auじぶん銀行の住宅ローン

銀行員が選ぶ住宅ローンの金利タイプが「変動金利」一択の理由とは?

【第1回】2022年7月28日公開(2023年9月26日更新)
加藤隆二:金融ライター(現役銀行員)

銀行員が自分で借りる住宅ローンの金利タイプは「変動金利一択」です。それは①銀行員には変動金利しか選べない、つまり選択の余地がないから、そして②変動金利しか選ばない、つまり変動金利以外を選ぶ妥当性がないから、という2つの理由があるからです。(金融ライター・加藤隆二)

変動金利一択の理由①
銀行員は変動金利しか選べない

 私は勤続30年の銀行員で、お金に関わるいろいろな話題で読者の役に立ちたいと思いライターもしています。

 銀行員として30年勤めた経験から「銀行員が自分で借りる住宅ローンの金利は変動金利」と言えます。そして私自身も勤務する銀行から住宅ローンを借りていて、金利は変動金利です。

銀行員の住宅ローンは変動金利しか選べない
銀行員は住宅ローンで変動金利しか選べない 出所:PIXTA

 そこで今回は、「銀行員が選ぶのは、なぜ変動金利一択なのか?」の理由と、銀行員の住宅ローン事情もお話しします。

 先行きの見通しが不透明な現在で、確実に金利の予想をできる人はいません。これは住宅ローンも同じで、金利の先行きに関する記事では、決まって最後に「決めるのはあなたです」といった結論(とも言えないのですが)で終わっています。

 そうした金利の先行きが不透明な情勢で、「銀行の中の人」である私が変動金利を選択する理由を、説明したいと思います。

 銀行員の金利選択を考えるにあたって、まず「銀行員が住宅ローンをどこで、どのように借りているか?」といった「銀行員の住宅ローン事情」を説明するところから始めたいと思います。

 そうすれば、なぜ銀行員が住宅ローンで変動金利一択なのか理解しやすくなると思うからです。

(ここからは銀行の内情「銀行員あるある」に近いので軽く読み飛ばしても、あるいは後から読み返しても大丈夫です)

銀行員はどこで住宅ローンを借りている?  〜銀行員の住宅ローン事情

 以下は、記事の情報収集をする中で見つけた、とある「質問コーナー」の内容をまとめたものです。

<質問1>

問)銀行員です。
住宅ローンを検討中なのですが自分の銀行で借りたほうがいいか、それとも他の金融機関にしたほうがいいか?悩んでいます。
できれば現役銀行員の方、教えてください

答)私は現役銀行員です。
自分の銀行で借りるという選択肢はないですね。
金利や条件とかを自由にできないし、なにより審査で自分の個人情報を勤めている銀行に知られるのがイヤだったので、他の銀行で借りることにしましたよ。
メガバンクとか地方銀行など複数に申し込んで、条件の良いメガを選びました。
だからやっぱり「自分の銀行で借りる」のはないですね!

<質問2>

問)銀行員が住宅ローンを借りるときは、一般客よりムチャクチャ低金利で借りれるんですか?
それとも銀行員専用の特別ローンみたいなものとか、あるんでしょうか?

答)銀行員ですが、金利が安くなることはないです。
お客様より条件は悪いですし、もちろん専用ローンなんてものもありません!

 「実際に銀行員が答えているのか?」といった真偽は別にしても、銀行勤続30年の私には信じられない内容でした。

 では、そう感じた理由を、続けて説明していきます。

銀行員は自分の銀行で住宅ローンを借りるしかない

 銀行員の私が「銀行員は自分の銀行以外で借りるのが普通」と考えられない理由は3つあります。

<銀行員は自分の銀行で住宅ローンを借りるしかない~3つの理由>
1.自分の銀行以外で借りるのは不自然
2.自宅新築や転居は報告義務があるので、秘密裏に動けない

3.個人信用情報でもバレる可能性大

 まず言えるのは、銀行員が自社以外で借りること自体が不自然で、会社から疑われるおそれがあるという点です。

 万が一にも他の銀行でローンを借りると知られたら、

 「勤務する銀行に知られたくない、ネガティブな情報があるのでは?」
「なにか重大な隠しごとをしているんじゃないか?」
「他の銀行に自行の機密情報を漏らして、金もうけしようとしている」

 大げさでなく、このように疑われることすらあります。

 ではどうやって発覚してしまうのでしょうか?

 発覚してしまうのは2つのケースがあり、1つ目は銀行員の義務によるものです。

 銀行員には、「どこに誰と住んでいるのか?」といった情報は偽りなく、常に会社へ報告する義務があります。これは従業員をすべて把握するという、会社なら当然の考えであると同時に、やはり銀行という仕事においては不正防止の目的もあります。そして転居の届け出をすると「住宅ローンを借りていないのに、新居に引っ越したのか?」と疑われる場合があるのです。

 また転勤が多い銀行員は、家族で社宅住まいもよくありますが、その社宅に本人しか住んでいないと、やはり不自然です。例えば会社にだまって他の銀行でローンを借りて、家族だけ新居に住んでいるケースがあります。「〇〇さんの部屋はご本人以外の家族がいないようで、どうも怪しい」と社宅の奥さんたちの間でうわさになり、そこから発覚することもあるのです。

 発覚する2つ目の理由として、個人信用情報から他の銀行で借りたことがバレることがあります。

 銀行に勤めている以上、銀行員は営業ノルマ達成のため、クレジットカードやカードローンなどを頻繁に作らなければいけません。クレジットやカードローンにも審査があり、そこで個人信用情報をチェックされることで、バレる場合があります(個人信用情報を見れば、他行で住宅ローンを借りていることが一目瞭然です)。

 住宅ローンを借りるのは本人の自由で、会社が強制するものではありません。しかしながら、他の銀行で住宅ローンを黙って借りたのは、勤務する銀行に隠し事をしていたということになるのです。「虚偽」「隠蔽(いんぺい)」を銀行は嫌いますので、本人に対してマイナス影響となることは間違いありません。

 こういった理由から他の銀行で住宅ローンを借りる銀行員は、少なくとも私の周りには一人もいないのです。

銀行員専用ローンはない

 「銀行員の社内預金って、私の定期預金より金利が高いの?」
「銀行員だから、金利優遇の専用住宅ローンがあるんでしょ?」

 これは、実際にお客様から私が聞いた声です。「銀行員は、お客様より金利などが優遇されている」と考えている人が意外と多いようですが、そんなことはありません。「銀行だから身内を優遇する」などは都市伝説的な先入観です。

 たしかに、私が入社した30年前は社内融資制度として、社会一般より安い金利の住宅ローンがありました。しかし現在では、「銀行員が一般客より住宅ローン金利が安い」などということはありえません競争激化で銀行はただでさえ収益が厳しくなっている状況で、自社で働く銀行員を必要以上に優遇する必要はないのです。

以上、ここまでをまとめると、
•銀行員は自分の銀行で住宅ローンを借りるしかない
•銀行員専用ローンなどはなく、金利も優遇されない
•だから変動金利しか選べない

のが現状なので、理由を次にお話しします。

銀行員だから変動金利しか選べない

 自分の銀行で住宅ローンを借りるしかない銀行員は、当然ですが金利の引き下げ交渉もできません。「金利が納得できないから他の銀行にするよ」と選べるお客様がうらやましいです(笑)。

 とはいえ定価(引き下げ前の基準金利)から多少の引き下げはしてもらえるので「銀行員の住宅ローン金利はお客様より少し高めか、良くてお客様と同水準」といったところです。

 ちなみに私は変動金利で、最優遇のお客様プラス0.8%くらいです。しかしながら、このように変動金利でもそれほど優遇してもらえないので、固定金利ならさらに金利の負担感は強くなり、結果として変動金利を選ぶしかないということになります。

 このように「変動金利が良いから、ではなく、それしか選べないから」私も変動金利を選択しました。

 もちろん中には自分の金利予想から固定金利を選ぶ銀行員もいますが、原則として固定金利を選択すると、その後は変更できず身動きが取れなくなってしまいます。私も固定金利を選ぶことはできましたが、変動金利を選択して、それでも今まで後悔したことはありません。

 その理由は以下の項目で詳しく説明します。

【関連記事はこちら】>>住宅ローンの変動金利を2年以内に引き上げる銀行は4行!? 各銀行の変動金利見通しと、リスクを抑える方法を紹介

変動金利一択の理由②
銀行員は変動金利しか選ばない

 銀行員が変動金利しか選べない事情を説明してきましたが、ではなぜ変動金利でも私は後悔していないのか?

 その答えが「銀行員は変動金利しか選ばない」3つの理由です。

<銀行員は変動金利しか選ばない」3つの理由>
1,固定金利は身動きが取れないから
2,変動金利を選んでも後悔しないと思うから
3,銀行は変動金利をそう簡単には引き上げないと思うから

固定金利は身動きが取れないから

 固定金利を選ぶと身動きが取れなくなるのが嫌だから、変動金利を選択しています。「固定金利より変動金利がよい」「優れている」といった意味ではありません。

 銀行員は当然ながら、住宅ローン金利は最前線で情報を得ることができます。そこで金利変動をにらみ自分のローンの金利タイプを変更しようと考えたとしても、固定金利を選択している間は、金利タイプを変更できないのです。

 これは銀行員だけでなく、一般のお客様も一緒で、身動きが取れなくなるのが嫌なら変動金利を選ぶべきでしょう。なお固定金利でも「期間選択型」なら、固定金利期間が終わった後で変動金利に変更できます(一部の銀行は、固定金利の期間中でも、手数料を支払うと変動金利に変更できます)。

ご注意:他の金利種類への変更について
• ①固定金利特約型または超長期固定金利型をご利用期間中は、他の金利種類に変更することはできません。
• ②お借入期間中に超長期固定金利型への変更はできません。

出典:三井住友銀行/住宅ローン/ 住宅ローン金利/金利の種類・選び方

変動金利を選んでも後悔しないと思うから

 一般的に住宅ローンでは、変動金利のほうが固定金利よりも金利が低く、同じ返済期間なら当然ながら毎月返済も少なくなります。

 毎月の負担を少なく抑えたいなら、低金利の変動金利を選ぶほうがいいでしょう。金利上昇が心配なら、変動金利より高い金利を「安心料」として支払う固定金利を選ぶ考え方もあります。どちらが正解とも言えません。

 ただし、私はそうした”紋切り型”な分析にはピンときません。「変動金利を選んでも後悔しないかどうか?」ということを重視します。ここで一つの仮定を考えてみましょう。

 たとえば同じ時に変動金利、固定金利をそれぞれ選んだ2人がいると仮定します。変動金利を選んだAさんは年0.375%、固定金利を選んだBさんは年1.510%で返済することになります。(金利の参考元は後述)

 この場合、私は以下のように考えます。

 「金利上昇がないと、AさんはBさんよりずっとお得」
「もし金利が上昇しても、年1.510%になるまでAさんはBさんより金利が低い」

 つまり変動金利にしてよかったと思うことはあっても、変動金利にしなきゃよかったと実害から後悔することはないのです。

 もちろんこの根底には「変動金利は上がらないだろう」という考えがあるのですが、銀行員として私は本気でそう考え、変動金利にしています。

銀行は変動金利をそう簡単には引き上げないと思うから

 「変動金利は将来上昇するのか?」という問いに対して正確に答えられる人はいません。もちろん私も、いくら銀行員とはいえ金利予想などできるはずもありません。しかし過去の推移と、銀行事情を内部で見てきた経験から、銀行は変動金利をそう簡単には引き上げしないと考えています。

 まず変動金利が、今までどのように推移してきたか見てみましょう。

<住宅ローン変動金利の推移>(注・引き下げ前の店頭金利 筆者調べ)
1.バブル期は金利も「絶好調」・1990年は年8.5%(!)
2.バブル崩壊で「急降下」・1991年以降、5年で年3%未満に低下
3.バブル崩壊後は「安定推移」・2001年~2006年まで年2.375%が続く
4.2000年代後半まで「ゆるやかに上昇」・2007年10月、年2.875%に
5.現在まで「ほとんど動かず」・2009年1月~現在まで年2.475%で変わらず

 現在までの推移をみると、バブル崩壊後は多少の上下はあっても30年以上、住宅ローンの金利は2%台をキープし続けているのです。

銀行は変動金利を上げられない

 次に、「上がらないというより、上げられない」銀行の内部事情を解説します。

 住宅ローンは、30年など長い年月の間、取引してもらえる、金融機関にとってもうかる「ドル箱」です。例えば、ローンを借りた銀行では、給料振り込みや公共料金を指定するのが普通ですし、投資や運用、家族の取引なども期待できます。したがって、金利を引き上げれば他に借り換えられてしまいますので、もうけを減らしてでも銀行は金利を上げない(上げられない)のです。

 基準金利(店頭金利)と引き下げ後の優遇金利は金融機関でそれぞれ決めていますが、共通するのは優遇しても、最終的にもうけがあるから金融機関は住宅ローン金利を値下げしているという点です。

 例えば、住宅ローン変動金利の基準金利(店頭金利)は2.475%が主流ですが、実際にはここからディスカウントした金利が適用されるので、年0.375%の変動金利なら銀行は年2.1%ももうけを減らしています(2.475-0.375=▲2.100%)。

 ただし、変動金利の場合、利息で銀行が利益を確保できるいわば「採算ライン」は一般に年0.3%以上と言われています。これはコストとして保険会社に支払う団体信用生命保険が0.2%必要なので、人件費などの経費を加えると年0.3%以上でないと銀行は採算が取れないのです。もちろん現実では0.3%未満の金利を出している金融機関もありますが、手数料や住宅ローン以外の収支もカウントした全取引で考えていると思われます。

 いずれにしても、たとえ低採算でも30年以上の長期間で利息がもらえ、他の取引で収益も得られるので、借り換えされないよう、銀行はギリギリまで金利引き上げを我慢すると考えています。

まとめ~「銀行の中の人」の選択を自分に活かす

 繰り返しになりますが、金利の予想をできる人はいません。これから住宅ローンを借りる計画の方や、住宅ローンを検討している方も、最近では余計に金利が心配になっていると思います。

 しかし、住宅を手に入れるにもタイミングがあり、金利が気になるからと言って行動を起こさない限り、マイホームを手に入れることはできません。

 そして、予想はできなくても推移や経験など金利を肌で実感している「銀行の中の人」が変動金利一択となる理由を、ご自身の住宅ローンに活かしてください。

 銀行員は、銀行員であると同時に住宅ローンを借りている「仲間」ですから。

【関連記事はこちら】>>変動金利の住宅ローンは、金利が何%まで上昇すると考えれば破綻しないで済むのか?

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変動金利と固定金利の違いをおさらい!

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住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
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総返済額 3161万円
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年0.179%
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借入額×2.2%
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0円
毎月返済額
73,694円
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「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/7/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.399%
総返済額 3210万円
表面金利
年0.270%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
74,864円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

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手数料(税込)
【定額型】5万5000円~
【定率型】借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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