auじぶん銀行の住宅ローン

過去5年にフラット35を借りた人は、低金利のフラット35への借り換えで確実に儲かる!
2019年9月の金利水準の低さを実感しよう

【第37回】2019年8月29日公開(2023年6月29日更新)
千日太郎:住宅ローン・不動産ブロガー

2019年9月が目前となりましたが、フラット35をはじめとした長期固定金利は過去最低水準を更新することになりそうです。となると借り換えのチャンスも拡大する見込みで、この金利水準ならば、過去5年にフラット35を借りたばかりの人であっても、住信SBIネット銀行のフラット35(保証型)への借り換えなら、確実に儲かるんです。「そんなアホなことがある訳がない」と疑う方は是非読んでみてください。

目次 フラット35を借りたばかりの人でもお得
金利は1%未満という過去最低水準へ
【2018年8月に借りた人】86万円~の借り換えメリット
【2017年8月に借りた人】152万円~の借り換えメリット
【2016年8月に借りた人】33万円~の借り換えメリット
【2015年8月に借りた人】391万円~の借り換えメリット
【2014年8月に借りた人】453万円~の借り換えメリット

金利は1%未満という過去最低水準へ

住信SBIネット銀行のフラット35サイト

 こんにちは、ブロガーの千日太郎です。 

 8月21日に翌月のフラット35金利のベースとなる住宅金融支援機構債の表面利率が発表されました。0.15%と前月から0.06ポイントの低下となっています。これに伴い、9月の住信SBIネット銀行のフラット35(保証型)の金利は0.06ポイント低下して、1%未満になると予想しています。新規借入(頭金2割以上)の場合、0.91%(予想)となり、借り換えも0.99%(予想)になるとみています。これは過去最低水準の金利です。
※編集部注:9月2日に発表された金利は、新規借入(頭金2割以上)が0.92%、借り換えは1.00%となり、予想よりも0.01%高い金利でした。以下の記事は予想金利で執筆しています。

【関連記事はこちら】>>2019年9月の住宅ローン金利動向を予想! 変動金利、10年固定、フラット35など、 人気商品の来月の金利は上がる?下がる?

フラット35の2019年9月金利を予想

 団信込みで1%を切るということは、新規借入の人だけでなく既に住宅ローンをフラット35で借りている人にとって、借り換えのチャンスが到来したということでもあるのです。今回は過去5年に遡り、2019年9月の予想金利で借り換えた場合のシミュレーションを行いました。

 結果は、過去5年で全て数十万円から数百万円の借り換えメリットがあるというものになりました。

 特に金利の低い、フラット35「S」でも借り換えメリットが発生します。フラット35Sは、当初の5年又は10年の金利を引き下げるもので、引き下げ幅は時期によって変化しますが、金利引き下げ期間中であっても借り換えメリットがあるのです。

 借り換えには「フラット35S」の商品は存在せず、金利引き下げの期間はありませんが、それでも借り換えメリットがありました。

(参考)フラット35Sの金利引き下げ幅の推移

0.60ポイント引き下げ(2015年2月9日資金を受け取りから2016年1月29日の申込み分)

0.30ポイント引き下げ(〜2017年10月)

0.25ポイント引き下げ(現在)

 2015年8月は英国のEU離脱ショックによって大幅に長期金利が下がり、フラット35の金利は0.9%(団信は別払い)と最低になった時期ですが、それであっても団信込みで0.99%の金利で借り換えることで、借り換えのメリットが発生するのです。

シミュレーションの前提

・当初の借入条件は35年返済で、元利均等返済、ボーナス払いなし

・当初から団信に加入しており、借り換え後も団信に加入

・借り換え時点の住宅ローン残高は3000万円

・借り換え後も当初の借入年数とし、繰上げ返済せずに完済
・「フラット35S」の引き下げ期間は5年

 それでは、実際に計算していきましょう。

【2018年8月に借りた人】86万円~の借り換えメリット!

 2018年8月の「フラット35」の金利・条件は下表の通りで、金利は1.34%でした。フラット35Sの場合、当初5年または10年間は0.25ポイント金利を引き下げます。「フラット35S」の引き下げ期間は5年として試算しました。

 一方で、2019年8月の予想金利は0.99%です。

2018年8月のフラット35の金利は?

■「フラット35S」からの借り換え

 「毎月返済額」はかなり少なくなりました。下表のように、当初5年間の毎月支払額は1414円少なくなり、6年目以降の毎月支払額は4577円も少なくなります。「フラット35S」の金利引き下げ期間でも、借り換え後の方が金利は低いので、毎月の返済額が少なくなっています。

2018年8月に「フラット35S」を借りた人の毎月返済額

 そして、「総返済額」はどうなったでしょうか。

2018年8月に「フラット35S」を借りた人の総返済額

 「フラット35S」の金利引き下げ期間中は金利が低いので、借り換えメリットは少なくなりますが、それでも借り換え費用を払って借り換えた方が、86万円も総返済額でおトクになるのですね。

 借り換えには手数料などを含めた諸費用がかかるのですが、その借り換え費用を払っても、総返済額で少なくなる金額を借り換えメリットと呼んでいます

 「今、借りている金利から何パーセント下がれば、借り換えでメリットがあるか?」これは一言で言い切ることが出来ません。借り換えメリットがあるかどうかは、以下の4つの要素によって決まるからです。

・借り換えに係る費用:安いほど借り換えメリットが出やすい。
・借り換え時のローン残高:多いほど借り換えメリットが出やすい。
・借り換えから完済までの期間:長いほど借り換えメリットが出やすい。
・金利の引き下げ幅:大きいほど借り換えメリットが出やすい。

 たまに「住宅ローンを借りたばかりだから、借り換えてもメリットはないと思います」と言う人がいますが、逆です。借りたばかりのタイミングは、ローン残高が大きく、完済までの期間が長いので、むしろ借り換えメリットが出やすいのです。

 住信SBIネット銀行フラット35(保証型)の融資手数料は2.2%(税込)となっており、借り換え費用は高い方の部類に入ります。しかし、他の借り換えメリット要素が大きいので、高い融資手数料を払ったとしてもトータルでトクになるのですね。

 なお、この融資手数料も新たに借りるフラット35に組み込んで借り換えることも可能です。審査が通れば、借り換え費用を一時的に持ち出す必要もなくなります。

■普通の「フラット35」からの借り換え

 なお、1年前に借りたのが普通のフラット35であれば、よりメリットが大きくなります。

 毎月の返済額は借り換え前と後で下表のようになります。金利が下がりますので毎月の返済額が4984円も少なくすみますね。

2018年8月に「フラット35」を借りた人の毎月返済額

 そして、「総返済額」は次のようになりました。

2018年8月に「フラット35」を借りた人の総返済額

 借り換え費用が約86万円かかりますが、完済までの返済額では203万円も少なくなるので、総額では118万円も借り換えた方がおトクになるのですね。

【2017年8月に借りた人】152万円~の借り換えメリット 

 2017年8月の「フラット35」の金利は1.12%、フラット35Sが適用される場合は、そこから0.3ポイント金利が差し引かれた0.82%でした。

 2017年10月の制度変更の前は、年に1回、団体信用生命保険料をフラット35の金利とは別途で支払うという仕組みになっていました。なので、借り換え前の金利は「団信なし」の金利です。

2017年8月のフラット35の金利は?

 金利引き下げがある当初5年または10年間は金利が低いように見えますが、団信保険料として、年に1回、借入残高の0.358%も支払っています。現在の金利と比較するのであれば、0.358%をプラスした金利と比較する必要があります。

■「フラット35S」からの借り換え

 「毎月返済額」は借り換え前と後で下表のようになります。2017年10月の制度改訂前の「フラット35S」は0.3ポイントの引き下げとなっています。なので、当初の引き下げ期間(ここでは5年間)の間は、借り換え前の方が毎月の返済額は少なくなります。

2017年8月に「フラット35S」を借りた人の毎月返済額

 次に、完済までの「総返済額」は以下の通りです。

2017年8月に「フラット35S」を借りた人の総返済額

 「フラット35S」の金利引き下げ期間中、金利は借り換え前の方が低いので、借り換えメリットは少なくなります。しかし、それは見かけだけで、団信保険料が別支払いになっています。団信保険料の差が193万円もありますので、総額では借り換えた方が152万円もおトクという結果になりました。

■普通の「フラット35」からの借り換え

 なお、2年前に借りたのが普通の「フラット35」であれば、もっとメリットが出ます。

 借り換え費用が約85万円かかりますが、完済までの返済額では72万円も少なくなり、さらに団信保険料は193万円も少なくなる、総額では181万円も借り換えた方がおトクになるのですね。

【2016年8月に借りた人】33万円~の借り換えメリット

 2016年8月のフラット35の金利は0.9%で、フラット35Sであれば、当初5年または10年間、0.6%と非常に低い金利でした。この直前に英国のEU離脱ショックで長期金利が急降下した時期で、フラット35史上最も低金利と言われる時期です。

 しかし当時は団信保険料が別でした。そして団信の保険料率は0.358%でしたから団信込みでは、実は今とあまり変わらない金利ですね。

2016年8月のフラット35の金利は?

■「フラット35S」からの借り換え

 「毎月の返済額」は借り換え後に増えてしまいます。2017年10月の「フラット35S」は金利0.6%なので、借り換えると損をしているように見えます。

2016年8月に「フラット35S」を借りた人の毎月返済額

 ところが、「総返済額」では逆転します。 

2016年8月に「フラット35S」を借りた人の総返済額

 「フラット35S」の金利は借り換え前の方が低いのですが、これには団信保険料が含まれていないのです。借り換え前の団信保険料は、なんと219万円もかかるのです。結局、借り換えて費用85万円を支払ったとしても、トータルでは借り換えた方が33万円もおトクという結果になりました。ここ最近では最も低金利のときに借りたケースですが、それでも借り換えメリットが出るというのが驚きです!

■普通のフラット35からの借り換え

 なお、3年前に借りたのが普通の「フラット35」であれば、もっとメリットが出ます。

 借り換え費用が約85万円かかり、完済までの返済額は47万円も多くなります。これだけ見ると損をしそうですが、団信保険料は185万円も少なくなるため、総額では53万円も借り換えた方がおトクになるのですね。

【2015年8月に借りた人】391万円~の借り換えメリット

 2015年8月の「フラット35」の金利は1.58%でした。日銀が現在のマイナス金利政策をスタートさせる前ですので比較的に金利は高いですね。

 しかし、「フラット35S」の金利引き下げ幅が0.6ポイントあった時期です。2015年2月9日に資金を受け取る方から2016年1月29日の申込み分までは「フラット35S」によって引き下げとなる金利は0.6ポイントもあったので、その期間の金利は0.98%でした。ただし、団信保険料は含まれていませんでした。

2015年8月のフラット35の金利は?

■「フラット35S」からの借り換え

 「毎月返済額」は、当初5年間はほぼ横ばいですが、6年目以降は、8105円も少なくなります。「フラット35S」で0.6ポイント引き下げになるとはいっても、もともとの金利が高いのでそれほど支払いが少なくなるという印象は無いですね。

2015年8月に「フラット35S」を借りた人の毎月返済額

 そして、「総返済額」は次のようになりました。

2015年8月に「フラット35S」を借りた人の総返済額

 「フラット35S」の期間中の金利引き下げ幅が0.6ポイントであっても、金利は借り換え後と大して変わりません。むしろ、「フラット35S」の金利引き下げ期間終了後の利息が安くなることがポイントです。さらに、借り換え後は団信保険料が金利に含まれているため、トータルで借り換えた方が391万円おトクという結果になりました。

■普通の「フラット35」からの借り換え

 なお、4年前に借りたのが普通の「フラット35」であれば、もっとメリットが出ます。1.58%の金利が0.99%になると、やはり目に見えて毎月の支払額は楽になりますね。

 借り換え費用が約85万円かかりますが、完済までの返済額は312万円も少なくなります。さらに、団信保険料は185万円も少なくなるため、総額では412万円も借り換えた方がおトクになるのですね。

 これを知らない人は損ですよね!

【2014年8月に借りた人】453万円~の借り換えメリット

 2014年8月の「フラット35」の金利は1.69%です。過去5年では最も高い金利ですから、借り換えによるメリットも期待できます。フラット35Sであれば、当初5年または10年間、それから0.35ポイント金利が下がりました。

2014年8月のフラット35の金利は?

■「フラット35S」からの借り換え

 「毎月返済」は、借り換えによって大きく減少します。当初5年間は5625円、6年目以降は9959円も毎月支払額が少なくなります。

2014年8月に「フラット35S」を借りた人の毎月返済額

 そして、「総返済額」は次のようになりました。

2014年8月に「フラット35S」を借りた人の総返済額

 総返済額も減り、団信保険料も借り換え以降はなくなるので、総額で453万円の借り換えメリットとなりました。住宅ローンは借りて終わりではなく、金利が下がったら適時に借り換えるということが重要なんですよね。

■普通の「フラット35」からの借り換え

 なお、5年前に借りたのが普通の「フラット35」でも、同様にメリットが出ます。1.69%の金利が0.99%になると、借り換えるだけで毎月1万円近くの支払い減になります。

 借り換え費用が約85万円かかりますが、完済までの返済額は359万円も少なくなります。さらに、団信保険料は180万円も少なくなるため、総額では453万円も借り換えた方がおトクになります。

 これを見逃す人はいないでしょう。

住信SBIネット銀行フラット35(保証型)の注意点

 住信SBIネット銀行フラット35(保証型)の借り換えについては、少なくとも過去5年については、メリットがあるのは確実です。

 では最後に、現在フラット35で借りている人が借り換える際の「注意点」をお話ししておきます。

 4つあります。

住信SBIネット銀行「フラット35(保証型)」の注意点

①当初にフラット35で借りてから丸12回(1年間)支払実績が必要。

②住信SBIネット銀行のフラット35(保証型)に借り換えた場合は連帯債務で借りることが出来ない。

③住信SBIネット銀行のフラット35(保証型)は機構団信ではなく、住信SBIネット銀行の全疾病保障団信となる。

④借り換えの申込から実行まで約1カ月かかる。

 9月2日になれば、予想ではなく確実な金利が分かります。しかし、申込から実行までは早くても1カ月はかかりますので、9月の金利を確認してから申し込むと、10月の金利ということになります。

 千日の予想では、9月は下がるとしていますが、10月はまたどうなるか分かりません。早めに仮審査に出しておくことをおススメします。もし、9月に思ったほど下がらなかったら? 借り換えをやめればよいだけのことです。申し込みをして「やっぱりやめます」と言ってもこちらにペナルティはありません。

 特に今のタイミングは金利が下がっていることから、申し込みが増えていると思われます。手続きは申込順となりますので、早めの事前審査をおススメします。

頭金が多いほど、金利が低くなる!
住信SBIネット銀行の「フラット35(保証型)」の概要

金利 ⇒「住信SBIネット銀行」詳細ページを見る
無料団信の保障範囲 死亡・高度障害(団信なしだと金利▲0.2%)
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
団信保険料(税込) 金利に含む
【ポイント】 住信SBIネット銀行の「フラット35(保証型)」は、通常のフラット35よりも金利を低く設定しているのが特徴だ。頭金が大きほど金利は低くなる。新規借入(頭金が10%以上、または20%以上)、借り換えに対応しているのでぜひ検討してみよう。
住信SBIネット銀行の公式サイトはこちら
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住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額2500万円、借入期間30年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.298%
総返済額 2611万円
表面金利
年0.148%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
71,001円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/4/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
実質金利(手数料込)
0.441%
総返済額 2666万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
72,517円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【通常商品】5万5000円~
【変動フォーカス】借入残高×2.2%
【ステップダウン金利】16万5000円
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
自社商品は、3大疾病50%保障が無料付帯
実質金利(手数料込)
0.471%
総返済額 2677万円
表面金利
年0.320%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
72,840円
おすすめポイント

3大疾病50%保障+全疾病保障が無料
先進医療特約も無料で付帯
③無料団信でも、急性心筋梗塞・脳卒中の手術をすれば、ローン残高の50%を保障するなど手厚い対応

※同社または保証会社の審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.75%上乗せ。借入期間が35年超の場合は、住宅ローン金利に年0.15%を上乗せ
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
  • 通常の団信に加えて、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障(40歳未満)と、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯
  • フラット35も取り扱う

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淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住信SBIネット銀行の強みは業界トップクラスの金利の低さでしょう。ネット銀行なのですが、何故か店舗の方が金利や団信サービスで魅力的なことがあるのもユニークです。

 

住宅ローンの品揃えもバラエティで充実しています。利用するなら、金利の低い変動型がいいですね。

 

審査はとても厳格です。提出書類は、一切の代筆を許さない厳格さがありますね。もちろん書類に不備があればいちいち取り直しになったりし、意外と手間が発生することもあります。書類をしっかり用意することがポイントですね。

 

審査が通って融資実行までは3週間以上あけるのが原則なので、年末年始をまたいだりすると実際の融資実行がかなり遅れることがあるので注意です。

 

ただし、金利設定の細かな条件を理解していないと後で「そんなつもりじゃなかった」ということになりかねません。例えば、「固定金利特約タイプ」は、特約期間中に金利タイプを変更することはできません。その上、固定金利期間終了後は、何もしないと変動金利になりますが、その場合の変動金利はかなり高くなる(現在の金利設定の場合)ので、気をつける必要があります。

 

なお、給与振込銀行は別にしておきたい場合、住信SBIネット銀行は自動で毎月の返済分を他の銀行の口座から無料で吸い上げてくれる仕組みがあって便利です。

関連記事 住信SBIネット銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.2%
■フラット35
【保証型】
融資額×2.2%
【買取型・新規借入】
融資額×1.1%
【買取型・借り換え】融資額×0.99%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は33,000円)
■フラット35
店頭のみ、無料
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限
※当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
全国
■フラット35
使い道
■自社商品
住宅に関する次の資金
・【新規住宅ローン】ご本人またはご家族がお住まいになるための住宅の新築・購入資金、これにかかわる諸費用、健全な個人消費資金
・【借換住宅ローン】ご本人のご自宅にかかわる現在お借入中の住宅ローンの借換資金、これにかかわる諸費用、借換えと同時に行う増改築資金、健全な個人消費資金
年収
(給与所得者)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満18歳以上満65歳以下
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
■自社商品
住信SBIネット銀行指定の団体信用生命保険への加入を認められる方、国内に住んでいる方
無料の団信
一般団信
+全疾病保障
+スゴ団信・3大疾病50プラン(借入時年齢:40歳以下)
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合)
全疾病保障(けが・病気により就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
3大疾病50プラン(がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が50%に)
オプション
(特約)の団信
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳未満)
金利+0.20%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳以上)
金利+0.40%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
ワイド団信
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額2500万円、借入期間30年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

変動金利ランキング完全版はこちら

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