住宅ローンの金利推移(変動・固定)は? 最新の動向や金利タイプの選び方も解説【2025年6月】

2025年6月3日公開(2025年6月2日更新)
淡河範明:住宅ローンアドバイザー

2025年6月の住宅ローンの金利推移・動向は、変動型は据え置き、10年固定は引き下げ、35年固定は引き下げとなっています。フラット35(買取型)は1.890%で前月から引き上げとなりました。変動型は基準金利が上がったとはいえ低水準を維持しています。本記事では、住宅ローンの金利推移を中心に金利動向も解説します。

住宅ローンの金利推移(変動金利、フラット35)

 まずは、住宅ローン金利の過去約40年分の長期推移を見てみましょう。

 1990年代、変動金利は8.0%以上という時期もありましたが、バブル崩壊以降、住宅ローン金利はほぼ一貫して下落してきました。

 現在の変動金利は0.5%程度といまだ低金利が続いていますが、2024年の利上げ以降、金利の上昇が始まっています。

 全期間固定金利の「フラット35(2003年以前は住宅金融公庫)」の金利もほぼ一貫して下落してきましたが、日銀による異次元金融緩和の終了に伴って、近年は上昇傾向にあります。とはいえ、長期的に見ればなお低金利といえます。

住宅ローン変動金利、フラット35の長期推移(1986年〜現在)
※転載フリー。転載時は出典の明記を。変動金利は、大手銀行の代表的な金利。店頭金利は、日本銀行「金融経済統計月報」などを参考に作成。表面金利は銀行関係者から独自に入手。表面金利の点線部分は資料がないため、編集部の推測。フラット35の金利は、2003年以前は住宅金融公庫の基準金利で、2017年10月以降は団信保険料込みの金利

 それでは、変動金利、10年固定金利35年固定金利それぞれの金利推移や動向、最新のランキングを見ていきましょう。

住宅ローン「変動金利」推移、動向、最新のランキングは?

 では、諸費用などを加味した「実質金利」ベースで、本当に割安な住宅ローンを見ていきましょう(表面金利が低くても、諸費用が高ければ意味がありません。両者を合計したのが実質金利です)。

 最新の変動金利ランキングは以下のような結果となりました。

 2025年6月の「変動金利(新規・借り換え)」の実質金利ランキングについては、りそな銀行がトップとなりました。調査した主要14銀行の住宅ローン金利について、3行が金利を引き上げ、1行が金利を引き下げ、10行が金利を据え置きました。

上位銀行の変動金利の推移

 以下は、新規借入の上位銀行の変動金利(表面金利)推移(前月比)です。

1位、りそな銀行 年0.640%(前月比±0.000%)住宅ローン ずーっとお得!全期間型・融資手数料型(新規借入、キャンペーン)
2位、SBI新生銀行 年0.660%(前月比+0.250%)住宅ローン 変動金利半年型タイプ(新規借入、頭金10%以上)
3位、三菱UFJ銀行 年0.675%(前月比±0.000%)住宅ローン(事務手数料型)
3位、三菱UFJ信託銀行 年0.675%(前月比±0.000%)三菱UFJネット住宅ローン・三菱UFJ信託銀行専用・変動金利タイプ
5位、auじぶん銀行 年0.684%(前月比+0.050%)住宅ローン 全期間引下げプラン(新規借入、頭金20%以上)

 2025年6月の「変動金利(新規借入)」の上位5銀行の住宅ローン金利については、3行が金利を据え置き、SBI新生銀行とauじぶん銀行が金利を引き上げました。

 変動金利はもっとも利用者が多い金利タイプで、金利競争の主戦場となっています。4月には短期プライムレートの引き上げがありました。2024年10月以来、2回目の引き上げとなっており、金利の上昇傾向が次のグラフにもはっきりと表れています。

変動金利の推移(主要銀行)

 以下は、主要銀行の変動金利の推移(2018年1月〜現在まで)です。

住宅ローン・変動金利の推移(主要銀行)


変動金利の動向は?

 2024年7月の日銀金融政策決定会合でゼロ金利政策が解除され、「金利のある時代」に突入したことを受けて、多くの銀行が預金金利と住宅ローン金利を引き上げ、変動金利では0.5〜0.6%台が過半となりました。

・2025年もさらなる利上げがある?!

 2025年1月の金融政策決定会合で、政策金利を0.5%程度とする利上げが決定されました。

 当初は金利が緩やかに上昇すると予想されていたものの、トランプ政権の関税ショックによって世界的に金利は一時的に低下しました。

 その後、関税政策が二転三転して先行きが不透明となっています。しかし、日本国内では景気回復やインフレ動向、賃金上昇の動向次第で、再び金利が上昇に転じる可能性があります。

 市場では「年内に追加利上げがある」との見方と「年内の利上げはなくなった」との見方が分かれていますが、個人的には国内景気が依然として回復傾向にあり、金融緩和も十分な水準であることから、年内にあと1度くらいの利上げがあると考えています

 よって、当面は金利の大きな動きはないと思われ、年末にかけて政策金利が上昇し、年明けに上昇するような流れを予想しています。

住宅ローン「10年固定金利」推移、動向、最新のランキングは?

 2025年6月の「10年固定金利(新規借入)」はPayPay銀行が1位でした。また、10年固定金利の動向は、調査した主要13行の住宅ローン金利について、12行が金利を引き下げ、1行が金利を据え置きました。

上位銀行の10年固定金利推移

 以下は新規借り入れの上位銀行の10年固定金利の推移(前月比)です。

1位、PayPay銀行 年1.370%(前月比▼0.260%)住宅ローン 全期間引下げ(新規借入)頭金10%未満
2位、SBI新生銀行 年1.550%(前月比▼0.080%)住宅ローン 当初固定金利タイプ(新規借入)
3位、イオン銀行 年1.560%(前月比▼0.080%)住宅ローン 当初固定金利プラン・定率型(新規借入)
4位、みずほ銀行 年2.250%(前月比±0.000%)みずほネット住宅ローン(固定金利選択、ローン取扱手数料型、新規借入)
5位、りそな銀行 年2.235%(前月比▼0.050%)住宅ローン ずーっとお得!全期間型・融資手数料型(新規借入)

 2025年6月の上位5銀行の住宅ローンについては、4行が金利を引き下げ、みずほ銀行は金利を据え置きとしました。銀行は「10年固定金利」を固定金利選択型の中核に据えていることが多く、激戦区となっています。

10年固定金利の推移(主要銀行)

 以下は、主要銀行の10年固定金利の推移(2018年1月〜現在まで)です。

住宅ローン・10年固定金利の推移(主要銀行)


10年固定金利の動向

 10年固定金利の住宅ローンは、10年国債金利をベースにしている銀行が多いと考えられます。今後の予想としては、日銀の利上げ期待と欧米の利下げにより、金利は細かい上下動を繰り返すでしょう。

 また、預金金利を見てみると、10年固定金利についても上昇が始まっています。auじぶん銀行は定期預金10年物の金利が1%となっていて、10年固定金利の金利引き下げは一時的な調整とみられます。 

 2025年は日銀の政策金利の引き上げと米国の利上げの可能性から、10年国債の金利の変動幅が拡大すると見込んでいます。したがって、2025年末には10年固定金利の最低金利が2.0%を超える銀行が過半数を超えると予想します

【最新金利】>>住宅ローン10年固定金利ランキング【新規借入】

住宅ローン「全期間固定金利」推移、動向、最新のランキングは?

 2025年6月は、アルヒが「全期間固定金利(新規借入)」の実質金利ランキングで1位となりました。また、調査した主要7行の住宅ローン金利(フラット35除く)について、7行が金利を引き下げました。

上位銀行の全期間固定金利推移

 以下は、上位銀行の全期間固定金利の推移(前月比)です。

1位、アルヒ 年0.740%(前月比▼0.050%)住宅ローン スーパーフラット5・4ポイント(新規借入・頭金50%以上)
2位、住信SBIネット銀行 年0.810%(前月比▼0.050%)フラット35S・保証型・ZEH・長期優良(4ポイント、頭金20%以上)
3位、三井住友信託銀行 年1.390%(前月比▼0.050%)フラット35S・手数料定率・金利Aプラン(頭金10%以上)
4位、楽天銀行 年1.390%(前月比▼0.050%)フラット35S・金利Aプラン(頭金10%以上)
5位、りそな銀行 年1.390%(前月比▼0.050%)フラット35S・金利Aプラン(頭金10%以上)

 2025年6月の「全期間固定・35年固定金利(新規借入)」の上位5行について、5行が引き下げとしました。フラット35(買取型)の金利は前月から引き上げで、1.890%でした。

35年全期間固定金利の推移(主要銀行)

 以下は、主要銀行の35年固定金利の推移(2018年1月〜現在まで)です。

住宅ローン・35年固定金利の推移(主要銀行)


35年全期間固定金利の動向

 これまで、超長金利はおおむね上昇傾向にあり、住宅ローンの全期間固定金利も徐々に金利が上がっていくでしょう。

 フラット35については前月から引き上げでした。また、10年国債とのヒストリカルスプレッド(これまでの金利差)の平均は1.5%でしたが、2025年4月に入って金利差は0.4%を割り込むなど、極端に縮小しています。営業政策的に表面金利をなるべく上がらないようにしているものと見られますが、これは強烈な割安感があると考えています。

 5月は住宅金融支援機構がさらなる頑張りを見せました。ただ、いつまで身を削り続けることができるかはわかりません。個人的には、年内にも基準金利が2.0%を超えるのではないかと考えています

市場金利(長期金利)の動向と推移

 住宅ローン金利に影響を与える日本の市場金利も見ておきましょう。

市場金利と住宅ローンの関係は?

 住宅ローンの全期間固定(フラット35)、10年固定金利などは、10年国債金利と連動性が高いと言われています。

 住宅ローンの変動金利は、短期金利との連動性が高いと言われており、短期金利は日銀の政策金利(1月の金融政策決定会合で0.25%から0.5%程度に引き上げ)を指標としています。

 2025年5月の金融政策決定会合では、日銀は政策金利を0.5%のまま据え置きとしています。

 日銀の政策次第で、住宅ローン金利は将来的に上昇していく可能性があるため、金利タイプは慎重に選ぶ必要があります。「住宅ローンの金利タイプの選び方は?」の項目を参考にしてください。

長期金利は再び1.5%超え

 長期金利(10年国債金利)については、トランプ新大統領の経済政策の影響や日銀の国債買入れ減額により上昇しています。2025年6月2日の日本の10年国債金利は1.517%です。長期金利は住宅ローンの固定金利に影響を与えるため、今後の固定金利は上昇していくと考えられます。

10年国債金利推移

 世界的な金利高の中で、日銀は今なお低金利政策を継続しています。そのため円安が進んでいるのが現状です。円安はインフレを加速する可能性があり、今後の金利動向は予断を許しません。

 なお、市場金利が上昇することで、銀行の資産運用のスタンスが変更となる可能性があります。

 これまでは国債金利が0%近辺であったため運用の魅力が乏しく、住宅ローンを積極的に獲得してきましたが、国債金利が上昇してくれば、「安全な国債で資産運用しよう」という銀行が増える可能性があり、結果として住宅ローンを無理に低金利で獲得する必要がなくなります。

 こうした銀行の資産運用の面からも、住宅ローン金利が上昇する可能性があります。

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新規借入2025年6月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

大手銀行でも、ネット銀行並みの低金利!
実質金利(手数料込)
0.783%
総返済額 3421万円
表面金利
年0.640%
手数料(税込)
借入額×2.2%+55000円
保証料
0円
毎月返済額
79,745円
おすすめポイント

「団信革命」は要介護まで保障も
②自社商品なら、最大3億円まで借り入れOK!

※金利引き下げ条件:次の①②を満たし、新たにりそな銀行所定の住宅ローンを利用する方を対象とさせていただきます。①お申込み~ご契約までWEB完結でお手続き※いただける方②給与振込、りそなデビットカード〈プレミアム〉、りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉JCBゴールドいずれか1つのご契約※WEB完結とは、「りそな住宅ローン事前審査WEB申込」「りそな住宅ローンマイページによる正式審査申込の利用」「りそな住宅ローン電子契約サービスの利用(非対面電子契約、店頭電子契約のいずれも可)」の全てをご利用いただくことです。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 大手銀行の一角で、借り換えを中心に住宅ローンの獲得に積極的
  • 一部のローンプラザ支店は休日でも相談可能
  • 独自の長期固定金利商品だでなく、フラット35も提供する充実のラインナップ

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

りそな銀行の住宅ローンは、まず金利設定がかなりチャレンジングです。期間固定金利の場合、固定期間終了後も当初の金利優遇がずっと大きいままなので、金利は低いですね。そのため借り換えをするならメリットが大いにあります。

審査は、厳しくも緩くもないですね。用意する書類に関して厳格で、お客様の属性にもよりますが、必要書類が他の金融機関に比べて提出書類が多く、また、一つ不備があるときっちり揃えるまで何度もやり取りをしなければならず、煩わしいかもしれません。書類の不備があると審査が長びくリスクもあります。

一般に、自営業や会社経営をしている場合は、直近3期分の決算書と確定申告書、役員報酬の源泉徴収票の提出を求められます。りそな銀行では、さらなる書類を求められることもあり、会社の納税証明書の提出が必要となることもあります。そのため審査に時間がかかりがちで、事前審査も本審査もそれぞれ2〜3週間かかることも珍しくなく、融資実行を早めにしたい人は要注意です。

関連記事 りそな銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
【融資手数料型】
融資額×2.2%+5万5000円
【金利上乗せ型】
5万5000円および、金利+0.3%
■フラット35
融資額×1.87%(タイプB ネット)
保証料
■自社商品
上記を参照
■フラット35
0円(100万円以上)
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
インターネット:0円(1万円以上1万円単位)
店頭・テレビ電話:変動金利が5500円、固定金利3.3万円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:変動金利1.1万円、固定金利3.3万円
■フラット35
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:0円
借入額
■自社商品
50万円以上、3億円以下(1万円単位)
■フラット35
100万円以上、8,000万円以内
借入期間
■自社商品
1年以上40年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域
※一部、取扱いできない地域あり
■フラット35
使い道
■自社商品
本人が所有し、本人または家族が住む
住宅の新築・購入資金
マンションの購入資金
住宅の増改築・修繕資金
中古住宅(マンションを含む)の購入資金
住宅用土地(建物建築計画のある場合)の購入資金
住宅取得に伴う諸経費
年収
(給与所得者)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品
1年以上
■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品
3年以上
■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満20歳以上満70歳未満
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
満80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳未満)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
団信革命(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.25%(40歳未満)
金利+0.30%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合。もしくは、所定の身体障害状態・要介護状態に該当した場合、ローン残高が0円
3大疾病保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%(40歳未満)
金利+0.25%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%(40歳未満)
金利+0.20%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア一般団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+年0.15%(35歳未満)
金利+0.25%(35歳以上)
(ぺアローンでお借入れ後、お二人どちらかが死亡や高度障害状態に該当した場合、どちらも住宅ローン残高が0円)※ペア一般団信の上乗せ金利は、2025年9月末までにお借入れされた方限定の優遇金利
閉じる
要介護3以上などでローン残高が0円になる「安心保障付団信」が無料
実質金利(手数料込)
0.792%
総返済額 3427万円
表面金利
年0.660%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
80,015円
おすすめポイント

保証料など0円サービスが充実
②新規借入で変動金利の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が無料
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。

 

商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
オプション
(特約)の団信
ガン団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
ネット契約なら、印紙代が不要でお得
3位

三菱UFJ銀行

住宅ローン(事務手数料型)・変動金利

実質金利(手数料込)
0.808%
総返済額 3435万円
表面金利
年0.675%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
80,217円
おすすめポイント

①審査でさらに低い金利提示も!
②疾病保障付住宅ローンの「保険料支払型」は若い時の保険料が安く、中途解約もOK

※適用金利や引下幅は、申込内容や審査結果等により決定する。適用金利は、変動金利0.595%~0.675%、固定3年1.41%~1.49%、固定10年1.83%~1.91%、固定20年2.55%~2.63%、全期間固定21~25年2.28%~2.36%、全期間固定26~30年2.40%~2.48%、全期間固定31~35年2.49%~2.57%
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 民間金融機関の中で住宅ローンの取扱残高ナンバーワン※日本国内。2007年3月時点より現在まで
  • オプション団信の疾病保障付住宅ローンは保険料を毎月支払うタイプがあり、いつでもオプション団信だけ中途解約ができて使い勝手がいい
  • 事前審査は来店不要。WEB利用で一部繰り上げ返済手数料が無料

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住宅ローンの商品設計は、いろいろ評価できると思います。一時期金利が低くなって競争力が高い印象でしたが、最近はそうでもありません。商品をよく改定するのでわかりにくい部分もあります。

 

ただし、実際の現場のスタッフは顧客本位の対応で積極的に相談に乗ってくれます。

 

審査は厳しい面も、やや緩い面もあるように感じますが、ルールを厳格に守る印象が強いです。住宅を投資用にしていたら、直ちに全額回収をしようとするような厳しさがあります。

 

「疾病保障付住宅ローン」については、金利を上乗せするタイプか、毎月別途支払う「保険料支払型」が選べます。「保険料支払型」は若いうちの保険料は安く、途中解約もできるというメリットがありますが、年齢とともに掛金が上がっていくタイプなので、住宅ローン残高が少なくなってきたら中途解約するなどの対応をしたいところです。

 

注文住宅を建設する際は、注意が必要です。本審査の時点で「工事請負契約」が必要になります。また、土地を先行購入するための融資には応じてくれますが、建設資金を分割支払いする場合には、例外はありますが応じてくれません。融資実行と支払タイミングが合わせづらく、状況によっては使いにくいです。

関連記事 三菱UFJ銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
<保証料一括前払い型>
事務手数料:33,000円、保証料:融資額×2.06%(借入期間35年)
<保証料利息組込み型>
事務手数料:33,000円、保証料:金利+0.2%
<事務手数料型>
事務手数料:融資額×2.20%、保証料:なし
保証料
上記を参照
繰上返済手数料(一部)
インターネット:無料
電話、テレビ窓口:5,500円
窓口:16,500円
繰上返済手数料(全額)
インターネット:16,500円
電話・テレビ窓口:22,000円
窓口:33,000円
借入額
500万円以上1億円以内(10万円単位)
借入期間
2年以上35年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
自身が住む住宅の建築・購入・増改築資金
住宅ローンの借替資金・借り替えに伴う諸費用
年収
(給与所得者)
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
18歳以上70歳の誕生日まで
年齢
(完済時)
80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳の誕生日まで)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
【疾病保障付住宅ローン(3大疾病50%)】(借入時年齢:46歳未満)
金利+0.15%
がんと診断された場合、脳卒中・急性心筋梗塞で入院した場合、ローン残高が50%保障
【疾病保障付住宅ローン(7大疾病100%)】(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
がんと診断された場合、脳卒中・急性心筋梗塞で入院した場合に加えて4つの生活習慣病(高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変)で所定の状態になった場合、ローン残高が0円
【疾病保障付住宅ローン(全疾病100%)】(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.50%
がんと診断された場合、脳卒中・急性心筋梗塞で入院した場合に加えてすべての病気・ケガ(精神障害などを除く)で所定の状態になった場合、住宅ローン残高が0円
【疾病保障付住宅ローン(保険料支払型)】(借入時年齢:56歳未満)
保険料支払型
がん・脳卒中・急性心筋梗塞)に加えて4つの生活習慣病(高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変)で所定の状態になった場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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