大分県で治安がいい市区町村は、1位が津久見市、2位が杵築市だが、最下位はどこ?【治安ランキングベスト3&ワースト3】

大分県で治安がいい市区町村は、1位が津久見市、2位が杵築市だが、最下位はどこ?【治安ランキングベスト3&ワースト3】
2026年1月20日公開(2026年1月19日更新)
ダイヤモンド不動産研究所
監修者 京師美佳:防犯アドバイザー

大分県の市区町村別の治安を調べるため、警察庁・総務省の統計資料をもとに治安ランキングベスト3およびワースト3をまとめた。安全、安心に暮らすために参考にしていただきたい。

全国治安ランキングで大分県は3位

 大分県の治安の「良さ」は47都道府県中3位。全国的に見ると治安が良い県だ。県内では366人に1件の割合で事件が発生している。

 大分県では、防犯の視点を取り入れた都市計画を推進している。交差点の隅切り等により見通しを確保したり、夜間に横断歩道が見えにくく危険な箇所に街路灯を検討したりといったCPTED(環境設計による犯罪防止)の考え方を取り入れることで安全なまちづくりを実現している。出典:大分県「大分県安全・安心まちづくり

 一方、公益財団法人大分防犯協会では事業計画を策定し、県や警察、教育委員会、各自治体、自主防犯ボランティア団体などと連携して防犯対策を推進している。2025年度は特殊詐欺やSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺への対策に重点を置き、年間を通じて啓発活動に取り組んだ。

 このように、行政と民間が連携して計画的な対策を講じることで、住みやすい街を目指している。出典:公益財団法人大分防犯協会「令和7年度事業計画」

大分県の犯罪発生率の推移

出典:警察庁「令和6年警察白書 統計資料」など

 大分県の刑法犯認知件数は1998年頃から徐々に上昇し始め、2002年にピークを迎えた。これはバブル崩壊後の経済混乱や雇用の不安定化など、複合的な要因が絡み合った結果と考えられる。

 2001年以降からは、警察庁主導のもと各都道府県警察において街頭防犯カメラの導入や地域パトロール活動の強化、防犯教育の推進が功を奏して犯罪発生率は減少に転じた。

 しかし、近年は新型コロナウイルス感染症による経済の悪化やインフレに伴う実質賃金の低下といった景気悪化を背景に、ふたたび犯罪発生率は上昇傾向にある。

【市区町村別】大分県の治安ランキング(令和5年)

 大分県の治安ランキングの上位と下位の市区町村は以下の通りだ。

 治安が良かった市区町村の1位は津久見市、2位は杵築市、3位は日出町だった。

 治安が良くなかった市区町村の1位は別府市、2位は中津市、3位は大分市だった。

治安がもっとも良い市区町村は「津久見市」

自主防犯活動に取り組む津久見市 出典;PIXTA

 津久見市は海沿いの街だ。市内にはJR日豊本線の津久見駅と日代駅がある。交通網も整備されており、臼津バイパス(国道217号)や県道佐伯津久見線が通るほか、東九州自動車道津久見インターチェンジもあり利便性が高い。出典:津久見市「位置と自然」

 津久見市では自主防犯活動が盛んに行われている。「自分たちの町は自分たちで守る」という意識のもと、青色防犯パトロール車による巡回が行われている。出典:津久見市「地域の防犯意識を高めるために 津久見市青色防犯パトロール出発式」

 また、自治体主導で防犯灯の設置といった生活環境の整備も進められている。出典:津久見市「津久見市会議」

治安がもっとも悪い市区町村は「別府市」

多くの観光客で賑わう別府市 出典:PIXTA

 別府市は温泉地として知られ、多くの観光客で賑わう街だ。市内では約3,500人の留学生が勉学に励んでおり、日本でも有数の異文化あふれる国際交流都市として知られている。出典:別府市「別府市の概要」

 別府市では従来から窃盗被害が目立っていたが、近年はSNS型投資詐欺の被害も増加している。例えば、市内に住む60歳代の男性が、X(旧Twitter)を通じて投資家を名乗る人物と接触し、指定された投資アプリのダウンロード後に現金を振り込んだところ、合計1,670万円を騙し取られるといった被害が報告されている。出典:杵築日出警察署「パトロールニュースまもるくん」

 ◆ダイヤモンド不動産研究所では、大分県の治安ランキングの総合順位の公開、日本初の女性防犯アドバイザーである京師美佳氏に伺った防犯対策を紹介しているため、ぜひ参考にしてほしい◆

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