徳島県の市区町村別の治安を調べるため、警察庁・総務省の統計資料をもとに治安ランキングベスト3およびワースト3をまとめた。安全、安心に暮らすために参考にしていただきたい。
全国治安ランキングで徳島県は10位
徳島県の治安の「良さ」は全都道府県中10位。全国的に見ると治安が良い県だ。県内では260人に1件の確率で事件が発生している。

徳島県では知能犯の犯罪遭遇率が高い。とくにSNS型投資詐欺やロマンス詐欺の被害が目立っている。これらは、SNSやマッチングアプリで知り合った人物が言葉巧みに相手から現金をだまし取る手口だ。2024年度の被害件数は59件で、被害総額は5億8,688万円に及んでいる。 出典:徳島県「特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害状況(令和6年)について」
また、住居侵入を含む「その他刑法犯」の犯罪遭遇率も高い。徳島県警察の公式Xアカウントでは、住居侵入の被疑者を逮捕したとの情報も投稿されている。 出典:徳島県警察「徳島県警察X公式アカウント」
また徳島県防犯協会では「今すぐできる住まいの防犯対策」という資料を配布するなど、県民に対して防犯対策を促している。 出典:公益財団法人 全国防犯協会連合会「特殊詐欺等の被害防止」
徳島県の犯罪発生率の推移
1983年頃までは、徳島県の犯罪発生率は全国平均よりも高く推移していた。これは、当時の急速な都市化や経済成長の過程で、地域コミュニティのつながりが弱まり、防犯活動への意識が薄れていたことが背景にあると考えられる。その後、1995年頃までは緩やかに減少していた。
1997年以降、犯罪発生率はふたたび増加に転じ、2003年にピークを迎えた。この上昇は、バブル崩壊後の経済的混乱や雇用不安などの要因によるものだ。
2001年以降は、警視庁を皮切りに各都道府県警察において街頭防犯カメラの導入、さらには全国的な地域パトロール活動の実施、防犯教育の推進などを図ったことが功を奏して犯罪発生率は低下した。
しかし、2021年以降は新型コロナウイルスによる経済的ダメージやインフレによる実質賃金の低下などの景気悪化により、ふたたび犯罪発生率は上昇傾向にある。
【市区町村別】徳島県の治安ランキング(令和6年)
徳島県の治安ランキングの上位と下位の市区町村は以下の通りだ。
治安が良かった市区町村の1位は牟岐町、2位はつるぎ町、3位は東みよし町だった。
治安が良くなかった市区町村の1位は海陽町、2位は上板町、3位は徳島市だった。

治安がもっとも良い市区町村は「牟岐町」
牟岐町(むぎちょう)は、町域の大部分が牟岐川の流域に位置しており、農業が盛んな町である。牟岐町から美波町へと至る南阿波サンライン(県道日和佐牟岐線)は、眺望の美しいドライブコースとして有名だ。また、景勝地である八坂八浜(やさかやはま)も広く知られており、多くの観光客が訪れている。 出典:牟岐町「町の概要」
牟岐町は、全国的な犯罪傾向を注視し、牟岐町議会定例会などで継続的に安全・安心な町づくりについて議論している。過去の定例会では防犯カメラの設置について議論がされた。出典:牟岐町平成28年第2回牟岐町議会定例会町長議案提案説明」
治安が悪い市区町村は「海陽町」
海陽町は徳島県の最南端に位置し、緑豊かな山々がそびえる自然豊かな町である。海岸部は数々の岬や入り江を有するリアス式海岸となっており、室戸阿南海岸国定公園に指定されている。
しかし、近年では町内において窃盗事件が相次いで報告されている。
野菜の無人販売所からナスなどの農作物が盗まれるほか、電気工事会社の敷地内からバッテリーが盗まれるといった被害が発生している。 出典:徳島県警察「徳島県警察Xアカウント」
◆ダイヤモンド不動産研究所では、徳島県の治安ランキングの総合順位の公開、日本初の女性防犯アドバイザーである京師美佳氏に伺った防犯対策を紹介しているため、ぜひ参考にしてほしい◆
治安ランキングエリアメニュー |
地価・坪単価ランキングエリアメニュー |




