
変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年

au携帯&新電力契約で、金利▲0.1%
実質金利(手数料込)
0.348%
表面金利
年0.219%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
おすすめポイント

①「がん50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②au金利優遇ならダントツの低金利

2023/6/1現在の金利にau金利優遇割を適用した金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。au金利優遇割は、au回線とじぶんでんきをセットで契約された場合に適用されるプラン。審査によっては、割引が適用されない場合がある。※借り換えの変動金利は、2023/6/1現在の金利にau金利優遇割および借換え金利引下げキャンペーンの金利引下幅を適用した金利であり、実際のお借入日の金利により変動します。キャンペーン期間は~2023年6月30日(金)。審査の結果によっては、本金利プランおよび本キャンペーンをご利用いただけない場合がございます。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.10%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円※2022年5月2日以降借り入れの顧客が対象
11疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.20%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円※2022年5月2日以降借り入れの顧客が対象
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
3大疾病50%保障が無料で付帯!
実質金利(手数料込)
0.450%
表面金利
年0.320%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
おすすめポイント

①3大疾病50%保障+全疾病保障が無料
②先進医療特約も無料で付帯

※同社または保証会社の審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.75%上乗せ
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
  • 通常の団信に加えて、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障(40歳未満)と、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯
  • フラット35も取り扱う

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住信SBIネット銀行の強みは業界トップクラスの金利の低さでしょう。ネット銀行なのですが、何故か店舗の方が金利や団信サービスで魅力的なことがあるのもユニークです。

 

住宅ローンの品揃えもバラエティで充実しています。利用するなら、金利の低い変動型がいいですね。

 

審査はとても厳格です。提出書類は、一切の代筆を許さない厳格さがありますね。もちろん書類に不備があればいちいち取り直しになったりし、意外と手間が発生することもあります。書類をしっかり用意することがポイントですね。

 

審査が通って融資実行までは3週間以上あけるのが原則なので、年末年始をまたいだりすると実際の融資実行がかなり遅れることがあるので注意です。

 

ただし、金利設定の細かな条件を理解していないと後で「そんなつもりじゃなかった」ということになりかねません。例えば、「固定金利特約タイプ」は、特約期間中に金利タイプを変更することはできません。その上、固定金利期間終了後は、何もしないと変動金利になりますが、その場合の変動金利はかなり高くなる(現在の金利設定の場合)ので、気をつける必要があります。

 

なお、給与振込銀行は別にしておきたい場合、住信SBIネット銀行は自動で毎月の返済分を他の銀行の口座から無料で吸い上げてくれる仕組みがあって便利です。

関連記事 住信SBIネット銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.2%
■フラット35
【保証型】
融資額×2.2%
【買取型・新規借入】
融資額×1.1%
【買取型・借り換え】融資額×0.99%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は33,000円)
■フラット35
店頭のみ、無料
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
1年以上35年以内(1ヵ月単位)
融資を受けられるエリア
■自社商品
全国
■フラット35
使い道
■自社商品
住宅に関する次の資金
・【新規住宅ローン】ご本人またはご家族がお住まいになるための住宅の新築・購入資金、これにかかわる諸費用、健全な個人消費資金
・【借換住宅ローン】ご本人のご自宅にかかわる現在お借入中の住宅ローンの借換資金、これにかかわる諸費用、借換えと同時に行う増改築資金、健全な個人消費資金
年収
(給与所得者)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
65歳以下
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信
+全疾病保障
+スゴ団信・3大疾病50プラン(借入時年齢:40歳以下)
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合)
全疾病保障(けが・病気により就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
3大疾病50プラン(がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が50%に)
オプション
(特約)の団信
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳未満)
金利+0.20%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳以上)
金利+0.40%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
ワイド団信
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
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実質金利(手数料込)
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表面金利
年0.320%
手数料(税込)
借入額×2.2%
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※こちらの商品は住信SBIネット銀行の住宅ローンです。
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ
  • 全国10支店において対面で相談できるので、初心者でも安心
  • 変動金利が低い「住宅ローン」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っており、2種類の住宅ローンを比較して申し込める

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBIグループの企業ですが、同じグループの住信SBIネット銀行には提供していない「つなぎ融資」を利用できることです。

 

店舗販売専用の商品で、店舗で相談しながら手続き出来ます。ただし、住宅ローン相談窓口は全国に10店舗しかないため、居住地域によっては利用が困難です。

 

審査は住信SBIネット銀行と同じだと思っていいです。また、事務手続きに比較的時間がかかります。

関連記事 SBIマネープラザの金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.20%
■フラット35
融資額×2.20%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は3万3000円)
■フラット35
0円
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
1年以上35年以内
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域。ただし、借地上・保留地・共有仮換地上の物件、離島にある物件については、取扱いできない
■フラット35
使い道
年収
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品

■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品

■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
【40歳未満】
一般団信
+3大疾病50%保障
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約

【40歳以上】
一般団信
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)
3大疾病50%保障(がんと診断確定された場合、ローン残高が50%に。急性心筋梗塞、脳卒中で手術、または60日以上後遺症が継続するなどの状態でローン残高が50%に)
就業不能保障(就業不能状態なら毎月のローン返済を最大12カ月保障。8大疾病以外は24カ月保障、当初3カ月免責)
全疾病保障(8疾病で就業不能状態が12カ月超の場合。または、8疾病以外のすべてのけがや病気で就業不能状態が24カ月超の場合、ローン残高が0円 )
先進医療特約(通算1000万円まで)
オプション
(特約)の団信
3大疾病100%保障【40歳未満】
金利+年0.2%3大疾病50%保障【40歳以上】
金利+年0.25%3大疾病100%保障【40歳以上】
金利+年0.4%ワイド団信
金利+年0.3%
閉じる
ネット契約なら、印紙代が不要でお得
実質金利(手数料込)
0.475%
表面金利
年0.345%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
おすすめポイント

①審査でさらに低い金利提示も!
②7大疾病団信保障の保険料支払型は若い時の保険料が安く、中途解約もOK

※申込内容と審査結果によって、さらに引き下げした金利を利用できる場合がある
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 民間金融機関の中で住宅ローンの取扱残高ナンバーワン※日本国内。2007年3月時点より現在まで
  • オプション団信の7大疾病保障は保険料を毎月支払うタイプがあり、いつでもオプション団信だけ中途解約ができて使い勝手がいい
  • 事前審査は来店不要。WEB利用で一部繰り上げ返済手数料が無料

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住宅ローンの商品設計は、いろいろ評価できると思います。一時期金利が低くなって競争力が高い印象でしたが、最近はそうでもありません。商品をよく改定するのでわかりにくい部分もあります。

 

ただし、実際の現場のスタッフは顧客本位の対応で積極的に相談に乗ってくれます。

 

審査は厳しい面も、やや緩い面もあるように感じますが、ルールを厳格に守る印象が強いです。住宅を投資用にしていたら、直ちに全額回収をしようとするような厳しさがあります。

 

「7大疾病団信」については、「金利上乗せ型」か、毎月別途支払う「保険料支払型」が選べます。「保険料支払型」は若いうちの保険料は安く、途中解約もできるというメリットがありますが、年齢とともに掛金が上がっていくタイプなので、住宅ローン残高が少なくなってきたら中途解約するなどの対応をしたいところです。

 

注文住宅を建設する際は、注意が必要です。本審査の時点で「工事請負契約」が必要になります。また、土地を先行購入するための融資には応じてくれますが、建設資金を分割支払いする場合には、例外はありますが応じてくれません。融資実行と支払タイミングが合わせづらく、状況によっては使いにくいです。

関連記事 三菱UFJ銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
<保証料一括前払い型>
事務手数料:33,000円、保証料:融資額×2.06%(借入期間35年)
<保証料利息組込み型>
事務手数料:33,000円、保証料:金利+0.2%
<事務手数料型>
事務手数料:融資額×2.20%、保証料:なし
保証料
上記を参照
繰上返済手数料(一部)
インターネット:無料
電話、テレビ窓口:5,500円
窓口:16,500円
繰上返済手数料(全額)
インターネット:16,500円
電話・テレビ窓口:22,000円
窓口:33,000円
借入額
500万円以上1億円以内(10万円単位)
借入期間
3年以上35年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
自身が住む住宅の建築・購入・増改築資金
住宅ローンの借替資金・借り替えに伴う諸費用
年収
(給与所得者)
勤続年数
(給与所得者)
1年以上
年収
(個人事業主等)
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
70歳の誕生日まで
年齢
(完済時)
80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳の誕生日まで)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
【7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉(3大疾病保障充実タイプ)】(借入時年齢:50歳の誕生日まで)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。脳卒中・急性心筋梗塞で入院した場合。または、4つの生活習慣病で入院、もしくは就業不能状態が1年30日超の場合、ローン残高が0円
【7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉(安心の保険料タイプ)】(借入時年齢:56歳の誕生日まで)
【7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉(安心の保険料タイプ)】(借入時年齢:56歳の誕生日まで)ワイド団信(借入時年齢:50歳の誕生日まで)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。変動金利ランキング完全版はこちら

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