<住宅ローンの金利おさらい>
•住宅ローン金利は変動金利と固定金利の2種類
•金利は各金融機関が独自に決定する
<参考 2022年7月の金利水準>
変動金利:年0.375%(みずほ銀行・出典1)
全期間固定金利:①年1.510%(フラット35・出典2)②年1.330%(みずほ銀行・出典3)
(注:金利が適用される条件等は必ず公式サイトなどでご確認ください)
【変動金利】
変動金利は、短期または長期のプライムレート(銀行が事業資金融資する際の最優遇金利のこと)に連動して変動する銀行が多い
変動金利には以下の3つのルールを設けている銀行が多い(出典4)
<①年2回見直しルール>
返済中の毎年4月と10月時点の指標金利(プライムレート)水準に応じて適用金利が改定される可能性がある
<②返済額5年間固定ルール>
金利が上昇(または下降)した場合、返済中の人は現状の返済額が5年間は変わらない。
金利変動の差額は5年後に再計算し、新しい返済額が決まる。
金利が上昇し続けると最終回までに支払いきれない利息「未収利息」(未払利息とも)が残るおそれもある。
原則として最後に一括払いすることになっているが、銀行によっては再度分割払いなどの相談に応じてもらえる場合もある。
<③返済額1.25倍ルール>
金利変動で返済額が見直され返済額が増えるでも、それまでの返済額に対し1.25倍(125%)を超えないよう調整される
【固定金利】
固定金利は最初から最後まで、あるいは一定期間金利が固定され変わらない。10年国債の利回りや長期金利などを指標に、原則として各銀行が毎月見直しているので、借りる月によって適用される金利が異なる
固定金利には「全期間型」「期間選択型」の2種類がある
<固定金利①全期間型>(最初から最後まで同じ金利)
フラット35が代表格。メガバンクなど民間金融機関でも取り扱っている
<固定金利➁期間選択型>(5年、10年など一定期間の固定金利を選択)
固定金利期間が終わると、もう一度固定金利、あるいは変動金利も選べるので「ミックス型」とも呼ばれる。 銀行により「固定金利特約型」(三井住友銀行)「固定金利選択」(みずほ銀行)など呼び方が違う。
出典1:みずほ銀行/住宅ローン(ローン取扱手数料型)
出典2:フラット35/金利情報/新機構団信付きの【フラット35】等の借入金利水準(2022年7月)<取扱金融機関が提供する金利の範囲と最も多い金利>/ 借入期間:21年以上35年以下/融資率9割以下
出典3:みずほ銀行/みずほネット住宅ローン「全期間固定プラン」
出典4:金融広報中央委員会「知るぽると」/住宅ローン/固定金利・変動金利など金利タイプの違い
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今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。
【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とするアンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。
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Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。
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プロの評判・口コミ
淡河範明さん
りそな銀行の住宅ローンは、まず金利設定がかなりチャレンジングです。期間固定金利の場合、固定期間終了後も当初の金利優遇がずっと大きいままなので、金利は低いですね。そのため借り換えをするならメリットが大いにあります。
審査は、厳しくも緩くもないですね。用意する書類に関して厳格で、お客様の属性にもよりますが、必要書類が他の金融機関に比べて提出書類が多く、また、一つ不備があるときっちり揃えるまで何度もやり取りをしなければならず、煩わしいかもしれません。書類の不備があると審査が長びくリスクもあります。
一般に、自営業や会社経営をしている場合は、直近3期分の決算書と確定申告書、役員報酬の源泉徴収票の提出を求められます。りそな銀行では、さらなる書類を求められることもあり、会社の納税証明書の提出が必要となることもあります。そのため審査に時間がかかりがちで、事前審査も本審査もそれぞれ2〜3週間かかることも珍しくなく、融資実行を早めにしたい人は要注意です。