auじぶん銀行の住宅ローン

銀行員はフラット35をどう見ている?「大事な商品だが、注文されなければイチオシの後ろにこっそり置いておきたい」が本音

【第12回】2023年6月2日公開(2023年6月6日更新)
加藤隆二:金融ライター(現役銀行員)

「フラット35は、銀行の住宅ローンとどこが違うんですか?」と銀行窓口に来店したお客様から質問されることがあります。同じように疑問に思う方もいるでしょう。今回は、フラット35とはそもそも何なのか、銀行員はフラット35をどう見ているのか、銀行員の本音を交えて解説していきます。(金融ライター・加藤隆二)

フラット35の仕組みとは?

フラット35
金融機関と提携し融資を提供。金融機関ごとに金利・手数料が設定されている。(出所:住宅金融支援機構「フラット35 初めての方へ」

 フラット35は、固定金利の個人住宅向け融資です。公的機関である住宅金融支援機構(前身は「住宅金融公庫」)が銀行などの金融機関と連携して、長期・低金利・最初から最後まで固定金利の住宅向け融資を提供する仕組みです。

 「住宅向け融資」と表現したのは、フラット35の仕組みや特徴が銀行の住宅ローンとは違うからです。ただし、住宅のためにお金を借りるという点は共通していますので、広い意味で住宅ローンの一種と言えます。

 また、フラット35は、申込者本人、またはその親族が住む新築住宅の建設資金・購入資金、中古住宅の購入資金に利用できる融資で、他者に賃貸する目的の投資用物件には利用できません。

フラット35 全期間固定金利
【参考】フラット35の「全期間固定金利」と変動金利の違い(出所:住宅金融支援機構「フラット35 初めての方へ」

金融機関を介した融資である「代理貸付」

 フラット35は、住宅金融支援機構が定めた条件に合致する住宅ローンを銀行が融資し、今度はその住宅ローンを住宅金融支援機構が銀行から買い取る形式です。この形式を「債権譲渡」といいます。

 したがって、債権譲渡を受ければ、あくまで住宅金融支援機構の貸し付けとなります。たとえば、自宅への担保(抵当権)は、銀行ではなく住宅金融支援機構の抵当権になることからも、フラット35はあくまで住宅金融支援機構が貸し付ける住宅向け融資なのです。

 こうした方法を取るのは、住宅金融支援機構が銀行のような預金や融資といった取り扱いをしていないからです。ちなみに、預金を集め融資することを「金融の仲介機能」と呼び、銀行などを金融機関と呼ぶ根拠になっています。

 フラット35のように、銀行などの金融機関を介する国や公的機関の融資を「代理貸付」と呼びます。 代理貸付として、ほかには日本政策金融公庫の一部事業資金融資、中小企業基盤整備機構、福祉医療機構などがあります。また、個人向け融資である「国の教育ローン」も代理貸付の一種です。

フラット35の具体的な特徴

 フラット35は、具体的にどんな特徴があるのでしょうか。いくつか説明したいと思います。

申し込みから返済まで金融機関が担当

フラット35
金融機関が窓口になる(出所:PIXTA)

 まず、融資の申し込みから審査、契約書類や担保手続きは、金融機関が窓口となり対応します。返済口座の作成、返済が遅れた場合の督促などの返済管理も、同様に金融機関が対応します。

 フラット35の融資審査は、一般に銀行住宅ローンより柔軟とされています。ただし、どんな人でも借り入れ可能というわけではなく、「銀行よりローン審査がやさしい」といったニュアンスです。また、フラット35では融資手数料が必要で、この手数料が銀行の収入となります。

団体信用生命保険の加入は任意

 銀行住宅ローンと同様に、団体信用生命保険に加入するのが原則となっています。ただし、団体信用生命保険への加入は任意なので、健康面に懸念がある人にはメリットがあるケースもあります。これについては後ほど説明します。

対象の住宅に細かい条件がある

  •  融資対象の自宅やマンションには、耐火性、建築方法などに細かい条件があり、条件をクリアしないと、フラット35の融資は受けられません。

  •  

固定金利は一律でない

 適用される固定金利については、建物の性能などでディスカウントされる場合があり一律ではありません。金融機関によっても金利に違いがあります。

 住宅金融支援機構では、フラット35の金利水準を公開しており、取扱金融機関と金利を所在地などから検索できますので、気になる方はチェックしてみてください。住宅金融支援機構「フラット35 最新の金利情報」

【関連記事】>>【毎月更新】フラット35の住宅ローン金利ランキング!手数料、おすすめ銀行を紹介

銀行員はフラット35をどう見ているか?

 では、銀行員は、フラット35をどう見ているのかについてお話しします。ここでは、ローンを借りる側である顧客がメリットに感じるフラット35のポイント3つに対して、ローンを取り扱う「銀行員の目線」で解説していきます。

ポイント1. 「低金利の固定金利が魅力」

フラット35は、なんといっても最初から最後まで固定金利なのが魅力だ(顧客)

 銀行員の目線から申し上げると、確かに低金利で固定金利ですが、現在、銀行でも「全期間固定金利」などの名前でフラット35のような固定金利の住宅ローンが登場していますし、金利もフラット35と銀行住宅ローンでは大差ない水準です。
 
 たとえば、フラット35の金利は1.83%なのに対して、銀行住宅ローンの全期間固定金利でも1.3〜1.7%台になっています(2023年5月時点)。もちろん、それぞれ融資手数料などの条件は異なり、単純にどちらが低金利だとも言えませんが、ほぼ同じくらいの金利だと言えます(銀行金利は筆者調べ)。

ポイント2. 「銀行住宅ローンより審査に通りやすい」

公的な融資だから銀行住宅ローンより審査基準がゆるくて、審査に通りやすいと思う(顧客)


 銀行員から見れば、フラット35の審査はゆるくもないですし、銀行住宅ローンと比較して審査に通りやすいとも思っていません。その代わり、融資の対象になる人の門戸が広いので、銀行住宅ローン審査ではハードルが高くなる個人事業主や転職して間もない人でも審査に通る場合があります。

 その半面、フラット35では、融資対象になる人や購入・新築する家の内容など条件が細かく設定されていて、そこから外れると審査に通らないこともあります。

 つまり、「フラット35は、ローン申し込みの入り口は広いが、決められた道を通れないと審査を通過できず『ダメなものはダメ』とはっきりしている」という表現が妥当だと思います。
 
 銀行住宅ローンでは、審査の基準に不足する人も保証人や担保を追加する(実家をプラスして担保評価を増やす)など、審査に通る交換条件を示してくれる場合もあります。ですが、フラット35は、マニュアルにない取り扱いはしないのが原則で、その点はやはり公的融資がゆえの特徴とも言えます。

ポイント3. 団体信用生命保険に加入しなくてもいい

健康面で団体信用生命保険に加入できないけれど、フラット35なら借り入れOKで助かった(顧客)


 このようにフラット35に関する記事や情報の中には、「フラット35は、団体信用生命保険(団信)に加入しなくてもいいから」といった記載を見受けますが、銀行員としては賛同しにくいです。

 なぜかと言えば、団体信用生命保険に加入していれば、フラット35でも銀行住宅ローンでもローンを借りた人が死亡したときに、原則としてローンの残債は保険で完済されるからです。

フラット35 団信
団信に加入するメリットは大きい(出所:PIXTA)

 ちなみに、私も住宅ローンを借りていて、団体信用生命保険にも加入しています。妻には「死んだら住宅ローンがチャラになって、ローンは消えるけれど、家は残って、いま契約してる生命保険から死亡保険金も入って、しかも邪魔なお父さんもいなくなっていいでしょ?」と伝えてあります。

 実は、これは銀行でお客様に団体信用生命保険を説明するときに私がお話しするフレーズで、お客様からは「なるほど、よくわかります」と言ってもらえます。特に「邪魔なお父さんが」というところはウケます(笑)。

 団体信用生命保険に加入しない場合、残されたお金でローンを返さなくてはならない事実に向き合うことが重要です。中には、「団信に入らなくても、以前加入した別の生命保険があれば大丈夫」と考える人もいるでしょう。万が一の際、その保険金をローン返済に充てることは可能です。ただし、その場合、手元に残るお金が少なくなってしまうデメリットを十分に理解しておくべきです。

 銀行の住宅ローンは、団体信用生命保険への加入は必須で、加入できないと銀行では借り入れできないケースが多いのが事実です。ですから、私も住宅ローンの申し込みをしたお客様で、団体信用生命保険に加入できない人にフラット35の利用を提案したことはあります。

 このように健康面で団体信用生命保険に加入できない人でもローンの借り入れができるというメリットがあるのは否定しません。しかし、その場合も上記のように、死亡したときなどにはどうやってローンを返すのか?をしっかり考えておく必要があります。※参考:住宅金融支援機構ホームページ「フラット35 ご利用条件 団体信用生命保険 

本音は「銀行の住宅ローンを借りてほしい」

 ここまで説明してきたように、フラット35のポイントも、すべてが銀行住宅ローンに勝っているわけではありません。

フラット35は、銀行のローン残高にならない

 なんと言っても、フラット35は代理貸付で銀行住宅ローンではないので、融資を取り扱っても銀行のローン残高にはならず、銀行員のローン獲得実績にも寄与してくれません。という銀行員の本音から、フラット35は「大事な商品だが、注文されなければイチオシの後ろにこっそり置いておきたい」とタイトルにしたのです。
 
 ちなみに、こうした銀行員(銀行)のスタンスは、インターネットの検索でも実感できます。たとえば、「フラット35について自分が取引している銀行で聞いてみよう」と銀行の公式サイトを見ても、フラット35のページにたどり着くには結構苦労するのに、住宅ローンのページはいきなりページ前面に飛び出てくる、といった具合です。

 試しに「フラット35」とネット検索した場合には、銀行公式ページよりも上位に、住宅ローンの比較サイトやフラット35を専門に扱う会社の広告ページがヒットします。一方で「住宅ローン」と検索すれば、こちらは銀行サイトが上位にひしめくといった違いです。

 もちろん、ご自身でいろいろ調べてフラット35にしようと銀行に来たお客様に対し、無理やり住宅ローンを押し付けるような営業はしていません。ですが、「住宅ローンもいいんですよ」と一緒にセールスすることはあり、やはり本音は「住宅ローンを選んでほしい」と銀行員は思っています。

まとめ

 この記事では、銀行におけるフラット35の立ち位置といった内容を、銀行員視点でお話ししてきました。記事を通して、決してフラット35を否定するつもりはなく、銀行住宅ローンの方が優れているとアピールする意図はないことをご理解いただければと思います。

 政府による子育て・少子化対策の一環として、フラット35の金利引き下げが盛り込まれると報道されたように、社会全体を見れば、フラット35は、住宅を手に入れたい人にとってなくてはならないものです。

 その一方で、フラット35を銀行員が取り扱う時には、心の内で「本当はウチの住宅ローンを借りてほしいなあ」と考えながら(少なくとも私は本音でこう感じながら、でもお客様の希望通りに対処しています)応対している、ということは忘れないでください。

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住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.413%
総返済額 3218万円
表面金利
年0.284%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,045円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/12/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
「ペアローン団信」「借入時負担ゼロ型」などが登場!
実質金利(手数料込)
0.512%
総返済額 3271万円
表面金利
年0.375%
手数料(税込)
借入額×2.2%+33000円
保証料
0円
毎月返済額
76,229円
おすすめポイント

①注文住宅なら、分割融資に対応でお得
手数料不要の「借入時負担ゼロ型」は、将来住み替えを考えている人におすすめ
中古物件でもリフォーム資金含めて借り入れが可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 3大メガバンクで安心感あり
  • ネット専用商品は金利が低い
  • 返済期間は変えずに、一定期間返済額を増減額したり、借り入れ期間を延長したりできる「ライフステージ応援プラン」も用意する
  • AI事前診断は、最短1分で借入可能性が分かる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

最近、住宅ローンに「超」がつくほど力を入れています。ネット銀行を上回るような低金利で、取り扱いを店舗からネットへと移行させようとしています。

 

審査は意外と時間がかかり、本審査で1カ月から1カ月半かかってしまうこともあります。本審査を通ってから、融資実行までさらに3週間必要です。合計2カ月程度かかると見ておくと無難でしょう。

 

「AI事前診断」は目新しい仕組みですが、不動産業者がうまく対応できていないケースがあります。例えば「60%〜80%の確率で審査を通るでしょう」などと表示されるのですが、これだと不動産業者が事前審査に通過したと認めてくれないことがあるため今後、みずほ銀行がどう扱っていくのか注目されるところです。

 

審査はやや固い印象です。他に借入金がないか、延滞がないかと厳しくチェックします。

関連記事 みずほ銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
①保証料を一部前払いする方式
事務手数料:33,000円、保証料:融資額×2.06%(借入期間35年)
②保証料を前払いしない方式(金利上乗せ型)
事務手数料:33,000円、保証料:金利+0.2%
③保証料を前払いしない方式(ローン取扱手数料型)
事務手数料:融資額×2.20%+33,000円
④固定金利手数料:11,000円
※新規ご融資時に、固定金利選択方式または全期間固定金利方式を選択する場合にかかります
※変動金利を選択する場合は無料です
保証料
上記を参照
繰上返済手数料(一部)
みずほダイレクト[インターネットバンキング]:無料(1万円以上1億円以内1万円単位)
店頭:33,000 円
繰上返済手数料(全額)
店頭のみ:33,000 円
借入額
50万円以上3億円以内(1万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
(1)本人居住用の土地・住宅の購入、住宅の新築、底地の買取資金
(2)火災保険料、保証会社手数料・保証料、ローン取扱手数料、電子契約手数料、固定金利手数料、仲介手数料、担保関連費用、印紙税、引越費用、修繕積立金、付帯工事費用、管理準備金、水道加入金、リフォーム費用(住宅の購入資金と同時申込の場合)
年収
(給与所得者)
安定した収入がある人
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
安定した収入がある人
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上71歳未満
年齢
(完済時)
81歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:71歳の誕生日まで)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
8大疾病補償プラスがんサポートプラン(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料4,806円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
がん以外の全傷病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、がん・7大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償がんサポートプラン(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料4,474円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
7大疾病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、がん・7大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償プラス(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料1,489円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
全傷病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、8大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料1,156円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
8大疾病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、8大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
がん団信(借入時年齢:46歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、はじめてがんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
大手銀行でも、ネット銀行並みの低金利!
実質金利(手数料込)
0.531%
総返済額 3281万円
表面金利
年0.390%
手数料(税込)
借入額×2.2%+55000円
保証料
0円
毎月返済額
76,426円
おすすめポイント

「団信革命」は要介護まで保障も
②自社商品なら、最大3億円まで借り入れOK!
③【期間限定】WEB完結金利優遇キャンペーン実施中。変動金利が年0.390%~

※変動金利が引き下げ金利を受けられる条件はホームページより確認を。「りそな住宅ローン<超長期(全期間)固定金利型>」の適用金利は、最大金利引下げ時のもの。WEB完結金利優遇キャンペーンは、①~③の条件を満たした方を対象に、変動金利が年0.490%~⇒年0.390%~へ引き下げ
①りそな住宅ローンの事前審査をwebで申込。②りそな住宅ローンマイページで正式審査申込。③りそな住宅ローン電子契約サービスを利用(非対面電子契約、店頭電子契約いずれも可)。※お申込期間2024年11月1日~2025年3月31日まで ※2026年3月31日までのお借り入れに限る ※キャンペーン詳細はりそな銀行の公式サイトをご確認ください。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 大手銀行の一角で、借り換えを中心に住宅ローンの獲得に積極的
  • 一部のローンプラザ支店は休日でも相談可能
  • 独自の長期固定金利商品だでなく、フラット35も提供する充実のラインナップ

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

りそな銀行の住宅ローンは、まず金利設定がかなりチャレンジングです。期間固定金利の場合、固定期間終了後も当初の金利優遇がずっと大きいままなので、金利は低いですね。そのため借り換えをするならメリットが大いにあります。

審査は、厳しくも緩くもないですね。用意する書類に関して厳格で、お客様の属性にもよりますが、必要書類が他の金融機関に比べて提出書類が多く、また、一つ不備があるときっちり揃えるまで何度もやり取りをしなければならず、煩わしいかもしれません。書類の不備があると審査が長びくリスクもあります。

一般に、自営業や会社経営をしている場合は、直近3期分の決算書と確定申告書、役員報酬の源泉徴収票の提出を求められます。りそな銀行では、さらなる書類を求められることもあり、会社の納税証明書の提出が必要となることもあります。そのため審査に時間がかかりがちで、事前審査も本審査もそれぞれ2〜3週間かかることも珍しくなく、融資実行を早めにしたい人は要注意です。

関連記事 りそな銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
【融資手数料型】
融資額×2.2%+5万5000円
【保証料一括前払い型】
融資額×約2.060%(借入期間35年)+5万5000円
【保証料金利上乗せ型】
5万5000円および、金利+0.2%
■フラット35
融資額×1.87%(タイプB ネット)
保証料
■自社商品
上記を参照
■フラット35
0円(100万円以上)
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
インターネット:0円(1万円以上1万円単位)
店頭・テレビ電話:変動金利が5500円、固定金利3.3万円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:変動金利1.1万円、固定金利3.3万円
■フラット35
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:0円
借入額
■自社商品
50万円以上、3億円以下(1万円単位)
■フラット35
100万円以上、8,000万円以内
借入期間
■自社商品
1年以上40年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域
※一部、取扱いできない地域あり
■フラット35
使い道
■自社商品
本人が所有し、本人または家族が住む
住宅の新築・購入資金
マンションの購入資金
住宅の増改築・修繕資金
中古住宅(マンションを含む)の購入資金
住宅用土地(建物建築計画のある場合)の購入資金
住宅取得に伴う諸経費
年収
(給与所得者)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品
1年以上
■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品
3年以上
■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満20歳以上満70歳未満
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
満80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳未満)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
団信革命(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.25%(40歳未満)
金利+0.30%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合。もしくは、所定の身体障害状態・要介護状態に該当した場合、ローン残高が0円
3大疾病保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%(40歳未満)
金利+0.25%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%(40歳未満)
金利+0.20%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア一般団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+年0.15%(35歳未満)
金利+0.25%(35歳以上)
(ぺアローンでお借入れ後、お二人どちらかが死亡や高度障害状態に該当した場合、どちらも住宅ローン残高が0円)※ペア一般団信の上乗せ金利は、2025年9月末までにお借入れされた方限定の優遇金利
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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