宮崎県の市区町村別の治安を調べるため、警察庁・総務省の統計資料をもとに治安ランキングベスト3およびワースト3をまとめた。安全、安心に暮らすために参考にしていただきたい。
全国治安ランキングで宮崎県は13位
宮崎県の治安の「良さ」は47都道府県中13位。全国の中でも治安が良い県だ。県内では247人に1件の割合で事件が発生している。

宮崎県は凶悪犯の犯罪遭遇率が高い。2002年に日南市油津港海上において、男性の射殺死体が発見される事件が発生。また2003年には清涼飲料水のアルミ缶が爆発する爆発事件が発生した。どちらも犯人を検挙できておらず、宮崎県警察は県民に対して情報提供を呼びかけている。出典:宮崎県警察本部「日南市油津港において発見された元石材店従業員被害の殺人事件について」』、「宮崎市橘通MRTミック前における爆発物使用事件について」
また、2025年度の上半期は空き巣の窃盗が相次いで発生した。無閉まり被害が約半数に及ぶため、宮崎県警察は県民に対して在宅中であっても戸締まりをすることなどを呼びかけている。出典:宮崎県警察本部生活安全少年課「令和7年上半期空き巣の窃盗が多発」
宮崎県の犯罪発生率の推移
宮崎県の犯罪発生率は1990年から緩やかに上昇して2002年にピークを迎えた。これは、バブル崩壊後の経済の混乱、雇用への不安など複合的要因が絡み合った結果と考えられる。
2001年以降、警視庁を皮切りに各都道府県警察において街頭防犯カメラを導入、さらには地域パトロール活動の実施、防犯教育の推進などが功を奏して犯罪発生率は低下した。
しかし、新型コロナウイルスによる経済的ダメージやインフレによる実質賃金の低下などの景気悪化により、ふたたび犯罪発生率は上昇傾向にある。
【市区町村別】宮崎県の治安ランキング(令和6年)
宮崎県の治安ランキングの上位と下位の市区町村は以下の通りだ。
治安が良かった市区町村の1位は美郷町、2位は高原町、3位は国富町だった。
治安が良くなかった市区町村の1位は高鍋町、2位は宮崎市、3位は日向市だった。

治安がもっとも良い市区町村は「美郷町」
美郷町は、四方を豊かな山々に囲まれた町で耳川、五十鈴川、小丸川の3本の河川が流れている。「師走祭り」「御田祭」「宇納間地蔵尊大祭」の伝統的な三大祭りの開催地だ。大内原ダム湖の湖畔に整備された総合レジャー施設の美郷レイクランドも人気で、多くの人で賑わっている。出典:あったか宮崎ひなた暮らし「美郷町(みさとちょう)」、出典:宮崎県「令和5年宮崎県観光入込客統計調査結果について」
美郷町は、2023年に町が管理する防犯灯の蛍光灯を水銀灯からLEDに変更。寿命の長いLEDに切り替えることで、暗い夜道を明るく照らし、防犯対策や交通安全の向上に貢献している。出典:美郷町「町内の防犯灯をLED化しました!」
美郷町は景観が美しい町でも知られているが、自治体が中心となり不法投棄防止の啓発活動やパトロール監視に取り組んでいる。出典:美郷町「[町の話題]令和7年度 美郷町施政方針」
治安がもっとも悪い市区町村は「高鍋町」
高鍋町は宮崎県の海沿いの中央部に位置する一番小さな町だが、経済や教育の中心地として栄えてきた。出典:高鍋町「高鍋町ってどんなまち?」
高鍋町では、悪質商法や架空請求などの消費者トラブルが相次いでいる。公的機関をかたる者がSMSを送信し、IDやパスワード、暗証番号、クレジットカード番号などの個人情報を詐取する詐欺手口が急増している。
また、点検商法トラブルも多く、相手の巧妙な勧誘トークに乗せられて高額な料金を支払ってしまう人が増加傾向にある。高鍋町は特殊詐欺、消費者トラブルに関して注意喚起を呼びかけている。出典:高鍋町「消費者トラブルの事例と対策について」
◆ダイヤモンド不動産研究所では、宮崎県の治安ランキングの総合順位の公開、日本初の女性防犯アドバイザーである京師美佳氏に伺った防犯対策を紹介しているため、ぜひ参考にしてほしい◆
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