滋賀県の市区町村別の治安を調べるため、警察庁・総務省の統計資料をもとに治安ランキングベスト3およびワースト3をまとめた。安全、安心に暮らすために参考にしていただきたい。
全国治安ランキングで滋賀県は33位
滋賀県の治安の「良さ」は全都道府県中33位。全国的に見るとやや治安が悪い県だ。県内では181人に1件の割合で事件が発生している。

滋賀県は知能犯の犯罪遭遇率が高い。2024年の特殊詐欺の被害件数は281件、被害総額は7億3,740万円に及ぶ。
詐欺手口は巧妙化しており、滋賀県警察を騙り「あなたの口座が犯罪に使われている」などと不安を煽って相手から金銭を騙し取ったり、警察庁や滋賀県警察のサイトを模倣した偽サイトで人を欺いたりする事件が発生している。出典:滋賀県警察本部「特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺被害の発生状況」
また、風俗犯の犯罪遭遇率も高く、不同意わいせつや盗撮が増加傾向にある。出典:滋賀県防犯協会「令和6年12月末の犯罪発生状況」
滋賀県の犯罪発生率の推移
滋賀県の犯罪発生率は2000年にピークを迎えた。その背景には、バブル崩壊後の経済低迷や不安定な雇用情勢が関与していたものと考えられる。
2001年以降、警視庁の主導により各都道府県警察において街頭防犯カメラが導入された。さらには、地域パトロール活動の実施や防犯教育の推進などが功を奏し、犯罪発生率は低下に転じた。
しかし、昨今ではコロナ禍による経済的ダメージや、インフレに伴う実質賃金の低下といった景気悪化を背景に、ふたたび犯罪発生率は上昇傾向にある。
【市区町村別】滋賀県の治安ランキング(令和6年)
滋賀県の治安ランキングの上位と下位の市区町村は以下の通りだ。
治安が良かった市区町村の1位は栗東市、2位は湖南市、3位は守山市だった。
治安が良くなかった市区町村の1位は彦根市、2位は日野町、3位は愛荘町だった。

治安がもっとも良い市区町村は「栗東市」
栗東市は合計特殊出生率が高く、平均年齢が若いまちだ。
草津警察署の管轄区域(草津市・栗東市)には、8つの交番と3つの駐在所が配置されており、警備体制が整っている。出典:滋賀県警察本部「草津警察署」
また、栗東市長は住民から寄せられた質問の回答を公式サイトで公開している。「市立幼稚園の園庭や正門へ防犯カメラを設置してほしい」「防災無線の放送が自宅では聞こえない」といった住民の切実な声に耳を傾けて反映させながらまちづくりを行っている。出典:栗東市「防犯・防災」
治安がもっとも悪い市区町村は「彦根市」
彦根市は、琵琶湖東北部の中心都市として発展してきた市である。150万人以上の観光客が訪れている。出典:滋賀大学「【掲載】彦根市の観光の経済効果について 経済学部・横山幸司教授らがまとめた報告書の内容が毎日新聞に掲載」
多くの観光客で賑わう一方で、街頭犯罪も発生している。とくに、住宅に何者かが侵入して現金を盗む「侵入盗」の連続発生が懸念材料となっており、実際に空き巣や忍び込み、車上ねらい、万引きの被害が報告されている。出典:彦根市「防犯自治会の活動」
また不審者に関連する報告が増えており、彦根市は子どもたちが安心して通学できるようにスクールガード活動を実施している。スクールガード活動には約1,000名の市民が参加している。出典:彦根市「スクールガードについて」
◆ダイヤモンド不動産研究所では、滋賀県の治安ランキングの総合順位の公開、日本初の女性防犯アドバイザーである京師美佳氏に伺った防犯対策を紹介しているため、ぜひ参考にしてほしい◆
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